こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由に一歩でも近づくための「お金にまつわる5つの力」について発信しています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
皆さんがリベ大で学び、お金のノウハウを蓄積しているように、リベ大両学長も日々「お金のノウハウ」を蓄積しています。
今回の記事は、両学長がインプットしたニュースの中から、お得なものやトレンドを毎月ピックアップしてお届けする、人気企画の第10弾です。
- 年収アップ(転職、副業、起業ネタ)
- 貯蓄額アップ(節約ネタ)
- 投資(株式投資、不動産投資ネタ)
- 資産防衛(節税対策、詐欺にあわないための知恵)
2021年9月版は、皆さんの資産形成に関係する重要なお金のニュース9つを厳選しました。
今回の記事は、下記のような人に向けた時間節約記事となっています。
「新聞を読む暇がない」
「ネット記事を見る時間もない」
「読んだけどよく意味が分からなかったから、解説してほしい」
毎月1本、このシリーズの記事を1年間読み続ければ、金融リテラシーが上がるネタを約100本も学べます。
コツコツと積み上げていくことで、毎月確実にレベルアップできるでしょう。
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解説動画:【2021年9月版】学長が選ぶ「お得」「トレンド」お金のニュースBest9
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
2021年9月版のお金のニュースBest9
- 「携帯料金競争再び KDDIは楽天より安く」
- 「ITフリーランス対象の国の労災保険“特例加入制度”がスタート」
- 「ひろゆき、MAX年収はサラリーマンの生涯年収」
- 「“法改正”傷病手当金支給期間の通算化について解説」
- 「100歳以上、過去最多8万6510人 男性は初の1万人超え」
- 「“45歳定年制”? 進む、人材の新陳代謝」
- 「国民年金の水準低下緩和へ」
- 「“マンション管理が大変化”来春スタートの新制度」
- 「堀江貴文のマネー論“貯金はお金の飼い殺しだ…!もっと正しい利用法がある”」
①「携帯料金競争再び KDDIは楽天より安く」
1つ目のニュースは、2021年9月13日の産経新聞から「携帯料金競争再び KDDIは楽天より安く」です。
KDDIが、月額基本料金無料の新たな携帯料金プランを発表しました。
2021年3月にサービスを開始したばかりの「povoブランド」のリニューアルです。
新たな料金プランは、「ベースプラン + トッピング」から構成されています。
まず、ベースプランは月0円で、通話やSMSは従量課金になります。
次に、トッピングプランは下記の通り、自分が使いたいデータ使用量に応じて、好きなプランを組み合わせられます。
- 1GB:390円
- 3GB:990円
- 20GB:2,700円
- 60GB:6,490円
- 150GB:12,980円
- データ使い放題(24時間):330円
ここで、大手4社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の料金プランを一覧で見てみましょう。
データ通信量を20GBとする場合、auは月額2,160円という破格の値段となり、大手4社の中で最安になります。
NTTドコモやソフトバンクが何もしないというのは考えにくく、楽天モバイルも黙ってはいないでしょう。
携帯電話業界では、2021年10月から以下のようなユーザーにとって嬉しい動きが続いています。
端末を購入したキャリア以外のSIMを挿すと通信できなくなる「SIMロック」は原則禁止。
ドコモは契約解除料を撤廃し、乗り換えがしやすくなる。
IT全盛のこの時代、家計に占める通信費のインパクトは大きいです。
今後の携帯電話各社の反応を注視していきましょう。
なお、携帯電話会社の選び方については、以下の記事も参考にしてください。
②「ITフリーランス対象の国の労災保険“特例加入制度”がスタート」
2つ目のニュースは、2021年9月1日のITmediaから「ITフリーランス対象の国の労災保険“特例加入制度”がスタート 通勤や仕事でのケガ、病気など補償」です。
