
リベ大両学長は、日々のYouTubeライブやリベシティの中で「お金のノウハウ」を発信しています。
今回の「お金の講義」ではその中から、時事ネタやトレンドではないものの、長い間ずっと使えるお金の知識をお伝えします。
1テーマずつ簡潔に学べるので、日々の学長の発信を追う時間がない人にもピッタリです。
なおトレンド性のある情報は、毎月の「お金のニュース」でお伝えしています。
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目次
解説動画:【今すぐ使える】学長がお届け!「お金の講義」2025年4月総集編
このブログの内容は、以下の動画でも解説しています!
【2025年 ④】お金の講義
講義1:育休給付金 パワーアップ!

今回のテーマは「新しくなった育休給付金」です。
「自分は対象になるのかな?」
「何か知っておくべきことはあるかな?」
など、気になる人も多いはずなので、この機会にしっかりチェックしてください。
出産前後に受け取れる3大給付金は以下の通りです。
① 出産育児一時金
→ 出産費用として約50万円が支給される
② 出産手当金
→ 産前6週 + 産後8週まで、給料の3分の2程度が支給される
③ 育児休業給付金
→ 育休開始から180日目までは給料の67%、181日目以降は給料の50%が支給される
この新たな上乗せ給付は「出生後休業支援給付金」という名前です。
給付金の上にさらに給付金を上乗せする“お金マシマシ丼”のような制度と考えてください。
出生後休業支援給付金は、条件をクリアすれば育休給付金と合わせて給料の80%相当が支給される制度です。
「給料の80%」と聞くと少なく感じるかもしれませんが、給付金は非課税で、育休中は社会保険料が免除されることを考えると、手取りベースではほぼ給料の100%になります。
- A:子育て世帯へのねぎらい
- B:物価高対策
- C:女性育休の推進
- D:男性育休の推進
D:男性育休の推進
出生後休業支援給付金の目的は、男性の育休取得を増やすことです。
(参考:厚生労働省「2025年4月から「出生後休業支援給付金」「育児時短就業給付金」が始まります」)
女性の育休取得はかなりスタンダードになっていますが、男性の育休取得率はまだ約3割程度です。
政府は男性の育休取得率を、
- 2025年までに50%
- 2030年までに85%
まで引き上げたいと考えています。

(出典:内閣府「男女共同参画白書 令和5年版3節」)
出生後休業支援給付金は、収入面の不安をサポートし、男性の育休取得を後押しするための制度というワケです。
以下の厚生労働省の資料をご覧ください。

(出典:厚生労働省「男性の育児休暇やテレワークなど 多様な働き方の定着促進について」)
上記グラフは、夫の休日の家事・育児時間別にみた第2子以降の出生割合を示しています。
夫の家事・育児時間が長いほど、第2子以降の出生率が高くなるという傾向が分かります。
- 育休取得後の男性は、その後も家事・育児に積極的になる
- 男性の家事・育児時間が夫婦の愛情にも影響する
ちなみに出産後のママの身体は、全治1〜2カ月の交通事故に遭ったような状態とも言われます。
産後うつのリスクが高まるのも出産直後〜3カ月程度とされているため、パパには「ママの心身のケア」という大切な役割もあります。
しかしこれまでは、「ママの育休中に、パパの収入も減ったら家計が大変だよ!」という切実な声がありました。
そのような声に応えるために登場したのが、今回の新しい給付金というワケです。
- パパ:子どもが生まれて8週間以内に、14日以上の育休を取得
- ママ:産後休業後、8週間以内に14日以上の育休を取得
要は、夫婦ともに14日以上育休を取れば、それぞれが給付金を受け取れます。
少しややこしいですが、下図の濃い赤の部分で、出生後休業支援給付金が上乗せされるイメージです。

(出典:厚生労働省「2025年4月から「出生後休業支援給付金 」を創設します」)
原則パパとママが共に14日以上育休を取ることが条件ですが、以下のようなケースでは、本人のみの育休取得でも要件を満たします。
- 配偶者が産後休業中
- 配偶者が自営業やフリーランス
- 配偶者が無業者
講義2:おすすめ副業「オンライン秘書」「LINE構築」

