こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を目指すための「貯める力」、支出のバランスをコントロールする力に関する情報も発信しています。
▼図解:貯める力
経済的自由を達成するためには、固定費を見直して貯める力を伸ばすことが必要不可欠です。
固定費の見直しは、一度行動するだけで、すぐに支出を減らせるだけでなく削減効果もずっと続きます。
特に通信費は、固定費の中でも簡単に見直すことができ、月数千円程度の固定費削減になるため特に高い効果が期待できます。
大手キャリアで毎月8,000円の通信費を払っている場合、格安SIMに乗り換えるだけで毎月約5,000円の固定費削減ができます。
また、格安SIMは次々と新しいプランを発表してるため、すでに大手キャリアから乗り換えた人も定期的に見直すことが大切です。
そこで今回の記事では、格安SIMについて以下の7点を解説します。
- 格安SIMとは?
- メリットとデメリット
- 格安SIMを選ぶ際に知っておくべきポイント
- 最適な格安SIMの選び方
- 実際の乗り換え方法
- おすすめの格安SIM
- 格安SIMに関するよくある7つの質問
おすすめの格安SIMを知りたい方は、以下のボタンから該当箇所までジャンプできます。
なお、今回の記事の元になった動画はこちらです。
→ スマホを格安SIMに移行して200万円分の資産所得を得る方法【家族なら800万円】
→ 話題のラクチン節約術・コツコツ節約がバカらしくなる!? 〜スマホ代を毎月5千円安くする方法〜【マンガ動画】
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:格安SIMに変えて通信費を節約しよう
目次
そもそも格安SIMとは?
格安SIMとは、大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の設備を借りた会社が提供しているサービスです。
大手キャリア
→ 大手キャリアが顧客に直接サービスを提供している(大手キャリア → 顧客)
格安SIM
→ 格安SIM会社が間に入って顧客にサービスを提供している(大手キャリア → 格安SIM会社 → 顧客)
実は、顧客が受けるサービスのもとの設備は、大手キャリアと同じモノです。
そのため、格安SIMだからといって通信品質が極端に悪くなることはありません。
格安SIMの場合、大手キャリアの設備の一部を間借りしているため、時間帯によって通信速度が遅くなることはあります。
ただし、一般的な使用で困ることはほとんどないので、安心してください。
格安SIMのメリットとデメリット
格安SIMのメリットとデメリットは次の通りです。
メリット
- ①月々の通信費が安くなる
- ②年単位の縛りや不要なオプションがいらない
デメリット
- ①通信速度が遅くなることがある
- ②大手キャリアのメールアドレスが使えない
- ③LINEのID検索ができない
格安SIMを利用する2つのメリット
メリット①:月々の通信費が安くなる
一般的に仲介する業者が存在すると、仲介手数料などがかかるため料金は高くなりがちですが、格安SIMの場合は違います。
格安SIMが安い理由は、大手キャリアよりお金をかけずに運営をしているからです。
大手キャリア | 格安SIM | |
店舗 | 実店舗 | 基本的にネットショップ |
人件費 | 店舗ごとに必要 | ネットショップの管理のみ |
サービス | 様々なサービスを提供 | 必要最低限のサービス |
上記のように、格安SIMは運営費を最小限に抑えていることが分かります。
ちなみにMMD研究所の調査によると、格安SIM利用者の通信費は、大手キャリアの利用者に比べて約4,000円も安いそうです。
- 大手キャリア:8,312円
- 格安SIM:4,424円
→ 差額:3,888円
もし家族4人が大手キャリアから格安SIMへ乗り換えれば、毎月16,000円の固定費削減になります。
金融資産に換算すれば640万円にもなるので、どれだけ大きな金額か分かるのではないでしょうか。
メリット②:〇年縛りや不要なオプションから脱出できる
大手キャリアには契約年数に縛りがあり、解約時に数万円もの解約金を支払わなければ、乗り換えできない人も多いのではないでしょうか。
一方、格安SIMの場合、最低契約期間(〇年利用しなければならない縛り)を設けていないことが多いです。
そのため、魅力的な新しいプランが発表されたら、気軽に乗り換えられます。
なお、ドコモは2021年10月から解約金を廃止しており、他の大手キャリアも廃止の方向で進んでいます。
また大手キャリアの場合、実店舗における対面形式での契約が基本となるため、不要なオプションにも加入しがちです。
不要だとハッキリ断れれば良いですが、「もしかしたら必要かも?」と使いもしないオプションを契約していては、固定費の削減はできません。
しかし格安SIMはネット販売が基本で、料金プランもシンプルのため、不要なオプションを付けてしまうデメリットを防げるのです。
格安SIMを利用する3つのデメリット
デメリット①:通信速度が遅くなることがある
格安SIMは大手キャリアから設備の一部を借りているため、時間帯によっては回線が混雑して遅くなることもあります。
しかし、通常利用で困るほどではありません。
