こんにちは、こぱんです!
リベ大では「お金にまつわる5つの力」に関する情報を発信しています。
▼図解で簡単に分かる5つの力について
5つの力を育てていく中で、副業や不動産投資を始め、独立・法人化を目指す人も少なくありません。
また自分で事業を興して、自由な働き方を手に入れたいと考えている以下のような人達も多いでしょう。
会社を辞めて…
- フリーランスとして独立したい人
- 飲食店などの実店舗を立ち上げたい人
- 自分の会社を設立して大きく育てていきたい人
- 不動産経営で食べていきたい人
そんな副業や不動産投資において、事業用の銀行口座を検討する人も増えてきました。
副業もスモールビジネスとはいえ事業ですから、専用の銀行口座が無いと、お金の管理がマトモにできません。
そこで今回は、「自由な働き方」を手に入れたいと考えている人達が「付き合うべき銀行」を解説します。
僕も会社員の給与口座として使ってるし♪
「銀行」そして「銀行との付き合い方」はとても重要で、義務教育で教えるべきとリベ大が考えているほどです。
だからこそ、みなさんも「付き合うべき銀行」に関する5つのことを、しっかり理解していきましょう。
- 自由を目指す人が付き合うべき銀行とは?
- 銀行の種類と特徴から分かる信用金庫について
- 信用金庫と付き合う4つのメリット
- 信用金庫と付き合う2つのデメリット
- 金融機関からの「お願い」について
ちなみに、「ずっと会社員で働くつもりだから関係ない」と感じている人も、ぜひ最後まで読んでください。
終身雇用の崩壊、リストラ対象の拡大など、今の世の中は本当に何があるか分かりません。
もし、今の勤務先から理不尽な目にあわされ、「こんな会社辞めてやる!」と感じた時、今回の動画で得た知識が必ず役立ちます。
また、会社員との兼業大家(不動産投資家)になりたい人にとっても、実用性の高い情報となるでしょう。
目次
解説動画: 【会社員は知らない】自由を目指す人が付き合うべき「銀行」について解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
自由を目指す人が付き合うべき銀行とは?
資金コンサルや税理士など、お金のプロはみんな知っている、でも普通の会社員は知らない「付き合うべき銀行」。
先に結論を言えば、自由を目指す人が付き合うべき銀行とは信用金庫です。
みなさんが事業を始める時、力強いパートナーとなってくれる可能性が高いのは、みなさんが住んでいるエリアの信用金庫です。
メガバンクに勤める銀行員の人気ビジネスドラマ「半沢直樹」において、以下のようなセリフがありました。
『銀行は晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる』
これは「銀行は業績が良いときに金を貸してくれるが、業績が悪くなると金を貸してくれず回収しにくる」という意味です。
自分で事業を行っている人なら、誰もが痛感している「残酷な現実」でしょう。
事業主にとって資金はRPGでいうHP(ヒットポイント)であり、資金が尽きることは何よりも恐いのです。
「あともう少しで、不景気を乗り切れる!」
「あともう少しで、事業が軌道に乗る!」
仮に上記のような状況だとしても、普通の銀行は雨の日に傘、つまりお金を貸してくれません。
それどころか、以下のような行動を取る銀行も決して少なくないのです。
銀行に預けている会社や個人の預金凍結
現在の融資しているお金の引き揚げ(貸し剥がし)
銀行の種類と特徴から分かる信用金庫について
そもそも、みなさんは銀行にどんな種類があるのか知っていますか?
- ①メガバンク
- ②地方銀行
- ③信用金庫
候補の銀行①:メガバンク
まずは、誰もが知っている以下のようなメガバンクです。
- 三井住友フィナンシャルグループ
- 三菱UFJフィナンシャルグループ
- みずほフィナンシャルグループ
全国に支店があり、設置されているATMの数も段違いで多いため、給与口座として活用している人も多いでしょう。
ですが、みなさんがフリーランスとして独立した時、会社を設立した時に、メガバンクが事業の相談に乗ること、お金を貸してくれる(融資をする)ことは、まずありえません。
なぜなら、メガバンクの相手は大企業だけだからです。
メガバンクは何十億円、何百億円という規模で仕事をしています。
個人経営や中小企業のビジネスは相手にせず、創業資金や事業運転資金の融資なんて絶対にしてもらえません。
法人口座の作成
融資
担当者による事業の相談
給与口座があり、毎月コツコツお金を貯めていても、メガバンクで「実績」として評価されることはありません。
また、みなさんが独立する時、不動産投資をする時、メガバンクが支援してくれることもありません。
つまりメガバンクは、みなさんが事業用口座としてお付き合いする銀行ではないということです。
候補の銀行②:地方銀行
では、各都道府県に本店を置き、そのエリアで活動している地方銀行ならどうでしょうか?
