- 心が変われば態度が変わる
- 態度が変われば行動が変わる
- 行動が変われば習慣が変わる
- 習慣が変われば人格が変わる
- 人格が変われば運命が変わる
- 運命が変われば人生が変わる
野村克也氏の著書「野村ノート」や、中村俊輔氏の著書「夢をかなえるサッカーノート」などでも触れられている言葉なので、聞いたことがある人もいるかもしれません。
今回フォーカスするのは「心」の部分です。
この名言は「心が変われば」から始まります。
そしてこの名言のオチは、「人生が変わる」です。
つまり真ん中を飛ばすと、「心が変われば、人生が変わる」になります。
リベ大では、お金に関する情報を発信しています。
そこで、リベ大で勉強している人の中には、「億り人になりたい!」「お金の心配をする人生から、お金の心配をしない人生に変えたい!」と考えている人も多いでしょう。
そのために最初にすべきことは、心(=マインド)を変えることです。
マインドチェンジは、費用ゼロ円の自己投資ともいえます。
そこで今回の記事では、「悪しきお金のマインド3選」を紹介します。
「自分には、政府に”豊かな人生”を保障してもらう権利がある」と思っている
「自分には、勤務先の収益を”正当に分配”してもらう権利がある」と思っている。
「自分よりお金を得てしかるべき人はいない」と思っている。
上記で紹介したマインドは、「報われない行動」を生み出します。
つまり、時間や労力をかけても裕福になりにくいということです。
億り人になれないのはもちろんのこと、皆さんの人生が「お金の心配をしない人生」に変わる可能性も低くなってしまいます。
記事の最後には、「リベ大が100%全力で皆さんにおすすめするお金のマインド」についても紹介します。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:持ってる人が9割? 悪しきお金のマインド
目次
解説動画:【さらば億り人】あなたをお金から遠ざける「悪しきお金のマインド3選」について解説します
このブログの内容は、以下の動画でも解説しています!
悪しきお金のマインド3選
悪しきマインド①:「自分には、政府に”豊かな人生”を保障してもらう権利がある」と思っている
上記のような考えを強く持っていれば持っているほど、裕福になりにくくなります。
なぜなら、「お金になりにくい行動」に時間を使うことになるからです。
年金が減らされると聞き、年金減額反対のデモに参加する。
1万円の補助金を申請するために、市役所に行き細かい書類を長々と書く。
政府に対する不平・不満を、SNSや掲示板に書き込み続ける。
政府に対して権利を主張するというのは、政府のお財布に手を伸ばすようなものです。
政府というのは、たくさんの人の思いがごちゃ混ぜになっている存在です。
たくさんの人がたくさんの思いを持って政治に関わっているため、政府の財布から自分にお金を引っ張るには、並大抵の努力では足りません。
1時間かけて100万円を取ってくるようなことは、ほとんどの人には不可能です。
政府の財布からお金をもらうこと自体が悪いワケではありませんが、通常は手間と成果が合いません。
ちなみにリベ大両学長も、補助金はほとんどもらっていないそうです。
一方で「自分のお金は自分で作る」というスタンスの人は、もっと別のことに時間を使います。
別のことの中には、以下のようなものがあります。
自己投資に励み、スキルアップして転職する。
スキマ時間を使って副業する。
投資の勉強をして、余裕資金を資産運用に回す。
政府の財布に手を伸ばすのではなく、マーケット(市場)にお金を取りに行くワケです。
以下のような行動は、どれも大切です。
- 政府を監視する
- 政府に対する意見表明をする
- 政府を変えるためのデモや草の根活動をする
唯一にして最大の問題は、人生には限りがあるということです。
より良い社会を実現するための政治的な活動と、自分を裕福にするための経済的な行動は、必ずしも同じ方向を向いていません。
お金という軸で考えた場合、政治活動は良い手段にはなりにくいでしょう。
さらに、「自分には、政府に豊かな人生を保障してもらう権利がある!」「自分の生活が苦しいのは、全て政府の責任!」という不健全な他責のレベルまでいけばなおさらです。
このような考えは、お金という側面に限れば裕福になりにくい悪しきマインドです。
