こんにちわ、ももたまです。
リベラルアーツ大学では無駄な支出を抑え、お金を『貯める』ことを大切にしています。
今日は住宅にかかる費用、特に私達も利用している賃貸にかかる費用について一緒に考えてみましょう。
本来支払う必要のないお金を、知らずに支払ってしまっているかもしれませんよ?
がっしゃーーーん!
みなさんも賃貸物件にキズをつけたり、設備を壊してしまったら、必ずお金を支払わないといけないと考えていませんか?
今回は、火災保険を正しく使うことで、家につけたキズを無料で直す方法をお教えします!
目次
参考動画:【ほぼ無料に出来る】賃貸物件の退去費用をとことん安くする方法
このブログの内容は、以下の動画でも解説しています!
火災保険で物件を直すとはどういうこと?
ほとんどの火災保険には『借家人(しゃっかにん)賠償責任補償』、『個人賠償責任補償』がついています。
『借家人賠償責任補償』とは、大家さんに対して損害を与えてしまったときに費用を補償してくれるものです。
『個人賠償責任補償』とは、日常生活で自分や家族が他人にケガを負わせたり、他人の物を壊した時の費用を補償してくれるものです。
賃貸物件につけてしまったキズは、『借家人賠償責任補償』、『個人賠償責任補償』のどちらかを利用して直せることが多いです。
あひるくんのように火災保険は使える範囲が火災・水害などにかなり限られている、と思っていませんか?
ですが、実際にはかなり範囲は広く、クローゼットが壊れた際に火災保険で8万円を補償してもらった実例もあります。
火災保険を正しく使えば、多くの場合で修理費用を支払う必要はありません。一方、知らないというだけで自分のお金で修理をしてしまう人もいるのです。
火災保険を最大限に使う為にも、まずは知っておくべき3つのポイントを紹介します。
知らないと損!火災保険を使うために知っておくべき3つのポイント
①意図しない偶然の事故であれば補償される
火災保険の『借家人賠償責任補償』、『個人賠償責任補償』は意図せずに壊してしまった、損害を与えてしまった場合に、費用を負担してもらえます。
また、「突発的な汚損・破損」に対応していれば、例えば子供が起こした事故でも補償されます。
- 子供が目を離した際に、壁に落書きをしてしまった
- 子供が床を傷つけてしまった
- 物を落として洗面台を壊してしまった
- 意図せず物が倒れて設備(クローゼット)が壊れてしまった
- 強風で物が飛んできて窓ガラスが割れてしまった
ちなみに下記のような場合は認められません。
- 濡れている箇所をほったらかしてカビが生えた
- 家具の脚から床へ着色した
濡れていた箇所を放置すればカビが生えるのは容易に想像できますよね?
つまり自分達が容易に想像できたけれど、防ごうとしなかった事象に関しては補償されません。
消費者ホットラインやリベ大のオンラインコミュニティ「リベシティ」も活用してください。
②キズがついたら遅滞なく連絡する
『借家人賠償責任補償』、『個人賠償責任補償』はキズがついたら遅滞なく申請すること、つまりすぐに保険会社に連絡することが大切です。
火災保険の『借家人賠償責任補償』は退去時の利用が認められていません。
また、時間が経ってしまうと、意図せずに起きた事故とキズとの因果関係の証明が難しく、補償がスムーズに行われないケースもあります。
退去時には設備などを原状回復する必要がありますが、あらかじめ直しておけば原状回復する場所はありません。
つまり、退去時の原状回復費用をほぼ無料にすることも出来ます。
▼退去時の費用を抑える解説は以下の記事をご覧ください。
③火災保険は何回使っても保険料が上がらない
例えば車の保険の場合、保険を使うと翌年の保険料が高くなります。軽い物損事故の場合は保険料が高くなるので使わないという人もいますよね?
