皆さんは、今幸せですか?
明日死んでも後悔がない、そんな毎日を送っていますか?
もしその答えが「No」、あるいは「不幸というほどではないが、幸せというワケでもない…」という人は、ぜひ今回の記事を読んでください。
これからの日々を、幸福に過ごすためのツールを紹介します。
資産運用を始めて間もない人にとって、一番の落とし穴は「人生の幸福度を測る最も重要な指標が”資産額”になってしまう」ことです。
多くの人が以下のような行動をとってしまうのは、これが原因です。
- 隙あらば毎日、毎週、毎月、証券口座をチェックしてしまう。
- 銀行口座の残高が気になる。
- 他人の資産額や投資成績が気になってしまう。
しかし断言すると、資産額だけを追い求めても幸福にはなれません。
皆さんは、車に乗って「幸福」というゴールを目指しています。
目的地に無事たどり着くためには、運転席に座ってしっかりとハンドルを握り、目の前の計器類を継続的に確認し続ける必要があります。
- スピードメーターはどうか? 安全な速度で走っているか?
- カーナビは何を示しているか? 今どこにいるのか? 次はどんな道か?
- 燃料計はどうか? 十分な燃料は入っているか?
- 半ドア、シートベルト、ブレーキなど、警告灯にランプは灯っていないか?
資産額しか見ないというのは、これら1つの計器しか見ないことと同じです。
これでは、目的地まで走り続けられるワケがありません。
もしスピードメーターしか見ていなかったら、燃料がなくなることに気づけません。
今回の記事の役割は、スピードメーターしかついていない皆さんの車に、その他の計器をつけるお手伝いをすることです。
そこで今回の記事では、以下の2点について解説します。
KPI会議とは 良いスコアカードを作るコツ5選
記事を最後まで読んでもらうと、皆さんが乗っている車・運転は間違いなく快適になります。
目次
解説動画:【月1回でOK】幸福度の低い投資家・小金持ちにならないための「KPI会議」について解説
このブログの内容は以下の動画でも解説しています!
KPI会議とは
KPIは、Key Performance Indicator の頭文字を取ったもので、「重要業績評価指標」という意味になります。
以下のような状況をイメージしてみてください。
とある会社の社長である皆さんは、今無人島にいます。
無人島では、電話やネット回線は繋がりません。
LINEやeメールも使えない状況です。
会社への唯一の連絡手段は、月に1度だけ来る連絡船です。
皆さんは、この連絡船に乗っている船員から、小さな手紙を1枚だけ受け取ることができます。
要は、このたった1枚の手紙で会社の状況を把握し、会社に対して指示を出さなければいけないワケです。
この時、手紙にどのような情報が載っていて欲しいですか?
皆さんは、どのような情報があれば、正確に状況を判断して、指示を出せますか?
上記のような状況で、手紙に次のような内容が書いてあったらどうでしょう?
「社長、聞いてください。部下の〇〇のやる気がなくて困っています。皆が残業している中、一人だけ用事があるからと帰ってしまうんです。いくら注意しても聞きません。会社が大変な時だというのに…。まぁ、なんとかやる気のあるメンバーだけで頑張ります。休暇を楽しんでください!」分かるのは、この手紙を書いた管理職がストレスを溜めていることくらいです。
もしかしたら、無人島旅行に来るべきは彼だったのかもしれません。
今回のような、「この手紙にどのような情報が載っていて欲しいですか?」という質問に対しては、「KPIが載っていて欲しい!」と答えましょう。
例えばリベ大両学長が無人島にいる場合、この手紙に以下のようなKPIが載っていると、会社の状況は概ね把握できます。
- リベ大YouTubeチャンネルの月間再生数
- リベ大YouTubeチャンネルの月間チャンネル登録者増加数
- リベ大ブログのアクセス数
- リベシティ会員数の増減
- 遅延しているプロジェクトの数
- 採用したエンジニア・退職したエンジニアの数
- グループ会社全体の預金口座残高
KPIが分かれば、会社の「脈拍」をしっかり測れるワケです。
健康状態が分かれば、指示すべき内容はおのずと見えてきます。
KPIの一覧を、スコアカードと呼んでいるコンサルタント会社もあります。
上図の「項目」というのが、KPIです。
これさえ分かれば、会社の脈拍がしっかり測れるという重要な指標になります。
何をKPIとするかは、会社によって異なります。
上図の「目標」というのは、目指すべき数値です。
例えば、「売上を毎週5万円にする!」というイメージです。
① 「うまくいっていること」が一目瞭然になる。
② 「うまくいっていないこと」が一目瞭然になる。
③ 全部がうまくいくと、「究極の目標」が自然と達成される。
つまり、全部うまくいくと、会社が繁栄するというワケです。
このスコアカードを個人の生活に応用しようというのが、今回のテーマになります。
