こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由になるための「お金にまつわる5つの力」について発信しています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
お金は、自由に生きようと思ったら絶対に避けて通れない話題で、誰がなんと言おうとお金が自由の土台であることに違いはありません。
とはいえ、お金のことばかり考えていたら、疲れて嫌になってしまうという人が大勢いることも理解できます。
そこで今回は、お金の話に疲れてしまった人にお金を使わない極端な世界を紹介します。
目次
解説動画:【お金を断捨離】お金を使わずに生きる人たち
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
お金を使わずに生きる方法
最初に、お金を使わずに生きる方法について学べる2冊の本を紹介します。
- 「ぼくはお金を使わずに生きることにした」マーク・ボイル 著
- 「自作の小屋で暮らそう」高村友也 著
①「ぼくはお金を使わずに生きることにした」
1冊目の本は、2010年にイギリスで出版された「The moneyless man(金なし男)」という本の全訳版です。
マークさんは、2008年から1年間一切お金を使わずに暮らすという実験を行いました。
お金を一切使えないため、水道の蛇口もひねれません。
ガスや電気を使うのも禁止です。
どうやって生活したらいいのか、何もかもが未知です。
- そもそもどこで暮らすか?
- トイレはどうするのか?
- シャワーや髭剃り、散髪はどうするのか?
- 何を食べて暮らすのか?
マークさんは1979年、アイルランド生まれの男性です。
アイルランドは、ヨーロッパ北西部に位置し、イギリスのすぐ近くにある国です。
マークさんは、アイルランドで4年間、経営学と経済学を学びました。
その後、イギリスのオーガニック食品業界の会社で6年間勤務し、そこで食品業界の闇を見ました。
- 搾取工場
- 環境破壊
- 資源争奪戦 など
お金にまみれた競争社会に疲れきった彼は
「もう、お金使わないで生きてみよう」
と、決心したのです。
しかも、彼がこのお金を使わない実験で証明したいのは
お金がなくても生き延びられることではなく、
お金がなくても豊かに暮らせることです。
イメージの通り、北欧の冬は極寒です。
マークさんの金なし生活は冬にスタートしたので、最初から苦難の連続でした。
その代わり、春・夏は天国だったようです。
「マークさんの金なし生活はどう着地するのか」について、興味のある人はぜひ本を読んでみてください。
ちなみに、この書籍ではマークさんの恋愛模様にも触れられています。
彼氏(彼女)がある日突然
「私は…お金を使わずに暮らすことにしました!」
と言い出して、深い森の中に消えていくことを想像してみてください。
何か新しいことにチャレンジするなら、2つのアプローチ方法があります。
- 微調整しながら少しずつやってみる
- 極端にガっとやってみる
資産運用・投資などは「1.微調整しながら少しずつやってみる」のアプローチが向いています。
しかし節約や貯金は、実は「2.極端にガっとやってみる」アプローチの方が向いているのです。
大事なことを言うので、覚えておいてください。
両極端を知っておくことは非常に重要です。
これは、自分の立ち位置を探す上で非常に重要なのです。
「稼ぐ」「貯める」「増やす」など、お金について考えることに疲れたら、
「お金が一切ない世界だったら、自分は生きられるだろうか?」
と、突き詰めて考えてみましょう。
②「自作の小屋で暮らそう」
2冊目の本は、高村友也さんの「自作の小屋で暮らそう」です。
もし人が山奥に放り出され、助けがくる望みもないとしたら、いったいどうすればいいのでしょうか?
