こんにちは、こぱんです!
リベ大では、正しい節約と節税で支出のバランスをコントロールする「貯める力」に関する情報も発信しています。
▼図解:貯める力
経済的自由を達成するためには、固定費の見直しが欠かせません。
固定費の中でも、特に保険料は払いすぎている人が大勢います。
生命保険文化センターの「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、年間平均で38.2万円もの金額を保険料として支払っているようです。
リベ大では厚生年金加入者の場合、毎月5,000円以上の保険料は払い過ぎだと考えています。
もし、皆さんが保険に毎月5,000円以上払っているのであれば、しっかりと保険を見直しましょう。
そこで今回は、保険の見直しに関して以下の4点を解説します。
- 何のために保険に入るのか?
- 保険を見直すべき3つの理由
- 本当に必要な3つの保険
- 解約しても問題ない8つの保険とその理由
目次
解説動画:【5,000円以上は払いすぎ?】本当に必要なおすすめの保険3選
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
何のために保険に入るのか?
前提として、保険は起こる確率は低いものの、遭遇すると生活が困窮するようなトラブルに備えるために加入します。
そのため、下記の図のように、損失の小さなトラブルには貯金で備えるのが基本です。
- 低確率・損失小 → 貯金で備える
- 高確率・損失小 → 貯金で備える
- 低確率・大損失 → 保険で備える
- 高確率・大損失 → 近寄らない
しかし、貯金で備えるべき損失の小さいトラブルにまで保険をかけてしまうと、必然的に保険料の支払いが多くなり、家計を圧迫します。
その結果、貯金で備えにくくなり、トラブルに対する不安から保険で備えようと考えてしまうのです。
こうして、保険の数が増えて貯金ができないという負のサイクルにハマることになります。
負のサイクルから脱出するために、しっかりと保険を見直しましょう。
保険を見直すべき3つの理由
次に、保険を見直すべき3つの理由を解説します。
- ①無駄な支出だから
- ②固定費削減の大きな効果が確実に得られるから
- ③経済的自由へのハードルが下がるから
理由①:無駄な支出だから
1つ目の理由は「無駄な支出だから」です。
日本の公的医療保険は非常に充実しているため、民間保険はほとんど必要ありません。
▼図解:公的医療保険3つの知識
- 日本は「国民皆保険(こくみんかいほけん)」で国民全員が加入している。
- 「必要最小限・平等」の理念で、医療機関を自由に選んで受診できる。
- 病気やケガの治療費の負担額は原則3割。
日本は国民全員が公的医療保険に入っているので、平等に医療を受けられます。
それでも、多くの人が毎月高い保険料を払っているのは、以下のような知識がないためです。
- ケガや病気になったら、公的な保障がいくら出るのか。
- 万が一の時に、年金はいくら貰えるのか。
- 障害を負った時に、障害年金はいくら貰えるのか。
- 一家の大黒柱が若くして、亡くなった。
- 交通事故で、相手に障害や大けがを負わせてしまった。
- 火事で家が焼失してしまった。
公的保険で十分備えられることに対して、さらに民間保険に入るのはコスパが悪いです。
また、無駄な保険を解約しても、生活に大きな影響を及ぼすワケでもありません。
理由②:固定費削減の大きな効果が確実に得られるから
2つ目の理由は「固定費削減の大きな効果が確実に得られるから」です。
保険の見直しは、誰がやっても確実に固定費削減の効果が得られます。
保険は人生の5大支出の一つと言われるほど、支払う金額も大きいです。
生命保険文化センターの調査によると、年間平均で38.2万円もの金額を保険料として支払っているようです。
ちなみに、このデータは生命保険と個人年金保険しか含まれていないため、医療保険や車両保険など他の保険も含めると実際の平均はもっと高いでしょう。
冒頭でも述べたように、厚生年金加入者であれば保険料は毎月5,000円で十分です。
ただでさえ上がりにくい給与から税金を取られ、さらに保険料まで支払っていてはお金が貯まりません。
▼図解:支出を減らし貯蓄を増やす
理由③:経済的自由へのハードルが下がるから
3つ目の理由は「経済的自由へのハードルが下がるから」です。
保険を見直して生活費が下がれば、同時に経済的自由へのハードルも下がります。
なぜなら、年間の生活費が300万円の人と600万円の人では、経済的自由を達成するために必要となる資産所得が全然違うからです。
例えば、資産所得の一つである配当金を得るために、配当利回り5%の高配当株に投資した場合を考えてみましょう。
配当利回り5%の高配当株に投資する場合
- 生活費300万円 → 6,000万円の高配当株が必要
- 生活費600万円 → 1.2億円の高配当株が必要
生活費が低いほど、資産所得を生み出す「お金のなる木」のために稼ぐ金額も少なくて済みます。
つまり、経済的自由に近づくためには、無駄な支出を抑えてお金のなる木を買うことが重要なのです。
本当に必要な3つの保険
一方で、公的保険ではカバーできないレアケースには民間保険を活用すべきです。
そこで次は、本当に必要な3つの保険について解説していきます。
▼図解:本当に必要な民間保険は3つだけ
- ①掛け捨ての生命保険(子育て世帯のみ)
- ②自動車保険(対人・対物無制限)
- ③火災保険
必要な保険①:掛け捨ての生命保険
必要な保険1つ目は「掛け捨ての生命保険」です。
ただし、掛け捨て生命保険が必要なのは、子育て世帯のみです。
なぜなら万が一の時に備えて、子どもに養育費や教育費、生活費を残しておく必要があるからです。
掛け捨ての生命保険なら、毎月2,000~3,000円程度の保険料で、もしもの時にも十分な保障を受けられます。
必要な保険②:自動車保険
必要な保険2つ目は「自動車保険」です。
自動車保険は自賠責保険と任意保険の2種類に分けられます。
自賠責保険は加入が必須であり、どこの保険会社も大きな差はありません。
一方で、任意保険は加入するかどうかは自由で、会社や補償内容によって保険料が異なります。
任意保険でも不要な保障も多いんだよ^^;
▼図解:本当に入るべき自動車保険とは
必要な保障
- 対人・対物賠償責任保険(無制限)
- 弁護士特約
- ファミリーバイク特約(原付所有者のみ)
不要な保障
- 車両保険
- 新価特約
もし、人身事故を起こした場合、非常に高額な賠償責任が発生します。
自賠責保険の補償金額は最大で3,000万円のため、限度額無制限の対人・対物賠償責任保険が必要なのです。
また、交通事故の際には弁護士に対応をお願いするケースもあるので、弁護士特約も付けておくと良いでしょう。
ところで、「車の修理費に備えて車両保険が必要」と思う人もいますが、車の修理費は人生が終わるような大きな損失ではありません。
車両保険と言っても、後払いで修理費を支払うのと変わらないので、前もって修理の費用は貯金しておけば十分です。
車両保険がなければ保険料も安くなるため、生活費を抑えられ、貯金や投資にお金を回すこともできます。
おすすめの自動車保険や車両保険が不要である理由は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
必要な保険③:火災保険
火災保険は、事故や災害で建物・家財が損害を受けた際、復旧のための費用を補償する保険です。
事故や災害で建物に被害が出た場合、本来なら修繕などで高額な費用がかかりますが、火災保険に加入していれば、経済的大ダメージから自分を守ってくれます。
火災保険のおすすめは、賃貸・持ち家によって変わりますが、見直す際のチェックポイントは同じです。
- 他社の火災保険の金額を知る。
- 現在加入している火災保険の内容を確