こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するのに大切な「稼ぐ力」を伸ばすために、自己投資をおすすめしています。
▼図解:「稼ぐ力」
自分でお金を稼ぐ力(= 人的資本)は、多くの人にとって一番大きな資産です。
仮に年間400万円の配当金を得ようと思った場合、配当利回り4~5%の高配当株が約1億円分も必要になります。
誤解を恐れずに言うと、年収400万円を稼げる人には、約1億円の資産にも匹敵する稼ぐ力があるということです。
なので、もしお金持ちになりたいなら、やるべきことは2つしかありません。
- 自己投資:自分自身に投資して、稼げるお金を増やす
- 資産運用:株や債券などに投資して、お金でお金を増やす
そこで、今回の記事では「失敗しない自己投資」をテーマに、以下の3つについて解説します。
- 自己投資における失敗とは?
- 自己投資の本質ってなに?
- 自己投資における6つの攻略法
今回の記事における自己投資とは「人的資本を大きくする = 収入をアップさせる」ものです。
そのため、教養・自己啓発的な意味合いは含んでいません。
お金に結び付かなくても「人生を豊かにする自己投資」もありますが、今回の記事は、あくまでもお金に関する視点であることをご承知おきください。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:自己投資の攻略法
目次
解説動画:【何も残らない人にならないために】自己投資で失敗しないための「攻略法」を6つ解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
自己投資における失敗とは?
リベ大では自己投資の失敗を「“何も残らない人”になってしまうこと」と定義しています。
- お金を失う
- 時間を失う
- 稼ぐ力が伸びずに自己肯定感が下がる
例えば、資格を取得するために学費が30万円の学校に1年間通ったとします。
この場合の失敗(= 何も残らない人)とは、以下の状態です。
- 30万円というお金を失う。
- 1年間という時間を失う。
- 資格試験に落ちる、もしくは合格しても収入の増加に結び付かない。
- 「自分の人生は上手くいかない」と自己肯定感が下がる。
皆さんの周りにも、自己投資に莫大なお金と時間を費やしたにも関わらず、成功に繋がる気配のない人がいないでしょうか。
教育費は聖域化しやすいため、成果が伴わなくても、お金や時間をかけ過ぎてしまいがちです。
お金や時間は、人生の豊かさを左右するほど重大な資源なので、自己投資に失敗すると失うものは大きくなります。
「失敗する可能性がある」と事前に想定して挑戦するのと「何かを妄信してハマる」のでは、反省の深さが大きく変わります。
例えば、ジャングルへ財宝探索に出かけた時、ピンチや失敗を想定しておけば、事前の想定と現実との差の分析が可能です。
- 食料が尽きた時
→ 水が尽きたら、ここに戻ろう。 - 猛獣に出会った時
→ この猛獣と出会ったら、すぐに逃げよう。 - 想定外の事態が起きた時
→ 先住民と会ったら、こうしよう。
このように、事前の想定ができる人は、失敗を経験に変え、未来の成功へと繋げられます。
一方で、事前に想定ができなければ、未来に繋がらない失敗になってしまいます。
- パニックを起こすから
→ 反省・対策どころではない - 人のせいにするから
→ 反省せず、自分の改善点を探さない
良い失敗は、自己肯定感を下げません。
自己投資をする際は、お金や時間を失い、自己肯定感が下がるような「何も残らない人になること」だけは絶対に避けましょう。
自己投資の本質とは?
次に自己投資の本質について解説します。
その本質とは、「自己投資は投資であり、投資にはリスクがある」ということです。
自己投資は、貴重な財産である「お金」と「時間」の両方を差し出します。
しかし、差し出した結果、何が残るかは分かりません。
つまり、将来どうなるか分からないというリスクがあるのです。
これは株式投資も同じで、富裕層への仲間入りをする人もいれば、全財産を失って相場から退場する人もいます。
ここで伝えたいのは、「成功が保証されている自己投資は存在しない」ということです。
サービス提供会社がユーザー全員に成果を保証するためには、保証料という非常に大きなコストを負担する必要があります。
もし、次のようなセールストークを全面に押し出しながら集客しているスクールがあったら注意しましょう。
こういった言葉を見たら、「どうやって保証しているのかな?」「何かカラクリがあるのかな?」と疑ってみることが大切です。
繰り返しになりますが、必ず儲かる資産運用がないように、必ず成功する自己投資もありません。
自己投資が投資である以上、「投資の原則」を応用した攻略法があるんだよ^^
自己投資における6つの攻略法
今回紹介する自己投資の攻略法は次の6つです。
- ①投資目的をハッキリさせる
- ②リスク許容度の範囲内で投資をする
- ③成果の保証を疑いの目でチェックする
- ④撤退基準を決めておく
- ⑤信頼できる人の意見を聞く
- ⑥保険(ヘッジ)をかける
それぞれ解説していきます。
攻略法①:投資目的をハッキリさせる
1つ目の攻略法は「投資目的をハッキリさせること」です。
例えば、資産運用であれば次のように目的をハッキリさせます。
- 20年後、60歳の時点で老後資金2,000万円が欲しい。
- 日々の家計を楽にするために、月5万円のキャッシュフローが欲しい。
スクール通学や教材購入などの自己投資によって、何を得たいのか?
