日本人の8割が加入する[保険]を全て解約した本当の理由

初めて保険を契約したのは、新社会人として今の会社に入社した年の5月でした。

大学を卒業したばかりの私にその良し悪しの判断ができるわけもなく、親の「あの人なら絶対いい商品を勧めてくれるから信用して大丈夫!」と言われ、よくわからないまま押印したことを今でもなんとなく覚えています。

皆さんは、保険に入ってますか?

私と同じように子育て中の身であれば、

 

  • 生命保険
  • 医療保険
  • 学資保険

 

あたりは加入されている方も多いかもしれませんね。

人によっては、

 

  • がん保険
  • 養老保険
  • ペット保険

 

も絶対必要でしょ! という方もいらっしゃるかもしれません。

ちなみには私は、いずれも加入していません。

 

あやちん
はい、保険ゼロです!

 

正確には加入している保険会社に「解約する」という連絡をし、届いた書類に記名と押印を済ませ、書類を返送する段階にいます。

 

今回の記事は、保険にひとつも加入してなくて大丈夫?と思われたあなたにこそ、読んでほしいと思っています。

 

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保険の始まりはギャンブルだった

保険の始まりはギャンブルだった

皆さんは保険の成り立ちをご存知ですか?

こんな話があります。

 

17世紀末のロンドンのロイズコーヒー店。

そこに集まった人たちは他人の死を賭け事の対象として興じていました。

(中略)

保険発祥の地と言われる英国のロイズコーヒー店には、自分の船や積み荷に保険をかける人たちが多く集まっていました。

しかしその一方で、船が沈没せず、海賊に襲われず、無事に帰港すれば一攫千金の大儲けができることを知り、(自分のものでない)他人の船に保険をかける人たちも大勢いたのです。

 

保険はギャンブルだった、これを知った私は衝撃を覚えました。

私はギャンブルには興味がありません。

その私が保険というギャンブルにどっぷり浸かっているということに気づかされたフレーズだったからです。

 

両@学長
お金の損得だけの話をすれば、たいていの保険はいりません。なのに、保険料を払いすぎて生活が大変だというご家庭が多いのは気になりますね。

 

あやちん
学長、ぜひ我が家の保険内容を見て、アドバイスお願いします!

 

その保険、本当に必要ですか?

その保険、本当に必要ですか?

保険には3つのタイプがあります。

 

  1. 生命保険
  2. 損害保険
  3. その他保険(医療保険、がん保険、介護保険など)

 

多くの方が何かしらに加入しているのではないでしょうか。

というわけで、我が家の生命保険・その他保険の構成を公開します。

 

▼あやちん家の保険構成
国民健康保険社会保険
変額保険終身型変額保険終身型
変額保険終身型(ドル建て)長割り終身保険
医療保険医療保険
がん保険がん保険
学資保険(払込済)
都民共済

 

毎月の保険料は夫で5万円、妻で3万3千円。

つまり、毎月8万円もの金額を保険料として支払っていました。

 

そんなとき、学長からこんな一言が。

 

両@学長
保険フルパックですね(笑)。こういう人、多いんですよ。でも、その8万円を投資に回したらどうでしょう? そもそも保険と投資、保険と貯蓄はそれぞれ別物です。

 

あやちん
私は貯蓄、教育資金を保険で賄おうとしていたというのがよく表れていますね。改めて何も考えていなかったのだな……と反省です。

 

というわけで、緊急企画やっちゃいます。

 

保険 vs 投資、本当にお金が増えるのはどっち?

まずは、実際に夫が変額保険終身型を契約する前に先方からもらった保険設計表をご覧ください。

 

保険の場合

▼試算条件

  • 加入開始は39歳~10年間
  • 死亡保険金 1,000万円
  • 月払 19,430円

 

年齢年度保険料累計
(万円)
解約返戻金
(0%)
解約返戻金
(3.5%)
解約返戻金
(7.0%)
3923
4046
4169333639
4293525762
43116707886
4413988100112
45163107122139
46186125145168
47209143168199
4810233160192231

 

10年間で支払う保険料は233万円ですが、この間にもし解約した場合に手元に戻ってくる予定の金額(解約返戻金)は、運用実績が7%だったとしても元本割れすることがおわかりいただけると思います。

 

233万円支払ったにも関わらず、解約時に返金されるのは160万円(0%)、192万円(3.5%)、231万円(7%)です。

ただし、この間夫にもしものことがあれば、保険金1,000万円を受け取ることができます。

 

