こんにちは、こぱんです!
リベ大では、鉄壁のリスク管理で貯めた資産を減らさない力、「守る力」に関する情報も発信しています。
▼図解:守る力
少し高いけど、このノウハウを買っちゃおうかな。
そんなの買っちゃダメ!
皆さんもWebサイトやSNSで、以下のような情報をよく目にするのではないでしょうか。
- スマホをタップするだけで簡単に稼げる方法
- 1日15分の作業で月150万円を稼げる方法
- 勝率100%!月利20%以上を稼ぐ究極のFXノウハウ
上記のような「今すぐ誰でも簡単に稼げる方法」をうたった情報商材は、全て詐欺と思って良いでしょう。
しかし残念ながら、情報商材業者の巧みな販売手口に引っかかり、大切なお金を失う人が後を絶ちません。
そこで今回の記事では、情報商材について以下の2点を解説します。
- 情報商材とは
- 情報商材ビジネスの7つの手口
なお、今回の記事のもとになった動画はこちらです。
目次
情報商材とは
情報商材とは、主にインターネットを通じて売買される情報(ノウハウ)のことです。
例えば、以下のような情報も情報商材の一つでしょう。
- 電子書籍
- コンサルティング
- ビッグデータ
勘違いしてほしくないのですが、インターネットで情報を売ること自体が悪いわけではありません。
なぜなら、情報商材の中には価値のある情報が多くあるからです。
今回の記事で解説したいのは、情報商材の問題点として、役に立たない情報があたかも凄い情報と錯覚させて売られているケースがあることです。
例えば、情報商材は以下のように販売されます。
- 無料で役に立ちそうな情報を提供する。
- 信頼を得たところで、役に立たない有料の情報を販売する。
情報商材の価格は、数万円から100万円前後まで様々です。
最初は安い商材から販売し、徐々に高い値段の商材を販売していく手口もあります。
これは「安い商品でも一度購入すると、次から購入のハードルが下がる」人間の心理をうまく利用したものです。
さらに情報商材の問題点は、詐欺なのか分かりづらく、取り締まるのが難しいことです。
- 稼げない理由は商品の中身でなく、購入者の能力不足にされてしまう。
→ 全く稼げないワケではなく、1,000円くらいなら稼げる人もいる。
- 購入者は騙されたと認めたくない。
→ 「情報は良いものだったが、内容通りにできなかった自分が悪い」と思ってしまう。
「誰でも、今すぐ、簡単に」稼げる方法などありません。
皆さんの中にも、「あなただけに、今すぐ誰でも簡単に稼げるヒミツの方法を教えます」というような言葉に心揺れた人もいるのではないでしょうか。
しかし冷静になって考えてみましょう。
そんな方法があるのなら、人に教えず自分がその方法で稼げば良いのです。
それなのになぜ「今すぐ誰でも簡単に稼げるヒミツの方法」を無料あるいは数十万円で、見ず知らずの皆さんに教えるのでしょうか。
情報商材業者もセールスがうまく、情報を教える理由に思わず納得してしまいそうになりますが、決して鵜呑みにしてはいけません。
- 「私はもう十分稼いできたので、いいんです。」
- 「皆にも同じように豊かになってほしい。」
「あれ?リベ大両学長もそんなこと言ってるよね。」と思った人も多いでしょう。
両学長が言う「お金がいらない」という言葉の本当の意味を以下の記事で解説しているので、気になる方は読んでみてください。
もちろん、リベ大の発信も全て鵜呑みにしてはいけません。
どのような情報も常に冷静な判断ができるようになりましょう。
大切なお金を守るには、情報を見極める目を持つのがとても大切なのです。
情報商材ビジネスの7つの手口
情報商材についてよく知っている人は、「こんなものを買う人いるの?」と思うでしょう。
しかし、情報商材は様々な人間の心理を巧みに利用し販売しているため、購入してしまう人が後を絶ちません。
そこで今回は実際の手口を7つ解説するので、皆さんの「守る力」を育てる糧にしてください。
- ①期間限定で販売する
- ②販売者や利用者の顔出しで信用させる
- ③返金保証をつける
- ④口コミ体験談を載せる
- ⑤本の出版で安心させる
- ⑥会社名・住所・電話番号を載せて安心させる
- ⑦SNSで信用させる
手口①:期間限定で販売する
皆さんは「定価198,000円が今だけ期間限定で39,800円!」と聞くと、つい購入したくなりませんか?
