こんにちは、こぱんです!
経済的自由を達成するには、稼ぐ力や増やす力を伸ばすのも大切ですが、守る力も欠かせません。
守る力とは「鉄壁のリスク管理で貯めた資産を減らさない力」です。
▼図解:守る力
守る力がないことで、経済的自由を達成できない人も多いです。
リベ大おすすめ書籍の『バビロンの大富豪』にも「お金を天敵から堅守せよ」という教えがあります。
- 詐欺やぼったくり
- 被災や盗難
- 浪費
- インフレリスク
「自分は大丈夫」と思っている人ほど要注意です。
今回の記事では、資産を失いかねない詐欺やぼったくりの事例を大きく4つに分けて紹介します。
- 日常生活
- 銀行や保険
- 資産運用(投資信託や仮想通貨など)
- 不動産投資
目次
日常生活で気をつけるべき事例
まずは、身の回りで気をつけるべき事例を紹介します。
どの事例も知っているだけで、お金を狙う天敵から資産を守れるはずです。
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
リボ払い
最も身近なお金の悩みの一つが、リボ払いです。
クレジットカードを使っている人は多いですが、仕組みをハッキリと知っている人は少ないかもしれません。
▼図解:意外と知らないクレジットカードの仕組み
クレジットカードの中には一括払いや分割払い、リボ払いなど、いくつかの支払い方法があります。
その中で、リボ払いを利用している人はいないでしょうか?
実は、リボ払いの金利手数料は平均15%前後と非常に高いです。
仮に50万円の商品をリボ払い(手数料15%)で購入し、毎月の支払いを1万円に設定した場合の手数料や完済までにかかる期間を計算してみましょう。
50万円の商品をリボ払い(手数料15%)で購入した場合
- 毎月の返済額:1万円
- 返済期間:6年半
- 金利手数料合計:約29万円
一度リボ払いを利用すると、何十万円もの買い物をしても毎月の支払いは数万円と定額なので、感覚がまひしてきます。
気づいたときには手数料が高額となり、返済に苦しむというワケです。
また、クレジットカードの契約やキャンペーンの申し込みによって、最初からリボ払い設定されていることがあります。
気づかずに使っていると、いつの間にかリボ払いの支払い残高が高額になってしまうので、毎月の明細は確実に確認しましょう。
以下の記事では、リボ払いやカードローンの恐ろしさや脱出手順を解説しているので、参考にしてください。
関連動画
→ リボ払い失敗談! 〜たった1万円のリボ返済から6年半の借金地獄に落ちるまで〜【マンガ動画】
→ 【使うな危険】メルペイスマート払い「定額払い」を絶対に使ってはいけない理由
インフレ(インフレーション)
お金持ちになるうえで、インフレは重要なキーワードです。
▼図解:インフレとデフレ
インフレ
→ 物の価値が上がり、相対的にお金の価値が下がる。
デフレ
→ 物の価値が下がり、相対的にお金の価値が上がる。
日本は長い期間デフレが続いたため、実感しにくいかもしれませんが、多くの国では少しずつインフレが進んでいます。
例えば、アメリカやイギリス、ドイツなど先進国のインフレ率は年間約2%です。(※参考:世界経済のネタ帳)
今後も同じように2%ずつ物の値段が上昇していくと仮定すると、今は100円で買える物の値段が、30年後には約180円になってしまいます。
インフレやデフレと聞くと、国の問題であり、個人の家計に大きな影響はないと思う人がいるかもしれません。
しかし、インフレは個人の生活にも大きな影響を与えています。
以下の記事ではインフレの基本やインフレがどのように生活に影響するのかを解説しているので、参考にしてください。
お金の貸し借り
皆さんもこれまでの人生で大なり小なり、お金の貸し借りの経験があるのではないでしょうか。
リベ大では、お金を持っている・持っていないに関わらず、また少額であってもお金の貸し借りはしない方が良いと考えています。
なぜなら、お金を貸して皆さんに良いことは何一つないからです。
以下の記事では、お金を貸すと失う大切な2つのものを解説しています。
宝くじ
「サマージャンボ宝くじ・年末ジャンボ宝くじが当たったら、何に使おう」と誰もが一度は想像したことがあるでしょう。
しかし資産形成の観点から言うと、宝くじを買うことは、お金持ちへの道から大きく離れる行為です。
以下の動画や記事では、宝くじの3つの現実とお金持ちになるために買うべきものについて解説しています。
関連動画
→ 宝くじを買ってお金持ちになれる可能性は実際どれくらい? 〜高額当選を狙うよりも確実にお金持ちになる方法〜【マンガ動画】
葬儀費用
葬儀の話題は感情的になりやすいので「お葬式を安く済ませるなんて罰当たりだ」と考える人もいるかもしれません。
もちろん、そういった考え方を否定するつもりはありませんが、葬儀費用に関するトラブルは起きやすいことは知っておきましょう。
「焦って決めた葬儀会社の費用が割高だった。」
「どんどんオプションを追加されて、高額になってしまった。」
「故人の希望を反映できずに、納得できない葬儀になった。」
身内に不幸があると、冷静になるのは難しく、ゆっくり判断する時間もありません。
そのため、結果的に納得できないお葬式になることは少なくないのです。
他にも気をつけたい日常生活の事例まとめ
ここまで、守る力を伸ばすために、日常生活で注意すべき事例を紹介してきました。
他にも様々な事例があるので、動画や記事をまとめて紹介します。
自分の身のまわりで起こりそうな事例から、学んでみてください。
- 相続
→ 【誤解してたら致命的】相続対策の「よくある3つの誤解」を解説
→ 【金の仏像は相続税対策になる?】相続税の基本と考え方について解説
- リフォーム