一方、火災保険の場合は何回使っても保険料は高くなりません。また、他の保険への影響も全くありません。
使うべきポイント3つをおさえたところで、最後に火災保険の具体的な手順3つについて学んでおきましょう。
火災保険を使うまでの具体的な手順3つ
- 証拠としてキズ・破損箇所等の写真を撮影し、見積書を残す
- 火災保険の証券番号を手元に準備
- すぐに保険会社に連絡し今回の経緯を説明
- 保険会社からの連絡を待つ
保険会社に今回の経緯を説明するときは、以下2つのポイントを伝えるようにしましょう。
- 『借家人賠償責任補償』、もしくは『個人賠償責任補償』を利用したいこと
- 意図せず壊してしまったこと
しっかりと手順とポイントをおさえれば、保険会社の窓口担当者にも分かりやすくなります。
また、破損箇所等の写真や見積書は証拠として必ず残しておきましょう。補償額に影響することがあります。
火災保険の使い方に関するQ&A
火災保険を利用することに関して、よくある疑問にお答えします。
私が加入している火災保険でも対応してもらえる?
ほぼ全ての火災保険に『借家人賠償責任補償』『個人賠償責任補償』がついているので、大丈夫です。
ただし、必ず自分で加入している火災保険に2つの補償がついていることは確認しておきましょう。
自分が加入している火災保険の証券番号が分からないのですが。
加入している火災保険会社に問い合わせしてみましょう。
契約内容確認が必要なため、必ず『契約者本人』が問い合わせするようにしましょう。
これから火災保険を契約するので、おすすめの火災保険を教えてほしい。
2021年現在おすすめの火災保険は以下です。目的や各自の状況に応じて使い分けましょう。
- 【日新火災海上保険】住宅安心保険
(汚損・破損にも対応している ) - 【損保ジャパン日本興亜】THE 家財の保険ベーシックⅠ型
(ホームページで保険金請求画面がわかりやすくお客様目線 )
※Ⅰ型のみおすすめです。(他は破損・汚損が保証外のため) - 【チューリッヒ少額短期保険】ミニケア賃貸保険
(内容の割に保証が厚い ※ただし水害の保証がないので、アパートの1階などには不向き) - 【日新火災】お部屋を借りるときの保険
(とにかく安くしたい方向け) - 【全労済】住まいる共済
(とにかく安くしたい方向け ※見積もり時に不要な特約のチェックを外しましょう)
【オススメできる理由】
- 価格が安い(年間 約4,000円〜)
- 自分にとって必要最低限の補償内容のみを選択できてシンプル
- WEBで見積もり、加入ができる
※日新火災海上保険、損保ジャパン日本興亜の申し込みは代理店でしか加入できません。
注意点
今回紹介している保険は、どれも火災保険としての役割は果たしています。
ただ、保険によっては借家人の保障を狭くしているため、『借家人賠償責任補償』、『個人賠償責任補償』で物件を修理することが出来ないケースもあります。例えば、
- そもそも汚損・破損への保障がない
- 修理にかかる費用は1万円まで自己負担
- 個人賠償では大家を対象から外す など
そのため、契約前に必ず補償内容をしっかり確認しましょう。
▼ あわせて読みたい火災保険を見直す際のポイント
ネットで調べたら補償されないと書いてあったけど?
とても読みづらいですが『故意による事故は対象外』『退去時の原状回復費用も対象外』と書いてあるだけです。
保険会社は当然保険料を払いたくないわけですから、難しい言葉をいっぱい並べてきます。
意図しない事故で、キズをつけてからすぐに報告すれば火災保険の対象です。
まとめ:賃貸でキズをつけたら、すぐに火災保険を使って無料で直す!
賃貸では火災保険を正しく使うことで、家につけたキズを無料で直すことが出来ます。
▼分かりやすいカンタン図解まとめ
人生の3大支出と言われる家の費用、そして多くの方が利用している賃貸物件。
しっかりと知識を身につけることで、無駄な支出を削減することが出来ます。
大切な資産を守るためにも、正しい知識をリベラルアーツ大学で身につけていきましょう!
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