また、通信容量を超えて速度制限がかかっても、最低1Mbpsで通信ができる格安SIMが増えています。
個々によって感じ方の差はありますが、1Mbpsの通信速度があれば、高画質の動画視聴やアプリのダウンロード以外は快適に使用できます。
デメリット②:大手キャリアのメールアドレスが使えない
格安SIMは、大手キャリアのメールアドレス(@docomo.ne.jpや@softbank.ne.jpなど)が使えません。
確かに以前は、大手キャリアのメールアドレスしか登録できないサービスも多くありました。
しかし今では、GmailやYahoo!メールといったフリーアドレスでも登録できるサービスが充実しています。
デメリット③:LINEのID検索ができない
最近はLINEのID検索機能が使える格安SIMも増えてきていますが、まだまだ使えない格安SIMもあります。
しかし、LINEのID検索を使わなくても、QRコードを利用すれば対面でもオンラインでもLINEの交換は可能です。
格安SIMを選ぶ際に知っておくべきポイント
続いては、格安SIMを選ぶ際に知っておくべきポイントを2つ解説します。
難しい話ではないので、しっかりと一緒に学んでいきましょう。
- ①SIMカードのサイズ
- ②格安SIMの通信プランの種類
ポイント①:SIMカードのサイズ
格安SIMには3つのサイズがあります。
- 標準SIM
- マイクロSIM
- ナノSIM
スマートフォンは、機種によってSIMカードのサイズが決まっています。
もし、間違ったサイズのSIMカードを契約してしまうと利用できないため注意が必要です。
自分のスマートフォンに対応しているサイズが分からない場合は、「”機種名” SIMサイズ」で検索しましょう。(例:「iPhone12 SIMサイズ」)
ちなみに、最近では「eSIM」と呼ばれるスマートフォンに内蔵されているSIMカードがあります。
eSIMの場合は、最初からスマートフォンにSIMカードが内蔵されているため、サイズを自分で選ぶ必要はありません。
ポイント②:格安SIMの通信プランの種類
格安SIMには、大きく分けて3種類のプランがあります。
音声通話 | SMS | データ通信 | |
音声通話付き | 〇 | 〇 | 〇 |
SMS機能付き | × | 〇 | 〇 |
データ通信専用 | × | × | 〇 |
SMSとは、電話番号でメッセージのやり取りができる機能です。
プライベートでの利用頻度は低いかもしれませんが、TwitterやAmazonなどアカウント作成時に使われることがあります。
音声通話付きプランを選ぶ人が多いと思いますが、格安SIMは必要な機能によってプランが選べることは知っておきましょう。
自分に合った最適な格安SIMの選び方
基本的な知識が身についたところで、次は自分に合った格安SIMの選び方を順番に解説します。
- ①プランを選ぶ
- ②通信容量を決める
- ③利用する通信回線の種類を選ぶ
選び方①:プランを選ぶ(音声通話付き/SMS機能付き/データ通信専用)
まずは先ほど解説した3種類の通信プランから、自分にあったプランを選択しましょう。
基本的には電話とデータ通信ができる音声通話付きプランを選べば、今まで通りスマートフォンが使えます。
もし、電話とSMSが全く必要ない場合は、データ通信専用を選びましょう。
選び方②:通信容量を決める
プランを決めたら、次に必要な通信容量を検討します。
通信容量は多ければ多いほど、料金も高くなるため、最適な通信容量を選択していきましょう。
ちなみに株式会社MM総研は、データ通信量に関して以下のような調査結果を発表しています。
- 月間データ通信量の平均は6.94GB
- 約6割のユーザーが月間3GB以下
もし通信容量をどのくらいにすべきか迷っている場合は、上記の結果を参考にしてください。
選び方③:利用する通信回線の種類を選ぶ
大前提として、現在使っている大手3キャリアのスマートフォンを継続利用したい場合は、ほとんどのケースでSIMロック解除をする必要があります。
しかし、SIMロック解除をしても端末によっては、もともと使っていたキャリアに対応した格安SIMしか使えないこともあります。
- ドコモ → ドコモの回線設備を借りている格安SIM
- au → auの回線設備を借りている格安SIM
- ソフトバンク → ソフトバンクの回線設備を借りている格安SIM
特にソフトバンクのスマートフォンは、SIMロック解除をしなければソフトバンク系列の格安SIMも利用できないので、必ずSIMロック解除を行いましょう。
ちなみに、SIMロック解除をしたiPhoneは、どの格安SIMでも利用可能です。
具体的なSIMロック解除の方法は「"大手キャリア名" SIMロック解除」で検索する、もしくは各キャリアに電話で問い合わせてください。
なお、ネットで解除すれば手数料は無料ですが、店舗で依頼すると手数料(税込3,300円)が必要になるので注意しましょう。
格安SIMへ乗り換えるための3つのステップ
格安SIMへの乗り換えは次の3ステップです。
- MNP予約番号を取得(同じ電話番号を利用する場合)
- 新規キャリアと契約
- 届いたSIMカードをスマートフォンに挿入&設定
まず、乗り換え後も同じ電話番号を使いたい場合は、現在利用しているキャリアからMNP予約番号を取得する必要があります。
携帯会社 | 携帯電話 | 一般電話 | ネット |