リベ大では、「おすすめ副業」として以下のものを紹介しています。
- ① せどり
- ② アフィリエイトブログ
- ③ Webライティング
- ④ オンライン秘書
- ⑤ Webデザイン
- ⑥ プログラミング
- ⑦ LINE構築
- ⑧ 動画編集
- ⑨ YouTube
- ⑩ ライバー
- ⑪ SNS/SNS運用代行
- ⑫ デジタルコンテンツ販売
- ⑬ ハンドメイド
- ⑭ スキル販売
- ⑮ コンサルティング
- 番外編①:Webマーケティング
今回は上記おすすめ副業の中から、比較的新しく追加された「オンライン秘書」「LINE構築」について詳しく解説していきます。
オンライン秘書
スケジュール管理・文書作成・予約代行・商品やお店のリサーチなど、オンライン秘書の業務は千差万別です。
オンライン秘書の魅力には、以下の点が挙げられます。
- 初期費用がかからない(パソコンがあればできる)
- インターネットを使う仕事なので地域に縛られない
- 尖った武器(スキル)がなくても仕事を見つけられる
- まとまった時間が取れない人でも、細切れの時間を有効活用できる
ITが苦手な経営者のちょっとしたお手伝いも、立派なオンライン秘書の業務になります。
他の副業で挫折した人も、そこで培った知識を生かすことができるのもオンライン秘書の特徴です。
例えば、以下のようなイメージです。
- Webライティングをしていた人は、文書作成業務をスムーズにこなせる
- せどりをしていた人は、高いリサーチ力で、より良い商品や店を見つけられる
秘書検定の資格がなくてもオンライン秘書の仕事は問題なくできます。
問題ありません。他の仕事では体力面の問題で50代では難しいケースもありますが、オンライン秘書に関しては豊富な経験がメリットになることも少なくありません。
仕事の取り方にはいろいろな方法があります。知り合い経由・SNS経由で仕事をもらったり、組織に属したりするなど、得意な方法で仕事を獲得しましょう。
そんな人は、ぜひリベシティの「オンライン秘書チャット」に参加してください。
オンライン秘書チャットは、
「オンライン秘書をやってます!」
「これからオンライン秘書になりたいです!」
という人たちが情報交換や経験を共有する場所なので、質問などを通じて有益な情報が得られるでしょう。
またリベ大にも、フリーランス・経営者の時間を創るサービスとして、「リベ大オンライン秘書」というオンラインサービスがあります
経営者や個人事業主で業務効率化を図りたい人は、ぜひこちらのサービスも検討してみてください。
LINE構築
公式LINEに登録すると、
- LINEのメニューから予約画面に飛べる
- お店からお知らせが送られてくる
- スタンプがもらえる
というように、いろいろな事ができるようになります。
このようなLINE上の仕組みを作り上げるのが、LINE構築です。
またLINE構築(公式LINEの作成)は、一般的にお店の業務効率化や集客力アップを目的にするため、お店側もお金を出しやすいという特徴があります。
1件あたり20万円〜30万円の単価がもらえるケースも少なくありません。
個人で店舗などに営業する、知り合いから仕事をもらう、LINE構築の仕事をしている人から仕事を振ってもらうといった方法が一般的です。
リベシティの中には、LINE構築に特化したチャットもあるので、参考にしてください。
契約形態によります。初期作成費用と運用(保守)費用を別で設定するのが一般的です。
スペック的に問題ありません。
講義3:本物のメンター 見分け方