しかしながら、40歳から50歳までの間に死亡する確率は女性の場合0.9%・男性の場合1.6%です。
厚生労働省:平成27年簡易生命表より)

 

あやちん
つまり、私は確率1.6%で1,000万円もらえるというギャンブルに賭けていたことになります。

 

ではここで、契約していた保険会社の公式サイトに公開されていた、直近の利率をご紹介します。

 

直近の利率
2018年3月末時点の利率は2.66%

 

今解約したら元本割れ確定です。

 

保険で10年間積立をした場合のまとめ

233万円の支払いに対し、元本割れする結果となった。

なお、この間に夫が死亡した場合には利率に関係なく一律1,000万円の死亡保険金がもらえるが、その可能性は1.6%と考慮するほどではない数字であり、極めてギャンブル性の高い保険に加入してたことがわかった。

 

では、同じ条件で投資信託を使って積立投資した場合を見てみましょう。

 

積立投資の場合

▼試算条件

  • 積立金は保険料と同じ19,430円
  • 積立期間は保険加入期間と同じ10年間
  • 利率は6%で計算

 

保険の掛け金を積立投資にまわした場合

 

233万円の支払いに対し、318万4176円まで資産が増えます!

 

保険で運用した場合は死亡時に1,000万円が支給されるものの、現在の利率では解約返戻金は元本割れ確定という状態です。

しかし、同じ金額を積立投信に回せば85万円以上資産を増やすことができます。

 

もちろん、その間夫に何かあったとしても保険のように大金が振り込まれることはありませんので、そこはリスクを取る必要があります。

 

しかし、何度もお話しているとおり、そうなる確率はたった0.9~1.6%です。
この0.9~1.6%のために毎月お金を使うのだったら、その分投資に回した方がはるかにリターンが大きいんですよね。

また、今回は10年という期間で試算していますが、期間が20年、30年と長くなればなるほど、この差はより大きくなっていきます。

 

私はこのことがきちんと理解できていないまま、毎月保険にかなりの額をつぎ込んでしまいました。

 

積立投信で10年間運用した場合のまとめ
10年間で233万円の支払いに対し、受け取れる金額は約318万円超(利率6%で運用した場合)。
死亡率0.9~1.6%という当たる確率が低いギャンブルのためにお金をつぎ込むことなく、順調に資産を増やすことができる。

 

あやちん

最終的な結論は、「夫が10年以内に死亡しない限り(死亡率は1.6%なので限りなく低い)、積立投信で運用した方がお金が増える」となりました!

 

我が家が加入していた保険は、投資信託と掛け捨ての保険が合わさった変動型の終身保険でした。

保険の中でも高額商品を選んでしまったがために、私自身、今回の試算結果にショックを受けたのは言うまでもありません。

 

ただ、「そうは言っても、その10年の間に死んだ場合はどうするの?」とお考えの方は、私のように変動型の終身保険を選ぶのではなく、掛け捨てのものを選ぶことを強くおすすめします。

 

掛け捨て保険の掛け金について

 

たとえば上の画像にあるSBI生命のクリック定期であれば、月々の保険料は1,730円で済みます

年間20,760円支払いで、契約期間である10年の間に夫が死亡するようなことがあった場合、1,000万円の保険金を受け取ることも可能です。

この場合、10年間の支払総額は207,600円となります。

 

あやちん
我が家は契約していた変額保険終身型に233万円を支払いましたが、掛け捨て保険と比べてケタが1つ違うのは、さすがにショックが大きいです……

 

両@学長
保険を利用するのであれば、まずはこの支出を止めて、20万円を掛け捨て保険に回せば十分です。残りの213万円は投資に回していきましょう!

 

医療保険、がん保険の正しい考え方

では続いて、病気のリスクについて考えみましょう。

 

日本人の死亡原因の1位はがんです。

がんは、日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡していると言われています。

ここだけ聞くと「じゃあ、がん保険に加入して備えなきゃ」となってしまいがちですが、それは時期尚早。

 

では、「2人に1人がガンになる」のはいったいいつだろうか?
現在30歳の人なら、男性は50年後の80歳で42%、女性は50年後の80歳から天寿を全うするまでの間の46%である。

 

上記引用元にもあるように、2人に1人が罹患するという状態になるのは、80歳以上になってからの話なのです。

その年代になってくると、がんではなく別の病気によって命を落とすことだって大いに考えられます。

がん保険は、若いうちに加入したほうがコストパフォーマンスが高いのは事実ですが、何十年も先のことを考えて、50%の確率で掛け捨てになってしまうものにお金をかけていいのかどうかは慎重に判断する必要があります。

 

学長からのアドバイス

ちょっと想像してみましょう。

もし、あなたががんを患った場合「がん保険に入ってるから安心」と思えますか?

