こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために「お金にまつわる5つの力」について情報発信をしています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
皆さんも、あひるくんのような目標を立て、日々行動しているかもしれません。
しかし残念ながら「お金持ちになりたい」や「良い暮らしがしたい」といった目標の立て方だけでは達成できる可能性は極めて低いと言えます。
なぜなら、良い目標の条件を満たしていないからです。
そこで今回の記事では、計画倒れにならない「達成できる目標」の立て方をテーマに以下の2点を解説します。
- SMARTの原則とは
- 目標を絶対に紙に書くべき理由
人によっては、「そんな基本的な話は知っているから、もっと斬新なアイデア教えてほしい!」と感じるかもしれません。
でも、以下のことを自分に尋ねてみてください。
- SMARTの原則を使って目標を立てていますか?
- 目標を紙に書いて持ち歩いていますか?
- 立てた目標を次々に達成し、実際に裕福になっていますか?
一緒に達成できる目標の立て方を学んでいこうね^^
今回の記事は、転職や副業、投資など、資産形成に関する問題解決の糸口となるでしょう。
例えば、投資の世界において「一般の投資家はS&P500に投資しておけばOK」というシンプルかつ合理的な資産形成術が知られています。
ところが、シンプルにも関わらず実践している人は意外に多くありません。
なぜなら、人は「成功するには複雑なことをしなければならない」といった思い込みを持っているからです。
目標の立て方や達成の仕方でも似たようなことが言えます。
人は、シンプルな計画よりも複雑な計画の方が、「成功できそうだ!」と感じやすいのです。
しかし、投資や計画の世界でも成功原則は共通で、「シンプルイズベスト」です。
今回紹介する目標の立て方は非常に有効なので、別の方法を試すのは紹介する方法を実践してからでも十分間に合います。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:目標を達成するシンプルな鉄則
目次
解説動画:【計画倒れにサヨウナラ】超・具体的に解説!「良い目標」の立て方
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
SMARTの原則とは
SMARTとは、以下の英単語の頭文字を表しています。
- Specific:具体的である
- Measurable:計測できる
- Agreed upon:同意している
- Realistic:現実的である
- Timely:期日が明確である
上記の5つ全てを兼ね揃えた目標・計画こそが達成しやすい目標です。
SMARTの原則は、1981年にジョージ・T・ドラン氏の論文の中で初めて発表されました。
40年前に発表されたこともあり、SMARTの原則は時代遅れと言われたり、亜種が発明されたりしています。
もっと詳しくSMARTの原則を知りたくなってきたよ!
それでは、SMARTの原則の各頭文字について順番に解説していきます。
Specific(具体的である)
SMARTの原則のSは、「具体的である」という英単語のSpecific(スペシフィック)の頭文字です。
冒頭でも解説しましたが、「お金持ちになりたい」や「良い暮らしをする」といった目標は抽象的なため、おすすめできません。
もし目標を具体的にしたいなら、固有名詞の使用を意識してみましょう。
- 六本木ヒルズに住む
- フェラーリに乗る
- 軽井沢に移住する
- FIREを達成する
Measurable(計測できる)
SMARTの原則のMは、「計測できる」という英単語のMeasurable(メジャラブル)の頭文字です。
目標を計測できるものにするために、数字を使いましょう。
- 六本木ヒルズの25階、1LDK65㎡、家賃65万円の部屋に住む。
- フェラーリF458を3,000万円で手に入れる。
- 軽井沢で、100坪の土地に30坪の2階建ての家を建てる。
先ほどのSpecific(具体的である)と合わせ、固有名詞と数字を使うことで、目標は具体的かつ計測できるものになります。
Agreed upon(同意している)
SMARTの原則のAは、「同意している」という英語のAgreed upon(アグリード アポン)の頭文字です。
「同意しているって、どういうこと?」と思うかもしれませんが、要は「本当にそれが欲しいモノ、したいことなの?」ということです。
例えば、「5,000万円の資産から年間200万円の資産所得を得て、サイドFIREを達成する!」といった目標を立てたとします。
最近、FIREがブームであり、ブログやSNS、YouTubeなど様々なところで良さが語られています。
そのため、なんとなくFIREに憧れを持っている人もいるのではないでしょうか。
FIREは、誰かに流されているのではなく、本当に心の底からやりたいこと?