ドコモ | 151 (9:00~20:00) |
0120-800-000 (9:00~20:00) |
My docomo ⇒「各種お申し込み・お手続き」へ (24時間対応) |
au | 0077-75470 (9:00~20:00) |
My au(お客様サポート) ⇒「申し込む/変更する」へ (24時間受付) |
|
ソフトバンク | 0800-100-5533 (9:00~20:00) |
My SoftBank ⇒「各種変更手続き」へ (24時間受付。予約番号発行は午前9時から午後8時まで) |
|
Y!mobile | 0570-039-151 (9:00~20:00) |
My Y!mobile (24時間受付。予約番号発行は午前9時から順次) |
|
UQ mobile | 0120-929-818 (9:00~21:00) |
my UQ mobile |
MNP予約番号の取得は無料ですが、有効期限は取得日を含めて15日間です。
ここで注意すべきなのは、MNP予約番号の残り期限に余裕がないと乗り換えができない可能性があることです。
必要な有効期限は会社によって異なるため、必ず乗り換え先の公式ホームページを確認しておきましょう。
MNP予約番号を取得したら、新規キャリアと契約します。
この後、リベ大がおすすめする格安SIMの一覧を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
契約後に送られてくるSIMカードをスマートフォンに差し込んで手続きを行えば完了です。
なおeSIMの場合、QRコードを読み込むだけで手続きできるので、SIMカードは不要となります。
【ケース別】おすすめの格安SIM
リベ大がおすすめする格安SIMは以下の通りです。
価格重視
- 1GB~4GB:日本通信SIM 合理的シンプル290プラン
→ 月額料金:290円〜950円、国内通話料:30秒11円 - 4GB~7GB:HISモバイル
→ 月額料金:990円、国内通話料:30秒9円 - 7GB~20GB:日本通信SIM 合理的みんなのプラン
→ 月額料金:1,390円、国内通話料:30秒11円 - 20GB~50GB:日本通信SIM 合理的50GBプラン
→ 月額料金:2,178円、国内通話料:30秒11円 - 50GB〜 :mineo 高速データ通信20GB(+最大1.5Mbps使い放題(パケット放題 Plus) ※3日で10GB制限あり)
→ 月額料金:2,178円、国内通話料:30秒10円(mineoでんわ利用時)
【限定特典】mineo事務手数料無料キャンペーンを実施中!
品質重視
- 〜30GB:ahamo
→ 月額料金:2,970円、国内通話料:30秒22円(5分無料あり) - 30GB〜110GB:ahamo大盛り
→ 月額料金:4,950円、国内通話料:30秒22円(5分無料あり)
※動作確認端末情報のチェック・SIMロック解除は忘れずにしてください。
※最新の金額については、各社のホームページで確認してください。
※ahamoに関しては、プラス3,300円でドコモショップでの対面サポートが受けられます。
店舗サポートが必要な人におすすめ:UQmobile
「申し込みや設定を全て自分で対応するのは難しい…。」という人におすすめなのが、店頭サポートにも対応しているUQmobileです。
店頭サポートを受けながらUQmobileに申し込みをしたい場合は、以下の店舗で対応しています。
- UQスポット(UQ専売ショップ)
- auショップ
- UQmobile取扱店(ゲオやビックカメラ、ヤマダ電機など)
UQmobileはau回線を使った格安SIMサービスであり、高速かつ快適にスマートフォンを利用可能です。
料金プランは3種類用意されています。
- くりこしプランS+5G(3GB):税込1,628円
- くりこしプランM+5G(15GB):税込2,728円
- くりこしプランL+5G(25GB):税込3,828円
(※5Gとは、データ容量ではなく通信システム名の一種です。)
UQmobileが気になる人は、コチラから近くの店舗を探してみてください。
店頭サポートが不要で通信品質求める人におすすめ:ahamo
店頭サポートが不要かつ通信品質を求める人におすすめなのが、ahamoです。
ahamoはドコモが発表した中容量・高コスパのプランであり、ドコモ回線を使った高品質な4G/5G通信が利用できます。
- 料金:税込2,970円
- データ容量:20GB(※20GB以上は、通信速度が1Mbpsとなります。)
- 通話:5分以内の国内通話なら無料
また、ahamoには2年契約縛りや解約金、事務手数料などの費用はかかりません。
そのため、もし魅力的なプランが発表された場合でも、気軽に乗り換えが可能です。
2022年6月より+1,980円/月で、通信容量が80GBも増える「大盛りオプション」もスタートしました!
通信品質とコスパを両立させたい人は、ぜひ以下のボタンからahamoに申し込んでみてください。
店頭サポート不要で価格を重視する人におすすめの格安SIM
店頭サポートが不要かつ価格を重要視して格安SIMを選ぶのであれば、以下がおすすめです。
- 通話をほとんどしない:povo(ポヴォ) + mineo(マイネオ)
- 1カ月間の通話が70分以内:日本通信SIM