こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために「お金にまつわる5つの力」について情報発信をしています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
この世の中には、豊かさマインドと欠乏マインドの2種類の考え方が存在します。
- 豊かさマインド:この世は満たされており、全ての人に行き渡るだけのモノが十分あるという考え方。
→ 例:自分には何ができるのか、どうすれば人と分かち合いお互いに幸せになれるのかを考える。
- 欠乏マインド:この世には限りがあり、全ての人に行き渡るほど十分なモノはないという考え方。
→ 例:人生は勝つか負けるか、誰かが幸せになると自分が不幸になると考える。
「マインドの知識なら自分には関係ないな…。」と感じた人もいるかもしれませんが、それは大きな誤解です。
なぜなら、人は基本的に豊かさマインドか欠乏マインドのどちらかを必ず持っているからです。
しかも、多くの人は無意識のまま欠乏マインドへ引っ張られる傾向にあり、豊かさマインドは本能に逆らわないと身につけられません。
そこで今回の記事では、5つのシーンをもとに豊かさマインドを持つ人と欠乏マインドを持つ人の違いを分かりやすく解説します。
豊かさマインドを身につけるには、まず欠乏マインドとの違いを知ることが大切です。
豊かさマインドと欠乏マインドの違いを知ることで、自分自身が今後とる行動や考え方のヒントになる新たな発見があるでしょう。
- 仕事で成功したい人(例:年収1,000万円を稼ぎたい)
- 経済的に裕福になりたい人(例:純資産5,000万円を達成したい)
- 家族や友人と良い関係を築きたい人(例:尊敬し助け合える関係になりたい)
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:「豊かさマインド」と「欠乏マインド」の違い
なお、豊かさマインドと欠乏マインドは世界的ベストセラー書籍「7つの習慣」を生み出したスティーブン・R・コヴィー博士により紹介された言葉です。
「7つの習慣」は、自己啓発に関して学べる日本でも有名なビジネス書ですので、興味を持った人はぜひ読んでみてください。
目次
解説動画:【必見】「豊かさマインドを持つ人」と「欠乏マインドを持つ人」の決定的な違い5選
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
豊かさマインドを持つ人と欠乏マインドを持つ人の違い5選
以下5つのシーンをもとに、豊かさマインドを持つ人と欠乏マインドを持つ人の違いを解説します。
- ①自分が置かれた環境について
- ②仕事について
- ③富の分配について
- ④ニーズについて
- ⑤自分の豊かさを確認する方法について
マインドの違い①:自分が置かれた環境について
1つ目は自分が置かれた環境についてのマインドで、考え方の違いは以下の通りです。
欠乏マインドの人:自分には何もない
豊かさマインドの人:自分は莫大な公共財産の相続人である
あんまりピンとこないよ…。
皆さんは、童謡「アイスクリームの歌」を知っていますか?
童謡の中に「おとぎ話の王子でも 昔はとても食べられない アイスクリーム」という歌詞があります。
アイスクリームが誕生したのは17世紀末のパリで、日本で初めて食べられたのは1869年(明治2年)です。
今ではコンビニやスーパーで購入できるアイスクリームは、数百年さかのぼれば、お殿様でも入手できない特別な品でした。
実は、現代に生きる皆さんの生活は、アイスクリームのような特別な品で埋め尽くされているのです。
書籍「お金の科学」の著者であるジェームス・スキナー氏は、「あなたは歴史を刻んだ全ての王様よりも裕福である」と述べています。
さらに、彼は裕福である理由をトランプに例え、「あなたは4枚のエースカードを持っている」とも表現しています。
生まれた時代
- 石器時代から現代に至るまで、今ほど恵まれた時代はない。
知識
- 文字の読み書きができ、図書館やネットで膨大な知識にアクセスできる。
公共財産がある
- 道路、空港、発電所、水道、病院、郵便局、ネット環境など。
無限の機会がある
- どこの国でも行けるし、どのような職業にも就ける。
上記の内容から分かるように、今の一般市民の方が昔の貴族より便利で快適な生活を送っており、レベルの高い教育や医療も受けられています。
ここでもう一つ、今の生活の価値に気づける興味深いエピソードを見てみましょう。
藤子・F・不二雄氏のマンガ「藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編(3)」に掲載の作品「福来たる」で、主人公と知人の間で以下のような会話があります。
