
今回は、リベ大両学長が厳選した「知っているだけで得をする小ネタ」を5本紹介します。
1本のネタは2分程度で読めるようにコンパクトにしました。
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解説動画:【タイパ最高】スキマ時間にお得なインプット「儲かる小ネタ」5連発!(No 1〜5)
このブログの内容は、以下の動画でも解説しています!
【2分で読める】儲かる小ネタ5連発!(No.1〜No.5)
No.1:株価下落で焦るな

「自分が投資しているファンド、ダメなのでは?」
「もっと良いファンドに乗り換えた方が良いのでは?」
しかし上記のような悩みは、オルカンやS&P500に連動したインデックスファンドに投資している人には関係ありません。
以下の表をご覧ください。

(出典:日経BP|ジェレミー・シーゲル 他「株式投資 第6版 長期投資で成功するための完全ガイド」)
上記の表は、「3年間」「5年間」「10年間」「20年間」という期間ごとに、「ベンチマーク(≒インデックスファンド)を下回ったファンドの割合」を示しています。
つまり、アクティブファンド vs インデックスファンドの真剣勝負の結果というワケです。
S&P500に関する結果を見ると(上図赤枠)、10年間で約90%のアクティブファンドが負けていることが分かります。
S&P500に限らず、他のベンチマークを見てもアクティブファンドはほとんど勝てていません。
このようなデータはしっかりメモしておき、いつでも見返せるようにしておくと良いでしょう。
株価は、下がる時には下がるものです。
そしてインデックスファンドより良いアクティブファンドは、実際にはほとんど存在しません。
目先の株価に惑わされず、5年先・10年先を見据えてインデックスファンドを握り続けた方が、お金が増える可能性は高いでしょう。
No.2:社会保険協会は任意加入

事業をしていると、たまに以下のような手紙が届くことがあります。
平素は、一般財団法人 ◯◯県社会保険協会の事業運営に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
当協会は、◯◯県において健康保険・厚生年金保険に加入されている事業所の事業主様を会員として、社会保険制度の…(以下略)
上記の手紙を見て、「あー、今月の社会保険料の納付か。仕方ないなぁ…払っておくか」といった勘違いをする人がいます。
社会保険協会の主な活動内容は、以下のようなイメージです。
- 健康保険や厚生年金を含む社会保険制度の「啓蒙」活動
- 加入者への割引券の提供(いちご狩りなど)
- 年金などに関する定期的な講習会の開催
しかし以下のような理由から、「振り込まなければいけない!」と誤解する人が多いのも事実です。
- 「〇〇県社会保険協会」という名前が「全国健康保険協会」などと似ている
- 社会保険協会から届く手紙の文面が少し分かりにくい
- 事業者名入りの振込用紙が同封されている
社会保険協会ごとに異なるものの、金額はおよそ3,000円程度〜50,000円超(従業員数によって異なる)です。
冒頭で紹介した画像は大阪府社会保険協会のものですが、協会は全国各地にあります。
もちろん協会の活動に賛同して加入する人は、支払いをしても問題ありません。
No.3:S&P500の産業推移

そこで資産運用について、「成長性の高いハイテク株だけ持っておけば良いのでは?」という感覚の人も多いのではないでしょうか。
この気持ちも分かりますが、実際その選択が良いとは限りません。
なぜなら、時代は常に変化しているからです。

(出典:日経BP|ジェレミー・シーゲル 他「株式投資 第6版 長期投資で成功するための完全ガイド」)
上記グラフは、S&P500(アメリカの主要企業500社)全体の時価総額の中で、各産業のシェア推移を示したものです。
1957年当時、「素材」と「エネルギー」が時価総額の50%弱を占めていました。(下図参照)

(出典:日経BP|ジェレミー・シーゲル 他「株式投資 第6版 長期投資で成功するための完全ガイド」)
ところが2021年には、この2つの産業を合わせた数字はたったの5.3%しかありません。
一方で、「金融」「ヘルスケア」「IT」の3つの産業は、1957年時点では合計6%程度だったものの、2021年には50%以上を占めています。(下図参照)

(出典:日経BP|ジェレミー・シーゲル 他「株式投資 第6版 長期投資で成功するための完全ガイド」)
産業構造がいかに激しく変化しているかが分かるでしょう。
どのような産業にも、一気に盛り上がる時期があり、勢いが落ちていく時期があります。
この「流れ」が変わるタイミングをピンポイントに読める人でない限り、特定の産業や銘柄だけに賭けることはおすすめできません。
結論、米国株はS&P500をまるっと保有するのがおすすめです。
なぜなら、産業構造の変化を予測する必要がなく、どの産業が伸びたとしても利益を自然と取り込めるためです。
No.4:iPhoneでの支払い効率化

iPhoneでIDやQUICPayを使用する時、
「えっと、まずはアプリを立ち上げて…」
「あれ、クイックペイってどこにあったっけ…?」
というように、モタモタした経験はありませんか?
実はiPhoneの横のボタン(電源ボタン)をダブルクリックするだけで、Apple Pay(IDやQUICPay)が即起動し、スムーズに支払いできる設定があります。
※ホームボタンタイプのiPhoneは、ホームボタンの2回押しでOKです。
設定方法
この設定をした後、iPhoneの横のボタン(電源ボタン)をダブルクリックすると支払い画面が立ち上がります。
後はレジで支払いをするだけです。
ちなみに複数枚のカードを登録してる場合、「支払い設定」でメインカードを選択しておくことで、普段使うカードが最初に表示されるようにカスタムできます。(下図イメージ)
No.5:トランプ関税発表で株価下落

相互関税の是正発表の背景には、トランプ大統領の以下のような考えがあったようです。
「アメリカの製品に他国でたくさんの関税がかけられているのはおかしい!」
「貿易赤字になってるのは、アメリカに不利な状況だからだ!これは不小平じゃない?」
「それならアメリカ国内で他国の製品を売る時も、同じように関税をかけて対抗しよう!」
関税というのは、主に自国の製品・産業を守るために、外国から入ってくるものに対してかける税金のことです。
トランプ大統領は以前からこのような「アメリカよりも高い関税を課している国との不公平な貿易慣行」に対して、是正の必要があると主張していました。
4月2日に発表された詳細は、アメリカが各国に対して以下の追加関税を課すというものでした。
- 日本:24%(自動車は25%と公表済み)
- 中国:34%
- EU:20%
- 台湾:32%
- ベトナム:46%
- イギリス:10%
この発表を受けて、
「日本企業の業績は大丈夫?売り上げが落ちるのでは?(アメリカに輸出している企業が多い)」
「アメリカが関税を上げるなら、他国も報復でアメリカ製品に関税をかけるのでは?」
などの懸念が生まれ、株価が下がったワケです。
インデックス投資は、いつも通り淡々と毎月の積み立てを継続する(タイミングを読む必要はない。)
日本の高配当株は、価格が落ちてきたら買う(総悲観になればバーゲンセールだが、現状そこまでではない。)
財務優良な銘柄を広く分散して持つことで、長期的な株の成長については何も心配ないというリベ大のスタンスにブレはありません。
今回程度の下落で不安になった人は、リスクを取りすぎていないか、今一度確認してみましょう。
株式投資の世界では、このような下落は頻繁に起こるものです。
数時間後に全く違う景色になるのも株の世界です。
もちろん今回の相互関税をきっかけに世界的に消費が冷え込み、これから不景気になる可能性も考えられます。
まとめ:儲かる小ネタを振り返ろう

一つ一つはちょっとしたお金の知識ですが、「知っていること」の積み重ねで、将来お金に困らない人生になります。
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