こんにちは、こぱんです!
リベ大では、自分のスキルと考える力で、どんな時代・状況でも十分な収入を得る力、「稼ぐ力」に関する情報発信もしています。
▼図解:稼ぐ力
資産5,000万円超えの準富裕層に到達するための方法として、リベ大では以下の3つのステップをおすすめしています。
- 家計を見直して生活費を今よりも月5万円下げる
- 収入を今よりも月5万円上げる
- 確保した資金10万円を年利5%で長期の資産運用をする
ただし、シンプルではあるものの、「どうやって月5万円を今より稼ぐのか?」が大きな問題です。
年収アップの方法として、よく提唱される方法が4つあります。
- ①出世:今の会社で階段を上っていく。
- ②転職:より待遇の良い会社に移る。
- ③副業:会社員をしながら、スキマ時間でバイトやサイドビジネスをする。
- ④起業:独立し、自分のビジネスをする。
今回の記事では、年収アップの方法をテーマに、以下の2点を解説します。
- よくある年収アップの方法4選と最速の選択肢
- チャンスを掴むために頭に入れておきたい4つの図解
「行動して良かった!年収が50万円アップした!」という人が増えるように、分かりやすく解説します。
目次
解説動画:【圧倒的事実】よくある年収アップ法4つのうち「最速の選択肢」について解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
よくある年収アップ法4選と最速の選択肢
はじめに、よくある年収アップ法4つの特徴を以下の観点から確認しておきましょう。
上記の図を前提にし、4つの年収アップ法の特徴をそれぞれ確認していきましょう。
年収アップ法①:副業の特徴
副業の特徴は、稼げるようになるまでのスピードが早く、経済的なリスクが低いことです。
副業で月5万円~10万円のプチ成功を勝ち取るためには、半年~2年の時間があれば可能でしょう。
副業は4つの年収アップ法の中でも、稼げるようになるまでのスピードが相対的に早いと言えます。
また、今の仕事を手放す必要がなく、経済的リスクが低いため、誰にでもおすすめしやすい選択肢です。
ただし、本業と並行して頑張り続ける「時間・体力・気力」が必要であり、決して甘い世界ではありません。
逆に言えば、「時間・体力・気力」があるだけで、持たざる者から持てる者に仲間入りできます。
ちなみに、アルバイトやパートなどの雇われるタイプの副業であれば、開始直後から収入アップは間違いなしです。
- アップする年収の上限が決まっている。
- 副業に時間を捧げ続けない限り、年収が元に戻ってしまう。
▼図解:こんな副業は避けよう!
年収アップ法②:起業の特徴
起業の特徴は、稼げるようになるまでのスピードが遅く、経済的なリスクが高いことです。
その代わり、上手くいった時の爆発力は無限大と言えます。
事業を立ち上げ大きく育てるには仕組み化が必須であり、返ってくる保証がない中で、人にお金を支払わないといけません。
例えば、コーヒーショップを立ち上げるなら、以下のような支払いが必要となります。
- 大家さんに、お店の家賃を支払う。
- 食器屋さんに、マグカップ代を支払う。
- コーヒー豆屋さんに、豆代を支払う。
- 店員に、給料を支払う。
自分の収入は、上記のような支払いを全て済ませた後に残るお金だけです。
しかし、最後まで残せた利益は、全て創業者である自分のものです。
自分への支払いが一番最後であり、成功までのリスクを全て自分で背負い込むからこそ、儲かる時は世の中がバラ色に見えるくらい爆発的に稼げます。
年収アップ法③:出世の特徴
出世の特徴は、稼げるようになるまでのスピードが遅く、経済的なリスクが低いことです。
社内で昇格や出世をしていくためには、通常3年~5年の期間が必要となります。
もし若手が部長や役員を目指すのであれば、10年~20年単位で時間がかかるでしょう。
先述した通り、出世は稼げるようになるまでのスピード感がない一方で、経済的なリスクは低めです。
なぜなら、出世競争に敗れたとしても、「今ぐらいの給料」は維持されるからです。
- ①会社が成長業界・成長産業にあって、ポストを十分に用意している。
→ 昇格や昇給させるための原資を持っている。
- ②成果と評価が結びつく人事制度があり、正しく運用されている。
→ 年功序列が根強い会社で、出世のテクニックを使っても効果が低い。
- ③自分を引き上げてくれる良い上司がいる。
→ 相性の悪い上司が相手では、どんなに優秀な人でも出世は難しい。
