「年収を上げたい!もっと稼げるようになりたい!」と思った時、
すぐに稼げるようになる人
稼げるようになるまで、時間のかかる人
「できるだけ早く年収を100万円アップさせたい!」という人に贈るアドバイスは、「販売力を強化せよ」になります。
要は、稼げるようになりたければ「とっとと何か売りましょう」ということです。
そこで今回の記事では、以下の4点について解説します。
とある男の起業ストーリー
「販売」に力を入れるべき理由3選
「販売」に注力できない理由3選
究極アドバイス:とっとと何か売ろう!
記事を最後まで読んで、内容を実践してくれた人のうちの何割かは、数カ月~1年程度で年収を100万円レベルで上げられるようになるでしょう。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:できるだけ早く稼ぎたい!究極のアドバイス
目次
解説動画:【即効性アリ】できるだけ早く稼ぎたい人に捧げる究極アドバイス
このブログの内容は、以下の動画でも解説しています!
とある男の起業ストーリー
子どもの頃からサッカー三昧でスポーツ好きのAさんは、東京都内の上場企業に勤務する会社員でした。
Aさんは会社の仕事に閉塞感を感じ、スポーツビジネスでの起業を模索します。
そして彼は起業に向けて、次のような道筋を描きました。
- まずはスポーツビジネスを学べる大学院に通う
- 2年かけてビジネスの知識と人脈を築く
- 2年の間に起業資金をしっかり貯める
- 大学院卒業後に起業する!
スポーツクラブ作りたいんやろ?理念も指導プログラムも、叩き台はあるんやろ?
ほんなら、とりあえず客を集めてみればええんやない?
まずは休日に「1回3,000円でスポーツ教えます」っていうビラまいてみたらええやん
するとAさんは、「いや、まだ準備期間だから…。まずは2年かけて大学院でしっかり学ぶよ」と返します。
そしてそれから2年が経ち、また両学長はAさんと話す機会がありました。
この時くらいから、両学長も「ええから、はよ売りなはれ!」と言うのをやめたそうです。
そして最初に両学長がAさんの構想を聞いてから3年が過ぎた頃、ようやくAさんも「売り始めない限り、ビジネスは一切前に進まない」という当たり前の現実に気づき始めます。
結局100点満点の指導プログラムなんて最初からは作れないからさ、今は60点~80点レベルのプログラムだと思うけど、まずは集客することにしたんだ…。
それでWebで広告を出したんだけど、20万円かけて出した広告に集まった生徒は、たった2人だけだったよ。
さらに近所には1,000枚もビラをまいたけど、反応があったのは0件…。
正直、血の気が引いたよ。
3年かけて準備して、集められる生徒が2人だけだったなんて…。
つまり、「いくら知識を蓄えようが」「いくら人脈を築こうが」「いくら商品のクオリティを上げようが」、売る相手がいない限り、そのビジネスに未来はないというワケです。
最優先で取り組むべきは、「販売力の強化」だったのです。
そしてAさんは顔面蒼白になりながらも、なんとかリカバリーしました。
あの手この手で集客に奔走し、今では50名近い生徒を自社スポーツクラブに勧誘したそうです。
- 生徒の満足度を高めることに全身全霊を注ぐ
- 生徒や親御さんからの「生のフィードバック」を通じてプログラムを改良する
- その実績をアピールした広告を打ち、広告に対する反応率をアップさせる
- 口コミなども利用して改良を重ねる
もっと早く、売り始めれば良かったよ。
結局、自社サービスの質を高めるために一番効果があったのは「お客さんの生の声」だね。
大学院で築いた人脈は、全然役に立ってないよ。
ずいぶん回り道しちゃったなー。
もしかすると、サラリーマンの100人中95人がこのタイプではないでしょうか。
「販売以外の準備にひたすら時間をかける」という方法は、効率の良いやり方ではありません。
- 生まれたてのスモールビジネス
- よちよち歩きを始めたスモールビジネス
- 少年レベルに成長したスモールビジネス
上記のどのビジネスに関しても、スモールビジネスの心臓部分は「販売」です。
「販売」に力を入れるべき理由3選
結論からお伝えすると、以下の3つです。
- 最も重要なプロセスだから
- 最強のフィードバックがもらえるから
- 汎用性がとても高いから
理由①:最も重要なプロセスだから
「企業はなぜ倒産するのか」について考えてみましょう。
以下のグラフをご覧ください。
グラフからは、倒産する原因のトップが「販売・客足の低下」ということが分かります。
中小企業の悩みの大半は、「集客」「販売不振」というワケです。
両学長も最近頻繁に、「売上は全てを癒す」というフレーズを使っています。
ビジネスのプロセスにおいて、売上を発生させてくれるのは「販売」だけです。
