こんにちは、こぱんです!
近年、子供への金融教育が重要視される傾向にあります。
しかし、海外では当たり前になっている子供への金融教育の機会が、日本ではまだまだ少ないのが現状です。
子供にお金を与えれば与えるほど、自分の手でお金を稼ごうとしなくなり、稼ぐ力が身に付きにくくなることが様々な研究で明らかになっています。
しかし、子供世代が現代よりもお金に関して、厳しい時代を生き抜くことになる可能性は高いです。
全世界株式こそ、自分の子供に以下の2つを残せる最高の贈り物になるのです。
金融教育
以下の画像を見て分かるように、全世界株式100万円分には、65年後に2,000万円を超えるポテンシャルがあります。
2,000万円あれば、子供自身の老後問題を解決出来るほどの金額になります。
そこで今回の記事では、なぜ「子供のために、全世界株式を100万円分購入して放置する」ことがおすすめなのか、その根拠をお伝えしていきます。
- 「お金に困る理由」と「これからの日本」
- 子供に残すべきもの
- 全世界株式を贈り物にする5つのメリット
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼大切な子どもが「お金で苦労しない」ために
目次
解説動画:【お金の教育】大切な子供が「お金で苦労しない」ためにできること
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
「お金に困る理由」と「これからの日本」
まず、初めに以下の2点について解説していきます。
- 日本でお金について困っている人が多い理由
- これからの日本の環境
お金に困っている日本人が多い理由
日本でお金の悩みを抱えている人が多い理由は単純明快で、お金について、公的な学習機会がなかったからです。
子供の金融知識のレベルは家庭内での教育、親の価値観や考え方次第になります。
そのため、皆さんのお金の価値観や知識は、脈々と子供へと伝わっているのです。
平成29年に告示された学習指導要領によると、小学校のカリキュラム基準は下図の通りです。
例えば、小学1年生では国語の授業が306回あります。
1コマは45分ですので、1年間で306回×45分=約230時間もの時間をかけて、国語の勉強をしているのです。
もちろん中学校でも習いませんし、義務教育が終わり、高校生になってからも金融教育の機会はありません。
もし義務教育で国語や算数を習わなかったら、文字も読めませんし、計算もできないですよね。
それと同じ理由で、日本人の多くが「お金で苦労している」のは、お金について習う機会がなかったからなのです。
このままでは、皆さんの子供も、お金について学校では学ばずに育つことになるので、きちんと認識しておきましょう^^
これからの日本について
日本の少子高齢化・人口減少は、今後さらに速いスピードで進んでいきます。
以下の内閣府のデータを見てみましょう。
内閣府のデータによると、2010年に1.28億人だった人口が、2060年には0.87億人にまで減少するとされています。
65歳以上の割合も2010年の23%から、2060年には40%まで上昇すると予測されています。
このように少子高齢化・人口減少が進むと、以下のことが想定できます。
国の経済規模の縮小
こういったことが起こると、皆さんの子供たちの将来は、今よりもさらに厳しくなる可能性があります。
そのため、国に頼り切りになるのではなく、個人で資産を蓄えるための準備が必要になってくるのです。
子供に残すべきものはお金にまつわる5つの力
子供に残すべきものは、お金そのものではなく、当ブログ“リベラルアーツ大学”で伝え続けている「お金にまつわる5つの力」です。
▼図解で簡単にわかる「お金にまつわる5つの力」について
この5つの力をバランスよく育てると、お金に困りにくくなります。
今回の記事でお伝えしたいのは、「子供の口座でVT(全世界株式)100万円を買って65年放置」すれば、少なくとも、以下の2つを子供に残せるということです。
- 教育(お金を増やす力)
- お金(子供を“弱くしない”レベル)
VTは世界の株式の約90%をカバーできるため、地球の会社を丸ごと買うイメージです。
詳しくVTについて知りたい方は、以下の記事が参考になります。
記事の冒頭でお伝えしたように、子供にお金や物を与え過ぎてしまうと、自分で考える力が育ちにくくなってしまいます。
しかし30年後には、少子高齢化や人口減少が進んでいるので、今と「時代のハンデ」が生じることも事実です。
では、VTを贈り物にすることで、「教育」と「お金」の2つを残せる理由とメリットについて、お伝えしていきます。
VTを贈り物にする5つのメリット
VTを子供への贈り物にすることのメリットは以下の通りです。
- 65年後に2,000万円を超える可能性がある
- 理論的に正しい投資手法である
- 子供が世界経済に興味を持ってくれる
- 大富豪の教え「一生引き出さない口座」を持てる
- 分配金を味わうことができる
それぞれを詳しく解説していきます。
メリット1:VT100万円分が65年後に2,000万円を超える可能性がある
米国の大手投資銀行であるJPモルガンによると、世界株式の超長期リターン予測は+4.8%だとされています。
これを複利計算すると、100万円分のVT(全世界株式)が65年後に2,250万円になるのです。
VTを贈ることで(ことは)、子供たちが将来や老後に怯えることなく、純粋に「今」を生きる手助けをしてあげられます。
全世界株式100万円分には、老後の資金問題を解決できるほどのポテンシャルがあるのです。
メリット2:理論的に正しい投資手法である
例えば、1802年に株・債券・ゴールドにそれぞれ1ドルずつ投資した場合、2017年には以下のような結果になりました。
ゴールド:1ドル→67.19ドル
債券:1ドル→34,230ドル
株式には、1ドルが約2,800万ドルに化けるだけのパワーがあるのです。
この結果は下の有名な200年チャートからもわかります。
また、全世界株式ファンドは、どの国が勝つか予想するものではありません。
2020年現在は、米国が強い状況です。しかし65年後にどの国が最強なのかは誰にも分かりません。
そこで、全世界株式ファンドに投資しておけば、「最強の国」への投資比率が高くなるように、自動的に調整されます。
資本主義経済が崩壊しない限り、
過去の実績で見ても
理論的な正しさで見ても
将来への期待で見ても
VT(全世界株式)は、「投資の最適解の1つ」です。
メリット3:子供に世界経済への興味を持ってもらえる
突然ですが、ライオンキングをご存知でしょうか?
