こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために「お金にまつわる5つの力」について情報発信をしています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
皆さんが経済的な自由を達成したいのであれば、以下の3つの口座の残高を意識することが必要です。
1つ目は、日常生活で使うお金を守る場所である銀行口座です。
続いて2つ目は、将来使うためのお金を増やす場所であり、現代における富の倉庫である証券口座です。
証券口座という倉庫に入れたお金は、しっかりと管理されていればどんどん自己増殖していくでしょう。
そして最後の3つ目は、スティーブン・コヴィー博士の著書である「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」に登場する信頼口座です。
リベ大には、経済的自由を目指す人から「お金にまつわる5つの力」に関する以下のような悩み・相談が届きます。
「もっと節約して貯金したいのに、夫が協力的じゃない」(貯める力)
「副業を頑張りたいのに、妻が協力的じゃない」(稼ぐ力)
「事業所得を作りたいのに、仕事を受注できない」(稼ぐ力)
「株式投資や不動産投資をしたいのに、家族に反対される」(増やす力)
「怪しい情報や勧誘が多く、騙されてばかり」(守る力)
「一緒に趣味を楽しんでくれる仲間がいない」(使う力)
実は、これらの悩み・相談の原因の多くが、信頼口座の残高不足なのです。
つまり、信頼口座の残高を貯めることを意識すれば、解決の糸口をつかめるでしょう。
そこで今回は、以下の3つについて解説します。
- 信頼口座とは何か?
- 信頼口座の残高を増やすメリット
- 信頼口座の貯め方5つのポイント
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:成功するには?〇〇口座が大事!
目次
解説動画:【軽視しがち】「信頼口座」の残高を増やすアクション5選(アニメ動画)
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
信頼口座とは何か?
信頼口座を理解するために、まずは銀行口座について改めて確認しておきましょう。
銀行口座とは皆さんと銀行の二者間で開設される口座で、お金を入れたら残高は増え、お金を引き出すと残高が減ります。
以下は、金融広報中央委員会が2021年1月29日に公表した、「家計の金融行動に関する世論調査」による日本人の資産状況です。
まずは、2人以上世帯の金融資産状況です。
次に、単身者世帯の金融資産状況です。
2人以上世帯
- 金融資産の中央値:650万円
- 貯金ゼロ世帯:1.5%
単身者世帯
- 金融資産の中央値:50万円
- 貯金ゼロ世帯:5.1%
銀行口座は、自分の残高が他の人より多いのか少ないのか、簡単に把握できます。
またATMで記帳したり、専用のアプリにアクセスしたりすれば、残高をすぐに確認できます。
- 自由にお金を出し入れできる
- 他の人の残高も何となく分かる
- 自分の残高は正確に分かる
一方で、信頼口座は皆さんと他の人の二者間で個人的に開設される口座です。
50人の友人がいるなら50個の信頼口座があり、1,000人に読まれるブログ記事を書いたら、1,000個の信頼口座が生まれることになります。
そして銀行口座と信頼口座には、以下のような共通点と相違点があります。
共通点
- 銀行口座:お金を入れると残高が増え、お金を引き出すと残高が減る。
- 信頼口座:信用されると残高が増え、信用を失うと残高が減る。
相違点
- 銀行口座:残高がはっきり分かり、引き出して使うことに意味がある。
- 信頼口座:残高がはっきり分からず、減らして得することは何もない。
関連動画
信頼口座の残高を増やすメリット
銀行口座のお金は引き出して使うことに意味がありますが、信頼口座の残高を減らしても良いことは何もありません。
逆に信頼口座の残高が多いと、様々なメリットがあります。
失敗しても許してもらえる
困った時に助けてもらえる
言葉足らずの時も意図を汲みとって理解してくれる
頑張りたい時に協力してもらえる
一緒に豊かで楽しく充実した時間を過ごせる など
つまり、信頼口座の残高の多さが人とのコミュニケーションの質を決めるのです。
信頼口座の残高は銀行口座と違い、私達の目で見ることはできません。
ですが、皆さんが以下のようなことを職場や家庭で感じているなら、すでに信頼口座の残高はマイナスになっていて何も引き出せない状態でしょう。
