こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を目指すためのお金の「使い方」、人生を豊かにするモノにお金を変える力の情報発信もしています。
▼図解:使う力
「The Rules of MONEY」は、世界的ベストセラーの「Rulesシリーズ」の著者リチャード・テンプラー氏が書いた本で、世界標準のお金の原則が116個学べます。
書籍では、本題に入る前に「皆が欲しいのはお金そのものではなく、お金を使うことで手に入る"9のこと"である」というテーマも設けていました。
このテーマが興味深かったので、今回はお金を使うことで得られる9つの特典について解説します。
- ①安心と安全
- ②快適な暮らし
- ③贅沢を楽しむ
- ④快適な移動
- ⑤ステータス
- ⑥影響力・人気・評判
- ⑦自由
- ⑧時間の余裕
- ⑨社会貢献
なお、書籍では10の特典でしたが、今回はリベ大目線で9つに整理しました。
そもそもお金(紙幣や硬貨)は、紙・アルミ・鉱物の塊に過ぎず、お金そのものには価値がありません。
皆さんがお金を欲しがるのも、お金の先にある「何か」を得るためではないでしょうか。
そこで、皆さんに2つの質問をさせてください。
- 何歳までにいくら欲しいですか?
- そのお金を使って何がしたいですか?
何事においても、具体的な目標を持つとやる気が出て、成功しやすくなります。
例えば、勉強をするための目標を比べてみると理解しやすいでしょう。
頭が良くなりたい。
次の英語のテストで85点以上を取りたい。
同様に、ただお金持ちになりたいというよりも、〇〇万円の資産を持ち、〇〇ができる暮らしがしたいという目標の方が具体的です。
ぜひ今回の記事を読みながら、みなさんの目標も具体的に考えてみましょう。
目次
解説動画:【やっぱりお金は最強?】お金を使うことで得られる9つの特典を解説(アニメ動画)
このブログの内容は下記の動画でも解説しています。
お金を使うことで手に入る9つの特典
お金を使うことで手に入る9つの特典は以下の通りです。
- ①安心と安全
- ②快適な暮らし
- ③贅沢を楽しむ
- ④快適な移動
- ⑤ステータス
- ⑥影響力・人気・評判
- ⑦自由
- ⑧時間の余裕
- ⑨社会貢献
特典①:安心と安全
安心と安全のイメージは以下の通りです。
- 毎日の生活に困らないこと。
- 万が一の備えや老後のために十分な蓄えがあること。
- 心身の無事が守られること。
以下のような時でも、お金があれば生活に困らないということは、説明するまでもないでしょう。
リストラされた時や、事業がうまくいかなくなった時の備えになる。
心身が衰えて働けなくなった時の備えや、老後の蓄えになる。
新型コロナウイルス感染症が拡大した時やアメリカと中国の緊張感が高まった時、お金持ちが身の安全のためにこぞって購入していたのはシェルター(避難所)でした。
ちなみに、アメリカの富裕層が買っているのは住居併設型ではありません。
以下のような特殊なシェルターで、厳重なセキュリティが敷かれているそうです。
- 富裕層にしか場所が明かされていない、秘密のエリアにあるシェルター。
- 自宅から遠く離れたニュージーランドの地下施設。
日本でもお金に余裕がある人は、以下のように高い安全性のもとで暮らしています。
- セキュリティサービスを契約している。
- 川が決壊しても濁流に流されない、街が災に包まれても燃えない家に住んでいる。
- 耐震性能抜群でセキュリティが厳しいタワーマンションに住んでいる。
本書の主張とは変わりますが、安全はお金で買えても「安心」はお金で買えないとリベ大では考えています。
理由は、安心は個人の心の状態に過ぎないからです。
安心できない人は、貯金が1,000万円あっても、1億円あっても安心できません。
安心が欲しいならお金だけに頼るのはナンセンスです。
一方で「安全な暮らしがしたい!」「災害に強い家が欲しい!」と願う人は、お金があれば解決できるでしょう。
特典②:快適な暮らし
快適な暮らしのイメージは以下の通りです。
- 十分な広さの家と自家用車があること。
- 健康面で不安があれば、ためらわずに病院に行けること。
- 家事や掃除、子供の世話をプロに頼めること。
僕は1LDKに住んで、乾燥機付きの洗濯機があれば快適だな!
