こんにちは、こぱんです!
リベ大では、人生を豊かに過ごす方法についても発信しています。
いろいろチャレンジしてみたいんだけど、何を始めても長続きしない…
タイムバケットは、
何か行動を起こしたいと思っている
しかしモチベーションが湧いてこない
という人でも、やる気が出る素晴らしいツールです。
ドラえもんの「秘密道具」みたいな名前ですが、別に未来の道具ではありません(笑)
今回は、タイムバケットについて解説します。
- タイムバケットとは何か
- タイムバケットを作る3つのメリット
- タイムバケットを作る具体的手順
断言しますが、タイムバケットを作ることで「死ぬ直前になって、人生に後悔する可能性」は、間違いなく減ります。
今はまだ「自分が死ぬなんて考えたこともない」人が多いと思いますが、未だかつて死ななかった人間はいません。
死は、誰にでも必ず訪れる未来です。
タイムバケットを作って、精一杯悔いのない人生を送りましょう。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:後悔が減る!タイムバケットって何?
目次
解説動画:【秘密道具】タイムバケットって何?3つのメリットと作り方を解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
タイムバケットとは
「死ぬまでに人生でやりたい100のことリスト」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
英語では、このリストをBucket List(バケットリスト)と呼びます。
bucket(=バケツ)という言葉を使った熟語の中に「kick the bucket」というものがあります。
これは「死ぬ」という意味の熟語で、首つり自殺をする際に
- バケツ(bucket)の上に乗って
- 首に縄を掛けて
- 最期にバケツを蹴って(kick)自殺する
という状況から「kick the bucket = 死ぬ」という意味になったそうです。
この言葉が、さらに転じて「バケットリスト = 死ぬまでに人生でやりたいことリスト」になりました。
タイムバケットを題材にした映画は、いくつも撮影されていています。
その中でも、2007年のアメリカ映画「最高の人生の見つけ方(原題:The Bucket List)」はまさに名作中の名作、素晴らしい作品です。
ガンで余命6カ月を宣告された
大金持ちの豪腕実業家(ジャック・ニコルソン) 勤勉実直な自動車修理工(モーガン・フリーマン)2人が「棺桶に入る前にやっておきたいことリスト」を携えて、
- スカイダイビングしたり
- スーパーカーをブッ飛ばしたり
- ピラミッドに登ったり
と、色々と無茶をするストーリーです。
「死について考えることは、人生について考えること」
バケットリストというツールは大きな共感を呼んで、日本でも「人生でしたい100のことを書くノート」というグッズも発売されています。
今回のメインテーマである「タイムバケット」は、バケットリストの進化系で、「Die With Zero(ゼロで死ね)」という書籍で紹介されていたツールです。
タイムバケットについては、図を見るのがわかりやすいので、以下の図をご覧ください。
人生を
- 青年期
- 中年期
- 高齢期
と、各世代ごとに5年か10年区切りのバケツを用意して、その中に「やりたいこと」を記載したものがタイムバケットです。
タイムバケットを作る3つのメリット
タイムバケットを作るメリットは3つです。
- メリット①:やりたいことが明確になって、適正なリスクをとれるようになる
- メリット②:「やりたいこと」と「それをやるにふさわしい時期」がかみ合う
- メリット③:行動を起こす意欲が湧く
メリット①:やりたいことが明確になって、適正なリスクを取れるようになる
リベ大では、以前から
リスクをひたすら避けるのではなく、
適正なリスクを取りましょう
と、発信し続けています。
この世の中に、リスクを取らずに大成功をおさめた人はいません。
リスクテイクの超大原則は、「自分が欲しいもの(リターン)を明確にする」ことです。
たとえば、現在30歳のAさんが
- ゆとりのある老後を送りたいと考えている
- 65歳以降の老後資金は3,000万円必要だと見積もっている
- 今から35年働けば、貯金だけで3,000万円貯まる
という状態だとします。
さて、Aさんにリスクをとった資産運用は必要でしょうか?