上司が、自分のことを見下している気する。
部下が、ちゃんと指示を聞いてくれない。
事業所得を作りたいのに、仕事を受注できない。
もっと節約して貯金したいのに、夫(妻)が協力的ではない。
株式投資や不動産投資をしたいのに、家族に反対される。
「あの人は私の言うことを全然分かってくれない!」と不満を叫ぶのは、借金している時に「ATMからお金を引き出せないのはなぜ?!」と叫んでいるようなものです。
お金の問題は目に見えるので気づきやすいのですが、信頼の問題は目に見えないので気づきにくいのです。
問題の根本が信頼口座の残高不足なら、信頼貯金があれば人間関係の悩みも解消し、結果的にお金の悩みがなくなっていきます。
配偶者に協力してもらえる
取引先に仕事を依頼してもらえる
質の良い投資情報が流れてくる
家族・友人・仲間と豊かな時間を過ごせる
ちなみに、現代の富の倉庫である証券口座は、原則課税対象です。
100万円で買った株式が10年後に1,000万円になって売却した場合、差額の900万円には課税されます。
発生した利益に対して、180万円ほどの税金が引かれるワケです。
一方、信頼口座はNISAやiDeCoと同じく非課税で、残高を増やし続けても課税されることは絶対にありません。
日本でもアメリカでも「最速で金持ちになりたければ税金を払うな」とよく言われますが、信頼口座への投資はまさに非課税の投資です。
信頼残高を増やすことはノーコストの投資ですから、優先度を高めてドンドン信頼残高を増やしましょう。
信頼を貯める5つのポイント
ここからは、信頼口座の残高を増やすために大切な5つのポイントを解説してきます。
- ① 約束を守る
- ② 自分が先に相手を信頼する
- ③ 素早く対応する
- ④ 手間暇をかける
- ⑤ 悪口やネガティブ発言をしない
ポイント①:約束を守る
ポイントの1つ目は、「約束を守ること」です。
約束を守ることは大切だと誰もが知っていますが、守るべきは他人との約束ばかりではありません。
自分との約束も大切で、他人との約束は守れても、自分との約束は破ってしまう人は大勢います。
休日も6時に起きようと決めたのに、目が覚めたら10時…。
ビールは1日1本までと決めたのに、つい2本目に手が…。
寝る前に30分英語の勉強をすると決めたのに、疲れて挫折…。
もし自分との約束が全て守れていたら、皆さんの人生は今と少し違っていたかもしれません。
また、他者との約束が守れているかもチェックしましょう。
例えば皆さんが、誰かに仕事を頼むとしたらどんな人に頼みたいでしょうか?
- ① 約束は守った方がいいと言いながら、遅刻をしたり締め切りを忘れる人。
- ② 基本的に約束は守るが、相手や状況による人。
- ③ 他者との約束も自分との約束も、とにかく決めたことは必ず守る人。
しょっちゅう約束を破る①は論外だとしても、他者との約束・自分との約束を全て守る③のタイプの人は、意外と少ないものです。
きちんと約束を守れば、それだけで希少な人になれます。
リベ大両学長も自分との約束はもちろん、他者との約束も守ってきました。
「毎日朝7時にYouTubeを更新する」と決めてから雨の日も雪の日も、お正月にクリスマス、もちろん誕生日でも900日近くひたすら毎日更新を続けています。
始めたばかりの頃は怪しまれていましたが、1年ほど経った頃から、有名なブロガーやインフルエンサーも信頼してくれるようになりました。
また、「あれだけ毎日更新を続けているから凄い」「やると言っていることを実際にやっているから信頼できる」と言われることも増えました。
言っていることは発信開始当初と変わっていないのに、約束を守っているだけで信頼されるのです。
そして、自分と他者との約束を守り継続してきた結果、2021年3月にチャンネル登録者数が100万人を超えました。
視聴者からの信頼の証(あかし)だと喜んでいます。
関連動画
→ 【違い3選】「目標を立ててゴールできる人」と「挫折する人」の決定的な違いについて解説(アニメ動画)
約束を守る姿を見ると、その人に対する信頼は高まるものです。
皆さんも信頼口座の残高を貯めたいなら、言い訳をせず約束を守りましょう。
→ 例:相手が遅刻するタイプだから自分も遅刻して良い
→ 例:寝不足を理由に決めたことをやらない
何か1つ約束を破ると、証券口座の時価残高が20%減少してしまうほどの大きなダメージを受けます。
一方で、以下の2つを守るだけで、皆さんの信頼口座の残高はどんどん増えていきます。
守れない約束はしない
約束したことは守る
ポイント②:自分が先に相手を信頼する
