こんにちは、こぱんです!
リベ大では人生を豊かにする「お金にまつわる5つの力」を紹介しています。
▼図解で簡単に分かる5つの力について
その中の1つである「稼ぐ力」を磨くためには、起業・独立・副業など様々な手段があります。
ただ人によっては、会社員としての立場で稼ぐ力を磨くために転職を考えている人もいるでしょう。
1万人以上の採用面接経験があり、周りに転職成功者も多い学長も、効果的な年収アップ戦略として「軸ずらし転職」をおすすめしています。
「軸ずらし転職」とは、有名な兼業サラリーマンであるmotoさんが書籍を通して提唱した言葉です。
最近では、「軸ずらし転職」をピンポイントで紹介する書籍もあります。
リベ大も「軸ずらし」という考え方は年収アップの新常識になると考えています。
だからこそ会社員なら、誰もが知っておくべきでしょう。
そこで今回は、「軸ずらし転職」に関して以下の3つのことを解説します。
- 「軸ずらし転職」とは?
- 「軸ずらし転職」の2つのメリット
- 「軸ずらし転職」に向いていない3つのパターン
目次
解説動画:【転職術の新常識】年収アップの基本戦略「軸ずらし転職」について解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
「軸ずらし転職」とは?
みなさんは、年収はどんな要素で決まるのか知っていますか?
年収の基本は職種と業界の組み合わせで決まります。
つまり「職種」「業界」が、年収を決める上での大切な基本要素と言えます。
「軸ずらし転職」とは以下のように、「職種、業界のどちらか一方だけをズラしていく戦略」のことです。
- 同じ「職種」のまま、「業界」だけ変える
- 同じ「業界」のまま、「職種」だけ変える
さらに以下の重要な3つの要素によって、最終的な年収が決まります。
- 年齢
- 会社の規模(大企業、中小企業)
- 役職(役員、管理職、ヒラ社員)
- 1社目:営業職として小売業界でキャリアをスタート
- 1社目→2社目:営業職のまま、年収の良いメーカーに転職
- 2社目:社内異動でマーケティング職になって実績を積む
- 2社目→3社目:マーケティング職のまま、年収の良いIT企業へ転職
- 3社目→4社目:その後、IT業界の企画職に転職
自分の「強みや経験」を職種、業界のどちらかに残しながら、活躍の場をズラしていくわけです。
職種:個人の仕事内容の種類
- 営業
- 事務・管理
- 企画・マーケティング
- 専門職(士業、コンサルとか)
- エンジニア
業界:同じ産業、事業に関係する人々の社会
- 製造業(メーカー)
- 小売
- サービス
- 金融
- マスコミ
- ソフトウェア・通信
稼げない「職種」では、いくら頑張っても稼げない
稼げない「業界」では、いくら頑張っても稼げない
リベ大も「義務教育でも教えるべき」と感じているほど重要な事実なので、しっかり認識しておきましょう。
稼げない職種・業界で「もっと稼ごう!」と頑張ることは、水着で浮き輪を持って山を歩き回るようなものです。
楽しく泳げる場所も見つからず、絶対に満足することもできません。
だからこそ、「稼げる職種・稼げる業界」という基本をおさえて、以下を考えることが大切です。
- どうやって自分のやりたいことをやっていくのか?
- 会社にどのような価値を提供し、高い報酬を得るのか?
「軸ずらし転職」の2つのメリット
1番簡単な転職は「同職種×同業界への転職」であり、年収が下がっても良いならとても楽な方法です。
そのため、転職エージェントに「軸ずらし転職」を相談すると、以下のように言われる可能性があります。
「未経験の職種だから、無理です」
「未経験の業界だから、無理です」
しかし、「軸ずらし転職」へのチャレンジには、2つのメリットがあるとリベ大は考えています。
- 年収アップが狙える
- 生存力が高まる
年収アップが狙える
繰り返しになりますが、年収は「職種×業界」によって大きく左右されます。
言い方を変えれば、高い報酬が得られる職種、業界に行くことで、年収は確実に上がります。
高い年収を求めるということは、「自分が勤め先にどれだけ高い価値を与えられるのか?」を真剣に考えるということです。
報酬に見合う人材になるために努力する、という姿勢はとても前向きで良いことです。
実際に学長の回りでも、以下のように「軸ずらし転職」で成功した人達がたくさんいます。
- 経理職を軸として、業界を変えて年収80万アップ
- 営業職を軸として、業界を変えて年収100万アップ
- 金融業界を軸として、職種を変えて年収50万アップ
完全未経験の転職ではなく「軸足」を1つ残した転職だからこそ、過去の経験・実績をしっかり活かせます。
その上で、新しいチャレンジもできるので、年収アップに繋がりやすくなります。
生存力が高まる
VUCA(ブーカ)とは次の4つの言葉の頭文字をとったものです
- Volatility(ボラティリティ):変動性
- Uncertainty(アンサートゥンティ):不確実性
- Complexity(コンプレクシティ):複雑性
- Ambiguity(アンビギュイティ):曖昧性
「超重要キーワード」であるVUCAを一言でいえば、「予想できない現代の環境」です。
VUCAという言葉は、1990年代に冷戦が終結した直後のアメリカで生まれました。
国際社会が複雑になりすぎて、「世界がどうなるか分からない」という状況の中で生み出された軍事用語です。
例えば、GAFAM5社の時価総額が日本の上場2,170社の時価総額を超えるとは、誰も想像できませんでした。
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また、経団連の会長やトヨタ自動車の社長が「終身雇用の維持は不可能」と発言したことも、少し前までは考えられませんでした。
経団連の中西会長は、企業が今後「終身雇用」を続けていくのは難しいと述べ、雇用システムを変えていく方向性を示した。
このような流れで、VUCAという言葉はビジネスの世界で自然と使われるようになりました。
なぜならVUCAの世の中では、以下のようなことを予想することができないからです
- 10年後、どんな業界が残るか?