ミニマムな生活にプラスアルファをする快適な暮らしも、お金があれば叶えられます。
快適な暮らしは、具体的に考えられるので、日ごろからリストアップしてみましょう。
人気の駅から徒歩2分、設備が充実した築浅マンションに住みたい(予算:月15万)
家事代行を週2回、3時間ずつ頼みたい(予算:月5万円)
最新の時短・便利家電に囲まれて暮らしたい(予算:年50万円)
特典③:贅沢を楽しむ
贅沢を楽しむイメージは以下の通りです。
- 海外旅行やレストランでの食事を楽しめること。
- スポーツ観戦やコンサートに出かけること。
- 洋服やアクセサリーでおしゃれを楽しめること。
全人類が必要性という価値観だけで暮らしていたら、とても退屈な世の中になってしまいます。
例えば、リベ大両学長の贅沢の1つに「脳が枯れるまで集中して全力で仕事をやり切った後に、ご褒美として豪華なホテルに泊まって友人と話す。」という時間の使い方があります。
もし、この時間を「そんな贅沢は認めない!」と言われたら、両学長も嫌になってしまうでしょう。
自分にとって良い贅沢・悪い贅沢の見極めがつけば、贅沢は人生を豊かにするツールになります。
良い贅沢・悪い贅沢の見極め方については、ぜひ下記の動画を参考にしてください。
関連動画
→ 【特徴3選】良い贅沢と悪い贅沢の見極め方をシンプル解説(アニメ動画)
特典④:快適な移動
快適な移動のイメージは以下の通りです。
- 特急列車や飛行機をためらわずに使えること。
- 一等船室での船旅や運転手付きの車で移動できること。
優雅で快適な移動は、歴史的に見ても非常に満足度の高い行為です。
昔の日本でも大名行列では、大名は籠(かご)に乗っていましたし、諸外国の貴族はいつも馬車に乗っていました。
現代でも、以下のような快適な移動が多くの人に好まれています。
- 新幹線にはグリーン車がついている。
- 飛行機にはファーストクラスがある。
- 会社役員は運転手付きの高級車で移動する。
快適な移動は疲れにくいため、移動先でも元気に活動できたり、移動中に熟考できたりと時間単価に合った行動の1つと言えるでしょう。
実際、両学長も過去に時間単価の重要性を感じる体験をしたそうです。
ある社長さんは、神戸~大阪間をタクシーで片道1.5万円かけて移動していました。
両学長が「高くないですか?」と聞いたところ、社長さんは次のように答えました。
「僕の時間単価は10万円くらいあるんだよ。タクシーの中でずっと仕事ができるから、そのくらいの付加価値は出しているよ。」
この回答を聞いて、両学長は「そんな考え方があるんだなぁ〜。」と、時間単価の考え方を学んだそうです。
お金持ちの社長に「モルディブに行っておいで」と言われたので、両学長がエコノミークラスを予約したら怒られてたのです。
「移動にお金かけなくて、どうするんだ!」その言葉を聞いた両学長は、ファーストクラスに変え、結果として大満足だったそうです。
今まで快適な移動を意識したことがなかった人は、一度予算を取って移動にお金かけてみましょう。
特典⑤:ステータス
ステータスのイメージは以下の通りです。
- 有名人や重要人物と知り合えること。
- 会員限定の招待など特別待遇を受けること。
お金を持っている人は「強者(地位のある人)」として扱われる。
お金を持っていない人は「弱者(地位のない人)」として扱われる。
人格・身体の面で本当に強いか弱いかは関係なく、周りからこのように扱われるということです。
皆さんが資産家や事業家で年収1億円稼いでいれば、お金を使って以下のことができるかもしれません。
- アイドルや女優・俳優と知り合う。
- 他の起業家や、第一線で活躍するスポーツ選手に会う。
- 招待制のクレジットカードの案内が届く。
身近な例で言えば、JCBの最上位カードである「JCBザ・クラス」を持てば、ディズニーランドもディズニーシーも会員専用のラウンジに案内してもらえます。
特別な部屋で過ごした後は、ファストパスよりも早くアトラクションに乗れます。
