こんにちは、こぱんです!
リベ大ではブログやYouTubeチャンネルを通して、様々な投資手法について解説しています。
昔は「素晴らしかった投資手法」も、今では「有効に機能しない」ということがあります。
そのため、投資方法に関する情報を定期的にアップデートしていくことが必要です。
そこで、今回は代表的な7つの投資手法1つ1つに対して、以下の2つのことを解説していきます。
- 投資手法の概要
- 2020年7月時点の状況とリベ大の考え方
できるだけ専門用語を使わずに、初心者の人にも分かりやすくまとめました。
なお、投資にはリスクがあることを正しく理解して、最終的な投資判断は、皆さん自身の判断と責任で行ってください。
目次
解説動画:【2020年上期】7つの投資手法の概要と、学長の「雑感」
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
【補足】動画内のウェルスナビの解説について
預かり資産・運用者数No.1は、一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2024年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2024年6月時点)
代表的な7つの投資手法の概要・現状を解説
今回解説する代表的な7つの投資手法は、以下の通りです。
- ①インデックス投資
- ②高配当株投資
- ③個別株への集中投資
- ④国内不動産投資
- ⑤仮想通貨(暗号通貨)
- ⑥ロボアドバイザー
- ⑦ソーシャルレンディング
①インデックス投資
インデックス投資の概要
インデックス投資は、インデックス(指数)に連動するファンドへ投資することで、経済全体の成長から「分け前」をいただく投資手法です。
世界全体の経済を見た時、GDP(国内総生産)は以下のように右肩上がりです。
インデックス投資は「人類の経済は長期的に成長するため、世界全体に投資すれば長期的にお金が増える」という考え方に基づいています。
また、想定される利回りは10~15年で年利3~7%ほどです。
そしてインデックス投資の特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 低コストである
- 運用コストが運用金額の0.1%と安い(100万円の運用金額に対するコストは約1,000円)
- 投資対象が幅広い
- 世界中の株式、債券、不動産、ゴールドなどにファンド1本で投資ができる
- 長期的な有効性が理論的に証明されている
インデックス投資の現状・リベ大の考え方
インデックス投資は、以下のような人達に向いている投資手法です。
- 資産運用にあまり時間をかけたくない
- 合理的・理論的で美しいものが好き
リベ大も引き続き王道の投資手法として、インデックス投資をおすすめしていきます。
特に全世界株式ファンド、S&P500連動ファンドは、資産運用の中心になり得ます。
さらに、つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度も利用価値が高いです。
まちがっても、投資を始めるために銀行や証券会社の窓口には行かないようにしましょう^^
今からインデックス投資を始めるなら、リベ大がおすすめする楽天証券やSBI証券を活用しましょう。
②高配当株投資
高配当株投資の概要
高配当株投資とは、以下のような数少ない優良企業に投資して、配当金を貰い続ける投資手法です。
- 財務体質が良い
- 高収益体質である
- 業績が安定している
優良企業の株を買ってオーナーとなり、企業が生んだ利益の一部を貰い続けるというイメージです。
高配当株投資の想定される利回りは10~15年で年利5%前後です。
そして、高配当株投資の特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 安定したキャッシュフローになりやすい
- 株価に振り回されず、心理的に投資に付き合いやすい
- 銘柄分析や投資タイミングが重要
仮に配当金が年間20万円となれば、会社員1ヶ月分の月給と考えることもできます。
▼図解で簡単にわかる高配当株投資の魅力
高配当株投資の現状・リベ大の考え方
コロナウイルス感染症の影響で経済は不況となりつつありますが、政府が大量に発行したお金が株式市場に流れているので、株式の割安さが失われています。
そして高配当株投資は、以下のような人達に向いている投資手法です。
- 株価に惑わされず、安定したキャッシュが欲しい
- 企業の分析や、投資タイミングを見ることが楽しい
つまり、大きな利益を狙うのではなく、コツコツと利益を積み重ねたい人に向いています。
