こんにちは、こぱんです!
リベ大では、鉄壁のリスク管理で貯めた資産を減らさない力、「守る力」に関する情報も発信しています。
▼図解:守る力
皆さんの中にも、宝くじを買っている人は多いのではないでしょうか。
宝くじのCMはすごく魅力的で、「1等の7億円が当たったら何に使おう」と考えるだけでワクワクします。
しかし宝くじを買うことは、お金持ちへの道から大きく離れる行為なのです。
そこで今回は、資産形成という観点から宝くじの現実を解説します。
- 知っておくべき宝くじの3つの現実
- お金持ちになるために買うべきもの
なお、今回の記事のもとになった動画はこちらです。
→ 宝くじを買ってお金持ちになれる可能性は実際どれくらい? 〜高額当選を狙うよりも確実にお金持ちになる方法〜【マンガ動画】
目次
知っておくべき宝くじの3つの現実
宝くじを買っている人の中には、「夢を買っているんだ」という人も多いでしょう。
だからこそ、知っておいて欲しい宝くじの現実が3つあります。
- ①還元率がとても低い
- ②当選確率がとても低い
- ③当選して不幸になる人が多い
宝くじの現実①:還元率がとても低い
皆さんは、還元率という言葉をご存じでしょうか。
還元率とは賭けた金額のうち手元に返ってくる金額の割合のことで、ギャンブルでよく使われる言葉です。
例えば、1人1万円を賭けて3人がじゃんけんをするとします。
勝った人が賭け金の合計3万円を全てもらう場合、還元率は100%になります。
なぜなら胴元がおらず、賭け金の全額3万円は必ず誰かの手に入るからです。
しかし、ほとんどのギャンブルには胴元がいるため、還元率は100%になりません。
主なギャンブルの還元率は以下の通りです。
- パチンコ、パチスロ:約80%~85%
- 競馬:約70%~80%
- 競艇、競輪:約75%
- toto:約50%
では、宝くじの還元率はどのくらいでしょうか。
宝くじ公式サイトが公開している、宝くじの収益金の分配グラフを見てみましょう。
黄色の部分が宝くじを購入した人に支払われる金額です。
なんと宝くじの還元率は約46%で、先程あげたどのギャンブルよりも低く設定されています。
つまり宝くじは賭けた段階で、胴元に半分以上も手数料を取られるのです。
宝くじの購入は、購入金額の半分以上を胴元に渡すだけだと認識しましょう。
正直なところ、宝くじはぼろ儲けの商売と言えます。
なぜなら番号を印刷した紙を販売し、購入者から集めたお金のうち約46%を当選金として返せば良いだけだからです。
また、宝くじを運営して良いのは地方自治体だけと決められており、個人で運営するのは禁止されています。
儲かる商売だからこそ、個人での運営は禁止にしているのでしょう。
地方自治体は宝くじを販売することで、大きな収益を得られるのです。
地方自治体に入ったお金は、公共事業など有益なことにも使われていますが、全てのお金がキレイに使われているかは誰にも分かりません。
ちなみに生命保険の還元率は、種類にもよりますが約70%~80%になります。
競馬や競輪の公営ギャンブル並みのテラ銭、つまり手数料を保険会社から取られていることを知るべきでしょう。
▼図解:本当に必要な民間保険は3つだけ!