これは「その期間内で購入しないと損をしてしまう」という気持ちや、「今購入しないともう同じ値段で手に入るか分からない」という不安をうまく利用した手口です。
手口②:販売者や利用者の顔出しで信用させる
商品を売ってる人や利用者が顔を出していると、信用してしまう人も多いでしょう。
しかし実際には、アルバイトや役者の卵を利用した演出である可能性が高いです。
NHK NEWS WEB「“情報商材”ビジネス その巧みな手口は」には、実際にアルバイトで情報商材の動画に出演した人のインタビュー記事が掲載されています。
さらに悪質なケースでは、役者の卵に100万円の報酬を渡し、実際に会社の代表にさせたうえで動画出演させることもありました。
100万円の報酬と引き換えに会社の代表になった人(役者の卵)の中には、自分の住所や電話番号も公開させられるため、被害者からのクレームの電話や手紙に心を病んでしまう人もいるそうです。
一方、何も知らない視聴者の多くが、ニセの会社代表の巧みな演技に引き込まれてしまい、購入に至ってしまいます。
手口③:返金保証をつける
返金保証があるからと情報商材を購入してしまう人も多いですが、返金されることはほとんどないでしょう。
なぜなら結局、以下のように理由をつけて返金を断られることになるからです。
「あなたが教材通りにやっていないから、成果が出ないんですよ。」
「この手順までやって成果が出ないなら、返金しますよ。」
それでも返金を強く訴えた人には「10万円のうち7万円」のように、一部だけ返金する場合もあります。
なぜなら、情報商材業者は詐欺で立件されないために「うるさそうな人には返金しておこう」と考えるためです。
一部でも返金された人は安堵しがちですが、冷静になって考えてみれば、3万円の損をしてしまっています。
手口④:口コミ体験談を載せる
口コミ体験談を信用してしまう人も少なくありません。
しかし、たいてい作り話と思って良いでしょう。
例えば、口コミで使われている画像を見てください。
フリー素材だったり使い古された顔写真だったりと、よく見ると一貫性がないことに気づくはずです。
手口⑤:本の出版で安心させる
「この人は本を何冊も出版しているから、安心できる」と思う人もいるでしょう。
確かに、本の出版は信頼の材料の一つではあります。
しかし、本を出版している詐欺師がたくさんいるのも事実なので、決して盲信してはいけません。
NHK NEWS WEB「“情報商材”ビジネス その巧みな手口は」にも、「本を何冊も出している人だから大丈夫だと思った。」と実際に被害にあった人の声が掲載されています。
手口⑥:会社名・住所・電話番号を載せて安心させる
情報商材のサイト内に会社名や住所、電話番号などが記載されているから安心と思う人も多いです。
しかし、これらの情報は「特定商取引法」により記載を義務づけられているだけで、特別な安心材料にはなりません。
(参考:特定商取引法ガイドより)
また、会社は10万円前後で簡単に設立できますし、会社情報も以下の通り簡単に作れるのです。
- 固定電話の番号:ネットで作成
- 住所:バーチャルオフィスを利用
会社情報は簡単に作れるため、情報商材業者は被害者から騒がれ始めたら会社を閉じて、また別の会社を設立して新しい商品を販売していきます。
他にも、会社情報がテキスト文字でなく、画像になっているサイトは要注意と言えるでしょう。
なぜ会社情報が画像になっているかというと、画像ならGoogleやYahooなどの検索エンジンに引っかからないからです。
手口⑥:SNSで信用させる
情報商材業者はSNSでも集客しており、注意が必要です。
SNSでの情報商材トラブルは若者を中心に急増しており、2020年における20代の情報商材に関する消費者生活相談件数は、2015年の約10倍にもなっています。
SNSでは、本名や真実の経歴を明かさず豪華な生活をしているように見せかけることもできるため、見た人が「裕福な生活をするためのノウハウを持っている人物だ」と信用しまうのです。
信用を得たところで「簡単に稼げる方法がある」とLINEアカウントに誘導し、情報商材を販売するのが主な手口となります。
(参考:東洋経済「SNSを通じた「情報商材トラブル」が急増のワケ」より)
最近では、情報商材の広告はFacebookやGoogleなどに出稿できなくなっています。
そのため「アンケート」や「占い」などを使って、最終的に情報商材を販売する手口もあるので注意してください。
さて、今回は情報商材ビジネスの巧みな7つの手口を解説しましたが、皆さんが被害に遭わないことを願うばかりです。
情報商材によるトラブルは、依然として高止まりしています。
おそらくスマートフォンの普及により、今まで情報商材に縁がなかった人たちにも目にする機会が増えたことが原因でしょう。
ちなみに「大手の情報商材販売サイトの商品なら信用できる」と思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
どこで販売されていようが、情報商材の中には詐欺商品があるので、注意してください。
まとめ:情報商材ビジネスの巧みな手口に騙されないようにしよう
今回の記事では、情報商材ビジネスの巧みな手口について解説しました。
情報商材は様々な人間の心理を利用して販売されており、騙されないよう注意が必要です。
- 期間限定で販売する
- 販売者や利用者の顔出しで信用させる
- 返金保証をつける
- 口コミ体験談を載せる
- 本の出版で安心させる
- 会社名・住所・電話番号を載せて安心させる
- SNSで信用させる
何度もお伝えしている通り「今すぐ、誰でも、楽に」稼げる方法などありません。
仮にそのような方法があったとしても、赤の他人に売らないでしょう。
冷静に考えれば、おかしな話というのは分かるはずです。
インターネットの情報は玉石混合です。
様々な良い情報もある一方で、嘘の情報もたくさんあります。
大切なお金を守るには、インターネットで発信されている情報の嘘を見分ける力をつけるのが大切です。
過去に「インターネットの嘘の見分け方」を解説した動画も配信しているので、ぜひ参考にしてください。
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情報商材ビジネスに騙されないためにも「今すぐ、誰でも、楽に稼げる方法はない」と認識しましょう。
コツコツ行動を積み上げていくことこそが、お金持ちへの確実な道のりなのです。
以上、こぱんでした!
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