主人公「ご飯が捨てるほどあり、夜でも昼間のように明るい。夏に涼しく冬に温かく、そんな極楽のような世界にいた気がする。」
知人「そんな夢のような暮らしは人間には分不相応だ。」
(参考:小学館「藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編(3)」より)
「福来たる」は、先人から数多く受け継いでいる大切なモノに気づくきっかけを与えてくれる話の一つです。
現代には、先人たちが積み上げてきた英知の結晶が数多く存在しています。
- 技術
- 社会制度
- 知識や知恵
上記のような英知の結晶、つまり莫大な相続財産をすでに自分は手にしていると理解することが、豊かさマインドへの第一歩です。
例えば、以下のような日常生活におけるモノの見え方の違いによって、自分がどちらのマインドを持っているか分かります。
バスに乗っている時
- 欠乏マインド:「なぜ自分の家には車がないんだ…。」と考えてしまう。
- 豊かさマインド:「バスが発達しているなんて本当にすごいな!」と思える。
掃除機を使っている時
- 欠乏マインド:「富裕層に生まれていたら、家事代行サービスに全て任せられるのに…。」と考えてしまう。
- 豊かさマインド:「掃除機は素晴らしい発明だ!おかげで家の中をいつもキレイに掃除できる。」と思える。
疲れている時や落ち込んでいる時は、欠乏マインドの考え方に傾きやすいのは仕方がありません。
しかし、ここで大切なのは豊かさマインドの視点で、日々を過ごす習慣を持ち続けることです。
マインドの違い②:仕事について
2つ目は仕事についてのマインドで、考え方の違いは以下の通りです。
欠乏マインドの人:相手を打ち負かす
豊かさマインドの人:相手と協力する
例えば、皆さんが勤めている会社の同僚Aさんが昇進したとします。
ここで皆さんがAさんに対して抱く感情や考え方は、以下のどちらに似ていますか?
欠乏マインド:「自分の方が成果をあげているのに、なぜAさんが先に昇進するんだ!会社に失望した!」
豊かさマインド:「Aさんが昇進だなんてすごいな。Aさんと協力し、仕事でより高い価値を出せるように頑張ろう!」
欠乏マインドを持つ人は「誰かの勝ちは自分の負け」という発想で生きており、成功している人を見ると嫉妬や怒りなどのネガティブな感情を抱きがちです。
そのため、誰かの成功を「自分が本来得るべき何かを失った」という考えに結びつけてしまう傾向があります。
皆さんが評判やお金、やりがいといった本当に欲しいモノを失う時とは、競争に負けた時ではなく人との協力を忘れてしまった時です。
仕事の本質とは、顧客に価値を提供することにあり、豊かさマインドを持つ人は本質を見失いません。
「相手が自分より優秀かどうか?」ではなく「相手と協力し、より高い価値を生み出せるかどうか?」に基準を置いて行動できる人には、いずれ富が巡ってくるでしょう。
ただし、一つ注意点として、世の中には人生で関わってはいけないタイプの人が存在します。
協力して相乗効果を生み出すことは大切ですが、豊かな人生を送るには関わってはいけない人を避け、距離をとる必要があることも覚えておきましょう。
▼図解:人生で関わってはいけない人5選
皆さんが欲しいモノの多くは、競争がベースの欠乏マインドではなく、協力がベースの豊かさマインドにより生み出されます。
欠乏マインド:競争がベースにあり「勝利の果実は相手ではなく私が得るべきだ」と考える
豊かさマインド:協力がベースにあり「より大きな価値を生み出して大きな果実を分け合おう」と考える
協力を惜しまず皆で価値を生み出そうと行動する豊かさマインドを持つ人の方が、評価されないことを嘆き続ける欠乏マインドの人よりも、本質的なことに目を向けています。
人として尊敬でき、応援したいと思える人は、豊かさマインドを持っているのは明らかでしょう。
マインドの違い③:富の分配について
3つ目は富の分配についてのマインドで、考え方の違いは以下の通りです。
欠乏マインドの人:豊かさに限りがあるから、誰かが豊かさを得ると自分の分が失われる。
豊かさマインドの人:豊かさは世の中に十分あるから、いつどのような時も自分の分はある。
人は、自らの脳や体を動かすことで、新たな富を生み出せます。
例えば以下のケースを見てみましょう。
世界には以下の2人がおり、現在の富の合計はAさんが持つ資産3,000万円です。
- Aさん:資産3,000万円を保有している。
- Bさん:保有資産はないが、家を建てるスキルを持っている。
Aさんは、Bさんに「3,000万円を代金として支払うので3,000万円の価値がある家を作ってください」と依頼しました。
Bさんは依頼を承諾し、Aさんの家を建築しました。
さて、家が完成した時点で世界にはいくらの富が存在しているでしょうか?