以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
※元図解:リベ大インスタグラム
▼図解:稼ぎ方スクールは不要!
▼図解:良い師匠の見分け方
リベ大で「稼ぐ力」がテーマになる時、必ず次のような質問が出てきます。
「40万円のせどり塾に入ろうか悩んでいます。入った方が良いですか?」
「SNSでDMが来ました。稼ぎ方を教えてくれる師匠を紹介してくれるそうですが、会った方が良いですか?」
「月額制のインスタスクールで月50万円稼げたという人がいました。私も入った方が良いですか?」
「稼ぎ方を教えてくれるデザインスクールの入会金が60万円です。コレってどうでしょうか?」
リベ大では何度もお伝えしていますが、稼ぎ方を学ぶために、高額なスクールやコンサルは必要ありません。
ブログ・せどり・SNS・ライター・Webデザイン・投資など、商品はいろいろありますが、「お金を払えば稼げるようになる」という考え方は大間違いです。
この前提を踏まえた上で、次の質問に回答します。
メンターはいた方が良い
スポーツの世界では、一流の選手には一流のコーチがついています。
また音楽や芸術でも、良い師匠についた方が上達は早いものです。
だからこそ、ビジネス(稼ぐ力)においても、メンターがいた方が良いワケです。
ただし大事な前提として、「良い指導者についてもらうなら」という部分は押さえてください。
何かを習おうと思った時、お金を払って学びに行こうとするのは自然な感覚ですが、それが通用しないのが「稼ぎ方を教えます界隈」です。
この界隈では、悪質な業者が高額な情報商材や中身の薄いコンサルを売ってきます。
- 簡単に稼げる!
- 短期間で高収入!
- 私に習えば誰でも稼げる!
- 成果保証、返金保証あり!
一見魅力的に見えますが、実態は価値の低い情報や曖昧な指導を提供するだけで、結果を保証しないまま高額な料金を請求してくるだけです。
特に初心者や経験の浅い人が狙われがちなので、しっかり注意してください。
高額スクールや塾を販売する人は、大きく次の2パターンに分かれます。
- 最初から騙す気満々の業者
- 一時は稼げていたものの、稼げなくなり高額スクールを販売し始めた人
2の人(業者)は、元々良い情報を発信していることもあり、騙される人も少なくありません。
稼ぐ力は1〜2カ月で身につくものではなく、その人の能力に左右されたり、運も関係したりします。
本当に相手の成功を願うメンターほど、このような不確実なことに高額な料金は求めません。
ましてや自分自身がすでに稼げているのであれば、「お金をもらって稼ぎ方を教える」のは、以下のような理由から成立しません。
- 仕事と考えると、人に教えることは労力に見合わない
- 信頼を失うリスクの方が高い
- 友人や家族からお金をもらうのは難しい
- 自分で稼いだほうがずっと早い
もし皆さんの元に「稼ぎ方を有料で教えるよ!」という人が現れたら、怪しい人(業者)だと疑いましょう。
皆さんの中には、「リベ大は、価値あるものにはお金を払うべきと言ってなかった?」と思った人もいるはずです。
それは真理です。ただし、「お金を払ってお金の稼ぎ方を学ぶこと」に関しては当てはまりません。
「お金を払えば、稼ぎ方を教えてあげますよ〜」と言って近づいて来る人は、ほぼ偽物だと考えてください。
本物のビジネスメンターの多くは、善意で教えてくれます。
要は、「お金以外で交換を成立させる」ワケです。
ここでは、お金以外で交換を成立させる方法をいくつか紹介します。
メンターのビジネスを手伝うなど、自分の時間や労力を対価として提供し、学びを得る方法です。
- 飲みに誘われたらいつでも付き合う
- 言われたことは素直に実行する
など、できることを何でもする方法です。
古典的な考えかもしれませんが、人間関係の大きさを考えると、有用と言えるでしょう。
できること全部を頑張ってやろうとしてくれる相手には、何かしてあげたくなるのが人間です。
直接メンターに相手にしてもらえなさそうな時は、紹介者の力を借りるのも1つの方法です。
当然、人からの紹介を得るには、自分が紹介に値する人間になる必要があります。
難しい方法ですが、相手が必要としているネットワークや知識を提供できる場合などはチャンスです。
ただし、ズレた提案をすると煙たがられるだけなので注意しましょう。
両学長自身も昔、ビジネスの事や不動産投資の事を教えてもらった際、1円も払ったことはないそうです。
メンターをどこで探したら良いか分からない人は、リベ大のオンラインコミュニティ「リベシティ」を活用してください。
リベシティでは情報商材業者やネットワークビジネスの業者、高額塾などはお断りしているため、「お金を払って稼ぎ方を教える人」は原則いません。
もちろんリベシティに限らず、自分が「この人だ」と思える人から学ぶのが一番です。
少なくとも高額な料金を支払わなければ、失敗しても大きな傷にはなりません。
稼ぐ力を鍛える過程は時間もかかり、たくさんの失敗・挫折もするでしょう。
そんな挫折しそうな時、甘い言葉や誘惑が飛び込んできますが、惑わされてはいけません。
その上で、良いメンターがいれば成長も早く、成功確率も上がります。
良い人に出会えた時にサポートしてもらえるよう、愛される人間力も磨いていきましょう。
講義4:有給休暇の「買い取り」は違法?