そこまで言われると即答できないかも。
ここで、子ども時代を思い出してみてください。
期末テストまで残り2週間の勉強計画を立てたとして、最初から最後まで実行できた人は少ないのではないでしょうか。
なぜなら、どんなに具体的で計測できる目標を立てたとしても、自分が心の底から達成したいと思っていないからです。
良くも悪くも、人は納得していないことを実行できません。
仕事や家事、育児など忙しい生活を続けていると、「自分は人生に何を求めて生きているのか」が分からなくなってきます。
そんな時に自分の価値観を見つめ直すために有効なのが、以下の図解や記事で紹介している価値観マップを作ることです。
▼図解:生き方の指針を作る“価値観マップ”
遠回りに感じるかもしれませんが、価値観マップは達成できる目標を立てるための近道となります。
また、シンプルに「なぜ?」を3回繰り返してみることもおすすめです。
Aさん:「フェラーリに乗りたい!」
なぜ?
Aさん:「女性にモテたいから!」なぜ?
Aさん:「女性にチヤホヤされるのが、人生の楽しみだからです!」なぜ?
Aさん:「女性と過ごす時間が、他のどんな時間よりも楽しいんです!」上記のように、3回の「なぜ?」に楽しみながら回答できれば、目標への熱意は本物である可能性が高いです。
Realistic(現実的である)
SMARTの原則のRは、「現実的である」という英単語のRealistic(リアリスティック)の頭文字です。
仮に、皆さんが「高度400mまで飛べるようになりたい」という目標を立てたとします。
この目標は、非現実的であり達成できないことは誰もが分かるでしょう。
現実的な目標の立て方は人それぞれです。
- 高い確率で達成できる目標を立てる人
- ちょっと無理をすれば達成できる目標を立てる人
- 他人からは夢物語に見えるほど壮大な目標を立てる人
どれが合うかは人それぞれですが、リベ大としては「高い確率で達成できる目標」をおすすめします。
なぜなら、人は未達成が重なるとモチベーションが下がり、無気力になってしまうからです。
偉大な目標を達成できるのは、小さな目標をクリアし続けてきた上級者のみです。
記事の後半でも解説しますが、SMARTの原則に従った目標は、紙に書き、達成済みの記録を残していきましょう。
大きな目標を1つ立てるのではなく、少しずつ達成できる小さな目標を10個や20個立てていくイメージです。
さらに小さな目標を達成するにつれ、最初は夢物語に思えた目標達成への土台ができてきます。
例えば、以下のように目標を立てたとしましょう。
- 目標①:SBI証券の口座を開設し、10,000円を入金する。
- 目標②:SBI証券で「eMAXIS Slim 全世界株式」を毎月5,000円積み立て設定をする。
- 目標③:月3,000円の固定費を見直し、その分積み立て額を増やす。
一つ一つを見れば、小さな目標だと感じるかもしれません。
しかし、上記のように段階的に目標をクリアしていくことで、例えば「50歳までに5,000万円の資産から200万円の資産所得を得る」といった大きな目標を達成できるようになるのです。
だからこそ、リベ大では「すぐに達成できちゃうよ!」というレベルの現実的な目標をたくさん立てることをおすすめします。
「行動すれば行動するだけ人生が良くなる」という肯定感が得られ、次第に夢物語だった大きな目標を達成できる自信も湧いてくるはずです。
Timely(期日が明確である)
SMARTの原則のTは、「期日を決める」という英単語のTimely(タイムリー)の頭文字です。
少し厳しく感じるかもしれませんが、期日のない目標は、ただの文字なのです。
期日のある目標を立てる際に知っておいてほしい名言があります。
「人は、1年でできることを過大評価しすぎる。そして、10年でできることを過小評価しすぎる。」
これは、アメリカの名コーチであるアンソニー・ロビンズ氏の言葉です。
例えば、以下を今年の目標に挙げたとします。
- 転職をする
- 副業をする
- 家計を見直す
- 投資を始めて詳しくなる
