こんにちは、こぱんです!
リベ大では、正しい節約と節税で支出のバランスをコントロールする「貯める力」に関する情報も発信しています。
▼図解:貯める力
固定費の見直しは、貯める力を伸ばすために必要不可欠です。
最初の一歩として、通信費や電気代、ガス代の見直しはハードルが低く、効果も持続します。
今回は固定費の中からプロパンガス代について考えてみましょう。
ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があります。
割高なプロパンガス会社と契約している場合、ガス会社や契約を見直すことでガス代を30%以上も節約できることがあります。
そこで今回は、プロパンガス代をテーマに以下の4点を解説します。
- プロパンガス代を安くする方法
- プロパンガス代の内訳
- プロパンガス代が高くなる2つの理由
- 見直しのために事前に知っておくべきこと
なお、今回の記事のもとになった動画はこちらです。
目次
プロパンガスを安くする方法
プロパンガスを安くする方法は、一戸建てと賃貸マンション・アパートの場合で異なります。
一戸建ての場合
一戸建てに住んでいるのであれば、プロパンガス会社の乗り換えが一番簡単です。
あまり知られていないですが、プロパンガス会社は変更できます。
乗り換えは基本的に費用が発生せず、割高な会社から適正価格の会社に変更することで、30%以上もガス代を安くできる可能性があるのです。
乗り換え先を決める際は、必ず比較サイトで複数の選択肢の中から自分に合った会社を選んでください。
また、シミュレーションをするためには、現在のガス料金や使用量が必要になるので、事前に検針票で確認しておきましょう。
以下の比較サイトは、どこも無料で比較できるので、リベ大としてもおすすめしています。
賃貸マンション・アパートの場合
賃貸のマンションやアパートに住んでいる場合、プロパンガスを安くする方法は2つあります。
- ①価格交渉
- ②乗り換え交渉
方法①:価格交渉
まずは家主や管理会社に、プロパンガス会社への価格交渉をお願いしてみましょう。
この時、ただ「ガス代が高い」と愚痴を言っても取り合ってもらえる可能性は低いです。
大切なのは、「インターネットで調べた相場よりも〇〇円高いです」のような根拠を持ったお願いです。
必ずしも価格交渉が上手くいくとは限りませんが、プロパンガス代の代わりに家賃を安くしてもらえたケースもあります。
方法②:乗り換え交渉
価格交渉が上手くいかなかった場合、家主や管理会社にプロパンガス会社の乗り換え交渉をするのも一つの方法です。
先程も紹介したように、家主の中には無償でガスコンロや給湯器を提供してもらう代わりに、ガス会社と長期的な契約を結んでいる人もいます。
乗り換え交渉を上手く進めるために、相手の手間を省くことを意識して提案してみましょう。
- 安いプロパンガス会社を自分で探す
- 残りの設備費用を負担してくれる優良な会社を探す
プロパンガスの契約見直しについて解説してきましたが、会社の乗り換えや価格交渉が容易な一方、プロパンガスから都市ガスに変更するのはほぼ不可能です。
なぜなら、ガス管を自分の家まで引っ張る工事が必要になり、最低でも数十万円の費用がかかるからです。
ガス代を安くするためだけに、数十万円以上の工事をするのは割に合いません。
プロパンガス代の内訳
プロパンガス代は次の2つの料金を足して算出されます。
- 基本料金
- 従量料金
基本料金はプロパンガスの使用量に関係なく発生する料金であり、ボンベの配送費用や検針費用、保安管理費用が含まれています。
一方で、従量料金は実際に使用したプロパンガスの量によって変動し、「従量単価 × 使用量」で計算されます。
どちらの料金も住んでいる地域や契約している会社によって、大きな差があることは覚えておきましょう。
例えば、東京都の平均価格(相場)と、プロパンガス料金消費者協会による適正価格は以下のとおりです。
もし割高だったら見直す余地があるよね^^
なお、プロパンガス料金消費者協会のホームページでは、都道府県別にプロパンガスの平均価格を一覧表でまとめています。
プロパンガス代が高い理由は大きく2つ
プロパンガス料金消費者協会によると、プロパンガスと都市ガスの料金には約2倍の差があるとされています。
なぜ、これほどまでプロパンガス代は高くなるのでしょうか?