2つ目のポイントは、「自分が先に相手を信頼すること」です。
信頼口座が開設され、まだお互いの残高がない時にこそ、先に相手を信頼するのです。
人は信頼されると嬉しく感じ、信頼に応えたくなり、信頼してくれる人が好きになります。
「どうせ君はサボるだろう」と見張ってくる上司
「君のことを信頼しているよ」と言ってくれる上司
少し話はそれますが、コロナ禍でリモートワークが普及したため、社員がサボるのを防止するための「監視ツール」が売れているようです。
社員が信頼できないから売れるのでしょうが、見張る必要のない人にとってはモチベーションの低下となるでしょう。
また、監視ツールで見張らないといけない人とは、そもそも一緒に働いてはいけません。
関連動画
→ 【最新ITツール紹介】テレワークを支える「社員監視システム」について解説
先に相手を信頼することは、誰にとっても非常に難しいことです。
自分が先に相手を信頼するのは、銃をかまえて向き合っている状態にもかかわらず、先に自分が銃を捨てるようなものだからです。
だからこそ、先に相手を信用すれば信頼に足る人が集まり、多くの信頼を得ることになります。
ただ残念ながら、世の中には他者を信頼する人を狙っている詐欺師もいるので、以下の視点はどうしても必要です。
相手を見る
リスクを管理する
とは言え、疑ってばかりいたら信頼が増えていかないのもまた事実です。
実際、お互いが銃を構えた状態では、近づき抱き合うのは難しいでしょう。
もし先に信頼するためのコツ・心構えが知りたいという人には、ディズニー映画「ラーヤと龍の王国」をおすすめします。
ポイント③:素早く対応する
3つ目のポイントはシンプルですが、「素早く対応すること」です。
誰からの要望でも素早く対応・返信することは、信頼口座の残高を増やします。
例えば、誰かに連絡をとるときを想像してみてください。
仕事の進捗確認にせよデートのお誘いにせよ、相手の反応が気になるものです。
- 何か聞きたいことがある
- 何か共有して欲しいことがある
そんな時、相手から素早い返答があれば、嬉しいのと同時にホッとするでしょう。
素早い対応は、「この人は私を(この仕事を)大事に思ってくれている」と感じさせます。
特に信頼が貯まるまでの間は、素早い対応を心掛けると良いですが、何事もやりすぎは良くないのでバランスは大切です。
メールやチャットが気になり、本来の業務に集中できない。
夜中も休日も電話に応えて、ブラックな働き方をしている。
▼図解:今すぐ辞めるべきブラック企業の特徴
おそらくフリーランスで稼いでいる人の99%は同意するでしょうが、稼いでる人は本当に対応が早いです。
成功者の多くは、普通の人よりはるかに忙しくてもすぐに対応します。
もしすぐに対応できない時でも、「後で対応する」と一報を入れるため、関わる人は安心できるのです。
対応の早さと信頼の例として、学長が以前一緒に働いた人のエピソードを紹介しましょう。
一緒に仕事をしたフリーランスの人は、とにかく対応が遅かったのです。
メールを送っても何週間も返事はなく、忘れた頃に返ってくることもありました。
あまりに長い間待たせられていたので、相手が生きてると知って安心したものです(笑)
ただ残念ながら、今後も一緒に仕事をしたいとは思えませんでした。
素早い対応は、「私はあなたの問題解決を優先しています」というメッセージです。
信頼口座の残高を増やすために最も効果的なアクションの一つなので、残高を増やしたい信頼口座があればすぐに実践してみましょう。
関連動画
ポイント④:手間暇をかける
手間暇をかけた対応をすると、信頼口座の残高がアップします。
一般的に、時間やお金などの重要な資源は、自分自身や自分の大切な人のために使うものです。
- 時間
- お金
- 労力
そのため、人に時間やお金をたくさん使うと、相手は大切にされていると感じて嬉しくなることも多いです。
内容は同じでも、きちんと見栄えまで配慮された提案書と、誤字脱字だらけの提案書では、どちらを採用したくなるかは明らかでしょう。
誤字脱字は「仕事を軽視しているというメッセージ」となり、見る人は悲しい気持ちになるはずです。
手間暇をかけることの完成形なら、ホテルサービスが良い例でしょう。
細部までこだわることや手間暇かけるイメージができない人は、一流ホテルに一泊してみることをおすすめします。
- スタッフの挨拶の仕方・表情の豊かさ・声のトーンなどの一流のマナー
- エントランス・ロビー・廊下・客室・トイレなどのこだわり抜かれた内装
- 置物・絵画・照明・椅子・ベッドなどの洗練された装飾品や家具
自分の