人は、1年でできることを過大評価するので、上記の全てを実行できると思ってしまいます。
しかし現実問題では、1年で全てを行うのはかなり厳しいと言えるでしょう。
その結果、挫折してしまい、以下のように考えてしまうのです。
- 「この1年で何も変われなかった…」
- 「10年後も大して変われないだろう」
しかし、上記の考えは勘違いです。
先ほどの名言にあったように、人は10年でできることを過小評価する傾向にあります。
ここで大切なのが、目標のバランス調整です。
1年で実践できることを多く見積もりすぎない
10年で実践できることを少なく見積もりすぎない
先ほど例として挙げた「転職・副業・家計見直し・投資」は、1年で実施するには厳しいですが、5年もあれば達成可能なボリュームです。
なお、長期的な目標に向かって進むのは、誰にでもできるワケではありません。
なぜなら、多くの人は強い意志や確固たる信念を持っていないからです。
もし「そんなに長い目線で目標の管理なんてできないよ」と思う人は、以下の2点だけ意識しておけば問題ありません。
目標の期限を最長3カ月以内とする。
人は1年でできることを過大評価しすぎるので、詰め込みすぎない。
要は「今、一番興味のある目の前のことに注力しよう!」ということです。
以上がSMARTの原則の解説で、情報を改めて整理すると以下の通りです。
- Specific:具体的である
- Measurable:計測できる
- Agreed upon:同意している
- Realistic:現実的である
- Timely:期日が明確である
上記の条件を満たした目標は、満たしていない目標と比べて達成できる可能性が高まります。
そして、さらに達成する可能性を高める方法が「目標を紙に書くこと」です。
目標を絶対に紙に書くべき理由
目標を紙に書いて可視化するだけで、本当に達成できる可能性が高まるのか疑問に思う人もいるでしょう。
目標別の達成可能性は以下のようなイメージです。
- SMARTの原則を満たさない目標:だいたい達成できない、Cランク。
- SMARTの原則を満たしている目標:3割ほどは達成できる、Bランク。
- SMARTの原則を満たして紙に書いた目標:5割ほどは達成できる、Aランク。
紙に書くと目標が達成しやすくなる理由は「脳が仕事を始めるから」です。
例えば、皆さんも以下のような経験はないでしょうか。
- 子どもが生まれてから、ベビーカーを見かけるようになった。
- ロードバイクに興味を持った途端、街でロードバイクを見かけるようになった。
- 転職したいと思い始めてから、電車や雑誌で求人広告を見かけるようになった。
脳は、超高性能のコンピュータですが、常時フル稼働していると壊れてしまうのか、「自分に関係のない情報」を処理しません。
一方で、「自分に関係のある情報」は、一生懸命処理をします。
今まで目につかなかったものが見えるようになるのは、脳が「自分に関係のある情報だ」と認識するようになったからです。
皆さんは「ウォーリーを探せ」という絵本で遊んだことはありませんか?
なぜ、絵本でウォーリーを見つけられるかと言うと、脳に「ウォーリーを探せ」と指示を与えているからです。
同様に、皆さんが自分の脳に対して以下のような指示をすると、脳は指示に関する情報を探すようになります。
- 年収1,000万円になりたい → 年収アップの方法を探せ
- 生活費を月5万円下げたい → 節約の方法を探せ
- 副業で月3万円稼ぎたい → 副業のノウハウを探せ
結果的に、今まで見えていなかったものが、どんどん見えるようになるのです。
一方で、脳は「その人にとって探しても仕方ない情報」は探さなくなります。
目標を紙に書くことで、手や目を通して刺激が生まれ、その刺激により脳は目標に関する情報の収集モードに入るのです。
さらに集めた情報が有効活用されると、脳はますます張り切って収集活動を行います。
その結果、次第に行動が「目標達成」に向けて最適化されていくのです。
ちなみに、皆さんは以下のような経験に心当たりはありませんか?