今から米国高配当ETF(HDV、SPYD、VYM)への投資を始めるなら、楽天証券・SBI証券がおすすめです。
米国高配当投資に関しては、下記の動画で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
関連動画
→【超初心者向け】はじめての高配当株投資!始め方&ポイントを専門用語をほぼ使わずに解説
また、日本の高配当株投資を始めるなら、SBIネオモバイル証券がおすすめです。
日本の高配当株投資の始め方は、下記の動画で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
解説動画
③個別株への集中投資
個別株への集中投資の概要
インデックス投資や高配当株投資は分散が基本的な戦略となります。
「分散投資」と1~5銘柄ぐらいの「集中投資」の特徴を比較すると以下のようになります。
分散投資→「資産は大きく増えないが、大きく減ることもない」
集中投資→「資産が大きく増えるが、大きく減ることもある」
集中投資のリスクに耐えられる人は、個別株への集中投資が向いていると言えます。
また、短期間で億万長者になった人達の多くが、集中投資をしていることも事実です。
個別株への集中投資の現状・リベ大の考え方
市場のボラリティ(価格変動)が高く、コロナバブルの可能性も考えると、チャンスはあるでしょう。
ただし、リベ大としては個別株への集中投資は、おすすめしていません。
④国内不動産投資
国内不動産投資の概要
不動産投資は、以下のような不動産に投資をして、家賃収入や売却益を得る投資手法です。
- 戸建て
- アパート
- マンション
投資する物件によって利回りは変わりますが、想定される利回りは約数%~十数%です。
ちなみに、利回りが数%と低い物件は、いわゆる「手間のかからない物件」です。
- 土地が安い
- 築年数が新しい
- 入居してくれる人を探しやすい
- 資産価値が高い
逆に利回りが十数%と高い物件は、「手間のかかる物件」です。
そんな不動産投資の特徴を、以下の4つにまとめました。
- 投資に大きな資金が必要(最低でも数百万以上)
- 伝統・成熟産業なのでリスクが洗い出されている
- 不労所得ではなく、半不労所得(賃貸“事業”の経営者と考えた方が良い)
- 銀行からの融資を使って買うことができる
これらの特徴に向いている人にとっては、国内不動産投資はかなり魅力的な投資です。
国内不動産投資の現状・リベ大の考え方
みなさんは「かぼちゃの馬車」事件を聞いたことがありますか?
「かぼちゃの馬車」に関しては、下記の動画で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
関連動画
「かぼちゃの馬車」事件以降、銀行の不動産投資家に対する融資は若干厳しくなりました。
その上、コロナウイルス感染症によって経済が停滞したので、銀行の融資はさらに厳しくなり、不動産価格が暴落するのでは?と心配されました。
ただ、2020年7月時点では不動産市場は大きく落ち込まず、様子を見ている投資家が多い雰囲気です。
有名な不動産投資サイト健美家の「不動産は売り時?買い時?」というアンケートでも「どちらとも言えない」が急増しています。
不動産投資を考えている人は、今から信用金庫の口座を開設して、コツコツ定期積立をしておきましょう。
銀行は初見のお客さんを嫌うので、いきなり融資の話をするのではなく、早めに関係を築いておくことをおすすめします。
⑤仮想通貨(暗号通貨)
仮想通貨(暗号通貨)の概要
ビットコインなどの仮想通貨に投資して、値上がり益を狙う投資手法です。
2018年に仮想通貨バブルが崩壊し、大きく値を下げたビットコインも、現在は以下のように価格を少しずつ戻しています。
仮想通貨(暗号通貨)の現状・リベ大の考え方
仮想通貨が追い風となっている要因としては、以下3つが考えられます。
- 世界的な金融緩和によるカネ余り
- 機関投資家の参入が加速
- 2020年5月に半減期が到来
(※ビットコインの供給量が減り、価値が高まりやすい)
仮想通貨は1年で価格が数十%も動く、非常にリスクの高い資産です。
リベ大としては、ギャンブルとしての用途以外ではおすすめしません。
もし、コモディティ(商品)としてポートフォリオに入れるなら、歴史の長いゴールドの方が安心です。
今後のインフレを考えると、資産総額の5%程度をゴールドとして保有することは、分散投資としても悪くありません。
⑥ロボアドバイザー
ロボアドバイザーの概要
ロボアドバイザーは、最新テクノロジーのサポートを受けて資産運用が行えるサービスで、大きく以下の2種類の型があります。
- アドバイス型
- ロボアドバイザーの提案を参考にして、自分で投資の意思決定をする
