こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために「お金にまつわる5つの力」について情報発信をしています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
今回は「漁師とMBA」や「メキシコ人漁師とアメリカ人コンサルタント」と呼ばれている話を紹介します。
日本だけでなく世界中の様々な国の人に読まれている有名で面白い話なので、知っている人も多いかもしれません。
話の内容はシンプルですが、世間で注目を集めているFIRE(ファイア)について考える上でも、非常に良いテーマです。
リベ大の見解を交えて解説するだけでなく、今日からすぐに役立つ具体的なアクションについても提案していきます。
- メキシコ人の漁師とアメリカ人のコンサルタントの話
- 紹介した話から学べる3つのポイントと具体的なアクションについて
今回紹介する話を知っている・知らないに関わらず、多くの人に役立つ内容となっています。
なお、経済的自由を達成し早期リタイアを目指すFIREについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
目次
解説動画:【有名エピソード】FIREしたい人は必ず考えておくべき「究極の問題」
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
メキシコ人の漁師とアメリカ人のコンサルタントの話
それでは「メキシコ人の漁師とアメリカ人のコンサルタント」の話を紹介していきます。
メキシコの海岸沿いの小さな村を、休暇中のアメリカ人のコンサルタントが訪れました。
波止場にある漁師の船を見ると、イキの良いキハダマグロが取れています。
コンサルタント()は漁師()にさりげなく尋ねました。
「その魚を釣り上げるのに、どれくらい時間がかかったのですか?」 「数時間くらいかな。」 「なぜ、もっと長く海に残って、もっと魚を取らないのですか?」 「自分の家族に必要な量だけあれば、それで良いのさ。」 「では、仕事以外の時間は何をして過ごしているのですか?」 「朝は遅くまで寝て、魚を少しばかり取って、子どもたちと遊び、妻のマリアと一緒に昼寝をして、夕方には村へ散歩に出て、合流した友人とギターを弾いたり歌ったりして楽しむのさ。本当に充実した毎日だよ。」
漁師の話を聞いて、コンサルタントは鼻で笑いながら言いました。
「私はハーバード大学を卒業してMBA(経営学修士)を取得したコンサルタントです。あなたに収益を上げるためのアドバイスをしましょう。
まず、あなたはもっと漁をする時間を作るべきです。
釣った余分な魚を売ってお金を作り、大きな漁船を買ってください。
そうすれば、もっと魚を取ることができて収入が増え、さらに多くの船を買うことができますよ。
最終的には大きな漁船団を入手できるでしょう。
取れた魚は、仲介業者を挟まずに加工業者に直接出荷してください。
最終的に自分の水産加工工場を持てるようになれば、製品、加工、流通に関して、全て自分でコントロールできるようになりますよ。
そして、この小さな漁村から離れてメキシコシティに移り、その後はアメリカのロサンゼルスに、最終的にはニューヨークへ進出するのです。
あなたの大きくなった会社を経営できるようにね。」
事業計画を聞いた漁師は、コンサルタントに尋ねます。
「で、それはどれくらいの時間がかかるんだい?」 「15年~20年ぐらいですかね。」 「じゃあ、その後はどうなるんだい?」 「ここからが最高ですよ。あなたの会社を株式公開して、自社株を大々的に売り出すのです!
あなたは巨万の富を手に入れ、華々しく億万長者に成り上がるのです!」
コンサルタントの話を聞き、漁師はさらに尋ねました。
「巨万の富か…それで、次は?」 「その後は、大金を持って早期リタイアですよ!あなたの好きなことが何でもできるのです!海岸沿いの小さな村に移住して、朝は遅くまで寝て、魚を少しばかり取って、お子さんと遊び、妻のマリアさんと一緒に昼寝をして、夕方には散歩に出て、合流した友人たちとギターを弾いたり歌ったりと、楽しい時間を過ごせるでしょうね!」
ハーバード大卒のコンサルタントが得意げに語った事業計画でしたが、15年~20年の歳月をかけて手に入れられる理想の生活は、すでに漁師が手にしている生活だったという話です。
実は、今回紹介した話には、いくつかのバージョンが存在しています。
バージョンの一つに、理想の生活を語ったコンサルタントのセリフの後、漁師が「何だ。その暮らしなら、とっくに手に入れているよ。」と最後に呟くモノもあるのです。
皆さんは、今回の話を読んでどう感じたでしょうか?