- 千葉銀行
- 静岡銀行
- 京都銀行
- 広島銀行
実は駆け出しのフリーランスや中小企業にとっては、地方銀行もお付き合いするには「格上」の存在です。
確かにメガバンクよりは敷居は低いですが、よほど個人資産を持っているフリーランスか、優良な中小企業でなければ門前払いされるのがオチでしょう。
「希望通りの融資を受けることはできない」と考えて間違いありません。
候補の銀行③:信用金庫
メガバンクや地方銀行との1番の違いは「誰のための金融機関なのか?」という点だね。
メガバンクや地方銀行は株式会社、つまり株主の利益が最優先される組織ということです。
一方の信用金庫は、地域発展のために設立された相互扶助の非営利組織であり、株式会社ではありません。
「株主」のために活動する組織
「地域社会の利益」のために活動する組織
信用金庫が「雨の日にも傘を貸してくれる銀行」と言われる理由は、目的が株主優先ではなく地域優先だからです。
信用金庫は以下の情報からも分かる通り、地元ラブな金融機関と言えるでしょう。
お金の貸し出しが中小企業と個人に限定され、大企業には貸せない
営業地域が限定されており、地域内で資金を循環させている
信用金庫と付き合う4つのメリット
では、みなさんが会社員の間に、以下のような「信用金庫と付き合うこと」を始めたとしましょう。
- 預金口座を開設する
- 副業の売上入金・経費の支払いを口座内で行う
- 本業の給料から毎月5万円コツコツ貯金を続ける
じゃあ、これらの行動によって得られる大きなメリットを4つ解説していくよ。
- ①創業支援・事業資金の融資が受けられる
- ②貸し渋り・貸し剥がしをしない
- ③ビジネスマッチングをしてもらえる
- ④信用が個人に蓄積していく
メリット①:創業支援・事業資金の融資が受けられる
信用金庫から融資が受けられるということは、事業で最も重要なHP、キャッシュの供給源になってくれるということです。
銀行はとにかく「一見さん」を嫌うため、ある日突然、以下のような人が来ても相手にしません。
「脱サラして独立しました!お金貸してください!」
「欲しい不動産があるんです!融資してください!」
メガバンクや地方銀行なら100%門前払い、信用金庫も少しは優しく丁寧に対応してもらえるでしょうが、一見さんは警戒されます。
一般的に、銀行の「正しい扉の開け方」は、既にその銀行と取引のある事業主に紹介してもらうことです。
出来れば既に銀行から事業融資を受けている社長さんに紹介してもらうのが良いでしょう。
取引実績が増えたら、立派なお得意様だからね。
副業の売上・経費の取引
毎月コツコツ続ける貯金
メガバンクや地方銀行にとっては価値のない顧客も、信用金庫にとっては大事な顧客になりえます。
仮にメガバンクで口座を開設をして、毎月5万円貯金に取り組んでも相手にすらしてくれません。
一方、どんな小さな会社・個人にも優しくしてくれるのが信用金庫であり、創業時にも頼もしいパートナーになる可能性が高いでしょう。
意外かもしれませんが、家賃収入が数千万円、資産数億円を超える不動産をもつメガ大家のメインバンクは信用金庫というケースも実は多いのです。
メリット②:貸し渋り・貸し剥がしをしない
先ほども解説した通り、信用金庫は「株主・利益第一主義」の株式会社ではありません。
「雨の日に傘を貸してくれる」銀行は政府系の銀行を除いて、信用金庫しかないと言えるでしょう。
地域の活性化に繋がる事業を渋らずに応援してくれる
業績が悪化した時にも「貸し剥がし」をしない
地域繁栄のために作られた非営利目的の金融機関だからこその姿勢です。
メリット③:ビジネスマッチングをしてもらえる
信用金庫は地元密着型の金融機関のため、地元に強力な人脈(ネットワーク)を持っています。
その結果、以下のようなビジネスマッチングをしてくれます。
- 税理士を紹介してくれる
- オフィスや店舗物件を一緒に探してくれる
- 優良な工務店を紹介してくれる(不動産投資では助かる)
- 取引先になりそうな会社を紹介してくれる
- 地元の経営者の集まりに呼んでくれる