以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
※元図解:リベ大インスタグラム
▼図解:有給休暇 買い取れる?
有給休暇制度というのは、好きな日を指定して労働義務を消滅させられる労働者の大切な権利です。
しかし、毎年付与されるものの、
- 仕事が忙しくてなかなか使えない
- いざという時のために、なるべく使わずに貯めている
という人もいるでしょう。
実は有給休暇は付与された日から2年で時効消滅します。
「使いきれない分、会社に買い取ってもらえないかな?」
「有給休暇の買い取りって違法になるの?」
今回はこの疑問について、クイズ形式も入れながら解説していきます。
有給休暇は、労働者の心身をリフレッシュさせることを目的とした制度です。
入社後6カ月目から、その後1年ごとのタイミングで、勤続年数に応じた日数が付与されます。
有給休暇は会社の福利厚生的な制度ではなく、法律による「一定の要件を満たした労働者全員に与えられる制度」です。
ちなみに労働者の「一定の要件」は、以下の通りです。
- 週1日以上のペースで勤務
- 出勤率が8割以上
上記の条件に当てはまれば、パート・アルバイトの人にも有給休暇が付与されます。
--
「この有給、買い取ってくださいよ~。どんどん消滅しちゃって、あんまりですよ!」
-
これに対して会社は、
-
「確かに可哀想だな。仕方ない、買い取ってやるか」と承諾。
-
さて、上記は「A:違法」or「B:合法」どちらでしょうか?
A:違法
有給休暇の買い取り行為は、原則違法となります。
会社は本来労働者に対して、毎年決まった日数の有給休暇を付与し、きちんと消化させる義務があります。
しかし買い取りがOKになると、次のように考える会社が出てくるかもしれません。
「社員に休まれると困るから、有給は全部買い取りにしよう!」
「多少コストがかかっても、休みを減らして社員を働かせた方が儲かるからOK!」
これでは、リフレッシュのための休暇という有給休暇本来の目的が果たせなくなります。
つまり法律で「休暇の権利をお金に換えてはダメ!」とされているのは、労働者を守るためです。
- 退職する時
- 未消化分が時効消滅した時
上記のような有給休暇の権利が消滅するケースでは、例外的に買い取りが認められています。
「違法ではない」だけであり、会社側に有給休暇を買い取る義務はありません。
つまり、買い取りを希望しても断られる可能性があるため、結局のところ会社との交渉次第になります。
いずれにせよ、有給休暇は法律で認められた立派な権利という点はしっかり意識しつつ、
- 有給休暇は全部使い切る
- 使い切れない分は金銭に変える
といった意識で、大切に扱いましょう。
お金持ちは、持っている資産を大切に扱ってきたからこそ、資産家になれたワケです。
小金持ちを目指す皆さんも、同じように「自分の権利を大切にする意識」を持ってください。
もしも皆さんの職場が、
「そもそも有給休暇なんで取れる雰囲気ではありません…」
「買い取りには全く応じてもらえませんでした…」
という状況なのであれば、転職を考える良い機会かもしれません。
転職に興味のある人は、リベ大おすすめの転職エージェントを通じて、「有給休暇取得率の高い会社」を紹介してもらうのも1つの手です。
JACリクルートメント
マイナビAGENT
就職カレッジ(株式会社JAIC)
成長産業で、労働条件を良くしようと努力している企業はたくさんあります。
皆さんの権利をないがしろにする会社で、身を削って働いている場合ではありません。
:皆さんは自分のスキルを高めてしっかり会社に貢献する
:会社はその貢献にしっかり報いて、良い給料・労働環境を提供する
このような健全な関係を目指していきましょう。
まとめ:【2025年 ④】お金の講義を振り返ろう

このような一つ一つのお金の知識を、「知っているか」「知らないか」で、お金に困る人生になるか困らない人生になるかが決まります。
リベ大では「お金に困らず、自由に生きられる人を増やす」というミッションを達成するために、これからもお金に関する知識を発信していきます。
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