「自分のお金のことばかり考えて、社会のことを考えないなんて不道徳だ!」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、二兎追うものは一兎をも得ず、ということわざもあります。
重要なものを2つ同時に欲しがると、ただの1つも手に入らない可能性があります。
自分が裕福になっていけば、社会的に弱い立場にいる人たちを支援することもできます。
実際両学長の周りには、年間数百万円単位で寄付をしている人も少なくないそうです。
以下のようなマインドを持っている人は、決して不道徳ではありません。
- 日々の経済ニュースや政治の状況を見て、選挙のたびにきちんと投票に行く。
- 自分が豊かになるにつれて、社会にも還元する。
「社会をより良くすることを最重視して、ありったけの労力と時間を注ぎ込むか?」「自分の経済的自立を最重視して、ありったけの労力と時間を注ぎ込むか?」どちらを選ぶかは皆さん次第です。
自分の経済的自立を優先しない限り、経済的自立が訪れる日は来ない。
社会への要求が不健全なほどに高まると、自分が裕福になる日は遠ざかっていく。
悪しきマインド②:「自分には、勤務先の収益を”正当に分配”してもらう権利がある」と思っている
どちらも、「正当な給与をもらっていない」という思いがある点では同じです。
このような考えを強く持っていれば持っているほど、裕福になりにくくなります。
理由は、「お金になりにくい行動」に時間を使うことになるからです。
社長がいかにガメツイ人間か、陰口を叩く。
上司がいかに無能か、飲み会で愚痴を言い合う。
SNSや掲示板で、会社の問題についてひたすら書き込み続ける。
「儲けを正当に分配してもらう権利があるはずだ!」というマインドには、次の3つのワナがあります。
自分の給与が正当でないということは、自分には問題がないということです。
もし自分に問題がないのであれば、自分には改善点がないということです。
つまり、今の立ち位置は「山の頂上」と言い換えることもできます。
もう一度聞きますが、これは本当でしょうか?
「正当」という言葉は、辞書的には「道理にかなっていて正しいこと」を意味します。
しかし、そもそも何が「正義」「公平」「平等」なのかは、哲学者でも答えるのが難しい問題です。
仮に、会社の儲けを「正当で公平に分配する基準」が見つかったとしましょう。
しかし、社長がそれに従うべき理由は何もありません。
「社長!それは正当ではありません!」と叫んだところで、「じゃあ、別の会社で働いてください」と言われるだけです。
もちろん、ない袖は振れないので、払いたくても払えないケースもあるでしょう。
このような会社はいずれ潰れる可能性もありますが、いずれにせよ「従業員に給与水準の決定権がない」というのが現実です。
自分の給与水準を自ら決めたいのであれば、自分が社長になるしかないワケです。
つまり皆さんにお伝えしたいのは、「会社からもらえる給与について、いくらが正当か議論するのは不毛」ということです。
焦点を合わせるべきは、「会社の給与水準が、皆さんにとって納得できるものなのかどうか」という点です。
酸いも甘いもあるこの世界、公平さや正当さだけではご飯は食べられません。
皆さん個人が納得できないのであれば、会社を変えようとするのではなく、皆さん自身を変えましょう。
神よ
変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。
変えることのできるものは、皆さんの「働き方」や「働く場所」です。
一方の変えることのできないものは、「社長の決定」や「会社の給与体系」です。
これを識別できるのとできないのとでは、今取るべき行動や未来が大きく変わります。
ちなみに両学長は、そもそも社長や株主が従業員の給与を決めること自体には、正当性があると考えています。
この点について詳しく知りたい人は、以下の過去記事を参考にしてください。
以下の2つの権利を、ごちゃ混ぜにしないように気をつけましょう。
労働者として持っている社会的に認められた権利
労働者が実は持っていない思い込みの権利
悪しきマインド③:「自分よりお金を得てしかるべき人はいない」と思っている
いずれの考えも、「自分より稼いでいる人はおかしい!」と感じている点では同じです。
このような考えを強く持っていれば持っているほど、裕福にはなりにくくなります。