結論を言えば、以下の3つがあれば大丈夫です。
水
食料
雨・風・外敵を防げる空間
これらは、基本的にマークさんのお金なしの生活と同じです。
高村さんは
「幸運なことに、日本で生まれた私たちは、生きるために必要なこれらの条件をほとんど無条件でクリアしている」
と、言っています。
その理由は以下です。
水と安全はほとんどタダ
時給1,000円で1日働けば、3ヵ月分の米と味噌が買える
一生寝転がっていられる土地と小屋があれば人生安泰
あとは、フカフカの布団と本・ネット環境があれば、豊かに暮らせる
- 食費:10,000円
- ガソリン:200円
- カセットガス:500円
- 灯油:1,500円
- 携帯:1,000円
- ネット:5,000円
- 銭湯:1,000円
- 雑費:1,000円
- 健康保険:1,500円(7割免除)
- 税金:なし
この本では、都市部では全く役に立たないノウハウが学べます(笑)
- 10万円からの土地探し
- 小屋建築(セルフビルド)
- 食糧採集の知識
ちなみにこの本は、必要最低限の生活を万人におすすめする本ではありません。
- 精力的に働きながらタワマンで暮らす
- 面倒なことをせずに実家にパラサイトして暮らす
- 日本で稼いだお金を使って海外を放浪して暮らす
様々な選択肢の1つとして、ほとんどお金を使わない生活もアリだということを示しているだけです。
今は、多様性が認められる時代になっている
今ほど、多様性が認められるようになった時代はありません。
自分らしい生き方を探すために、マークさんや高村さんのような、突き抜けた人達の生き方を見てみるのも面白いと思います。
彼らの生活を見ていると、人間の原始的な暮らしの課題は変わらないことに気づきます。
気温と空調問題
トイレ問題
風呂・洗濯問題
食料品の貯蔵(冷蔵)問題 など
さすがにこんなことをマネできる人は少ないと思うので、もう少しマイルドなものも紹介しておきます。
関連動画
→【会社からの緊急脱出】年収100万円未満でも心豊かに暮らす方法
鬼滅の刃で言うと、
- マークさん・高村さん:節約業界の「上弦の月」
- 大原さん・おづさん:節約業界の「下弦の月」
という具合です。
お金に対して極端な考え方を持つ人達の実例
リベ大両学長自身も、お金に対して極端な考え方を持つ、様々な人達を見てきました。
まさに両極端とも言える、彼らの考え方を見ることで、学長自身の心地よい立ち位置を見つけることができたそうです。
そこで今回は、8人の実例をみなさんに紹介します。
- 誰もが羨む資産数百億の大富豪
- 一生ナンパを続ける資産100億以上の大富豪
- お金を使わない大富豪
- 宵越しの金は持たない社長
- お金に固執し続けて大金を失った元富豪
- なにもかも総取りする社長
- 質素倹約な大富豪
- 全く物を買わない幼馴染
①誰もが羨む資産数百億の大富豪
貯金通帳の桁がとんでもなく多い上に、
- モデルの奥さんがいて
- 大邸宅に住んでいて
- おしゃれでハイセンス
と、「まさにお金持ち!」を体現したような方と出会ったそうです。
ですが学長は、「ここまでいかなくても良いかな…」と感じたそうです。
理由としては、
- 仮にこの状態を達成できても、肩肘を張る生活になってしまう
- 家の中くらいは楽なジャージでいたい
- これだけお金持ちになっても、楽しみもやることも子供・事業・友人との時間などでほとんど変わらないこと
- 部屋が広くなったりと色々と豪華になるとはいえ、お金持ちにはお金持ちの悩みがある
などがあるそうです。
②一生ナンパを続ける資産100億以上の大富豪
もう会社も退いて、一生暮らせるだけの資産を持っているにもかかわらず、毎日ずっとナンパをし続けているそうです。
ナンパが生きがいのようで、成功するまで10時間でも歩き続けるようです(笑)
「大富豪になってやりたいことが、学生でもできること?」
と、色々考えさせられます(笑)
③お金を使わない大富豪
主食は基本
- ポテトチップス
- コンビニのチーズ
- どん兵衛
と、お金の似合わないお金持ちです。
お金を持っているのは良いとして、これでは何のためのお金なのかわかりません。
▼図解:使う力
④宵越しの金は持たない社長
稼いだお金を、全部使う社長もいます。
1,000万円でも2,000万円でも、毎月全部使い切ってしまうそうです。
お金の使い方も豪快です。
- ブランド品のカバンをケーキで再現して友人にプレゼント
- 服も全部オーダーメイド
- 予約困難なお店のスペシャリティなご飯を毎日食べる