そこで続いては、リベ大が考える今回紹介した話から学べる3つのポイントについて解説していきます。
リベ大が考える学ぶべき3つのポイント
今回紹介した話ですが、以下のように漁師に共感した人もいれば、コンサルタントに共感した人それぞれがいるはずです。
漁師に共感した人たちの感想の一例。
- 幸せの定義は人それぞれであることを、コンサルタントは分かっていない。
- 漁師は、自分にとっての幸せが何かを理解している。
- 他人にとっての「幸せ = お金持ち」に振り回される必要はない。
- 人生は有限で、時間は最も価値のある財産だ。
- 理想の生活を手にしているにも関わらず、お金を求めて15年を使うのはナンセンスだ。
コンサルタントに共感した人たちの感想の一例。
- 今は問題ないようだが、もし漁獲量が減った場合、漁師はどうするのだろう?
- 家族が病気になった場合、漁師は治療費を出せるのだろうか?
- コンサルタントが言うように、漁師は事業の基盤を整えて生活を安定させるべきだ。
- 富を得た後の生活スタイルは今と同じでも、家族に残せる財産があるかないかで全く違う。
- コンサルタントのプランを実行するのは大変かもしれないが、やりがいはある。
- 多くの雇用を生み出せて社会貢献にもなるし、充実した人生になる気がする。
紹介した漁師とコンサルタントの話を通して学べるポイントは、以下の3つです。
- ①人は両極に反応するということ
- ②積み上げた資産の意味について
- ③本当に大切なモノにお金は意外とかからない
なお、漁師とコンサルタントの話はシンプルながらも示唆に富んだ内容のため、インターネット上では様々な人が自分の考えや見解を述べています。
ポイント①:人は両極に反応するということ
今回紹介した話の面白いところは、登場人物の極端さにあります。
漁師とコンサルタントは、価値観が明らかに違う正反対なキャラクターで、人はこの極端さに惹きつけられるのです。
例えば、イソップ寓話の「アリとキリギリス」を思い浮かべてください。
生真面目に働き続けるアリと、とことん遊び尽くすキリギリスという両極のキャラクターが登場するからこそストーリーは成立します。
もし、以下のようにバランスの良いアリとキリギリスの場合はどうでしょうか?
- 働くだけではなく、演奏も楽しんでいるアリ。
- 歌って踊るだけはなく、きっちり仕事もしているキリギリス。
バランスが良いことは間違いではないのですが、上記のようなキャラクターの場合、おそらくストーリーとして成立しないでしょう。
なぜなら、キャラクターのインパクトに欠けてしまい、物語として考えた場合に面白くないからです。
一方で、極端な話は「面白くて多くの人が反応するが、ほとんどの人は自分事として考えない」という特徴があります。
なぜなら、自分と違いすぎて身近にも似た人がいないケースがほとんどだからです。
今回の記事を読んでいる人の中で、職業がその日暮らしの漁師やハーバード大卒のコンサルタントの人は、おそらく少数のはずです。
漁師とコンサルタントの話に現実味がないのは自然な流れで、多くの場合は興味深い話の一つとして聞き流してしまうでしょう。
「共感できたが、自分とは世界が違う話だったな」と考え、終わってしまいます。
そのため、漁師とコンサルタントの話を自分の生活に生かすには、工夫が必要なのです。
「漁師側の気持ちに共感を持てる」と感じた場合。
→ コンサルタントの意見に耳を傾けて、コンサル側の意見に一歩だけ歩み寄る。
「コンサルタント側の気持ちに共感を持てる」と感じた場合。
→ 漁師の意見に耳を傾けて、漁師側の意見に一歩だけ歩み寄る。
自分と異なる意見に耳を傾けるためには、自分が凝り固まった考え方をしていないか確認し、考え方の柔軟性を取り戻す行動を始める必要があります。
まず、漁師寄りの意見の人は、以下を参考に考えて行動してみましょう。
自分の考え方について確認する。
- 「今の生活でも問題ないから」と思考を停止させていないか?
- 病気、加齢、リストラなど、自分の生活に潜むリスクから現実逃避をしていないか?
考え方の柔軟性を取り戻す具体的な行動をする。
- 生活防衛資金の見直しと貯蓄をする。
- 転職を視野に入れて、自分のスキルセットの棚卸しをする。
- 収入源の多角化の第一歩として、副業用のSNSアカウントを作成する。
そして、コンサルタント寄りの意見の人は、以下を参考に考えて行動してみましょう。
自分の考え方について確認する。
- すぐ目の前にある幸せを見過ごしていないか?
- 他人の価値観に引きずられて、本当は望んでいないお金や成功を求めていないか?