冒頭でお伝えしたように、資産運用を始めたばかりの人は、スコアカードに載っているKPIが「お金」に関することだけになりがちです。
「毎月の貯金額」「毎月の投資額」「毎月末の資産総額」しか、KPIになっていない状態です。
お金が大切なのは確かですが、言うまでもなく、人生はお金が全てではありません。
そのままアクセルを踏んでいたら、いつ、どこでエンストするか、事故を起こすか分からない状態といえます。
資産運用を始めてしばらく経った人が、「このままで良いのだろうか?」と不安を募らせ、資産運用をやめてしまうケースがあるのも、これが原因です。
要は「このままいけば、幸せになれる」という確信が揺らいでしまうワケです。
車の状況を把握するには、もっと色々な角度からの情報が必要になります。
自営業を営む両学長の知人は、夫婦でスコアカードを作ったそうです。
- 売上目標:月100万円
→ これだけあれば、何のストレスもなく望みの生活が送れる。
- 月間労働日数:月10日
→ 「仕事だけの人生はイヤ」という理由から、ここを目標値にしている。
- 月間投資額:月20万円
→ 「投資した商品の時価総額はコントロールできない」という判断から、自分の投資額をKPIに設定している。これなら、自分の努力次第でコントロールできる。
- 記憶に残るところへの訪問回数:月1回
→ 「歳を取るとフットワークが重くなり、生活範囲が変わらなくなるのはイヤ」ということから、新しい景色が見られる場所に月1回は行くようにしている。
- 社会奉仕活動:年3人
→ 自分が応援したい、助けてあげたいと思う人を年間で3人探して支援している。新しい人間関係は、彼らの幸福度アップに大きく貢献している。
- 睡眠時間:1日6時間以上
→ 睡眠時間が確保できなくなると、短期的にも長期的にも大きく健康を損なう。
- 親孝行(実家訪問回数):月1回
→ 「孝行したい時に、親はなし」がモットー。
ちなみに両学長も、月に1回の定期スケジュールとして、親に会いに行く予定をカレンダーに登録しているそうです。
親に会うのは、「会える時」ではなく、「今」ということです。
今回のスコアカードは、あくまで一例として紹介しました。
無人島で、たった1枚の紙によって「会社の状況」を把握した経営者のように、彼らもこのたった1枚の紙で「人生の脈拍」を測っているワケです。
KPI会議というのは、このスコアカードを元に行う話し合いのことです。
独身の人はこのカードを見ながら自問自答し、結婚している人はこのカードを見ながらパートナーと話し合うと良いでしょう。
「このままで良いのか?何かを変えるべきなのか?」を考える時、スコアカードが「ある」のと「ない」のでは、分析のクオリティが大きく変わります。
というワケで、貯金額・投資額・資産総額だけを追いかけることに対して、「何か違うな…」と感じている人は、スコアカードを作ってみましょう。
大げさなものを作る必要は一切ありません。
むしろ、シンプルで小さいものほど良いです。
決して、皆さんの荷物になるようなものではありません。
そこで次のパートでは、「スコアカードの作り方」「KPI会議をうまく行うコツ」について、具体的に解説していきます。
良いスコアカードを作るコツ5選
① 測定可能なものにする② コントロール可能なものにする
③ 「幸福の資本」のバランスを取る
④ 試行錯誤を繰り返す
⑤ 自分を信じる
コツ①:測定可能なものにする
「自分も良いスコアカードを作るぞ!」と意気込んで、「KPI:妻が笑顔になった回数 月100回」と書いた愛妻家のあなた、それはやめておきましょう。
良いKPIというのは、測定が可能・ラクなものです。
親であれば、子どもがイキイキ・伸び伸びと暮らしてくれたら嬉しいでしょう。
しかし、このようなKPIは「測定不能」という観点からアウトです。
「KPI:子どもがイキイキしているかどうか」という基準は、あまりに主観的なものです。
親が「子どもがイキイキしている」と思っても、当の本人は「全くそんなことはない」と思っているかもしれません。
KPIは、必ず「数字」で把握できるようにしましょう。
そして数字は「カウントがラク」なものでなければいけません。
預金口座の残高把握はラクですが、所有する不動産の正確な時価評価額の把握はラクではありません。
毎月不動産鑑定士に評価を頼むのも、現実的ではないでしょう。
ここまでの話を聞いて、以下のように感じる人もいるかもしれません。
これについては、まさにその通りです。
そこで、KPI会議が大切になるワケです。
KPI会議を月に1回行うと仮定しましょう。
その時、スコアカードの評価を通じて「こんな項目をカウントして、本当に幸せかどうか分かるかな?」「こんなことしていても、全然幸福度は上がっていない…。」など、色々なことを考えるはずです。
もし皆さんの設定したKPIが、本当に幸福度に繋がるものであるならば、皆さんはウキウキでKPI会議をするでしょう。
目標が達成されていくKPIを見るほど、気持ち良いものはないからです。