普段は豪快な使い方をしていますが、お金がなくなったらコンビニのサラダを食べるそうです(笑)
普通なら不安になると思いますが、
「俺がやりたいのはお金を使うことだから、いくら持っていても一緒!」と言っています。
お金がない時も割り切ることができるのなら、これも1つの人生観だということでしょう。
老後のことは考えない刹那的な生き方です。
⑤お金に固執し続けて大金を失った元富豪
数十億円持っていたにもかかわらず、お金に固執しすぎて、寄ってくる人がみんな詐欺師に見えてしまう、という富豪もいました。
詐欺師と疑われてしまうので、まともな人ほど距離を置くようになってしまったそうです。
そのため、周囲に残るのは良い顔をする詐欺師ばかりでした。
- 疑心暗鬼の状態だから、詐欺師しか残らない
- 周りの詐欺師に時間をかけて騙し取られていく
- さらに疑心暗鬼になる
という負のループで、結局お金を全て失ってしまいました。
もう十分すぎるほどの富を持っていたはずなのに、全てを失ってしまうのです。
お金を守る力がいかに重要かがわかります。
▼図解:守る力
⑥なにもかも総取りする社長
ビジネスセンスはあるのですが、勝ちすぎてしまう人です。
ルール違反ではありませんが、競走だからという理由で全部根こそぎ持っていってしまい、他の人に分け与えることを知りません。
その結果、周りには鼻息の荒い競争心のある人だけが残るので、さらに勝負が苛烈になってしまいます。
⑦質素倹約な大富豪
数十億円以上も持っているのに、普段はリュックサックの不動産系の大富豪です。
駅から自転車に乗り、普段乗る車もプリウスです。
お金をたくさん持っているのに、質素倹約を楽しんでいます。
両学長も「そんな楽しみ方もあるのか…」と勉強になることも多かったようです。
⑧全く物を買わない学長の幼馴染
最後に、物を買わない両学長の幼馴染のお話です(笑)
以前、両学長と友人たちでロードバイクで富士山を1周したそうです。
ロードバイクは高価で、平気で100万円を超えるものもあります。
良いものほど軽くて、ギアチェンジも簡単です。
両学長含め、みんな本格的な軽いロードバイクに乗っている中、1人だけ鉄の塊みたいに重い自転車で参加したそうです。
ロードバイクは、サドルも小さくなっているため、お尻が痛くなります。
だから、お尻にパットの入ったタイツのような物を履くのですが、彼はサドルにタオルを巻きつけるだけです。
ロードバイクは、足とペダルを固定します。
特殊な靴・ペダルなので、ガチャっとハマるのですが、彼はゴムでペダルと足をくくりつけるだけです。
転んでもペダルと靴が外れないため、非常に危険で、足を下ろすことすらできません。
休憩さえも、電柱に手をついて足を下ろさず休憩していました。
彼は、
- 自転車代も
- パットの入ったタイツも
- 特殊な靴・ペダルも
全てお金がもったいないという理由で、様々な対策を自分の力で行っているのです。
ここまで倹約しようとは思いませんが、色々考えさせられますよね。
ちなみに彼自身は、何につけても自分で作ったり直したりするタイプで、とても楽しんでいます(笑)
極端な人の話をしてきましたが、極端な人たちを見ると、
「自分はここまではやらなくていいか…」
「これも楽しそうだな!」
という判断基準ができてきます。
まとめ:両極端を知って、自分らしい生き方を自分で選ぶ
自分の心地よい立ち位置を探すには、両極端を知っておくというのは非常に重要です。
とはいえ、両学長のようにそんな人たちになかなか出会う機会がない人が多いと思います。
そんな人におすすめなのが、本なのです。
お金を使わない生活の実態がよく分かる本として、2冊を紹介しました。
- 「ぼくはお金を使わずに生きることにした」マークボイル 著
- 「自作の小屋で暮らそう」高村友也 著
お金がたくさんある生活
お金がほどほどにある生活
どちらが良いかは、人それぞれです。
これだけ多様性が認められる時代なので、色々な人の生き方を認めて、学ばせてもらって、自分らしく楽しく生きていきましょう。
どんな形であれ、自分の軸を持って生きている人は、とっても魅力的だよ^^
もっと早く知りたかったという方も、今日が人生で一番若い日です。
みなさんは、思っている以上に選択肢があって、自由度が高い時代に生きています。
自分の人生は自由自在です。
せっかくだから、自分の満足できる生き方を選んだ方が良いです。
そのためには
知ること
行動すること
が大切です。
全部を自分で試そうとすると時間も足りなくなってしまうので、先人たちの生き方から学んで、自分の人生に取り入れてみて