考え方の柔軟性を取り戻す具体的な行動をする。
- 例えば、今週感じた幸せな瞬間に、お金がいくら必要だったのか計算をしてみる。
- 将来やりたいことの中から「実は今からできること」を見つけて次の週末に実行してみる。
- 人生でやりたいことを書き出した、バケットリストやタイムバケットを作ってみる。
なお、タイムバケットの作り方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
今回紹介した話を自分の考え方や生活に取り入れる手順をまとめると、以下の通りです。
- 自分が漁師とコンサルタントのどちらの立場に近いかを把握する。
- 少しだけ、自分と反対側の意見に歩み寄る行動をする。
特に2つ目の「少しだけ、自分と反対側の意見に歩み寄る行動をする」は重要です。
なぜなら、頭で考えているだけでは今の生活は決して変わらないからです。
漁師とコンサルタントのどちらが正しいことを言っているのかを考えているだけでは、人生が終わってしまうでしょう。
自分にとっての正解は、話に登場した漁師とコンサルタント、両極の間のどこかにあります。
動き続けることでしか、自分が幸福だと感じる最適なポイントは見つけられません。
ポイント②:積み上げた資産の意味について
さて、今回紹介した話では、漁師はすでに理想の暮らしを手に入れていますが、ここで漁師について一つ考えてみましょう。
例えば、以下の漁師の暮らしは本当に同じ状態と言えるでしょうか?
- 1億円を保有した状態で、理想の暮らしをしている漁師。
- 特筆すべき資産がない状態で、理想の暮らしをしている漁師。
漁師の理想の暮らしにお金は必要ないため、いくら資産を積み上げても使うことはないはずです。
しかし、積み上げた資産は本当に無意味なのかを考えてみましょう。
仮に、今回紹介した話に登場する漁師が、1億円を稼いで蓄財できたとします。
お金があるにも関わらず、漁師が今までと同じ生活で過ごした場合、保有するお金にどのような意味があるのか以下の3つの視点で見ていきましょう。
- ①お金は機会損失の塊か?創意工夫の結果か?
- ②蓄財のプロセスに価値を見いだすか?結果だけが全てか?
- ③お金は使わないと意味がないのか?使わなくても意味があるのか?
視点①:お金は機会損失の塊か?創意工夫の結果か?
まず1つ目の視点は「お金は機会損失の塊か?創意工夫の結果か?」です。
手元に1億円あるということは、1億円分の経験をしてこなかったのと同じです。
例えば以下のような経験をしなかった結果として、手元にお金があるという見方になります。
- 豪邸を建てる、高級車を購入するなど、高価な買い物をしなかった。
- 豪華な食事やお酒など、日々の食事で贅沢をしなかった。
手元にあるお金は「機会損失の塊だ」と考える人は、世の中に少なくないでしょう。
一方で、手元にある1億円は、創意工夫により生み出したモノだと考える人もいます。
- 車の代わりに、自転車を使う。
- 豪邸を建てる代わりに、DIYで気に入った住宅を作る。
- 外食をせずに、自炊で食費を節約する。
お金に頼る以外の選択肢を探し、創意工夫で問題を解決してきた結果、お金が貯まったという視点です。
視点②:蓄財のプロセスに価値を見いだすか?結果だけが全てか?
2つ目の視点は「蓄財のプロセスに価値を見いだすか?結果だけが全てか?」です。
「お金に色はない」という言葉があります。
以下のどの状態でも、手元に1億円があるという結果だけ見れば同じ状態です。
- ギャンブルで増やした1億円。
- 相続で受け取った1億円。
- 犯罪まがいの方法で手に入れた1億円。
- 30年間コツコツ働いて稼いだ1億円。
- 始めたビジネスが大成功し、わずか1年で稼いだ1億円。
しかし、上記のように手元に1億円を持っている状態の評価は、「プロセスと結果」どちらを重視するかによって判断が分かれます。
プロセスに価値を見いだす人は「どういう過程で1億円を手にしたのか」を重視し、結果に価値を見いだす人は「1億円を蓄財した事実のみ」を重視します。
仮に、話に登場する漁師が結果のみを重視する人の場合、1億円を手に入れても価値を感じないでしょう。
なぜなら、漁師が望む理想の暮らしという結果は、すでに手に入っているからです。
一方で、話に登場する漁師がプロセスにも着目する人の場合、お金に対する感じ方は変わります。
地元に多くの雇用を生み出し、ビジネス拡大の過程で世の中に対する影響力を強化できたことを評価し、手元の1億円を眺めて幸福感を感じながら暮らすかもしれません。
視点③:お金は使わないと意味がないのか?使わなくても意味があるのか?