上記の特徴を満たしている会社で働いていて、出世コースに乗っている自信がある人以外は、他の年収アップ法を使う方がリターンを期待できるでしょう。
出世による年収アップは、自分でコントロールしにくいのが大きな難点です。
年収アップ法④:転職の特徴
転職の特徴は、稼げるようになるまでのスピードが早く、経済的なリスクが高いことです。
転職は4つの年収アップ法の中でも、最速と言えます。
副業も比較的スピード感のある選択肢ですが、それ以上に早いのが転職です。
もちろん、多くの人が直感的に感じる通り、それなりのリスクを伴う選択肢でもあります。
転職した結果、以下のように今より労働環境や年収が悪化する可能性があるからです。
- 仕事内容:事前に聞いていた内容と異なる。
- ワークライフバランス:事前に聞いていた残業時間より多い。
- 職場の人間関係:自分と相性の悪い人が多い。
- 実質的な年収:年収は増えたけど、退職金制度がなくトータルで損をする。
上記のような期待と現実のズレは、正しい情報収集や情報伝達である程度のリスクヘッジが可能です。
とはいえ、何度も伝えてきているように、転職にリスクはありますが、転職活動自体にリスクはありません。
極論ですが、転職するのは、転職活動をして内定をもらった結果、「転職すれば年収が50万円アップする」と分かった時だけで大丈夫です。
年収が上がらない、内定が取れないといったケースでは、そもそも悩む必要がありません。
リベ大両学長の知人に4回の転職によって30代前半で年収1,000万円を達成した人がいます。
その人は、「転職活動はノーリスクの投資」と話していたそうです。
さて、ここまで解説してきたように、年収をアップする方法をスピード順に並べると以下の通りです。
- 1位:転職
- 2位:副業
- 3位:起業
- 4位:出世
リベ大からのアドバイスとして、もし今の仕事や職場に不満があり、最速で年収をアップさせたいのであれば、転職活動をおすすめします。
お金の世界において、いかに早く投資のお金を貯め、資産運用を始めるかが重要です。
例えば、毎月5万円を積み立てながら、年利5%で運用するとします。
→ 10年間早く運用を始めると資産に約2.7倍もの差が生まれる(②2,050万円 ÷ ①770万円)
だからこそ、最速の年収アップ法である転職には、大きな価値があるのです。
そこで、記事の後半では良い転職をするために頭に入れておいてほしい4つの図解を紹介します。
もし、今すぐ転職する気がなくても、必ず見てほしい図解です。
なぜなら、どんなに皆さんが今の会社に一生勤めるつもりでも、以下のように転職を余儀なくされる可能性があるからです。
- 5年後や10年後に業績が低迷し、リストラになるかもしれない。
- ある日突然、相性が良くない上司や部下と働くことになるかもしれない。
- 不本意な部署異動や転勤で悩むかもしれない。
「一生この会社で働こう。この会社での出世一択」と考える人と、「基本はこの会社で働くつもりだけど、何かあっても外に出れるようにしよう」と考える人では、職場での働き方も変わってきます。
なお、これから紹介する図解は全て、書籍「転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法」からの引用です。
頭に入れておきたい4つの図解
さて、ここまで読んできて「転職が最速の年収アップ方法と言われても、自分には大した学歴なんて無いから無理だよ。」と感じる人もいるでしょう。
そんな人に見てほしい1つ目の図解が以下になります。
図解①:採用における学歴と実績の重要度
採用におけるポイントが以下のように変わっていることが分かります。
20代前半で最初に取り組む就職活動の経験から、「採用されるには学歴が大切だ」と思いがちです。
しかし、実は学歴重視の状況は長くは続きません。
なぜなら、新卒は「ポテンシャル」で評価するための、一時的な状況だからです。
20代後半以降は、代わりに実績が重視されるようになります。
実績は、仕事の経験とともに積み上がっていくものであり、本人が自覚しているかどうかに関わらず、積み増されていくものです。
学歴を理由に自信を失う必要はありません。
なぜなら、その自信喪失には根拠がないからです。
実績やスキルを積み重ねることで、転職のチャンスは増えていきます。
とはいえ、「今の仕事で出した実績や身につけたスキルが外の世界で通用する気がしない」と感じる人もいるでしょう。
そんな人に見てほしい2つ目の図解が以下になります。