- 上司に「この仕事を対応しておいてくれ」と指示される。
- 別件の業務を処理していたため、対応を忘れていた。
- 上司が何も言ってこないので、「まぁ、いいか」と放置してしまった。
実は脳でも同じような現象が起こります。
どんなにSMARTの原則を意識した目標設定を行い「目標達成に必要な情報を集めろ」と脳に指示しても、以下の状態では「もう集めなくても良いのかな?」と脳は省エネモードになるのです。
- 成果が出ないまま時間が経過する
- 定期的な進捗確認や目標の再確認がない
脳が省エネ状態にならないように、紙に書いた目標は身の回りに置きましょう。
目標達成をより意識したい人は、以下のように工夫し、常に目標が目に入るようにしています。
写真を撮り、スマホの待ち受けにしている。
クリアファイルに入れ、見やすい状態で持ち歩く。
ベッドサイドに貼り、毎日紙を眺めてから寝るようにする。
「なんだかありきたりな成功者の習慣だな」と感じた人もいるでしょうが、意識することで本当に目標を達成しやすくなります。
SMARTの原則に従い、以下のように目標を作るだけで、皆さんの脳は以前と比べて「超・働き者」になるでしょう。
最高の目標1つだけでなく、小さな目標を10個、20個と作る
作った目標を紙に書いて常に見える状態にする
仮に今回の記事が20万人に見られ、5%にあたる1万人がSMARTの原則に従って小さな目標を10個(全10万個)立てるとします。
もし1年以内に50%の目標が達成されれば、日本で5万個の目標が達成されることになるのです。
リベ大としては、ブログ記事やYouTubeで学んでくれている皆さん一人一人に対して、「豊かな生活を手に入れてほしい」と願っています。
「なんだか非科学的。本当にそれだけで目標達成できるなんて思えない。」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、実際に成功者はこの方法を実践しているため、ぜひ試してほしいです。
今回紹介した目標の立て方は、金銭的なリスクがあるワケでも、1日1時間ハードな作業を行うワケでもありません。
ただ、SMARTの原則に従い、目標を立てて紙に書くだけです。
まとめ:SMARTの原則に従って目標を達成しよう!
今回の記事では、以下の2点について解説しました。
- SMARTの原則とは
- 目標を絶対に紙に書くべき理由
SMARTとは、以下の英単語の頭文字を表しています。
- Specific:具体的である
- Measurable:計測できる
- Agreed upon:同意している
- Realistic:現実的である
- Timely:期日が明確である
上記の全てを兼ね揃えた目標・計画こそが実現性の高い目標です。
また、SMARTの原則を満たした目標を立てるためのアドバイスも紹介しました。
固有名詞と数字を使う。(例:3カ月以内にせどりで3万円の利益を出す)
価値観マップを作り、3回の「なぜ?」を繰り返しながら、本当に自分が望んでいるか深堀りする。
達成確率の高い目標を積み上げる。(例:せどり用に1品仕入れる、メルカリで出品してみる)
1年でできることを過大評価せず、10年でできることを過小評価しない。
長期計画を立てるのが苦手な人は、3カ月以内の目標だけに集中する。
「目標を紙に書いて常に目の届く範囲に置くこと」は、世界中の成功者が実践しているコスパ最強の成功術です。
なぜコスパ最強かと言うと、金銭リスクなしで「脳という超優秀なコンピュータを使えるから」です。
脳は、指示を与えて、「働き続けているか?」と進捗確認をするだけで、一生懸命働いてくれます。
なお今回の記事は、神田昌典氏の著書「非常識な成功法則」を参考に、両学長の実体験を踏まえて作成しました。
一部のテーマにしか触れていないので、「成功