ライオンキングには、お父さんライオンが息子ライオンに向けて、こんなことを言うシーンがあります。
全世界株式は、世界の上場企業の90%をカバーしており、子供の目に入るモノやサービスの多くが、VTの構成銘柄によって作られています。
そのため、子供に全世界株式を渡すことは、「キミは世界のオーナーのひとりなんだよ」と伝えることと同じなのです。
今日の経済ニュースがVTにどう影響を与えるか
不況になるとどうなるか
好況になるとどうなるか
こういったことを子供と一緒に話してみるのも良いかもしれませんね^^
メリット4:大富豪の教え「一生引き出さない口座」を持てる
もし子供名義で100万円ものお金(VT)を渡しても、自由に出し入れ出来たら、子供がきちんと使える可能性は低いでしょう。
この贈り物のキモは、「このお金はどうせ使えない」ということです。
少なくとも成人するまでは、自由に使えないようにしておくことをおすすめします。
これによって、大富豪が日々味わっていることを、小さな形でありながらも、子供に身を持って経験させてあげられます。
メリット5:分配金を味わうことができる
VTには分配金があり、2020年7月現在では、利回り2.1%ほどです。
税引き後であれば、利回り1.5%であり、100万円をVTに投資することで、年間約15,000円の分配金が期待できます。
資産運用の理論的には、分配金再投資が正解ですが、
再投資するか
お小遣いにするか
子供に選んでもらっても良いかもしれません。
もちろん、分配金を使ってしまうと、「子供のための将来のお金」は減ることになります。
もし子供が「再配当」を選んだなら、ご両親で10,000円分のVTを追加円購入してみてはいかがでしょうか?
「再投資にする」か「お小遣いにする」かといったやり取りを通して、子供は「貯める力」も意識できます。
資産運用のおこぼれを味わったり
複利運用で元本を増やしたり
色々な体験を子供にさせてあげられるのです。
まとめ:子供にお金に関する体験を残してあげよう
今回の記事では、以下の3点についてお伝えしてきました。
- 「お金に困る理由」と「これからの日本」
- 子供に残すべきもの
- VTを子供への贈り物にする5つのメリット
1つ目は「お金に困る理由」と「これからの日本」について。
日本人の多くがお金に困っている理由は、公教育で金融教育ができていないからです。
しかし、先生たちの負担はすでにいっぱいです。そのため、今後は公教育の「外」での金融教育が必要になる可能性が高いでしょう。
そして、これからの日本は超少子高齢化。縮小経済に入ることが予測されます。
人口は4,000万人減少し、高齢化率は40%にも達するでしょう。
今後の日本の状況を考慮すると、子供が希望を持って暮らせるためには、最低限のお金や金融教育を残してあげることが大切です。
そこで、「子供に残すべきもの」として、以下の2つをご紹介しました。
教育
お金(子供を弱くしないレベル)
基本的に「魚」そのものを与えるのではなく、「魚の釣り方」を教えることが大切です。
しかし、今後の日本は魚自体が減っていくため、時代のハンデも考慮して、「魚=お金」も多少は残してあげた方が良いでしょう。
今回の記事では、その贈り物として「子供が小さいうちにVT(全世界株式)100万円分を贈る」ことを紹介しました。
VTを贈ることのメリットは以下の5つ。
- VT100万円分には、65年後に2,000万円を越える可能性がある
- 理論的に正しい投資手法である
- 子供が世界経済に関心を持つきっかけになる
- 大富豪の教えである「一生引き出さない口座」を持てる
- 分配金を味わうことができる
もちろん、家庭環境やお金の価値観は、人それぞれであるため、「子供にVTを贈る」ことが絶対の正解というわけではありません。
正解は皆さん自身の家庭の中にしかありませんので、あくまでも「1つの考え方」として参考にしてもらえたらなと思います^^
未成年口座は、リベラルアーツ大学でもおすすめしている、楽天証券とSBI証券のどちらでも作ることができます。
未成年口座を作るためには、親が証券口座を持っていることが必要です。
すでに証券口座を持っていれば、未成年口座の開設もすぐに作れるので、自分の資産形成だけでなく、子供の資産形成にも興味がある人は、ぜひ証券口座を持っておきましょう。
楽天証券、SBI証券のどちらも無料で口座開設ができるので、興味のある人はぜひ、作ってみましょう。
▼それぞれの証券会社の特徴は以下の通りです。
なお、あわせてジュニアNISAについても学んでおくと良いでしょう。
以上、こぱんでした!
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