こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために大切な「お金にまつわる5つの力」について発信しています。
▼図解で分かる「お金にまつわる5つの力」
現金や株式・債券、車、住宅(建物&土地)などが多くの人がイメージする「資産」だと思います。
つまり、皆さんの「お金持ち(=資産家)になりたい」という気持ちは、
このように、「モノをいっぱい持っている人になりたい」と言い表せます。
そこで今回の記事では、「真のお金持ちだけが持つ3つの資産」というテーマで、以下について解説していきます。
- ノウハウ
- ブランド
- 人脈
これら3つの資産を意識しなければ、財産を築き上げることは非常に難しいです。
例えば、現金や土地・建物など、総資産約30兆円を保有するGoogleは、株式市場において時価総額120兆円の会社として評価されています。
たとえば、皆さんは100万円を元手に会社を作り(現金100万円を保有する法人)、両学長から「400万円で買収したいです!」と言われる状況と同じです。
財産リストに載っているのは100万円なのに、400万円で買いたい人がいるという不思議な状況は、なぜ起きるのでしょうか。
その秘密を解くカギが「財産リストにならない資産」というわけです。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:あなたも持ってる!見えない資産
目次
解説動画:【金持ちだけが重視】財産リストにのらない「目に見えない3つの資産」について解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
【大前提の知識】B/Sって何?
今回の記事を読み進めるにあたり、大前提となる知識を1つ確認しておきます。
ビジネスの世界では個人・法人に関わらず、自分が持っている「資産」をとある一覧表に記載します。
資産とは、以下のようなものです。
- 現金・預金
- 株式・債券などの有価証券
- 土地
- 建物
- 車
etc…
これらを一覧表でまとめたものを「貸借対照表」と呼びます。
英語では、“Balance Sheet”と言われ、略して“BS”と呼ぶのが普通です。
今回の記事でも「BS」という単語が何度も出てくるので、慣れてください^^
オリエンタルランドのBSはこのようになっています。
これだと、漢字と数字だらけで分かりにくいと思うので、イラストや画像を使って具体的に解説していきます。
上記のBSを見ると、現金及び預金が約2,610億円あることが分かります。
1億円を写真で見ると、こんな感じです。
1万円札が1万枚の札束で、重さが約10㎏となっており、オリエンタルランドはこれを2,610個持っていることになります。
次に受取手形及び売掛金です。
オリエンタルランドは受取手形及び売掛金を72億円分持っています。
受取手形や売掛金とは、「お客さんにツケ払いを認めてあげたもの」です。
イメージとしては、以下のような証書が分かりやすいのではないでしょうか。
これも、将来現金化できる大切な資産です。
そして次は、有価証券の約200億円。
有価証券とは、株式や債券のことを指します。
現在では電子化されてしまいましたが、昔は紙の形で存在していました。
次は、商品及び製品の約120億円です。
「商品及び製品」とは、「まだ売れていないグッズ」が商品として120億円分あることを指します。
ディズニーランドに入園すれば、1人あたり約4,000円分のキャラクターグッズやお菓子を購入するようです。
こういった商品の在庫もディズニーランドにとっては、いつか換金できる大事な資産というわけです。
ここまで見てきたような、スグに換金できるライトな資産のことを流動資産と呼びます。
それと対になるのが、固定資産と呼ばれるものです。
建物及び構築物が約2,910億円とあります。
この中身は「シンデレラ城」や「ホテルミラコスタ」など、まさに典型的な資産のイメージが付きやすい項目です。
機械装置及び運搬具の中には、アトラクションやモノレールなどが含まれています。
言い方は悪いかもしれませんが、こういった機械も動けば動くほどお金を生んでくれる資産です。
土地は約1,200億円とあります。
この土地は、ディズニーランドの広大な敷地のことです。
土地に関しては、オリエンタルランドが自ら、
「独自の競争優位性は、都心に近い立地に広大な土地を自社で保有していること」
と、ドヤ顔するほど重要な資産です。
以上見てきたとおり、BSには様々な資産が記載されています。
流動資産:現金・有価証券・手形・商品及び製品 etc…
固定資産:建物・機械装置・土地 etc…
一般的には、上記のような「モノ」をたくさん持っている人のことをお金持ちや資本家と呼びます。
しかし、
- お金持ちで居続けられる人
- これからお金持ちになれる人
こういった人は、有形資産ではなく目に見えない資産(無形資産)を超重要視しています。
今回の記事で最も重要なのが以下のポイントです。
世の中には、財産リストに載っていないが、お金持ちになるため(お金持ちでいるため)に、重要な「無形資産」がある
このポイントを理解しておくだけで、未来を変えていくことが出来ます。
この無形資産というのが、記事の冒頭で紹介した、
- ノウハウ(経験)
- ブランド(信用)
- 人脈(取引先・顧客リスト)
これら3つです。
BSに載らない資産①:ノウハウ(経験)
BSに載らない無形資産の1つ目が「ノウハウ(経験)」です。
少しイメージしてみてください。
この2人が、それぞれ100万円を資本金として、会社を設立したとします。
そして、銀行員である皆さんのもとに、「事業資金の融資をして欲しい」と頼みに来ました。
皆さんなら、どちらに資金を融資したいですか?
どちらの方がビジネスを成功させ、金利を乗せてお金を返してくれそうですか?