家が完成した後の、富の内訳は以下の通りです。
- Aさん:3,000万円の価値がある家を保有している。(①)
- Bさん:3,000万円のお金を保有している。(②)
→ 富の合計:6,000万円(①3,000万円 + ②3,000万円)
お金とスキルを活用することで、新たに家という資産が増えたのです。
人々が経済活動を続ける限り、世界全体の富は増え続けています。
しかし、欠乏マインドを持つ人は世の中の富が一定だと信じ込み、以下のような損得の連想をしてしまうのです。
- 株主が得をした → 従業員は損をした
- お金を貸した銀行が得をした → 借金した人は損をした
- 一個のホールケーキを切って分けた → 自分の食べられるケーキの量が減った
ここで、世の中の富が増加し続けていることが分かるデータを紹介します。
経済産業省の通商白書2020年版より、以下の世界GDPの推移グラフを見てみましょう。
上記のグラフから分かる通り、世界のGDPは右肩上がりで、世の中の富が増え続けています。
そのため、誰かが豊かさを得たかどうかにアンテナを張り巡らせるよりも、自分が望む豊かさを得るための行動に意識を向けていきましょう。
つまり、自らが世の中の富を大きくすることにエネルギーを注ぐ方が良いというワケです。
もちろん、地球上の小さいマーケットでは「誰か得をすれば誰かが損をする」というゼロサムゲームが行われているのは事実です。
しかし、奪う世界と分かち合う世界、どちらの世界で生きたいのかは皆さん一人ひとりの人生観次第で選べます。
ここで、マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏の名言を紹介します。
If you are born poor it’s not your mistake, but if you die poor it’s your mistake.
「生まれた時に貧しいのは、あなたのせいではないが、死ぬ時に貧しいのは、あなたのせいである。」
人にはそれぞれ事情があり、社会的背景や運・不運があるのは言うまでもありません。
しかしそれでも、富が増え続ける世界では誰もが豊かになれるチャンスは存在することを覚えておきましょう。
マインドの違い④:ニーズについて
4つ目はニーズについてのマインドで、考え方の違いは以下の通りです。
欠乏マインドの人:ニーズは満たされないし、世の中はこれ以上良くならない。
豊かさマインドの人:ニーズは常に生まれ満たされ続けていくし、世界は良くなる。
先ほど「世の中の富は増加し続ける」と解説しましたが、なぜ富は増え続けるのでしょうか?
それは、人々のニーズが無限大だからです。
例えば「A地点からB地点まで早く移動したい!」というニーズを満たそうと、人類は科学や技術を発展させ、以下の様々なモノを開発してきました。
- 車輪の開発
- 自動車の開発
- 鉄道の開発
- 飛行機の開発
…etc
もしかすると、スターウォーズの世界のようにワープ装置もいずれ開発されるかもしれません。
良い意味でも悪い意味でも、人の欲望は無限大で、ここ10年・20年を見ても世界は大きく変わりました。
欠乏マインドの人の特徴として、世界のことだけでなく自分自身のことも、以下のように過小評価する傾向にあります。
かつては満たされなかったニーズが、現在満たされていることに気づいていない。
今この瞬間にも新しいニーズが生まれていることに気づいていない。
世の中にあるニーズを満たせるパワーを、自分が持っていることに気づいていない。
つまり、欠乏マインドの人は、世界も自分も「状態はこれ以上良くならないし、むしろ悪化しているのでは…。」と考えてしまうのです。
しかし、歴史を振り返る限り、世の中のニーズは無限に生まれ続けており、満たされ続けています。
もし「ニーズが満たされ続けているなんて信じられない!世の中は問題でいっぱいだ!」と考えてしまう人には、以下の有名な言葉を贈ります。
If you are not part of the solution, you are part of the problem.