最後3つ目の視点は「お金は使わないと意味がないのか?使わなくても意味があるのか?」です。
お金は、基本的に使って初めて意味を持ちます。
一方で、お金は安心や自由を感じる精神安定剤として、持っているだけで意味があるのも事実です。
AさんはFIREを達成しましたが、年間約300万円の生活費で暮らしています。
大卒サラリーマンの生活水準とほぼ変わらないため、Aさんの生活スタイルに対して、以下のような感想を抱く人も少なくないでしょう。
「億の資産を持っていても、大卒サラリーマンと変わらない暮らしなのか…。」
「そんな夢のない生活には、全く魅力を感じない…。」
しかし、当の本人のAさんは、とても幸せそうに毎日を過ごしています。
Aさんは、以下のように自分の気持ちを語りました。
今後、お金のことで悩む生活を送らなくて良い。
もし何かが起きても食べることに困らないし、病気やケガをしたとしても生活は破綻しない。
好きな時に起きて、好きな時に寝て、好きな場所に行けるのが何より嬉しい。
手元にあるお金は、まさに安心の土台や自由へのパスポートのような存在というワケです。
次は、今回紹介した話に登場する漁師が、1億円を稼いで蓄財したと仮定して考えてみましょう。
すでに理想の生活をしている漁師は、蓄財できた時はお金の価値が分からなくても、数年経ったある日お金の価値に気づくかもしれません。
- 漁獲量が減ったが、家族との生活を守れた。
- 心機一転、新しい場所で暮らすことになったが、出費で困らなかった。
- 子供の進学費用が必要になった時に、問題なく払ってあげられた。
→ むしろ創意工夫の結果としての側面の方が大きい。
→ プロセス自体にやりがいや付加価値がある。
→ 使わないなら要らないということにはならない。
お金をたくさん持つか全く持たないかという、極端な生活を送ることで快適さを感じる人は、おそらく少ないはずです。
そのため、自分の考え方や生活スタイルのバランスを調整しながら暮らすことが、人生において良い選択だと考えています。
皆さんは、ぜひ以下の2つのアドバイスを実践してみてください。
- 「今の生活でも良い」という安定した状況から、あえて一歩動いてみる。
- 適正なリスクをとってチャレンジしてみる。
リベ大は、基本的に「まずは行動し、チャレンジしてみましょう!」というスタンスです。
全く興味が持てないことを無理に行う必要はありませんが、参考にしてもらえれば嬉しいです。
ただ、リスクを取りすぎて致命傷になるような行動は避けるべきですから、以下の記事で「適切なリスクの取り方」についてしっかり学んでおきましょう。
ポイント③:本当に大切なモノにお金は意外とかからない
さて、今回の話に登場した漁師は、すでに理想の生活を手に入れていました。
漁師の理想の暮らしは、お金をあまり必要としない内容だったのが特徴的です。
- 昼寝や散歩
- 家族や友人と過ごすこと
- 演奏や歌を楽しむこと
上記の内容に対して多くの人が「幸せな生活だ」と共感を覚えるところが、重要なポイントでしょう。
そもそも、本当に大切なモノとは「全くお金がかからないモノ」か「あまりお金がかからないモノ」のいずれかに多く該当します。
お金を必要としなくても幸せを感じることは十分に可能なのです。
書籍「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」によると、億万長者が優先する余暇活動は以下の通りだったそうです。
- 子供や孫との交流
- 親しい友人との交流
- 子供や孫のスポーツ観戦
- 礼拝に参列
- ジョギング
上記の統計調査を見ても、話の中でコンサルタントによって語られた、早期リタイアした億万長者の理想の生活像は妥当性があるというワケです。
自分の幸せを叶えるために、お金はあまり必要ではないことを認識できるだけで、フットワークの軽い人になれるでしょう。
なぜなら、お金がなくても発想を変えるだけで理想の暮らしを手に入れられる可能性に気づけたからです。
一方で、リベ大ブログの読者の中には、FIRE(ファイア)を目指している人も多いでしょう。
確かに、FIREをしたからこそ手に入るモノはありますが、FIREの達成に関係なく手に入るモノもあることは事実です。
FIREを達成後にやりたいと望んでいる理想の生活の多くは、実は会社勤めをしながらでも十分達成は可能です。
→ 長期休暇を取得できる会社は、数多く存在します。
リゾート地で働いてみたい。→ リモートワークが可能な仕事は、数多く存在します。
海外に移住してみたい。→ 日本人でも働ける現地の仕事は、数多く存在します。
スポーツや楽器など、新しい趣味を見つけたい。→ 今すぐにでも見つけることは可能です。