おそらく、多くの人が口を揃えて「孫さん!」と答えるのではないでしょうか。
今回のケースの場合、Aさんも孫さんも会社のBSに100万円の現金があるという点に、違いはありません。
しかし、なぜ孫さんが経営する会社の方が価値が高くなるかというと、彼がノウハウ(経験)を持っているからです。
例えば、
- 小さな会社を大きくするノウハウ
- 取引先を開拓する営業ノウハウ
- 顧客を惹きつけるマーケティングノウハウ
- 新サービス開発にかかる技術的なノウハウ
などです。
この「ノウハウ」というものは、能力の高い社員(=ノウハウを持っている社員)をたくさん雇うことで、会社としての収益力を大きく伸ばしてくれます。
先ほど紹介したディズニーランドの場合、「接客マニュアル」や「接客研修マニュアル」といったノウハウが、実は一番の資産であると言えるかもしれません。
また、Googleの企業価値が高いのは、優秀なノウハウや技能を持つ人材が非常に多く揃っているからです。
ノウハウや技能といった部分はBSを見るだけでは絶対に分かりません。
ここで皆さんに伝えたいのは、「私は何も持ってない!全然お金持ちじゃない!」という考え方は、
半分、正しくて
半分、間違っている
ということです。
もし“持たざる者”であっても、ノウハウや経験を持っている人は、活かし方次第でいくらでもお金を稼げるようになります。
「私はノウハウや経験なんて何も持ってないよ!」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、皆さん気付いていないだけで、
自分は当たり前に思っているが
他人から見たら凄いと思われること
を必ず持っています。
そして、ぜひこれだけは覚えておいてください。
皆さんは必ず何かしらの「ノウハウ・経験」を持っている
そのノウハウは、財産リストに載らないけど、立派な資産の1つである
例えば、
- 動画1本15分
- 月30本見たら、約8時間
- 年に換算すると約100時間
これだけの時間を使っているのだから、何もしない人と比べれば、必ず差が付いています。
以下の記事では、稼ぐ力を伸ばすために大切だと考えるノウハウ(スキル)について解説しています。
ぜひ参考にしてBSに載らない資産を増やしてください。
BSに載らない資産②:ブランド(信用)
BSに載らない無形資産の2つ目が「ブランド(信用)」です。
先ほど解説した「優れたノウハウ」を発揮し続けていくと、次はブランドが育ってきます。
こういった評判のことです。
例えば今、両学長が「黒くて甘い炭酸ジュース」を作ったとしても、全く売れないでしょう。
なぜなら、両学長には「美味しい飲料を作れる」といったブランド(信用)がなく、コカ・コーラのブランド力には全く勝てないからです。
コカ・コーラが新製品を出すとすぐに売れるのは、
- コカ・コーラが作るものなら、きっと美味しいだろう
- コカ・コーラが作るものなら、異物混入などありえないだろう
- コカ・コーラが作るものなら、話題になるだろう
こういったブランド(信用)が彼らにはあるからです。
そして、ブランドがあることで以下のようなメリットがあります。
評判が評判を呼び、どんどん集客できる
お客さんが、継続的に取引してくれる
他のサービスより高い価格でも、喜んで支払ってくれる
ビジネスの売上は、「客数×単価×リピート回数」で表せます。
例えば、両学長が「リベ大マッチョサプリ」を売っていた場合、
- 100人のお客さんがいて
- サプリ1缶5,000円で
- 一人当たり月2回購入すると
100人×5,000円×2回=1,000,000円/月の売上と計算できます。
ブランド力が上がると、
- 客数の増加
- 単価の上昇
- リピート数の増加
と、良いことづくめです。
非常に重要なブランド力という概念ですが、これを金銭評価することは非常に難しいです。
どんな会社でも「うちのブランドは、いくらで売れるんだ?」と悩んでいますし、フリーランスだって「商売は信用が命!でも、自分って信用あるのかな?」と悩みます。
つまり、ブランド力は、
お金を生み出す資産であることは間違いないけれど
目に見えなくて、評価しにくい
こういった性質があるわけです。
実際に、世界を席巻する超巨大IT起業「GAFAM」のブランド力は、誰一人として正しく金銭評価できません。
- YouTube
こういったSNSのフォロワー数を見れば、その人がどれだけ世の中から信用・関心を集めているかが分かるというワケです。
SNSが生まれる前の世界では、会社員の信用が「その人の勤めている会社名」だけでほとんど決まっていました。
こういった感じです。
SNSは、信用を貯める「イケてる貯金箱」みたいなものです。
SNSがない時代は、いくら信用を稼いでも貯金箱がなかったので、個人としてのブランドを作っていくことが難しかったと言えます。
- 良い大学に入って
- 良い会社に入る
- 出世競争を勝ち抜く
このように、競争に勝ったエリートだけが豊かになれる残酷な仕組みと言えます。
しかし、今の世の中は、上記のような「線路」に乗らない生き方をする人がいたり、受験・出世競争というゲームに負けても自分のブランドを育てて、豊かになっている人もいます。
もし皆さんが、
自分の持っている「ノウハウ・経験」に気が付いて
それをSNSを使って世の中に発信していけば
信用の貯金箱にドンドン信用が貯まって、ブランド力は日々増えていきます。
平均貯金額などを調べて、他人よりも多い・少ないと一喜一憂しているだけの人は、視野が狭いです。
10年後、誰がお金持ちになっているかは、目に見える、今持っている資産だけを眺めていても分かりません。
「目に見えないブランドにも、大きな価値がある」ことをどれだけ意識して、信じられるかが今後の人生の分かれ