- 投資一任型
- お金だけを預けて、全部ロボアドバイザーに運用してもらう
(一般的にみなさんがイメージするロボアドバイザー)
- お金だけを預けて、全部ロボアドバイザーに運用してもらう
そして、投資一任型のロボアドバイザーで有名なサービスが、以下の3つです
今回は特にウェルスナビについて取り上げます。
- ウェルスナビ
- THEO(テオ)
- 楽ラップ
ウェルスナビの現状・リベ大の考え方
- 預かり資産が7,000億円を達成(2022年6月9日時点)
- 運用者数は33万人(2022年3月31日時点)
ウェルスナビを簡単に説明するなら、若干手数料の高い王道インデックス投資です。
なお、ウェルスナビが投資する商品は、リベ大もおすすめできるレベルの優良ファンドだけです。
- VTI(米国株約3500銘柄に投資)
- VEA(日欧の先進国株約4000銘柄弱に投資)
- VWO(新興国株約5000銘柄に投資)
- AGG(米国総合債券)
これらのファンドに投資している人を「情弱」、「ぼったくられている」と批判できる金融のプロはいないでしょう。
ウェルスナビは、これら優良ファンドへの投資を全て自動で行ってくれるのです。
- 自動で買付をしてくれる
- 自動で資産バランスを調整してくれる
- 自動で税金を最適化してくれる
ただ、ウェルスナビにおける最大のデメリットは手数料です。
手数料は預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税込1.1%)、3,000万円を超える部分は0.5%(現金部分を除く、年率・税込0.55%)となっています。
売買手数料、為替手数料など全て含まれているとはいえ、決して安い手数料ではありません。
ですが、日々寄せられる数百件もの質問に対応する中で、場合によっては「初心者にはウェルスナビも良いのではないか?」と感じることもあります。
例えば、年間30万円を運用すると手数料は年間3,300円と、時給1,500円の人なら2時間程の労働で手数料が払える、という規模感です。
ちなみに、ウェルスナビの公式サイトに行くと、色々なシミュレーションができます。
- 積立額:月3万
- 積立期間:30年間
- 投資元本:1,090万円
- 【シミュレーション結果】67%の確率で2,000万円以上になる
つまり、ロボアドバイザーは以下のような人におすすめです。
とにかくラクに投資したい
難しいことは考えたくない
資産運用に時間を使いたくない
だけど、預金はお金が増えないからイヤ
⑦ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングの概要
ソーシャルレンディングは、皆さんのお金を中小企業などに貸して金利を得る投資手法です。
ソーシャルレンディングの現状・リベ大の考え方
リベ大としては、下記の動画で詳しく解説しているように、ソーシャルレンディングはおすすめしていません。
投資対象の企業は、銀行から借入ができないような脆弱企業なため、リスクがかなり高くなります。
特にコロナウイルス感染症の影響で、今は経済状況がかなり不安定なので、貸し倒れのリスクも高まっています。
投資先の企業が全てが同時に倒産するリスクは低いですが、株式並みにハイリスクで為替リスクもあります。
その代わり、分配金利回りが約5~6%と高いという特徴があります。
ただ、コロナショックの暴落から既に株価も戻っているため、今はあまり旨味はないかも知れません。
まとめ:「今」の状況を整理して、投資の軸の確認・アップデートをしておこう
2020年7月における、代表的な7つの投資手法の概要と現状、そしてリベ大の考え方を解説しました。
- ①インデックス投資…有効に機能している
- ②高配当株投資…割安さが失われて逆風
- ③個別株集中投資…チャンスはあるが、おすすめしない
- ④不動産投資…今は準備のタイミング
- ⑤仮想通貨…若干の追い風だが、おすすめしない
- ⑥ロボアドバイザー…ウェルスナビは有効に機能している
- ⑦ソーシャルレンディング…リスクが高く危険。必要性を感じない
投資で成功するためには、投資の軸となる目的を知ることが最重要です。
▼図解で簡単にわかる投資の目的
投資手法の現状を知り、しっかりと情報のアップデートを行うことで、自分の投資の現在位置がズレていないか確認しましょう。
そして、自分の投資の軸に合わせた進むべき自由への航路を、これからも確実に進んでいきましょう。
以上、こぱんでした!
投資を始めるなら、リベ大では楽天証券、SBI証券をおすすめしています!
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