特典⑥:影響力・人気・評判
影響力・人気・評判のイメージは以下の通りです。
- 自分の意見や希望が重要視されること。
- 人からほめられること。
- 評価され、頼りにされること。
影響力の事例としてわかりやすいのは大株主です。
もし皆さんが、上場企業の株式の大半を保有していれば、その会社がどんな一流企業だろうと、経営陣は皆さんの言うことを聞きます。
お金を出している人が偉いのが資本主義社会なのです。
「お金がすべてじゃないよね。」「お金見せびらかして下品だなぁ。」と感じる人もいるでしょう。
しかし、多くの人はお金を稼いでいる人を見るとすごいと思うものです。
両学長も経済的自由を支える不動産や高配当株がなければ、生活の心配をせずにYouTubeで情報発信を続けることは難しかったそうです。
また、リベシティで新たに立ち上げたリベシティオフィスやリベ大ワークスなどの初期費用や開発費用も出せなかったでしょう。
お金を使わなければ、世の中に影響を与えづらいことも1つの事実です。
もちろん、お金がなくても良い影響力を発揮している人はたくさんいますが、お金があるに越したことはありません。
特典⑦:自由
自由のイメージとしては以下の通りです。
- 人生を自分の意志で決められること。
- 権力(雇用主・上司・債権者・クライアントなど)に振り回されないこと。
- 納期や予定を押し付けられないこと。
経済的自由を達成していれば、以下のことから解放されます。
- 決められた時間に出社するために満員電車に乗らなくて良い。
- 自分より能力の低い(と思える)上司の言うことを聞かなくて良い。
- 忙しい時は、無理にスケジュールを入れて生活しなくて良い。
「賭博黙示録カイジ」でも有名な福本伸行氏の漫画「銀と金」では、5,000万円という金額を「人生を買える金」と表現していました。
5,000万円あれば、配当金や不動産所得で月15万円を手に入れられるので、贅沢せず生活していくだけなら十分でしょう。
また、5,000万円を元手にビジネスを起こすこともできます。
1,000万円、2,000万円、5,000万円とお金が貯まってくると、「人生を買える金」という言葉の意味を、実感できるようになるはずです。
働かなくても良い自由があるように、お金で手に入る一番の価値は自由だと両学長も考えています。
とは言え、自由もお金を使って得られる価値の1つに過ぎません。
以下の図解や記事を参考にして、自分がお金で何が欲しいのかを見つけてみましょう。
▼図解:生き方の指針を作る“価値観マップ”
特典⑧:時間の余裕
時間の余裕のイメージとしては以下の通りです。
- 行きたいときに行きたいところへ行ける。
- 会いたいときに会いたい人に会える。
- 好きな時に好きなことができる。
「The Rules of MONEY」の中では、「特典⑨:時間の余裕」と「特典⑧:自由」は別項目で記載されていますが、リベ大では根本的な部分は同じだと考えています。
そのため、時間の余裕を持ちたければ次のことを意識してみましょう。
→ 資産収入で賄う
→ 外食、家事代行、時短家電を利用する。
特典⑨:社会貢献
社会貢献のイメージとしては、自分が良いと思う慈善団体や慈善活動、社会活動を応援できることです。
つまり、寄付の話です。
Forbes(フォーブス)によると2014年~2018年のアメリカ富豪の寄付額ランキングは下記の通りです。
海外の大富豪は社会貢献活動の金額も桁違いです。
寄付を行うのには以下のような理由が考えられます。
- 節税がしたい。
- 自分の名前がついた施設を作って後世に名を残したい。
- 感謝されたい。
- 自分が応援する団体の活動をもっと広げたい。
また、寄付額を国別に比較してみましょう。
下記資料は、内閣府による「2008年時の寄付金の国際比較」のデータです。
日本の寄付額はまだまだ低水準ですが「お金を寄付に使う」というのは、世界の先進国ではよくある使い道だということです。
以上が「The Rules of MONE