図解②:仕事を「詳細化」→「ひも付け」する
仮に、今の会社の外で「やりたい仕事」が見つかったとします。
そんな時に、挑戦してみたい気持ちはあっても、「自分は通用しない」と思い込んでしまう人は非常に多いです。
しかし、そういった思い込みは皆さんの完璧主義によるワナです。
例えば、先ほど紹介した書籍「転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法」の著者である山下良輔氏のケースを見てみましょう。
山下氏は、以下のように転職で人生を切り開いた人です。
- 高卒で下請け自動車部品工場に勤務
転職
- 30歳で年収1,000万円のコンサルタント
自動車業界のエンジニアとコンサルタントには関連性がないように感じるかもしれません。
しかし、実は全くの無関係ではないのです。
山下氏は、自動車メーカーで以下のような仕事をしていました。
- 自動車製造の理解
- 機械設計
- プロジェクト管理
- 社内外コミュニケーション
- 競合他社分析
- 市場動向調査
- 製品原価分析
…etc
- 経営分析
- プレゼンスキル
- インタビューテクニック
- プロジェクト管理
- 社内外コミュニケーション
- 競合他社分析
- 市場動向調査
もう一度、先ほどの図解を見てみましょう。
▼図解②:仕事を「詳細化」→「ひも付け」する
要は、以下の3つのステップが未経験の壁を乗り越えるのに役立ったのです。
- 今の仕事の詳細化
→ 自分がやってきた経験を詳細に書き出す - やりたい仕事の詳細化
→ 志望業界や職種の応募要件を詳細に書き出す - 今の仕事とやりたい仕事の共通点を見つける
ここで伝えたいのは、「完全な未経験」という思い込みを捨てようということです。
仕事を丁寧に棚卸しして、興味のある業界や職種について入念に調べれば、共通点は見えてくるはずです。
しかし、「共通点が3個~4個見つかっても不十分なんじゃ…。」と思う人もいるでしょう。
そんな人に見てほしい3つ目の図解が以下になります。
図解③:転職の合否はタイミングで決まる
上記の図解から分かるように、「個人の能力」は、緩やかな右肩上がりで劇的な変化はありません。
一方で、「企業の求める能力」は、かなり変動しているのが分かります。
要するに、自分自身はそれほど変わらなくても、企業側の求めるハードルが下がるタイミングを狙えばチャンスはあるということです。
条件を緩和してでも人材が欲しい状態になりやすいのは、以下のような企業です。
資金調達直後のスタートアップ企業
特に、景気が上向いているタイミングでは、上記のような企業が増える傾向にあります。
転職タイミングを逃さないための重要なポイントは3つです。
チャンスに備えて、普段から準備しておく。
→ 自分の実績の棚卸しや入りたい会社の調査など。
チャンスの到来を察知できる環境を作っておく。
→ 転職エージェントから情報が入るようにしておく。
チャンスが来たら、迷わず動く。
→ 転職活動自体はノーリスクであり、悩むのは内定をとってから。
ここまで解説してきましたが、「色々分かったけど、やっぱり自分には難しいかな…。」と思う人もいるでしょう。
そんな人に見てほしい4つ目の図解が以下になります。
図解④:ステップを踏んで転職をする
上記の図解は、希望する会社に入社するために、どんなステップを踏めば良いのかを表しています。
- ◎ 希望する会社に入社するために、1回転職を経由してキャリアを磨く。(1ステップ踏む)
- △ 希望する会社に入社するために、社内で移動してスキルや経験を積む。(0.5ステップ踏む)
- × 希望する会社に入社するために、今のままスキルを積む。(ノーステップ)
日本人は堅実なイメージがありますが、投資と転職に対しては、意外にギャンブル気質なところがあります。
例えば、「せっかく転職するなら、絶対に一発逆転したい!ここで勝負に出る!」といった派手な発想をする人が多いのです。
気持ちは分かりますが、一足飛びにゴールを目指すことだけを考えていると、以下のような状況に陥りやすくなります。
- ハードルが高すぎて、やる気をなくす。
- 視野が狭くなり、良い選択肢が見えなくなる。
- 悪い目が出て、ピンチになる。
上手にキャリアを作っていける人は、ステップを踏んで、少しずつ成功の階段を上ります。
以下の記事でも紹介した、「軸ずらし転職」がステップを踏むに近い発想です。
軸ずらし転職とは、職種と業界を1つずつ順番にずらしながらステップアップしていく方法です。