【お金の教育】大切な子供が「お金で苦労しない」ために親ができること

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こんにちは、こぱんです!

近年、子供への金融教育が重要視される傾向にあります。

しかし、海外では当たり前になっている子供への金融教育の機会が、日本ではまだまだ少ないのが現状です。

あひるくん
お金に関する知識って学校では教えてくれないよね。自分の子供には、お金で困って欲しくないから、まとまったお金を残してあげたいなぁ。

こぱん
子供の金融教育や資産形成って大きなテーマだね。子供に残すものは、お金よりも、お金の稼ぎ方の方が大切だと思っているよ^^

あひるくん
子供には「魚」を残すのではなく、「魚の釣り方」を教えた方が良いってことだね!

 

子供にお金を与えれば与えるほど、自分の手でお金を稼ごうとしなくなり、稼ぐ力が身に付きにくくなることが様々な研究で明らかになっています。

しかし、子供世代が現代よりもお金に関して、厳しい時代を生き抜くことになる可能性は高いです。

こぱん
なので、子供に苦労させたくない想いから、何か残してあげたい気持ちもよくわかります^^

あひるくん
だよね!でも、お金を残す以外におすすめの方法って何かあるの?

こぱん
私のおすすめは、「子供が生まれたら(または小さいうちに)子供の口座でVT(全世界株式)を100万円購入して、65年放置」すること。

全世界株式こそ、自分の子供に以下の2つを残せる最高の贈り物になるのです。

子供に残せる最高の贈り物

 金融教育

“子供を弱くしない”程度のお金

以下の画像を見て分かるように、全世界株式100万円分には、65年後に2,000万円を超えるポテンシャルがあります。

VT100万円の65年後

2,000万円あれば、子供自身の老後問題を解決出来るほどの金額になります。

そこで今回の記事では、なぜ「子供のために、全世界株式を100万円分購入して放置する」ことがおすすめなのか、その根拠をお伝えしていきます。

今回の記事の流れ
  1. 「お金に困る理由」と「これからの日本」
  2. 子供に残すべきもの
  3. 全世界株式を贈り物にする5つのメリット

こぱん
大切なお子さんにお金で苦労させたくない人は、ぜひ最後まで読んでくださいね^^

以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。

▼大切な子どもが「お金で苦労しない」ために

 

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解説動画:【お金の教育】大切な子供が「お金で苦労しない」ためにできること

このブログの内容は下記の動画でも解説しています!

「お金に困る理由」と「これからの日本」

まず、初めに以下の2点について解説していきます。

  • 日本でお金について困っている人が多い理由
  • これからの日本の環境

お金に困っている日本人が多い理由

お金に困る理由

日本でお金の悩みを抱えている人が多い理由は単純明快で、お金について、公的な学習機会がなかったからです。

子供の金融知識のレベルは家庭内での教育、親の価値観や考え方次第になります。

そのため、皆さんのお金の価値観や知識は、脈々と子供へと伝わっているのです。

こぱん
あひるくんは、義務教育で国語や算数、社会の勉強を何時間やったか覚えてる?

あひるくん
え…全然覚えてないや!

平成29年に告示された学習指導要領によると、小学校のカリキュラム基準は下図の通りです。

各教科の授業時間数

小学校学習指導要領より抜粋)

例えば、小学1年生では国語の授業が306回あります。

1コマは45分ですので、1年間で306回×45分=約230時間もの時間をかけて、国語の勉強をしているのです。

こぱん
小学校6年間の総授業時間は約4,300時間にも上りますが、金融教育の時間はほぼゼロです。

もちろん中学校でも習いませんし、義務教育が終わり、高校生になってからも金融教育の機会はありません。

もし義務教育で国語や算数を習わなかったら、文字も読めませんし、計算もできないですよね。

それと同じ理由で、日本人の多くが「お金で苦労している」のは、お金について習う機会がなかったからなのです。

このままでは、皆さんの子供も、お金について学校では学ばずに育つことになるので、きちんと認識しておきましょう^^

こぱん
リベラルアーツ大学では、お金に関する情報を発信しています。まずは皆さん自身が金融知識を学び、お子さんと一緒にお金について話をしてみてくださいね^^

これからの日本について

これからの日本

日本の少子高齢化・人口減少は、今後さらに速いスピードで進んでいきます。

以下の内閣府のデータを見てみましょう。

高齢化の推移と将来推計

内閣府公式HPより抜粋)