「紹介」は事業において本当に強力なツールで、紹介する側・された側のどちらも「仲介者の顔に泥を塗らないよう気をつける」ため、安心して取引をすることができます。
信用金庫との関係を強化することで、強力なネットワークを使わせてもらえるのは大きなメリットです。
ただ金融機関の担当者によっては、ヘンテコなマッチングをさせる人も多いので注意しましょう。
メリット④:信用が個人に蓄積していく
会社員には社会的信用があるため、例えば以下のようなことができます。
- クレジットカードが作れる
- 賃貸マンション・アパートが契約できる
- 住宅ローンが組める
ただ、「残酷な現実」ではありますが、社会的信用があるのは、みなさん「個人」ではなく、みなさんが勤めている「会社」です。
つまり、みなさん個人が信用されているわけではないのです。
その証拠に、もしみなさんが会社を辞めてしまうと、先程あげたことは全てできません。
クレジットカードは作れない
家は借りられない
住宅ローンは組めない
「〇〇という会社に勤務していた人だから個人としても信用できるだろう!」と考える金融機関、不動産業者はいません。
会社の商品も、会社の看板があるから売れるのであり、みなさんが個人で売りに行っても売れないでしょう。
会社員というのは、成果は会社に帰属し、社会的信用は会社のモノとなるわけです。
つまり、成果や信用という「資産」が個人に蓄積されない仕組みになっていると言えるでしょう。
でも、信用金庫に口座を持ち、長年コツコツと積立しているなら、信用金庫は「この人は真面目で信用できる」と評価します。
毎月5万円の積立をするということは、計画性のある真面目な人にしかできないことなのです。
SNSを見れば、貯金額がスゴイ人はたくさんいますが、実際には独立・起業時に100万円の自己資本が用意できている人は優秀レベルです。
そういった「個人の信用」があるからこそ、会社を辞めた後でも以下のように親身に相談に乗ってくれます。
- 創業資金や事業資金を融資してくれる
- しんきんカードのようなクレジットカードを作ってくれる
- 物件探しを手伝ってくれる
- 取引先を紹介してくれる
会社員の人が良い物件を見つけ、不動産投資を始める場合にも協力してくれる可能性が出てくるわけです。
ちなみに、メガバンクに1,000万円貯金があっても「ふ~ん」ですが、信用金庫によっては1,000万円も貯金があれば「お得意様」になりえます。
いわゆる、応接室に通してもらえる上客と言えるでしょう。
また、みなさんがコツコツ築いていく信用は、自分の家族や子供にも及びます。
みなさんの子供が独立・起業したりするとき「〇〇さんのご子息だったら大丈夫だ!」と、すでにある程度の信用があるところからスタートできます。
こんな風にして、地元で「食べていける」基盤ができていくわけです。
信用金庫と付き合う2つデメリット
では次に、信用金庫と付き合う上で気になる2つのデメリットを解説します。
- ①高コスト(借入金利・手数料が高い)
- ②利便性が悪い
デメリット①:高コスト(借入金利・手数料が高い)
借入金利を比べると、メガバンクや地方銀行は1%ぐらいでも、信用金庫だと2.0%~2.5%というケースは普通にあります。
資金力がメガバンクや地方銀行より弱い
融資先の属性があまり良くない
上記のような背景からも、仕方がない部分と言えるでしょう。
ただ、取引実績が増え、みなさんの信用が高くなれば、メガバンクや地方銀行なみの金利で借りることも可能になります。
また借入金利だけでなく、他行への振込手数料なども高い傾向にあります。
チリも積もれば山となるので、気になる人は気になるでしょう。
デメリット②:利便性が悪い
信用金庫のネットバンキングは、システムの使い勝手が悪く、操作性にも難があります。
さらにATMの設置場所も少ないため、メガバンクのネットバンキングやATMに慣れていると不便を感じるでしょう。
- 売上の入金口座を「信用金庫」にする
- 経費の支払口座を「楽天銀行」などのネットバンクにする
- 年に数回、信用金庫の口座からネットバンクにお金を移す
- ネットバンクから支払い処理を行う