どのように成果をチェックするのか?
「儲かりそうだから」や「〇〇さんがおすすめしてたから」などの漠然とした目的ではいけません。
また、世の中には「投資の目的」を誤認させてくる業者もいるので注意が必要です。
「砂場遊びのプロになれば、年収500万円イケますよ!
毎日近所の公園で砂場遊びするだけで稼げるようになります。良くないですか?
当スクールの教材を使えば、間違いなく砂場のプロになれますよ!」
賢い皆さんなら、「砂場で遊んでるだけで年収500万円になれるワケない!」と思うはずです。
しかし現実には、次のように思ってしまう人もいるのです。
- 目的:砂場遊びで500万円稼げるようになりたい
- 手段:砂場遊びのプロになれる専門スクールに通おう
自己投資が投資である以上、最後は自己責任です。
ただし、悪意のある業者がウソのデータで目的を誤認させた場合は、業者の責任が大きいと言えます。
それでも、最も損するのが皆さんであるという事実は変わりません。
目的の誤認に気を付けながら、自己投資の目的をハッキリさせましょう。
▼図解:「投資で成功したけりゃ目的を知れ!」
攻略法②:リスク許容度の範囲内で投資する
2つ目の攻略法は「リスク許容度の範囲内で投資すること」です。
投資目的をハッキリさせて、目的に合う手段が見つかっても、無限に投資をして良いワケではありません。
皆さんのリスク許容度に応じて、自己投資の金額を決めましょう。
年間収入から貯金10%分を除いた後の金額を使う
年末の貯金残高の3%までなら使う
子供の教育資金と自分の老後資金などを上回る分を使う
バランスよく投資をして共倒れを防ぐのは、投資の基本中の基本です。
そのため人的資本ばかりに偏らず、「人的資本」と「金融資本」への分散投資をおすすめします。
なぜなら、分散投資をせず、人的資本にフルベットしてしまうと、「何も残らない人」になりかねないからです。
いきなり仕事を辞めてスクールに通う
全財産で教材を購入する
リベ大では、生活防衛資金を確保しない戦い方はリスクが高いのでおすすめしません。
もちろん、高いリスクを取る勇気が活路を開くこともありますが、「一握りの勝者」と「多くの敗者」に分かれるやり方であることを自覚しましょう。
関連動画
決められた予算の中で、最適な選択肢を選ぶのがお金持ちになれる人です。
これは、両学長が昔、大金持ちの方から教えてもらったことの1つでもあります。
自己投資の話ではないんだけど、昔、不動産で少し雑な投資をしていたんだよね。
物件を何件も買っていくと慣れてきてしまって、「ちょっとリフォーム代が高いけど、この物件で良いかな」っていい加減な時期があったんだ。
そんな時に大金持ちの友人に言われたんだよ。
友人「そんな投資の仕方をしていたらダメだよ。いくらお金を持っていても関係ない。最適な選択肢を一つひとつ丁寧に選ばないと、君が何百億円を持っていても、お金が逃げちゃうよ。」
この言葉、今になるとよく分かるんだ。
お金を持っていても、持っていなくても、限られた予算の中で上手に使うからこそ、お金は増えていく。
これは、金融資本への投資でも、自己投資でも同じなんだよ。
でも、時にはリスク許容度の範囲内なら、よく分からないものにお金を使ってみるのも面白いかもしれないけど、何事もバランスだね(笑)。
攻略法③:成果の保証を疑いの目でチェックする
3つ目の攻略法は「成果の保証を疑いの目でチェックすること」です。
自己投資の本質の部分でも解説しましたが、投資の世界に成果の保証はありません。
- 元本保証
- 家賃保証(サブリース)
- 買取保証
自己投資に対しても、「必ず稼げるようになる」や「必ずハッピーになれる」といった言葉からは距離を置きましょう。
攻略法④:撤退基準を決めておく
4つ目の攻略法は「撤退基準を決めておくこと」です。
自己投資が投資である以上、負けて終わることもありえます。
皆さんも、株式投資では「損切りが大切」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば、未経験からエンジニアに転職しようとする場合、撤退のラインを具体的に決めておくのです。
- 学習費用は100万円
- 学習期間は1年間
- 1年後に年収〇〇万円になれなければ諦める
中国の古い書物である漢書には、「善く敗れる者は滅びず」という言葉があります。
同じ負けでも、引き際・負け方が上手いのが良い投資家の特徴です。
攻略法⑤:信頼できる人の意見を聞く
5つ目の攻略法は「信頼できる人の意見を聞くこと」です。
これは、利害関係のない第三者にセカンドオピニオンを求めるということです。
その道に詳しく、皆さんが信頼できる人にセカンドオピニオンを求めることで、投資の安全性を高められます。
- お金持ちのことは、お金持ちに聞く。
- 子育てのことは、子育てをしている人に聞く。
- 農業のことは、農家に聞く。
ただし、リスクを取るべきではないと考えている日本人は圧倒的に多いため、最後に決めるのは皆さん自身であることを忘れてはいけません。
また、セカンドオピニオンを求めるのであれば、以下のポイントを整理しておきましょう。
自分の目的が非現実的なモノでないか?