→ 【知らないと大損!】リフォームに関する知識が超重要な3つの理由
- 情報商材
→ それ詐欺かも!?情報商材ビジネスの巧みな手口について解説
- お金配り(お金のプレゼント)
- 給与前払いサービス
銀行や保険で気をつけるべき事例
次は銀行や保険に関して気をつけたい事例を紹介します。
銀行や保険会社の中には手数料稼ぎのために、合法的なぼったくり商品を売るケースも多いです。
これから紹介する事例にはなるべく近づかないようにしましょう。
外貨預金
日本は銀行の預金金利が低いため、お金を預けていても利息がほとんどもらえません。
そこで、銀行から金利の高さをアピールして外貨預金をおすすめされることもあります。
外貨預金とは外国通貨建てで預け入れる預金のことで、円をドルやユーロなど外国のお金に替えて預金することです。
金利が高ければ、もらえる利息が増えるため、魅力的に感じる人も多いかもしれません。
しかし、お金を増やしたいなら銀行の外貨預金は不要だとリベ大では考えています。
- とにかく手数料が高い
- 利息に税金がかかる
- 為替リスクがある
- 銀行の破綻リスクがある
- 高金利の期間が短い
貯蓄型保険(積立保険や外貨建て保険など)と払い済み保険
貯蓄型保険とは、以下のような保険を意味します。
- 終身保険
- 養老保険
- 学資保険
- 個人年金保険
- 外貨建て保険
貯蓄型保険は、掛け捨ての保険と割高な投資信託がセットになった保険で、保険料は高いのに保障額は低いのが特徴です。
その代わり、長期にわたって保険料を支払い続けることで、支払った金額よりも多くの金額を受け取ることができます。
保険は本来、起こる確率は低いものの、遭遇すると生活が困窮するようなトラブルに備えて加入するものです。
保障が薄くなりがちな貯蓄型保険は、生活が困窮するようなトラブルに遭った際の保険として頼りないのです。
また、学資保険の記事でも解説した通り、投資を目的にした保険の活用はおすすめしていません。
そもそも、保険と投資は分けて考え、混ぜるべきではないのです。
→ 安い保険料で、十分な保障が得られる掛け捨て保険に加入する。
→ 優良な投資信託や株式を自分で購入する。
関連動画
→ 貯蓄型保険の正体はボッタクリ投資信託! 実は全然お得じゃない 〜貯蓄型保険で貯金や投資をすると失敗する理由 〜【マンガで解説】
また、既に貯蓄型保険に加入している場合、解約すると積み立ててきた金額よりも少ない金額しか戻ってこないケースが多いです。
そのため、解約すべきかどうかを悩む人も多いでしょう。
悩んだ時に保険会社へ相談すると勧められるのが、払い済み保険です。
払い済み保険とは、保険金額が減額となる代わりに、今後の保険料の支払いをストップできる保険です。
例えば、保険金額1,000万円の積立保険を払い済み保険にすれば、受け取れる保険金額は300万円に減りますが、今後の保険料は0円になります。
ここまで読んで、「保険をスグに解約しよう!」と考える人もいるかもしれません。
ただし、解約すべきかどうかは、契約内容や契約年数、皆さんの資産状況などによってケース・バイ・ケースです。
以下の動画や記事で、貯蓄型保険や払い済み保険にどう対応すべきか解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連動画
→ 保険解約は損する? 得する? 解約すると元本割れする保険をどうするべきか 〜貯蓄型保険は解約して損切りする方がお得!〜【マンガで解説】
オフショア積立保険
オフショア積立保険は、税金が安い国や地域で販売されている保険です。
保険料を税金の安い国で運用して増やせるため、投資商品として販売されるケースが多くあります。
簡単に言うと、貯蓄型保険と同じように、投資と保険がセットになってる商品です。
オフショア積立保険の中には良い商品もありますが、基本的には手数料高く、資産形成には向きません。
資産形成をするなら日本のネット証券で買えるもので十分です。
以下の動画では、オフショア積立保険の仕組みや、おすすめしない理由を詳しく解説しています。
関連動画
→ オフショア積立保険(RL360・プレミアトラスト・メティス)に気をつけろ
資産運用(投資信託や仮想通貨など)で気をつけるべき事例
ここからは、増やす力を伸ばすために、資産運用で気をつけるべき事例を紹介します。
投資の世界には、無知な人をだまそうとする人が多いです。
自分では真っ当な投資をしているつもりでも、知らないうちに詐欺に遭っているケースもあります。
ぜひ、これから紹介する事例を知っておき、資産を守る力を伸ばしましょう。
投資詐欺(ポンジ・スキーム)
ポンジ・スキームとは、集めた出資金を運用せずに、あたかも配当金として還元しているかのように装う詐欺のことです。
100年以上前に使われ始めた手法にもかかわらず、シンプルで引っかかりやすいため、未だに多くの投資詐欺で使われています。
ポンジ・スキームはもちろん、投資詐欺に引っかからないためには相場を知るのが大切です。
▼図解:投資詐欺の見分け方
投資対象によって利回りは変わってきますが、年5~7%が相場だと知っておけば大丈夫です。
(参考:auカブコム証券「 投信レポート Vol.7 今から1000万円を準備するために、今日からはじめる資産運用」)
また、世界最高の投資家とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏の投資成績は年20%と言われています。
相場から逸脱した利回りを強調する投資商品に出会ったら、まずは詐欺を疑いましょう。
関連動画
→ あなたも必ず騙される!実録・世界最恐の投資詐欺! 〜知っておけば回避できる・恐怖の”ポンジ・スキーム”の見抜き方〜(マンガ動画)