労災保険は、仕事中や通勤中に「怪我・病気・障害・死亡」といったケースに遭遇した場合、補償を受けられる仕組みです。
また、サラリーマンだけの社会保険で、現状はフリーランスが受けられないことも労災保険の特徴でしょう。
フリーランスは仕事中に怪我をして治療費が必要になったり、休業せざるを得なかったりしたときの補償が薄いのです。
そのため国として、以下のような議論が進んできました。
- 「多様な働き方に対応しないと!」
- 「IT関係を始めとした新しい仕事にも対応しないと!」
- 「時代にあった制度運用をしないと!」
- 「フリーランスとして働く人を保護しよう!」
このような動きの中で、2021年9月1日からプログラマーやWebデザイナー、ITコンサルタントなどのITフリーランスも労災保険に任意加入できるようになりました。
以下のような課題はあるものの、フリーランスが働きやすい環境が少しずつ整ってきていると感じられる良いニュースです。
サラリーマンと違い、保険料を自分で負担する必要がある。
個人として加入するのではなく、ITフリーランスが集まった団体を通じて加入する。
社会保険は、優秀な相互扶助の仕組みの一つです。
労災保険はITフリーランスの他、アニメーション制作やフードデリバリーなどを行う人にも、任意加入の道が開かれています。
国が運営する保険は、民間の保険より保険料が安い割に補償が厚い傾向があります。
なお、社会保険やフリーランスの働き方については、以下の記事も合わせて読んでみてください。
③「ひろゆき、MAX年収はサラリーマンの生涯年収」
3つ目のニュースは、2021年9月24日のライブドアニュース「テレビドガッチ」から「ひろゆき、MAX年収はサラリーマンの生涯年収」です。
YouTubeでも大人気の2ちゃんねる創設者ひろゆき氏が「MAX年収はサラリーマンの生涯年収(番組調査では推定2億1,000万円~2億7,000万円)ぐらい」と明かしました。
ところで、ある生命保険会社の採用活動では、次のようなやりとりがあるそうです。
「お前の月収、俺の年収」という有名なやりとりです。
ひろゆき氏の場合は「お前の生涯賃金、俺の年収」といったところでしょう。
多くの人は、大きく稼いでいる人を目にすると「何か悪いことしてるんじゃないの?」と思うものです。
しかし、他人の稼ぎを自分事として捉えるために、少し見方を変えてみましょう。
世の中にひろゆき氏のような稼ぎ方をする人がいる理由は、彼らが「クリエイティブクラス」と呼ばれる階層で仕事をしているからです。
世の中には、大きく3種類の仕事があります。
- マックジョブ:マニュアル化された拡張不可能な仕事(例:マクドナルドのアルバイト)
- スペシャリスト:高い専門性が必要な拡張不可能な仕事(例:医者や弁護士など)
- クリエイター:拡張可能な仕事(例:ネットメディアで活躍するインフルエンサー)
世の中の大半の人は、マックジョブやスペシャリストの仕事をしています。
そのため、年収が数千万円~数億円にもなる稼ぎ方を感覚的に理解できません。
一方、ひろゆき氏はネットメディアを使った拡張性がある稼ぎ方をしています。
- YouTubeで視聴者からの質問を受け付ける
- 選ばれた質問者一人に対して回答する
- 回答の様子を「切り抜き動画」という形で拡散する
→ 月間数億回再生されるようになる
生身を使った撮影は1回でも、撮影されたフィルムが世界中に拡散されるのは、ハリウッドスターが生まれるのと同じ仕組みです。
もし、皆さんが自分の収入を劇的にアップさせたいなら、拡張性のある仕事に意識的に取り組むべきでしょう。
努力も才能も必要な世界ですが、その分当たればリターンは莫大です。
3年間売り上げゼロでも、4年目から年収1,000万円、5年目から年収5,000万と稼げるなら割に合います。
サラリーマンや公務員のような「手堅い仕事」をしている人が、副業として「拡張性の高い仕事」をするのは、リスクが低く始めやすいしょう。
④「“法改正”傷病手当金支給期間の通算化について解説」
4つ目のニュースは、2021年9月13日のYahoo!ニュース「マネーの達人」から「“法改正”傷病手当金支給期間の通算化について解説」です。
2022年1月から傷病手当金が変わります。
まず、傷病手当金について確認しましょう。
傷病手当金は、次の条件を満たすともらえるお金です。
- 業務外の事由による病気や怪我で休業している
- 連続する3日を含み4日以上仕事に就けない状態である
- 休業中に給料をもらっていない