理由は、「お金になりにくい行動」に時間を使うことになるからです。
「今裕福ではない自分」に目をつむり、今までと同じ自分の生き方を続ける。
ネットをパトロールし、稼いでいそうな人をひたすら叩く。
情報収集や批判に明け暮れ、具体的な行動は一切起こさない。
上記のような行動をするだけでは、自分のところにお金が巡ってくるワケがありません。
仮に「なんであの人はお金の流れが良いんだろう?」「自分もあの人のマネができないだろうか?」という目線が少しでもあれば、川の流れを変えられます。
ここまでの話を聞いて、カンの良い人はピンときているかもしれません。
結局、悪しきお金のマインドを持っている人は、「政府・企業・家計など、経済主体である“登場人物全員”にケチをつけているだけの人」というワケです。
国の中には3つの経済主体、つまり3人の主要登場人物がいることが分かります。
- 政府
- 企業
- 家計
例えるなら、映画の登場人物全員にケチをつけている状態です。
このような考え方の人は、自分が新しい価値を生み出すことに集中するのではなく、他の人からお金を奪うという発想になりがちです。
皆さんが自分のお金を必死で守るのと同じように、お金を取られる側も自分のお金は必死で守ります。
守る気満々の人からお金を取るのは、決して簡単なことではありません。
なぜなら、払ったお金に見合う価値や、払ったお金以上の価値を受け取れるからです。
経済社会では、相手を儲けさせられる人のところにお金が集まります。
もし皆さんが「自分よりお金を得てしかるべき人はいない」と考えるのであれば、そのマインドを変えることを全力でおすすめします。
「あの人が儲かったのは良いことだ!なぜなら、自分にも儲かるチャンスがあるから!」というようなマインドを持ち、自分の行動を変えていきましょう。
皆さんや皆さんの周りの人、そして両学長すらもノーチャンスということになります。
皆さん全員が「儲かった!」と喜べるような楽しい世界が理想というワケです。
自分以外の「誰か」にケチをつけるのではなく、自分が生み出せる「付加価値」にフォーカスして、お金を引き寄せていきましょう。
まとめ:悪しきお金のマインドを捨て、豊かさマインドを身に付けよう!
今回の記事では、「悪しきお金のマインド3選」について解説しました。
悪しきお金のマインドを持っていると、裕福になれない行動を起こしがちになります。
「自分には、政府に”豊かな人生”を保障してもらう権利がある」と思っている
→ 下手をすると、政府批判や補助金申請だけに時間と労力を捧げる人生になる。
「自分には、勤務先の収益を”正当に分配”してもらう権利がある」と思っている。
→ 下手をすると、変えられないもの(=会社の給与体系)を変える活動に時間と労力を捧げる人生になる。どうせ変えられないため、待っているのは失望だけ。
「自分よりお金を得てしかるべき人はいない」と思っている。
→ 下手をすると、人の足を引っ張ることだけに時間と労力を捧げる人生になる。人を下げるよりも自分が上がる方が簡単な上に、楽しい人生になる。
「何に時間と労力を使うのか?」これを決めているのは、皆さんのマインドです。
もし裕福になることを優先するのであれば、お金が離れる悪しきマインドは捨てましょう。
いつもお伝えしているように、最も手っ取り早く自分の収入を増やす方法は、転職することです。
リベ大の感覚では、皆さんの中の5人に1人は、仕事の難易度や仕事量が今と同じ状態でも、年収を1割アップできるチャンスを秘めた状態だと感じています。
外の世界にいくらでもチャンスが転がっているにもかかわらず、中の世界の不満ばかりが目に入る状態では、非常にもったいない生き方になってしまいます。
繰り返しお伝えしている通り、お金を持っていない人・守っている人からお金をもらおうとするよりも、自分を変えてお金の流れが良いところに身を置く方が、ずっと生産的です。
転職にはリスクがありますが、転職“活動”には一切リスクがありません。
今よりも良い待遇の仕事が見つからなければ、転職しなければ良いだけだからです。
自分にどのような求人があるか分からないという人は、ぜひ非公開求人を多数抱える転職エージェントに相談してみましょう。
リベ大おすすめの転職エージェントは、以下の3社です。
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