多くの方が、お金のことよりもこれから自分はどうなってしまうんだろうという体のことを心配するはずです。


がん保険に入って得られるものはお金だけ。


もし保険に加入することで「がんが治る」のであれば、絶対に入るべきですが、実際はそうではありません。

がんは保険の加入・非加入に関係なく、お金を払ってしっかりと治療することで治る、というのが正しい認識なのです。


必要なのは「がん保険」ではなく「治療費が払えるだけのお金」です。

 

生命保険の正しい考え方

先ほど、がん保険をかけるよりも、がんを患った場合にしっかり治療できるようにお金を増やそうという話をしました。


この考え方は生命保険、医療保険でも同じです。

残念ながら、生命・医療保険に加入しただけでは病気を治すことはできません。

そのために、毎月の生活費を削って苦しい思いをしながら死後のためにお金を残すことに意味があるのでしょうか?

 

  • 保険に使っていた費用は投資に回す
  • 保険に使っていたお金の一部で月に1回は家族で普段よりちょっと豪華な食事を楽しむ

 

「死後」に目を向けるよりも、少し自由になるお金を作って、「今」の楽しみにも目を向けてみませんか?

 

両@学長
保険には毎月2~3万かけてる人が多いですが、利回りが悪すぎるんですよね。であれば、そのうち2万円を投資に、1万円をご褒美として自分や家族と使う。そんな使い方の方が、ストレスがなく健康に生きられると思います。

 

それでもやはりいざという時のための備えが欲しいということであれば、低額な掛け捨てのものを選ぶようにしましょう。


貯蓄型の保険ははっきり言って不要です。

 

どうせなら、これまでの保険代の一部を投資に回しませんか?

投資は成績によって現金化しづらい時期はあるものの、保険のように途中で解約したら100%損するということはありません。

また、支払いが苦しい時期は投資をいったんストップさせることも可能です。

積立投資の場合は正直あまり止めない方がいいのですが、今回の私のように保険を途中で解約し、結果的にこれまで使ってきたお金をドブに捨てるよりはるかにマシです。

 

 

▼保険費用を削減して、お金のなる木を手に入れよう

私が選んだ道は【全解約】

 

これまで家計の中で占める割合が大きかった我が家の保険。

今回のことをきっかけに、一旦全てを解約することに決めました。

 

そして、保険代として使っていた83,000円を積立投資で10年間運用した場合の数字をさっそくシミュレーション。

 

保険解約で浮いたお金を積立投資にまわした場合

 

1,360万円以上のお金が手元に入ってくるという結果になり、驚きです。

 

損害保険は解約したらいけません

 

ここまで、我が家の保険事情と保険に関する知識として多くの保険は不要であるというお話をしてきました。

ただしその一方で、解約してはいけない保険というものも存在します。

 

それが損害保険です。

損害保険の中には、住宅購入時の火災保険、自動車購入時の自動車保険が含まれます。

これらは生命保険とは切り離して考え、しっかりと加入しておきましょう。

 

ただし、加入しっぱなしで放置はNG。

適宜見直しをし、費用はなるべく安く抑えたいですね。

車の保険についてはまた回を改めてお話しする予定ですので、どうぞお楽しみに。

図解:不要な保険を解約!正しい保険の見直し方

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まとめ

生命保険文化センターの平成28年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は男女とも多く、男性では80.6%、女性では81.3%となっています。

前回(平成25年度)の調査より男性は0.3ポイント、女性は0.6ポイント減少しています。

また、性・年齢別に生命保険加入率をみると、男女とも40~50歳代で高くなっています。

 

今回のお話は、保険加入率が80%を超える日本において少しショッキングな内容だったかもしれません。

 

しかし、かつての私のように「よくわからないからとりあえずかけておく」「保険に入っていればなんとなく安心」というのは、やはり考え物です。

 

必要なものを必要なだけ。

 

もしそこにお金をかけるのであれば、保険とお金の仕組みをしっかりと理解し、納得してからにしましょう。

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