内閣府のデータによると、2010年に1.28億人だった人口が、2060年には0.87億人にまで減少するとされています。

あひるくん
4,000万人も減っちゃうんだね…

こぱん
4,000万人という数字は、東京都が3つ消えるほどの人数なんだよ。

65歳以上の割合も2010年の23%から、2060年には40%まで上昇すると予測されています。

このように少子高齢化・人口減少が進むと、以下のことが想定できます。

少子高齢化・人口減少が進んで想定されること

国の経済規模の縮小

 社会保障が弱くなる

こういったことが起こると、皆さんの子供たちの将来は、今よりもさらに厳しくなる可能性があります。

そのため、国に頼り切りになるのではなく、個人で資産を蓄えるための準備が必要になってくるのです。

こぱん
だからこそ、「次の時代を生きる子供たちに、親世代は何ができるのか?」は切実な問題だと言えます。

子供に残すべきものはお金にまつわる5つの力

贈り物

子供に残すべきものは、お金そのものではなく、当ブログ“リベラルアーツ大学”で伝え続けている「お金にまつわる5つの力」です。

▼図解で簡単にわかる「お金にまつわる5つの力」について

 

この5つの力をバランスよく育てると、お金に困りにくくなります。

あひるくん
5つの力について子供と話していきたいけど、子供が何歳の時に、どんな話をすべきなのか難しくない…?

こぱん
そのあたりについては、まだ全然ノウハウがない状態なんだよ。リベ大でもいずれは扱っていきたいテーマのひとつです^^

今回の記事でお伝えしたいのは、子供の口座でVT(全世界株式)100万円を買って65年放置すれば、少なくとも、以下の2つを子供に残せるということです。

子供に残せる2つのもの
  1. 教育(お金を増やす力)
  2. お金(子供を“弱くしない”レベル)

あひるくん
VTってなんだっけ…?

こぱん
VTは世界最高の資産運用会社が作った超低コストの全世界株式ファンドのことだよ。これを買うことで、47ヶ国、約8000もの企業に投資できるんだよ^^

VTは世界の株式の約90%をカバーできるため、地球の会社を丸ごと買うイメージです。

詳しくVTについて知りたい方は、以下の記事が参考になります。

 

記事の冒頭でお伝えしたように、子供にお金や物を与え過ぎてしまうと、自分で考える力が育ちにくくなってしまいます。

しかし30年後には、少子高齢化や人口減少が進んでいるので、今と「時代のハンデ」が生じることも事実です。

こぱん
時代のハンデを緩和させるために、多少の色を付けてあげることはアリだと思います^^

では、VTを贈り物にすることで、「教育」「お金」の2つを残せる理由とメリットについて、お伝えしていきます。

VTを贈り物にする5つのメリット

5つのメリット

VTを子供への贈り物にすることのメリットは以下の通りです。

VTを贈り物にする5つのメリット
  1. 65年後に2,000万円を超える可能性がある
  2. 理論的に正しい投資手法である
  3. 子供が世界経済に興味を持ってくれる
  4. 大富豪の教え「一生引き出さない口座」を持てる
  5. 分配金を味わうことができる

それぞれを詳しく解説していきます。

メリット1:VT100万円分が65年後に2,000万円を超える可能性がある

米国の大手投資銀行であるJPモルガンによると、世界株式の超長期リターン予測は+4.8%だとされています。

これを複利計算すると、100万円分のVT(全世界株式)が65年後に2,250万円になるのです。

あひるくん
100万円分が2,250万円に増えるってすごいポテンシャルだね!

こぱん
2,250万円あれば、子供の老後資金の心配を大きく減らすことができるよ^^

VTを贈ることで(ことは)、子供たちが将来や老後に怯えることなく、純粋に「今」を生きる手助けをしてあげられます。

こぱん
もし、皆さん自身が、老後資金を貯めなくても良い状態になったら、非常に楽だと思いませんか?^^

全世界株式100万円分には、老後の資金問題を解決できるほどのポテンシャルがあるのです。

 

メリット2:理論的に正しい投資手法である

あひるくん
VTにポテンシャルがあるのはわかったけど、65年後に2,000万円ってあくまでも、理論的な話じゃないのかな?