- 10年後、どんな職種が残るか?
- 10年後、どんな企業が残るか?
だからこそ長期的ではなく、いま自分がやってみたいことや人気があることを選択し、ベストな結果を求めるしかありません。
つまり「ミーハーと言われるぐらいのノリ」がちょうど良い、とも言えるでしょう。
そもそも、「高い報酬を出せる」という事実には、以下のような理由があります。
- 高い報酬を出せる職種:付加価値が高く需要の多い、有望職種
- 高い報酬を出せる業界:収益性・成長性が高く強い業界
「軸ずらし転職」は片足を自分のフィールドに残したまま、もう片足を次のフィールドに移すということです。
つまり、とても「適者生存」的で有効な方法だといえるでしょう。
適者生存(てきしゃせいぞん)とは「生物は環境に最も適したものが生き残り、適していないものは滅びる」という考え方。最適者生存(さいてきしゃせいぞん)とも呼ばれる。
日本では新卒で入社した会社に在籍し続ける人が多くいますが、1社でしか勤めたことのない人の実力が以下のどちらかなのか簡単には判断できません。
「その人の実力なのか?」
「会社の実力なのか?」
リベ大でも以前「転職“未”経験者の評価が低くなる3つの理由」について、下記の動画で解説しました。
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仮に「軸ずらし転職」によって、様々な職種・業界を経て成果を残してきた人がいるとしましょう。
すると、「どこに行っても成果の出せる人」という最高のブランディングができます。
この状態になると、「何歳でも、どこに行っても」の言葉通り、どこでもやっていけます。
「軸ずらし転職」に向いていない3つのパターン
魅力に感じる「軸ずらし転職」ですが、実際には向いていない3つのパターンがあります。
②会社・職場への忠誠心が高い一途な人
③会社では給料がもらえれば良いと割り切っている人
パターン①:特定職種×特定業界でスペシャリストになりたい人
特定職種×特定業界でスペシャリストになりたい人とは、以下のような人達のことです。
- 記者×マスコミを極めたい
- プログラマ×ゲーム業界で極めたい
- 営業×不動産業界で極めたい
こういう人は年収にこだわり過ぎず、自分の好きな職種×業界で実力を磨く方が満足度が高くなるでしょう。
はっきりとしている「自分の好き・得意」を深堀りした方が、良い仕事につながります。
パターン②:会社・職場への忠誠心が高い一途な人
2つ目のパターンは職種・業界ではなく、今の会社や人間関係に対する思い入れが強い人で、例えば以下のような人達です。
- お世話になった社長に最後までついていきたい
- 今の仲間達と、どこまでも頑張っていきたい
- 今の会社のサービスが最高だからこそ、もっと広めたい
忠誠心が高く、職場内で信頼残高を高め続けていける人は、今の陣地内で旗を立てた方が良いでしょう。
パターン③:会社では給料がもらえれば良いと割り切っている人
最後のパターンは、会社は給料をもらうところと割り切っている人です。
そもそも「軸ずらし転職」は、得意な「軸足」を残したまま、新たな一歩を踏み出す以下のような戦略です。
- 今の職種に関して、経験・実績がある
- 今の業界に関して、知識・理解がある
今の会社に居続けて身分を守っていた方が、外の世界に出るより安全かもしれません。
まとめ:求められるスキルに対応できる力を磨こう
motoさんが提唱している「軸ずらし転職」は、今後の年収アップ・転職戦略の新常識になるでしょう。
「軸ずらし転職」は、年収の基本を決める「職種×業界」の組み合わせを、以下のように片方ズラして年収アップを狙う戦略です。
- 今の職種のまま、業界を変える
- 今の業界のまま、職種を変える
これまでの実績、経験はそのままに、より年収の高い職種・業界にシフトしていけるため、効率的に収入をあげられます。
今はVUCAの時代、つまり「未来の読めない時代」です。
以下のような高い報酬を出せる「職種×業界」に乗り換え続けることは、とても優れた戦略だといえます。
- 高い報酬を出せる職種:付加価値が高く需要の多い、有望職種
- 高い報酬を出せる業界:収益性・成長性が高く強い業界
一方で、「軸ずらし転職」に向いていない、以下の3つのパターンも存在します。
②会社・職場への忠誠心が高い一途な人
③会社からは給料さえもらえれば良いと割り切っている人
狭い分野のスペシャリストになりたいわけではない
今の会社で一生勤めたいわけではない
会社で、ただ給料をもらいたいわけではない
ちなみに、みなさんが「軸ずらし転職」の可能性を知るためには、信頼できる転職エージェントの活用をおすすめします。
頭で考えたり、ネットで調べるのではなく、実際の求人情報を紹介してもらうことで明確な選択肢が分かります。
まずは、以下のように自分の希望を伝えて、どんな情報・アドバイスがもらえるのかを確認しましょう。
「今の職種のまま、年収の高い業界に行きたい」
「今の業界の中で、別な職種をやってみたい」
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多くの人にとって、自分の「稼ぐ力」は資産形成の根幹となります。
たった一度しかない人生ですから、自分のキャリアを真剣に考えて、「経済的に豊かな生活」への一歩を踏み出してください。
以上、こぱんでした!
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