※インフレは無視します
この場合Aさんは、リスクをとる必要がありません。
なぜなら、自分の欲しいもの(= ゆとりある老後)が、リスクフリーで手に入るからです。
貯金だけで到達することが分かっているのに、50%もマイナスになる可能性がある株を買う必要はありません。
最近、この点を勘違いしている人が非常に多いです。
自分がどんな人生を手に入れたいかも分からないまま
「ただただ、1円でも多くお金が欲しい」
という考えで、本来とらなくても良いリスクをとろうとしているのです。
欲しいものを手に入れるために
無数の選択肢の中から適正なリスクをとることは重要です。
ですが、
欲しいものが分からないのに
リスクを取る
というのは、「ありもしない財宝を求めて、危険なジャングルを彷徨う」ことと同じです。
欲しい財宝がないのなら、トラや毒蛇に襲われるジャングルの中を、一生懸命歩き回る必要はありません。
タイムバケットに「やりたいこと」を放り込んでみると、以下の2つがくっきりと区別できるはずです。
リスクをとらなくても、このままいけば達成できるもの
リスクをとらない限り、絶対に達成しようがないもの(転職や結婚、離婚など)
ただのバケットリストと違って、タイムバケットは
- 45歳で〇〇をやるためには
- 40歳までにリスクをとって〇〇しておく必要がある
ということが明確になるので、先延ばしにしてしまう可能性がなくなります。
メリット②:「やりたいこと」と「それをやるにふさわしい時期」がかみ合う
やりたいことには、それをやるにふさわしい時期があります。
例えば、ボクシングの世界チャンピオンを目指そうと思った時に、
- 50歳になってから目指す
- 20歳のうちに目指す
どちらの方が達成できる可能性が高いかは、誰が見てもわかります。
従来のバケットリストは、歳をとって人生の残り時間がなくなってきた人が、受け身な使い方をしがちです。
焦ってやりたいことを書き込んでいく
慌てて、不満のある人生をどうにかしようともがく
できそうなことだけ書く
一方でタイムバケットは、今の時点で「積極的」にスケジュールを組めるメリットがあります。
歳をとってからでもできること
若くないとできないこと
この2つを年代別のバケツにうまく配分することによって、「やりたいことをやりきれる可能性」がグンと高まるのです。
いつでも「今日が一番若い日」なのは間違いありません。
しかし、有利なタイミングが選べるなら、そのタイミングを上手に活かさない手はないですよね。
例えばリベ大両学長の場合、
「大型犬を飼いたい」という項目に対しては
「少し田舎のほうが良いかな」
「体力がある若いうちの方が良いかな」
「老後に大型犬を飼うのは難しいな」
「介護等も考えると、40代前半には飼い始めたいな」
と考えることができたそうです。
また、「映画をたくさん見たい」という項目に対しては、
「若いうちに見ることも学びの意味では良いな」
「でも、歳を取ってからでもできなくもないな」
「だったら他のことに積極的に時間を使おうかな」
と考えることができたそうです。
そう考えることで、やりたいことをするタイミングが見えてくるのです。
メリット③:行動を起こす意欲が湧く
人間、いつ死ぬか分かりません。
とある調査によると「自分の死ぬ日を知りたいですか?」という質問に対して、1,000人のうち960人程が「No」と答えたそうです。
「死」というのは、そういうものです。
そのため、多くの人は無意識のうちに、自分の死を「さしあたり発生しないもの」として生きています。
やりたいことを100個書いたとしても、期限を設けず、
「いつかやれる」
「そのうちできる」
と考えていると、ある日突然、人生の終わりが来てしまうかもしれません。
そのうちやろうと思っていることは、やらないのが人間です。
「明日やろうはバカ野郎」という言葉もありますが、先延ばしにしているうちに人生は終わってしまいます。
しかし、タイムバケットを実際に作ってみると、以下のような状態であることに気づくはずです。
若い時にやりたいことが集中していて、
90歳になった時には何を入れたら良いか分からない
そのため、タイムバケットを作ることで
「今を大切にしよう」
「そして行動しよう」
と思うのです。
30歳~34歳でやりたいことのバケツにやるべきことを書けば、少なくとも34歳をいったんの「終わり」として意識できます。