ネットバンクは振込手数料が安く抑えられますし、システムも使いやすいため、2つのデメリットを打ち消せます。
ただネットバンクとの併用は、信用金庫の担当者さんには嫌な顔をされるでしょう。
振込手数料やシステム利用料は、信用金庫にとって重要な収入源だからです。
振込手数料を節約して、利便性を重視するためネットバンクを併用する
信用金庫との「お付き合い」を重視して、信用金庫の口座に全部集約する
どちらを選択するのかは、みなさんの経営者としての判断におまかせしますが、もし学長がみなさんの立場なら利便性を重視するそうです。
ちなみに、支払処理をネットバンクで行っても、融資をしてもらえない、冷たい対応をされるということはありません。
金融機関からの「お願い」について
信用金庫に限らず、みなさんが金融機関とお付き合いを始めると、以下のような「お願い」をされることがあるでしょう。
- (ぼったくりの)投資信託を買って欲しい
- (特にメリットのない)クレジットカードを作って欲しい
- 定期預金を組んで欲しい
- イベントに出展して欲しい
- 当行のみにお付き合いをまとめて欲しい
みなさんが金融機関に求めるのは、あくまで「お金を借りること(融資を受けること)」です。
その結果、潤沢なキャッシュを持ち、会社をつぶれにくくしたり、「チャンス!」という時に優良な投資先に投資ができます。
ここで言う「投資」とは事業拡大や売上げアップを目的にしたもので、例えば以下のようなケースが挙げられるでしょう。
- せどりで確実に利益が出る商品を見つけた。
- しかし、手元には100万円しかなく、1,000万あれば利益をもっと挙げられる。
→ 銀行の融資を受ければ多額の仕入れができ、事業の効率が上がる。
銀行と付き合うメリットは、お金を借りてキャッシュを潤沢にできることであり、それ以外は枝葉です。
「お付き合い」という名の元に、自分が何をしているのか分からないような状態は避けましょう。
ちなみに、学長にも金融機関からの「お願い」への対応について聞いてみました。
『預金残高を増やすこと、毎年利益を出すこと、つまりキレイな決算書を作ること以外は特に何もしていない。
たまに、事業主の紹介をしたことがあるくらいかな ^^
お金を借りるために高コストの投資信託を契約したり、余分なクレジットカードを契約するのは本質から逸れるから。』
金融機関が1番お金を貸したい人というのは、お金を持ち、確実に返済してくれる人です。
だからこそ、口座の動きから真面目な取り組みが分かる人は印象が良く、毎年着実に利益を出せれば十分と言えるでしょう。
まとめ:今からできる準備をすることが人生の突破口になる
自由を目指す人が付き合うべき銀行は信用金庫
今回は「自由になりたい人が付き合うべき銀行」について解説しました。
メガバンク
地方銀行
信用金庫
- 株主・利益第一主義の株式会社ではない
- 地域発展を目的とした非営利の金融機関
- 中小企業や個人だけしか相手にしない
付き合うメリットも大きく4つあったね。
- ①創業支援・事業資金の融資が受けられる
- ②貸し渋り・貸し剥がしをしない
- ③ビジネスマッチングをしてもらえる
- ④信用が個人に蓄積していく
上記のメリットは、駆け出しのフリーランスにとって、メガバンク・地方銀行には期待できないことばかりです。
その一方で、信用金庫は金利や手数料が高く、利便性が悪いといったデメリットも存在します。
ですが、デメリットを打ち消すだけのメリットもあり、さらにデメリット自体も打ち消す方法も解説しました。
- 金利…取引実績が増えれば下げられる
- 手数料、利便性…ネットバンクの活用で改善できる
だからこそ、会社員の間に地元の信用金庫で口座を開設しておきましょう。
- 「副業用」の事業口座
- 「起業用」の貯金口座
- 「不動産投資用」の貯金口座
お金をコツコツ貯金していくことで、資金をしっかり準備しながら、自分という「個人」に社会的信用を貯められます。
そして、独立したら業績を伸ばして、地方銀行なども含めお付き合いをする金融機関を増やしていくのです。
将来的には「政府系金融機関 + 信用金庫 + 地方銀行 or メガバンク」という布陣を目指すと良いでしょう。