- 販売なくして、売上なし
- 売上なくして、企業なし
これが現実です。
販売こそが、最も重要なプロセスというワケです。
先ほど紹介したAさんの起業ストーリーは、本当に「よくある話」です。
副業にせよ起業にせよ、何かビジネスをやろうと考えた時に、「売ることから始めない」人はたくさんいます。
以下のような、売ること以外のあらゆる準備にエネルギーを注いでしまうワケです。
- 知識のレベルアップ
- 人脈の構築
- オフィスや設備、機器の導入
もっと簡単に言うと、「商品を作るのが先、モノを売るのが後」という発想になっています。
要は、順番が逆ということです。
YouTubeのディスカバリーチャンネルに登場した覆面ビリオネアのグレン氏も、「買い手を見つけて、相手のニーズに合わせる」と言ってました。
覆面ビリオネアのグレン氏の格言については、以下の過去記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
買い手がいるかどうかを確認するには、まずは売ってみるしかありません。
「ニワトリが先か卵が先か」のような話でややこしいですが、正しい順番としては、売るのが先で商品を完成させるのは後というワケです。
少なくとも、60点~80点レベルで売れそうなものがあれば、売ってみましょう。
大事なことは、とにかく早く「市場に商品を出してみること」です。
両学長のお母さんもハンドメイド作品を売りに出そうとしていましたが、最初は次のように考えていたそうです。
するとお母さんは、早速メルカリやハンドメイドのプラットフォームに商品を出品し、その結果何点か売れました。
そしてお客さんからの直接の声を聞き、商品改良ができたそうです。
もし「準備を入念にしてから…」と考えていると、このような改良は遅れてしまいます。
理由②:最強のフィードバックがもらえるから
なぜ一刻も早く、市場に商品を出すことが重要なのでしょうか。
- 市場があるかどうかを、実際に確認できる
- お客さんからフィードバックがもらえる
1つ目は先ほど軽く触れたので、ここでは2つ目の「お客さんからフィードバックがもらえる」点について解説します。
頭でっかちな人は、以下のように自分の頭の中だけで、商品の改善を行いがちです。
しかし実際のところ、商品改善の最強のアイデアは、皆さんの頭の中ではなくお客さんの生の声の中にあります。
「こんなやつを待ってたんだ!」
「悪くないんだけど…、こんなことはできないの?」
両学長も、経験上イマイチと思ったものがとても売れ(=お客さんに求められる)、これは売れると思ったものが全然売れない(=お客さんに求められていない)ことはよくあると言っています。
リベ大YouTubeの動画も同じで、40点と思った動画の再生回数が伸びたり、100点と思った動画が全然再生されなかったりなど、いまだに難しいそうです。
とにかく、お客さん(市場)からの反応が商品のクオリティをアップさせます。
思い込みの商品改善ほど効率の悪いものはありません。
販売こそが、クオリティをアップさせるリレーの第1走者です。
理由③:汎用性がとても高いから
販売が重要な理由は、スキルとしての汎用性がとても高いからです。
シリコンバレーの億万長者、ナヴァル・ラヴィカント氏は「売る方法を学べ。作る方法を学べ。両方できれば無敵だ」と言っています。
ナヴァル・ラヴィカント氏の考え方を詳しく知りたいという人は、以下の過去記事も参考にしてください。
正直なところ、販売スキルが高い人は、それだけで億万長者になれる素質があります。
「ユダヤ人大富豪の教え」「金持ち父さん 貧乏父さん」といった書籍や、もっとお堅い超有名起業家たちの伝記にも、「営業(販売)こそが最も重要だ」という話は随所にあります。
両学長の周りの人の会社を見ても、販売力(営業力)のある会社は強いそうです。
営業を成功させるためには「4つの“不”」を乗り越える必要があります。
① 不信
→ お客さん「営業マンのあなたを信じられません。話を聞く気になりません」
② 不要
→ お客さん「 あなたが”信じられる人”ということは分かりました。でも、あなたが売ろうとしている商品は不要です」
③ 不適
→ お客さん「あなたが売ろうとしている商品の”必要性”は分かりました。でも、あなたの商品ではなくて、他社の商品の方が良いのではないですか?」
④ 不急
→ お客さん「あなたの商品が私にとって最適(=ベスト)ということは分かりました。でも、それを買うのは今じゃなくても大丈夫です。急いでいませんから」
両学長は、「4つの“不”」を乗り越えるために、Aさんに次のようにアドバイスしました。
①「不信」を乗り越えるために
→ セルフブランディングを強化せよ!過去の優勝経験、大学院のMBA、指導実績、コーチ資格などをアピールせよ!