だから自分が死ぬタイミングが分からなくても、先延ばしにすることがなくなるのです。
また、
「60歳で、会社を辞めたタイミングでエベレストに登頂したい」などの具体的な計画を作ることで、同じ価値観を持つ仲間も見つかります。
仲間が見つかれば、行動を起こす意欲に繋がりますよね。
先ほど紹介した映画「最高の人生の見つけ方」のように、やりたいことの中には
「一人でやるよりも、誰かとやった方が楽しい(誰かと一緒にやらないと意味がない)」
ということがあるからです。
例えば、皆さんが「両親をマチュ・ピチュに連れていきたい」と考えたときに、それを叶えるのは皆さんが70歳になってからでは手遅れだと気づくはずです。
だから、タイムバケットを作ることで
「よし、自分が35歳・親が60歳の時にやっておこう」
と、考えられるのです。
タイムバケットを作ろうとすると
自分の年齢だけではなく、
自分の家族、友人の年齢も意識するはずです。
だからこそ
- 人生は有限であること
- やりたいことを一緒にできる大切な人
を意識して、どんどんやる気が高まっていくのです。
両学長は、もともと「やりたいことリスト」を作ってきましたが、「タイムバケットの方がもっと良い」と感じているそうです。
なので、皆さんもぜひ作ってみてください^^
「あなたは作らなくて良いと思うよ!」と伝えてあげられるのは、絶対に死なない自信がある人だけです。
タイムバケットの作り方
タイムバケットの作り方は非常に簡単で、たったの2ステップです。
- ステップ①:やりたいことリストを作る
- ステップ②:ステップ①で書いたやりたいことを、年齢別のバケツに放り込んでいく
年齢別のバケツは、5年 or 10年区切りがおすすめです。
最後の年齢については、
- 健康寿命を目安に80歳前後
- 人生100年時代に倣って100歳
など、なんでも問題ありません。
いずれにせよ、やりたいことが特定の年代(30~50歳ぐらい)に偏ると思います。
100歳のバケツに、「やりたいこと」はたくさん入りません。
それを「絵」で表現するだけで、人生が有限であることに気づくでしょう。
タイムバケット作成時には、3つのポイントがあります。
- 完璧なリストである必要はない
- お金のことは考えない
- 大切な人に見てもらう
① 完璧なリストである必要はない
やりたいことは100個も書かなくて大丈夫です。
- 通勤中
- 仕事中
- 食事中
- 夜のベッドの中
気がついた時に、スマホのメモ帳などに書いていきましょう。
書いたものを消したり、
後で追加しても、
一切問題ありません。
いくらでも修正して良いのです。
現時点で、心の赴くままに書いていきましょう。
② お金のことは考えない
お金のことを考えると、やりたいことリストの「ワクワク感」が消えてしまいます。
「もし、自分がお金のことを心配しなくて良いのなら…」という前提で、どんどんやりたいことを書いていきましょう。
後で具体的な実行プランを考えた時に、「このままだとお金が足りない!」と思ったら、
そこではじめてお金を工面する方法を考えれば良く、
必要ならリスクを取れば良いだけです。
③ 大切な人に見てもらう
タイムバケットが完成したら、家族や友人など大切な人に、タイムバケットを見せてみましょう。
全部でも、一部でも構いません。
皆さんの価値観を深く理解してもらえるツールになりますし、共通点があれば盛り上がるきっかけになるはずです。
仲間がいれば、やりたいことをやれる可能性は飛躍的に高まります。
ちなみに、両学長のやりたいことリスト(一部)は次の通りです。※ は達成済み
- 友達と近くに住む
- 友達複数人でモルディブに行く
- 親とたくさん話す(=父と母に人生のやりたいことを聞く)
- 親孝行をする
- 子供を持つ(子供ができなかったら犬を飼う)
- リベ大で視聴者の資産を増やす
- リベ大でユーザーが喜ぶ事業を立ち上げる
- 大きい犬を飼う
- 犬の保護活動に貢献する etc…
リベ大両学長が運営するオンラインサロン「リベシティ」内で、タイムバケットを作って公開しあう企画をしても面白いかもしれません。
社会人になると気の合う仲間を作るのは、なかなか難しくなります。
もし、「今すぐにでも行動を起こしてみよう!」と思った人がいたら
- 20歳~40歳
- 41歳~60歳
- 61歳~80歳
この3つのバケツに「やりたいこと」をそれぞれ1つずつ入れてみてください^^