宝くじの現実②:当選確率がとても低い
皆さんの中には「どんな高い手数料を取られたとしても、買わなければ一獲千金のチャンスは掴めない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、実際に宝くじの1等に当たる確率は限りなく低いと言えます。
例えば、2020年度の年末ジャンボ宝くじを1枚買った場合、1等が当選する確率は2,000万分の1です。
2,000万分の1の確率とは、2kgの米袋を200袋分ばらまいて、その中から色付けされた1粒の米を引き当てるのと同じ確率です。(1kg = 5万粒として計算)
(参考記事:フミレム「宝くじの確率を調べたら絶望が見えた」)
宝くじの現実③:当選して不幸になる人が多い
仮に、2,000万分の1の確率で宝くじが当選しても、全員が幸せになるとは限りません。
実は、宝くじの当選によって不幸になる人も多いのです。
- お金を失う恐怖に怯え精神的に病む
- お金遣いが荒くなり借金を抱える
- お金目当ての人が集まりもめ事が増える
突然宝くじで大金を得た人は、今まで考えたことが無かった「お金を失う恐怖」に怯えることになります。
宝くじの当選によって自分の器以上の金額を持つことは、想像以上にツラいものです。
人によっては、「お金を失う恐怖」によって精神的に病んでしまう人もいます。
宝くじなどで急に大金を得ると、お金遣いが荒くなる人もいます。
家や車、ブランド品などの浪費にお金を使った結果、ついには借金までしてしまう人は珍しくありません。
このように「守る力」がついていない状態でいきなり大金を得てしまうと、お金を失う可能性が高くなります。
▼図解:君の資産を狙う天敵図鑑
宝くじが当たると、嬉しくてつい周囲に話してしまう人がいます。
そうすると次第に周囲の人達の反応が変わり、特別扱いされるようになります。
皆さんの中には「お金をたくさん持っても自分は変わらない、偉そうにはならない」と思う人も多いでしょう。
しかし、周りの人たちが自分を特別扱いする環境に徐々に慣れてしまい、気づかない間に考えも変わってしまうのです。
周囲の反応が変わり、自分自身も変わっていくにつれ、お金目当ての人がどんどん集まってきます。
そんな人間関係の中心にいると、様々なもめ事に巻き込まれてしまい疲れ果ててしまうのです。
お金持ちになるために買うべきもの
宝くじの現実を解説してきましたが、以下のように思う人もいるかもしれません。
「宝くじで夢を買いたいんだ。」
「宝くじに数千円くらい使っても、別に良いんじゃないの?」
もちろん、その意見を否定はしませんが、皆さんはお金を増やしたいと思っているのでないでしょうか?
お金を増やしたいなら宝くじではなく、資産所得を生むものを買わなければいけません。
資産所得とは資産を働かせること、つまり投資によって得られる収入です。
▼図解:収入には労働所得と資産所得の2種類ある
株や債券から得られる配当&利子所得
不動産から得られる不動産所得
もちろん、お金持ちは宝くじを買いません。
なぜならお金持ちは資産を買うことを最優先にするからです。
世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェット氏は、道に落ちていた1円を拾って「1,000億円の第一歩さ」と言ったそうです。
彼はたとえ1円や100円、1,000円でも投資に回すことで、未来に大きな資産になると知っているのです。
まとめ:宝くじの現実を知りお金持ちを目指そう
今回は、資産形成という観点から宝くじの現実を解説しました。
- 知っておくべき宝くじの3つの現実
- お金持ちになるために買うべきもの
宝くじの還元率はどのギャンブルよりも低い46%ほどです。
宝くじを1万円買った時点で、5,400円は胴元である地方自治体に流れます。
例えば、2020年度の年末ジャンボ宝くじを1枚買った場合、1等が当選する確率は2,000万分の1です。
2,000万分の1の確率とは、2kgの米袋を200袋分ばらまいて、その中から色付けされた1粒の米を引き当てるほどの確率です。(1kg = 5万粒として計算)
万が一、宝くじが当たったとしても、不幸になる確率が高くなると言えるでしょう。
宝くじで不幸になった人の例は以下の通りです。
- お金を失う恐怖に怯え精神的に病む
- お金遣いが荒くなり借金を抱える
- お金目当ての人が集まりもめ事が増える
お金持ちになりたいなら、宝くじではなく資産所得を生むものを買う必要があります。
株や債券から得られる配当&利子所得
不動産から得られる不動産所得
なぜなら資産所得を生む資産を少しずつでも買っていけば、どんどんお金が増えていく好循環を作れるからです。
また、最初は金額が小さくても、生活が少しずつ豊かになっていくことを実感できるでしょう。
▼図解:金の卵を産むニワトリを育てよう!
関連動画
また、給与が増えるスピードより、投資で得る利益の方が増えるスピードが早いため、資産家とそうでない人との貧富の差はどんどん広がっています。
皆さんもお金持ちになりたいなら、資産をコツコツ積み上げていきましょう。
「愚か者に課された税金」である宝くじに浪費している場合ではありません。
▼図解:理想的なお金の流れ
以上、こぱんでした!
▼「守る力を伸ばしたい!」という人に読んでほしい記事はこちら!
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