②「不要」を乗り越えるために
→ 現代っ子の「運動時間が減っていること」と「それが生み出すデメリット」を丁寧に説明せよ!体力・根気・協調性などの低下が、大人になってからどんな不利益を生み出すか、科学的根拠を持って説明せよ!
③「不適」を乗り越えるために
→ 数ある類似サービスの中で、1つでも良いので自社サービスの「勝っているところ」を強調せよ!トガった魅力があれば、そこから突破口が開ける!
④「不急」を乗り越えるために
→ 子どもの運動神経が著しく発達する時期(=ゴールデンエイジ)は9歳~12歳と限られている点を強調せよ!ここを逃すと取り返しがつかないことを説明せよ!
今回紹介した「4つの“不”」を乗り越える方法は、その一例にすぎません。
販売力を極められると、どんなビジネスでもできるようになり、なんでも売れるようになります。
まさに販売力は、最強の汎用スキルと言えるでしょう。
「販売」に注力できない理由3選
リベ大としては、皆さん全員に「販売力を高めてほしい」と考えています。
とはいえ、皆さんの中には「なんか気乗りしないなぁ〜」という人もいるでしょう。
皆さんが「販売」に注力できない理由として、以下の3つを紹介します。
- 怖い
- 泥臭い
- 社会的地位が低く感じられる
賢い人ほど成功しにくい理由には、このような背景があります。
理由①:怖い
販売は、以下のように「怖い」ものです。
とあるビジネス本によると、起業家の多くは次のような罠にハマっているそうです。
- 本来起業家の1日の仕事時間は、7割~8割を販売活動に充てるべき
- そして2割~3割はその他の活動(経理などのバックオフィス作業)に充てるべき
→ にもかかわらず、現実は割合が逆になっている
怖いことより怖くないことを優先してやりたくなるのは、人間としては自然なことなのかもしれません。
販売以外に注力していても、「仕事をした気分」にはなれます。
なぜなら、怖いのは皆さんだけではないからです。
ここまで解説した通り、販売ほど重要なプロセスはありません。
販売に注力することに正面から向き合えると、皆さんの「稼ぐ力」は飛躍的に伸びます。
逆に言うと、販売の怖さを克服できなければ「年齢が上がったから昇給した」以外の収入アップ経路が絶たれてしまいます。
要は、年功序列のような収入アップしか期待できなくなるワケです。
理由②:泥臭い
販売というのは、「泥臭い」ものです。
販売に比べると、以下のような仕事の方がスマートと感じる人も多いかもしれません。
- 商品開発
- 生産プロセスの改善
- 予算管理
- 人事戦略
大学院のMBAの授業でも、「戦略立案」や「市場分析」のような授業はありますが、「名刺を1,000枚配る方法」のような授業は見かけません。
要は、営業・販売は軽視されているワケです。
営業に関しては、以下のようにネガティブなイメージの言葉もたくさんあります。
- 枕営業
- どぶ板営業
- 飛び込み営業
- 押し売り
- 営業ノルマ
理由③:社会的地位が低く感じられる
一時期、就活生が口を揃えて「営業にだけはなりたくない!」というようなことを言っていました。
世の中には、たくさんの職種があります。
医師、会計士、弁護士、教授、パイロット、エンジニアのような職種に比べて、営業マンを「ステータスの高い仕事」と感じる人は少ないかもしれません。
営業マンはソルジャー(兵隊)呼ばわりされたり、先ほど紹介したような営業に関するネガティブな言葉もあったりするため、良くない印象を持つ人もいるのでしょう。
本来は、「良いものを持っているのに売ってくれない人」の方が悪い人とも言えます。
良いものであれば、ガンガン売ってくれる人の方が良い人です。
なぜなら、その方が皆さんの生活が良くなるからです。
いずれにせよ、販売は最も重要なプロセスである一方、なぜか最も嫌われがちなプロセスと言えるでしょう。
この点をよく認識し、自分の中で折り合いをつける必要があります。