まとめ:「タイムバケット」を作って、人生で本当にやりたいことを実現しよう
今回は、
何か行動を起こさなきゃと思っている
だけど、いまいちモチベーションが湧いてこない
という人のために「タイムバケット」というツールを紹介しました。
タイムバケットは、人生でやりたい100のこと(バケットリスト)を、年代別に分けたバケツに放り込んだものです。
タイムバケットを作ると、3つのメリットがあります。
- メリット①:やりたいことが明確になって、適正なリスクをとれるようになる
- メリット②:「やりたいこと」と「それをやるにふさわしい時期」がかみ合う
- メリット③:行動を起こす意欲が湧く
「やりたいことが明確になって、適正なリスクをとれるようになる」というメリットは、資産形成の観点からも特に重要です。
自分の欲しいリターンが分からない人に、適正なリスクをとることはできません。
「とにかく1円でも多く欲しい」という考えで投資を行うと、お金を失って終わりを迎えることもあります。
最後に1つ、人生の後悔を減らす素晴らしいツールを紹介します。
それは相続リストです。
相続リストと聞くと、
「私には資産がないから、相続なんて関係ない」
「若いうちから、死ぬことなんて考えたくない」
という人もいると思います。
しかし、相続リストを作ると、今をより楽しく生きることができます。
つまり、後ろ向きな意味ではなく、前向きな意味で作るのです。
若いからこそ、資産がなくても死を意識することで、後悔しない人生を歩むことができます。
例えば、自分が明日死ぬと仮定して、自分の資産を誰にいくら残すのかを考えてみてください。
当然自分は使えないのでゼロですが、いろいろ考えが出てくると思います。
- 100万円は両親にあげたい
- 100万円は姉妹にあげたい
- 〇〇に寄付をしたい
- あの子に使って欲しい etc…
そして、そこには必ずメッセージや意味があるはずです。
- 父には本当にお世話になった。感謝しかない。体を労ってあげて欲しい
- 母にはこのお金でたまには良いご飯を食べたり、旅行に行ってくれたら嬉しい
- 自分のお金で世の中がこんな風に良くなれば嬉しい
- お世話になったあの人が使ってくれたら嬉しい
あくまでも「自分が死んだ場合の話」の相続リストであることは理解しています。
ですが、今できることもあるはずですし、
- 少しでも
- 少額でも
今やった方が良いこともあるはずです。
別に自分が死んでからやる必要はありません。
- 両親に感謝を伝える
- 兄弟・家族・友達に何かお礼をする
- お世話になった人にご飯をごちそうしたり、感謝を伝える
- 世の中に寄付をする
全ての資産を手放しましょうと言っているわけではありません。
- 自分は一体何のために資産を作ろうとしているのか?
- 自分が本当に人生で大切にしていることは何なのか?
- 自分が本当にやりたいことは何なのか?
を見つめ直すきっかけにして欲しいのです。
生きている中で、つい忘れがちになる大事なことを忘れないようにしましょう。
今ある全てのものは、そこに存在するのが当たり前ではありません。
そう意識することで、生が輝きます。
両学長も、バケットリストを作ってやりたいことを実現してきました。
皆さんも、やりたいことをしっかりと見据えて、1つ1つ実現していきましょう。
リスクをとらなくても実現できるなら、リスクはとらない
リスクをとらないと実現できないなら、適正なリスクをとる
やるべきことを、それをやるにふさわしい時期にやる
仲間を見つけて、一緒に取り組む
もしも皆さんが、
- 毎日の通勤、仕事
- 毎日の家事、育児
など日々の忙しさに追われて、「自分の人生で本当にやりたいこと」をじっくり考える暇もないまま人生を送っているとしたら、実は皆さんの「心」は、悲鳴をあげているかもしれません。
10分でも良いので、ぜひ一度立ち止まって、やりたいことを考えてみてください。
タイムバケットを作って、人生を豊かなものにしましょう。
以上、こぱんでした!
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同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
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