筋トレ・サウナ三昧の生活をしてみたい。→ 今すぐにでも始めることは可能です。
実は、FIREをしたいと考えている会社員や公務員の悩みの大半は、職場や仕事環境を変えるだけで解決できることが多いです。
人間関係でストレスを感じる
仕事にやりがいを感じない
専門性の知識やスキルが身につかない
満員電車の通勤がツラい
人事異動で勤務地が頻繁に変わる
完全週休2日制ではない
長期休暇がとれない
リベ大では、「まずは転職活動をしてみましょう!」と繰り返し伝えています。
職場で10年〜20年耐えてFIREをするつもりだった人が、転職で環境が変化したことにより悩みが消え、仕事のモチベーションに繋がるケースも少なくないからです。
リベ大も、年収が下がってしまう転職はおすすめしていません。
しかし、転職活動そのものには基本的にチャンスしかないと考えています。
厚生労働省の調査によると、転職した人のうち約65%の人が「年収が変わらない or 増加した」と回答しています。
(参考:厚生労働省「令和2年 雇用動向調査結果」より)
転職活動の上、自分が納得のいく条件や待遇で転職ができると確信した場合のみ、転職を検討してみてください。
転職活動で内定をもらった結果、年収ダウンや待遇が悪化してしまう場合は、無理に転職をしない方が良いでしょう。
ちなみに、年収が下がる転職をおすすめしない理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
転職は年齢を重ねれば重ねるほど難しくなっていくため、気軽に新しいチャレンジができるのは、20代や30代の特権とも言えます。
転職にはリスクを伴いますが、転職活動はノーリスク、そしてハイリターンです。
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転職エージェントを使う際の活用ポイントや交渉方法については、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
繰り返しになりますが、本当に大切なモノには、お金は意外にかかりません。
お金がなくても得られる幸せは、世の中を見渡せば数多く見つかります。
今回紹介した話に登場する漁師のように、好きな仕事を見つけて生活を整えてしまえば、もしかすると1カ月後には理想の生活に一段と近づけているかもしれません。
皆さんの理想の生活とは、15年~20年働き続けてFIREを達成するプロセスを経なくても、叶う可能性があるのです。
自分の幸せを後回しにするのはやめて、どんどん動いて幸せを追い求めていきましょう。
まとめ:有名な話から学び、お金と幸せの関係について見直そう
今回の記事では、昔から有名な「メキシコ人の漁師とアメリカ人のコンサルタント」の話を紹介しました。
- 幸せとは何か?
- お金と幸せの関係は何か?
- FIREを目指す意味とは?
お金や幸せについて考える上で、非常に学ぶべきところがある話です。
そして、今回紹介した話を通じて、以下3つが学びのポイントだとリベ大は考えています。
- 人は両極に反応するということ
- 積み上げた資産の意味について
- 本当に大切なモノにお金は意外とかからない
両極の人物が登場する話は一見面白いですが、何も考えずにいると両極どちらの道も選ばない結果になるだけです。
まずは、今回の話に登場した漁師とコンサルタントの2人を見て、自分はどちらの立場に近いのかを把握しましょう。
その上で、自分と反対側の立場や意見もあることを受け入れて、少し歩み寄るアクションを起こすとバランス感が良くなります。
「積み上げた資産にどのような意味があるのか?」を考える時に大切な3つの視点は、以下の通りです。
- お金は機会損失の塊か?創意工夫の結果か?
- 蓄財のプロセスに価値を見出すか?結果だけが全てか?
- お金は使わないと意味がないのか?使わなくても意味があるのか?
積み上げた資産は、創意工夫で問題を解決していった結果である側面が大きいです。
そして、蓄財のプロセス自体に価値があるため、積み上げた資産を使わなくても重要な意味を持っています。
ほんの少し行動を起こすだけで、すぐに手に入る幸せもあります。
さて、今回の「メキシコ人の漁師とアメリカ人のコンサルタントの話」を読んで、皆さんは漁師とコンサルタントのどちらの意見に近いと感じたでしょうか。
もしかしたら、全く別の考えを持った人もいるかもしれません。
いずれにしても、今回の記事がお金と幸せの関係を考える上で、皆さんの役に立てれば嬉しいです。
以上、こぱんでした!
▼「自分の幸せの最適なバランスを見つけたい!」という人に読んでほしい記事がこちら!
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