将来、フリーランスとして独立したい
将来、起業して会社を作りたい
将来、不動産投資をやりたい
みなさんが、会社に縛られない「自由」を手に入れたいと考えているのであれば、地元の信用金庫との「お付き合い」を始めましょう。
いつか、「やっておいて良かった」と感じることでしょう。
(学長体験談)金融機関との付き合い方について
ぜひ参考にしてみてください。
『現在はネットバンクのみ利用しているけれど、理由は「もうお金を借りる必要がないから」。
現金が大量に必要な商売もやらないし、不動産もこれ以上買う気もないからね。
買い場が来たら金融機関とまた付き合う可能性もあるけれど、今はそもそも現金に困っていない。
理屈上は、よほど大きな投資を失敗してコケない限りは、キャッシュが枯渇することもありえない。
だからお金を借りて余分な金利を支払う必要もないし、使い勝手が一番良いネットバンクのみで十分。
振込手数料は安いし、オンラインバンキングも使いやすいし、「お願い」も来ないからね。
一般的には経営状態が良くても、銀行とは付き合ったほうが良いと言われる。
「経営者は何があるかわからない」から。
余裕があるうちに銀行から借りて、キャッシュリッチな状態を作っておいたほうが良いというわけ。
それでも20年以上経営してきて、ネットビジネスという商売の特徴も踏まえて、今後融資は必要ないと判断してる。
例えば、大きな工場や機械が必要な事業なら借りざるを得ないだろうけど。
でも、銀行からの訪問・お付き合いする時間・判断回数は減らしておきたい。
それに、カード・通帳・決算書の銀行口座・仕分けが増える方が嫌かな。
お金を借りて無理に拡大する事業よりも、手元のキャッシュで出来る範囲で拡大していく方が好きですね。』
- 信用金庫
- 地方銀行
- 政府系金融機関
- メガバンク
- ネットバンク
ちなみに、同じ地方銀行でも各行で特徴が違ってきます。
現実世界の2股、3股はダメですが、銀行のお付き合いは常に3股ぐらいかけておいたほうが良いでしょう。
「アノ銀行が5,000万円出すなら、こちらは7,000万円出します!」
「当行は同じ5,000万円ですが、金利を引き下げます!」
「いやいや、うちは返済期間を長く致します!」
「当座貸越の枠を作ります!いつでも3,000万円まで自由にお使いいただけます!」
上記のように、何も言わなくとも、毎年勝手に競ってくれます。
銀行も商売ですから、1つの銀行としかお付き合いしていないと…「あざとい時もある」と理解しておきましょう。
ちなみに、複数の金融機関との付き合いは大切ですが、起業当初は1つの金融機関からで十分です。
特に今後、不動産投資を考えている人は、銀行との付き合いは避けて通れないので、今のうちから付き合い方を学んでおきましょう。
目的に合わせて付き合う銀行を決めよう
そもそも論ですが、以下のような人達はムリに信用金庫と付き合う必要はなく、ネットバンクで十分です。
今後不動産投資は一切するつもりがない人
特にお金がかかる商売をするつもりがない人(ブログやYoutubeのみ)
将来は不動産投資を考えている人
事業用のキャッシュに余裕を持ちたい人
銀行と付き合うことで、自社の決算書も意識するようになるため勉強にもなるでしょう。
さて、今回の記事を通して、以下のどちらの人が事業における生存率が高いのか、みなさんなら分かるでしょう。
勢いに任せて無計画に、衝動的に会社を辞めて独立する人
銀行、そして銀行との付き合い方を学び、準備している人
「コツコツと準備を丁寧に続けていくこと」こそ、愚痴にまみれたツライ人生からの脱出突破口になります。
また、知識の有無で取れる手段も変わるからこそ、まずは数あるツールを使って自分の目的へ向かう最適な方法を取ることが大切です。
そして、「個人に信用が貯まる」という点は、銀行との付き合いに限った話ではありません。
会社員の人が今後、会社以外でも生きていけるようになるための重要なキーワードと言えるでしょう。
以上、こぱんでした!
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