「もしあなたが問題解決の一部でなければ、あなたはその問題の一部である。」
豊かさマインドの人は自分のニーズを満たしてくれる人やモノに敬意を払いつつ、他者のニーズを満たし、世界をさらに良くすることに力を注ぎます。
繰り返しとなりますが、皆さんは世の中にあるニーズを満たせるパワーを持っています。
「問題解決の一部になるか、問題の一部になるか。」の2択で考えると、豊かに生きたい人が選ぶ道は、実はシンプルなのかもしれません。
マインドの違い⑤:自分の豊かさを確認する方法について
5つ目は自分の豊かさを確認する方法のマインドで、考え方の違いは以下の通りです。
欠乏マインドの人:不遇な状況の人を積極的に探して自分の優位性を確認する
豊かさマインドの人:成功している人を積極的に探して学ぶ
自分の豊かさを確認する方法の違いを見ていきましょう。
ここで、以下の2人がいるシチュエーションをイメージしてください。
上記のどちらの人と、どのようなコミュニケーションをとるかは、自分の持つマインドが大きく関係します。
欠乏マインドを持つ人は、以下のような感情を心に隠しながら、Bさんと積極的にコミュニケーションを図ります。
- 「ボーナスが減って落ち込んでいたけれど、自分は仕事がある分まだ良い方だ。」
- 「学生の頃の成績では遠く及ばなかったが、今は自分の方が優位だ。」
- 「本当の退職理由があるのでは?聞き出したい!」
要するに、上記の感情は優越感や野次馬根性といった類のモノです。
先述した通り、欠乏マインドを持つ人は世界の富に限りがあると信じており、「誰かの勝ちは自分の負け」という価値観を持っています。
逆に言えば、「誰かの負けは自分の勝ち」となり得るのです。
欠乏マインドを持つ人にとって、相手の大変な状況は富を得るための競争相手が1人減ったことに繋がり、安心感や心地良さを感じます。
そのため、自分の豊かさや優位性を確かめる方法の一つとして、自分より不遇な人を探すことに力を注ぐというワケです。
一方で、豊かさマインドを持つ人は成果の出ているAさんと積極的にコミュニケーションを図り、転職や副業について相手から学ぶ姿勢を大切にします。
なぜなら、以下の2つのことに気づいているからです。
成功している人がいる事実そのものが、世の中が豊かなことの証明である。
他者が成功した背景を学べるチャンスが自分にあることも、豊かさの証明である。
豊かさマインドを持つ人は上記のことを理解しているので、自分の豊かさを確認するために自分より不遇な人を探す必要がありません。
確かに、昔は成功できるかどうかは身分や家柄次第で、成功の原則は門外不出で一部の人しか得られない時代もありました。
しかし、現代は昔とは違います。
まとめ:豊かさマインドの本質を学び幸福な人生への道を歩もう!
今回の記事では、5つのシーンをもとに、豊かさマインドを持つ人と欠乏マインドを持つ人の違いについて解説しました。
- 自分が置かれた環境:自分は莫大な公共財産の相続人である。
- 仕事:相手と協力する。
- 富の分配:豊かさは世の中に十分あるから、いつどのような時も自分の分はある。
- ニーズ:ニーズは常に生まれ満たされ続けていくし、世界は良くなる。
- 自分の豊かさを確認する方法:成功している人を積極的に探して学ぶ。
- 自分が置かれた環境:自分には何もない。
- 仕事:相手を打ち負かす。
- 富の分配:豊かさに限りがあるから、誰かが豊かさを得ると自分の分が失われる。
- ニーズ:ニーズは満たされないし、世の中はこれ以上良くならない。
- 自分の豊かさを確認する方法:不遇な状況の人を積極的に探して自分の優位性を確認する。
- 自分の力を生かせる場所や、高い報酬が得られる場所に転職をしよう。
→ 【もったいない!】転職で年収上がる人の特徴3つと具体的な転職対策について解説
- 低リスクで副業に取り組み、給与所得以外でお金を稼ぐ経験を積もう。
→ リベ大独自アンケートで判明!月5万円達成した副業プチ成功者の特徴5選を解説
→ 【月3万円の稼ぎ方】副業Webライターの魅力と落とし穴を徹底解説
- 志を同じくする人たちと交流し、お互いに与え合い、分け合おう。
→ 【幸せな人生にするために】複数のコミュニティを持つことの大切さを解説
- 証券口座を開設し、株式を購入して資産運用を始めよう。
豊かさマインドは、人生を変える「最強のモノの見方」の一つであり、人の可能性を無限にします。
要は、富も豊かさもチャンスも無限にあるのです。
ここで大切なポイントは「富や豊かさ、チャンスを得るために必要なのは、自分が手を伸ばすかどうかだけだ。」ということです。
なぜなら、皆さんは閉ざされた場所ではなく、大空の下のような解放された場所にいるからです。
繰り返しになりますが、世の中は富や豊かさで溢れています。
皆さんの人生の道がより開かれ、魅力的なモノになるよう、豊かさマインドを身につけていきましょう。
今回の記事で学んだ内容を、職場での働き方や副業の取り組み方、家族や友人との交流などで、ぜひ活用してみてください。
豊かさマインドと欠乏マインドの違いを知り、実践することで、周囲にいる人たちの皆さんに対する印象が良い方向へ変化していくのを実感できるはずです。
以上、こぱんでした!
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同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
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