自己投資の対象教材は、目的に合った手段となっているか?
メリット・デメリット・リスクを洗い出せているか?
自分が持っている材料で実際に調理してみるのか、それとも「美味しくならなそう」と思ってやめるのかを決断できるのは皆さんだけです。
攻略法⑥:保険(ヘッジ)をかける
6つ目の攻略法は「保険(ヘッジ)をかけること」です。
保険は、損害が発生した時に、そのダメージを軽減するために使われます。
資産運用の世界では、次のように保険をかけるのはごく普通のことです。
- 株式投資ならヘッジ取引
- 不動産投資なら火災保険への加入
残念ながら自己投資の世界に保険はありませんが、考え方を応用することはできます。
保険本来の目的は「思い通りにならなかった時のダメージを軽減すること」ですから、例えば次の対策が挙げられるでしょう。
助成金の活用
出口戦略を考える
助成金を活用することで、自己投資に必要な費用を抑えることができます。
サラリーマンの場合、20%オフで自己投資ができる「教育訓練給付金」が一例として挙げられるでしょう。
参考動画
→ サラリーマンが20%OFFで自己投資する方法【教育訓練給付金】(アニメ動画)
自己投資に対する保険として、出口戦略を考えておくことも重要です。
- 例①:割安なダウンロード教材ではなく、DVD教材を選択する。
→ 教材使用後に、中古品をメルカリで転売するため。 - 例②:自分の学習記録や教材利用の体験談をまとめ、ノウハウとして販売する。
→ 自分の考えも整理できるため、時間をかけ過ぎなければ一石二鳥となる。
ここまで自己投資における6つの攻略法を解説してきました。
これらを踏まえて、もし次のような相談をしてくる方がいれば、リベ大目線で「しっかりしてるな!」と思える例を紹介します。
実は、エンジニアになりたい(目的)んだよね。
勉強は苦手なんだけど、好きな先生に教わった科目だけは得意だったから、教えるのが上手い先生がいるスクール(手段)で学びたいな。
30万円もかかるんだけど、貯金が300万円あるから余裕で出せると思う(リスク許容度)。
そのスクールで学んだ後、受講生の3割は転職で年収が上がるらしい。7割は収入アップできないってことだけど、頑張って3割の方に入りたい(成功が確約されているわけではない)。
今の仕事は続けながら勉強するけど、もし今よりも待遇が良い転職ができないなら(撤退基準)エンジニアは諦めるつもり。
そこで、質問なんだけど、未経験から食べていけるエンジニアになれる人ってどのくらいいるんだろう?
あと、独学とスクールのどっちがおすすめか意見が欲しい。(信頼できる人の意見を聞く)
ちなみに、通う予定のスクールの受講費用は『教育訓練給付金』の対象だから(保険をかける)、卒業すると〇〇万円返ってくる。結局トータルの投資は〇〇万円になると思う。
まとめ:自己投資でも投資の原則をしっかり守ろう
今回の記事では、以下の3点について解説しました。
- 自己投資における失敗とは?
- 自己投資の本質ってなに?
- 自己投資における6つの攻略法
それぞれ振り返ります。
自己投資の失敗とは「何も残らない人」になってしまうことです。
- お金を失う
- 時間を失う
- 稼ぐ力が伸びずに自己肯定感が下がる
自己投資は、投資の一つであり、リスクのある行為です。
皆さんの大切な資産である「お金」や「時間」を差し出した結果、何が残るかは誰も分かりません。
誰に、どんなことを言われようとも、最後まで自己責任であることを忘れないようにしましょう。
自己投資が投資である以上、投資の原則を守ることは大切です。
- 投資の目的をハッキリさせる
- リスク許容度の範囲内で投資する
- 成果の保証を疑いの目でチェックする
- 撤退基準を決めておく
- 信頼できる人の意見を聞く
- 保険(ヘッジ)をかける
時間単価とのバランスを考慮して、痛くない少額の投資であれば、上記のように考え込まなくても良いでしょう。
しかし、大きな金額を動かす時は、しっかり考え抜いて判断することが大切です。
ちなみに、リベ大には「〇〇さんのサービス・教材について、どう思いますか?」といった質問が数多く寄せられます。
しかし、ほとんどの場合、情報が少なすぎるため、判断できません。
そこで、リベ大として皆さんにどんな情報が役立つかを考えたところ、「自己投資のガイドライン」を解説することにしたのです。
そのため、今回の記事の内容は「特定のサービス・教材」に対して、何かモノ申したいわけではありません。
あくまでも、自己投資の「シビアな世界」の歩き方を皆さんに伝えたかっただけです。
皆さんがお金持ちを目指すにあたって、自己投資が必要になることは間違いありません。
なぜなら、「稼ぐ力」こそが、一番パワフルなエンジンだからです。
▼図解:「稼ぐ力」
以上、こぱんでした!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
140万部発行された、「お金の大学」。
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