傷病手当金の支給の条件を下記の図で見てみましょう。
上記は3日連続で休み、その後1日だけ出勤したものの、やはり働けず休業に入ったケースです。
この場合、最長で1年6カ月、給料の約3分の2が保障されます。
かなり心強い保険ですが、傷病手当金制度には少し残念なところもあります。
傷病手当金の支給期間は「支給開始した日から最長1年6カ月」のため、支給期間中に復職期間があると受給額が減ってしまうのです。
分かりやすく示したのが下記の図になります。
- 3日以上連続して休み待機が成立
- 傷病手当金の支給が開始
- 途中で体調が良くなり出勤(出勤中は傷病手当金はもらえない)
- また体調が悪くなり欠勤
→ 支給開始日から1年6カ月を経過すると、その後欠勤が続いていても傷病手当はもらえない。
しかし2022年1月からは、支給開始した日から1年6カ月ではなく、支給期間を通算して1年6カ月分まで支給されるようになります。
傷病手当金の保障が手厚くなったと理解しても良いでしょう。
皆さんが想像している以上に、公的保険は充実しているのです。
そのため、民間保険を過剰に加入している人は、ぜひ以下の記事を参考に見直しをおすすめします。
⑤「100歳以上、過去最多8万6510人 男性は初の1万人超え」
5つ目のニュースは、2021年9月14日の日本経済新聞から「100歳以上、過去最多8万6510人 男性は初の1万人超え」です。
厚生労働省によると、100歳以上の高齢者が過去最多8万6,510人になったそうです。
1971年以降、51年連続で100歳以上の高齢者は増え続けています。
下記は、100歳以上の高齢者数の推移です。
ちなみに、100歳以上の高齢者のうち88.4%は女性です。
「人生100年時代」は、もはやおとぎ話ではありません。
今後、毎年のように「100歳以上の高齢者が増えた」「平均寿命が伸びた」といったニュースを見聞きするようになるでしょう。
今回のニュースは、皆さんに若いうちから投資を始める重要性を教えてくれています。
例えば、30歳の人が、年利5%で500万円を運用した場合、以下のように資産は増えていきます。
- 30歳:500万円
- 60歳:約2,200万円
- 80歳:約6,000万円
30歳の時点で500万円の種銭がある人は、貯金の必要すらなくなるかもしれません。
現在50歳の人も、今から500万円を投資に回せば、80歳時点で約2,200万円になります。
100歳まで生きることを考えると、心強い金額でしょう。
未来に向かってお金を増やし始めていきましょう^^
⑥「“45歳定年制”? 進む、人材の新陳代謝」
6つ目のニュースは、2021年9月12日の日テレNEWS24から「“45歳定年制”? 進む、人材の新陳代謝」です。
キッカケとなったのは、サントリーホールディングス新浪社長の「45歳定年制度」提言です。
9月9日、新浪社長は以下のように発言し、炎上ともいうべき状況を招きました。
- 「45歳定年制を敷いて、会社に頼らない姿勢が必要だ。」
- 「定年を45歳にすれば、30代、20代でみんな勉強する。」
- 「自分の人生を自分で考えるようになる。」
新浪社長の発言に対しては様々な意見があります。
実際、SNSでも次のような声が飛び交いました。
「単なるリストラだよね。」
「じゃあ、まずはあなたが定年してください。(新浪社長は62歳)」
「ただの切り捨てでしょ?45歳以降どうやって生活すればいいの?」
発言の翌日以降、新浪社長は「首切りをするということでは全くない」と釈明しました。
また、政府(官房長官)も「国としては70歳まで企業に雇用を義務付ける方向でお願いしている」と発言し、火消しに追われる事態にまでなったのです。
しかし、実際問題として、雇用環境の変化はすでに現実になりつつあります。
「40歳以上」「勤続10年以上」といった社員を対象にしたリストラは後を絶ちません。
パナソニックでも国内従業員の1%に相当する1,000人が早期退職に応募し、話題になりました。
パナソニックでは1日付けで行われた組織再編に伴い、1000人を超える社員が早期退職しました。
NHK「パナソニック 早期退職1000人超 説明不十分で期待の人材も」
終身雇用が終わり、ジョブ型雇用への移行する時代の流れは、コロナ禍によってますます加速しています。
このような時代を生きていく私たちに必要なのは、以下の姿勢でしょう。
時代に合わせて学び続ける
個人として稼ぐ力を鍛える