こぱん
さすが、あひるくん!投資の未来は不確実だから、その発想は間違いじゃないよ。だけど、株式が過去200年間の超長期で最も成長したことも事実としてあるんだ。

例えば、1802年に株・債券・ゴールドにそれぞれ1ドルずつ投資した場合、2017年には以下のような結果になりました。

200年後の成長率

ゴールド:1ドル→67.19ドル

債券:1ドル→34,230ドル

株式:1ドル→27,749,940ドル(約2,800万倍!)

株式には、1ドルが約2,800万ドルに化けるだけのパワーがあるのです。

この結果は下の有名な200年チャートからもわかります。

200年チャート

(「ウォール街のランダムウォーカ― 第12版」日本経済新聞社より抜粋)

 

また、全世界株式ファンドは、どの国が勝つか予想するものではありません。

2020年現在は、米国が強い状況です。しかし65年後にどの国が最強なのかは誰にも分かりません。

そこで、全世界株式ファンドに投資しておけば、「最強の国」への投資比率が高くなるように、自動的に調整されます。

こぱん
全世界株式ファンドというのは、ノーベル賞を受賞した「現代ポートフォリオ理論」に基づいた、理論的にも美しいファンドだと言われています。

資本主義経済が崩壊しない限り、

過去の実績で見ても

理論的な正しさで見ても

将来への期待で見ても

VT(全世界株式)は、「投資の最適解の1つ」です。

こぱん
地球上で人類が成長する限り、長期で見れば負けない投資だと言えますね^^

メリット3:子供に世界経済への興味を持ってもらえる

突然ですが、ライオンキングをご存知でしょうか?

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ライオンキングには、お父さんライオンが息子ライオンに向けて、こんなことを言うシーンがあります。

あひるくん
太陽の光が届くところ、全て我らの王国だ

全世界株式は、世界の上場企業の90%をカバーしており、子供の目に入るモノやサービスの多くが、VTの構成銘柄によって作られています。

そのため、子供に全世界株式を渡すことは、「キミは世界のオーナーのひとりなんだよ」と伝えることと同じなのです。

こぱん
こう伝えることで、子供が世界経済に関心を持つきっかけになるかもしれません^^

今日の経済ニュースがVTにどう影響を与えるか

不況になるとどうなるか

好況になるとどうなるか

こういったことを子供と一緒に話してみるのも良いかもしれませんね^^

メリット4:大富豪の教え「一生引き出さない口座」を持てる

こぱん
あるスイスの大富豪は「一生引き出さない口座を持ちなさい」と言いました。この心構えで、自分のお金を確保しておくことが、経済的自由へと繋がっていくからと。

もし子供名義で100万円ものお金(VT)を渡しても、自由に出し入れ出来たら、子供がきちんと使える可能性は低いでしょう。

この贈り物のキモは、「このお金はどうせ使えない」ということです。

少なくとも成人するまでは、自由に使えないようにしておくことをおすすめします。

こぱん
自由に引き出せないお金(株式)こそが、「お金に働いてもらうとはどういうことなのか?」を子供に教えてくれるのです^^

これによって、大富豪が日々味わっていることを、小さな形でありながらも、子供に身を持って経験させてあげられます。

あひるくん
子供にとって、貴重な経験になるね!

こぱん
そうだね!子供の金融リテラシーが高まれば、老後に使うはずのこのお金が、一生使う必要のないものになる可能性もあるよ^^

メリット5:分配金を味わうことができる

VTには分配金があり、2020年7月現在では、利回り2.1%ほどです。

税引き後であれば、利回り1.5%であり、100万円をVTに投資することで、年間約15,000円の分配金が期待できます。

こぱん
VTは四半期配当であるため、3ヶ月に1度の頻度で、3,000~4,000円ほどの分配金を貰うことができます。

資産運用の理論的には、分配金再投資が正解ですが、

再投資するか

お小遣いにするか

子供に選んでもらっても良いかもしれません。

もちろん、分配金を使ってしまうと、「子供のための将来のお金」は減ることになります。

もし子供が「再配当」を選んだなら、ご両親で10,000円分のVTを追加円購入してみてはいかがでしょうか?

こぱん
10,000円分を追加購入することで、来期の分配金が150円増えることになります。

あひるくん
子供にとって、150円増えるかどうかって大きな違いだね!

こぱん
そういった動機付けは、子供が「お金に働いてもらうこと」をより実感しやすくなるんだよ^^

「再投資にする」か「お小遣いにする」かといったやり取りを通して、子供は「貯める力」も意識できます。

資産運用のおこぼれを味わったり