主な理由は2つです。
- ①ガス設備の違い
- ②価格システムの違い
理由①:ガス設備の違い
1つ目の理由は「ガス設備の違い」です。
プロパンガスと都市ガスは、ガスの供給方法が異なります。
→ 各家庭に直接訪問してガスボンベを輸送
→ 供給元から直接ガス管で供給
プロパンガスは都市ガスと異なり、各家庭にガスボンベを届けるための輸送代や機器の安全点検の人件費がかかっているため高いのです。
理由②:価格システムの違い
2つ目の理由は「価格システムの違い」です。
プロパンガスは会社ごとに基本料金や従量料金を決められる、自由料金制が採用されています。
そのため、価格設定が非常に不明瞭であり、割高な設定をしている会社も多いのです。
賃貸の場合さらに高くなる可能性がある
持ち家と賃貸を比較した場合、賃貸の方がプロパンガスの価格は高くなる可能性があります。
家主は給湯器やコンロを準備する必要があります。
- 給湯器:約10万円
- ガスコンロ:2~3万円
負担する費用を下げたい家主は、長期契約などを条件に、プロパンガス会社に無料で給湯器やコンロを取り付けてもらうことがあります。
当然、家主の負担が下がった分、プロパンガス会社の負担が上がります。
その費用負担分を回収するため、プロパンガス会社は毎月のガス代に上乗せして入居者に請求するのです。
例えばガスの使用量は同じであっても、良心的な会社のガス代は10,000円、割高な会社だと13,000円になることもあります。
差額の3,000円は、ガス業者が機器の費用として回収しているのです。
さらに、賃貸のアパートやマンションは家主がガス会社と契約しているため、入居者の意思でガス業者を変えにくいのが現状です。
まとめ:プロパンガス代を見直して固定費を削減しよう
今回の記事では、プロパンガス代を安くする方法を解説しました。
プロパンガスと都市ガスの料金には約2倍の差があるとされています。
その理由は次の2つです。
- ガス設備の違い
- 価格システムの違い
プロパンガス代を安くしたいのであれば、まずは相場を確認しましょう。
相場よりも割高なガス会社を契約している場合、値段を下げるには会社を乗り換えるのが一番効果的です。
また、乗り換える際には必ず比較サイトでどの会社が適正価格なのか確認しましょう。
今回の記事では、おすすめの比較サイトとして3つ紹介しました。
一戸建てなら比較的簡単に乗り換えは可能ですが、賃貸のアパートやマンションに住んでいるのであれば、家主や管理会社への交渉が必要です。
割高なプロパンガスの会社から乗り換えることができれば、毎月3,000円程度の固定費削減になるはずです。
ガス代単体だと効果は小さく見えますが、電気代や通信費など含めて固定費を見直せば、月に10,000円ほどの固定費削減も夢ではありません。
仮に毎月10,000円の資産所得を得ようと思った場合、配当利回り5%の株式が約250万円分必要です。
まだ見直していない方は、電気代の見直しも一緒に行いましょう。
今回はプロパンガスの見直しについて解説しましたが、都市ガスを使っている人もいるでしょう。
都市ガスは2017年4月から自由化が始まり、自分でガス会社を選べるようになりました。
電力・ガス一括比較サイトである「エネチェンジ」は、都市ガス会社の一括見積りが可能です。
プロパンガスと同様に、まずは一括見積りをしてから乗り換え先を検討しましょう。
また、もし「一人で固定費見直しができるか不安だ」と感じている方は、ぜひリベ大のオンラインコミュニティ「リベシティ」で相談してみてください。
家計見直しチャットがあり、分からないことは気軽に質問できます。
固定費の見直しは、経済的自由を達成するための第一歩となるでしょう。
以上、こぱんでした!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
自由へと一歩近付くための「お金にまつわる5つの力」の基本をまとめた一冊です!
▼「貯める力を伸ばしたい!」という方に読んで欲しい記事がこちら!