一方で、皆さんの設定したKPIが幸福に繋がらないものであれば、KPI会議を行うテンションはどんどん下がっていくでしょう。
意味のないものを管理することほど、無駄なことはないからです。
「夫の笑顔が一番大事」と思い、「KPI:夫が趣味に没頭できる時間 最低でも月2日」というKPIを設定したと仮定しましょう。
KPI会議の時に、夫が「幸福度が上がった!これいいね!」と言わなければ、KPIの設定を誤っているということになります。
データは、あくまで客観的なものを集めましょう。
そして、KPI会議で主観的に「いいね!」という判断を下せたなら、それでOKというワケです。
コツ②:コントロール可能なものにする
良いスコアカードを作るために、KPIはコントロール可能なことに絞りましょう。
例えば、「KPI:月末資産残高 毎月10万円増加」のようなKPIはアウトです。
なぜなら、株式や投資信託などの時価総額はコントロールできないからです。
資産運用は、増える時もあれば減る時もあります。
また妻が生活費を管理している家庭で、夫が「KPI:毎月の生活費 月20万円以内」のようなKPIを設定するのもアウトです。
もしスコアカードを作りたがっているのがあなた(夫)で、妻がスコアカードに乗り気ではなかった場合、妻はきっと以下のように思うでしょう。
「また、ワケの分からないライオンに感化されて、変なこと始めたわね…。」 「ただでさえ家事に育児に大変なのに、変なことに付き合わせないでよ…。」
このような時は、先ほど設定したKPIではうまくいきません。
言うまでもなく、妻のことはコントロールできないからです。
そうではなく、まずは自分がコントロールできることに集中していきましょう。
補足ですが、同じKPIでも、妻自身が設定するのであれば、「コントロール可能なKPI」となるのでアリです。
ここまでの話を聞いて、「コントロールできないものを、コントロールできるようになるのが成長なのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、KPIをコントロールできるものに絞るのは、後ろ向きな戦略ではありません。
もし皆さんのKPI設定が上手で、コントロールすべきものをしっかりコントロールできるようになると、どうなるでしょうか?
神様が、「はい、君がコントロールできる範囲を増やしてあげたよ」というご褒美をくれます。
RPGでレベルを上げると、次の町に行けるようになるのと同じです。
とにかく、まずは「自分がコントロールできるもの」にフォーカスしましょう。
もし夫婦2人でスコアカードを作る時は、各項目の責任者を必ず決めてください。
そして、これをクリアし続けることで、コントロール可能なものが増えていきます。
心配しなくても、しっかりと成長していけるので、安心してください。
コツ③:「幸福の資本」のバランスを取る
「どのようなKPIを設定すべきか、ヒントが欲しい」「何をどのように設定したら良いのか、全く方向性が見えない」という人に向けて、アドバイスです。
「幸福の資本」のバランスを取りましょう。
幸福の資本については、リベ大で過去何度も触れてきています。
橘玲氏の著書「幸福の資本論」では、幸福の土台は次の3つだと解説されていました。
→ 働いて稼ぐ力② 金融資本
→ お金などの財産③ 社会資本
→ 家族や友人などとの繋がり
実は「幸福度」に関する研究は、世界中のいたるところで行われています。
世界最大の世論調査会社「ギャラップ社」が50年以上かけて、150カ国を調査・分析したところ、幸福度を構成する5つの要素が明らかになりました。
① 仕事の幸福② 人間関係の幸福
③ 経済的な幸福
④ 身体的な幸福
⑤ 地域社会の幸福
これは、先ほど紹介した「幸福の3つの資本」とも整合します。
要は、これらのバランスがしっかりそろった状態が、「計器が全てそろった自動車」ということです。
安全、快適、確実に、目指すところに進めるというワケです。
もし、KPIを設定するにあたり指針が欲しい人は、以下の切り口を参考にしてください。
- KPI:月に1回、仕事の能力を高めるための本を1冊読む。
→ 人的資本に関係
- KPI:月に4回、スポーツジムに通う。
→ 人的資本に関係
- KPI:月に1回、旧友に会う。
→ 社会資本に関係
- KPI:月に2回、子どもと公園で目いっぱい遊ぶ。
→ 社会資本に関係
上記のように、人的資本、金融資本、社会資本が全てバランス良くそろったら、不幸になる方が難しいでしょう。
コツ④:試行錯誤を繰り返す
スコアカードは、常に改良し続けるものです。
「これは素晴らしいKPIだ!」と思って始めたのに、3カ月後にチェックしたら、「なんでこんなものをKPIにしたんだ?」と感じる人が必ず出てきます。
両学長の知人は、KPI会議の際に「結局、今月はトータル10点満点中何点か?」という主観的な評価をしているそうです。
例えば、「今月は7点。風邪をひいて体調が悪かった。」「今月は10点!友達と思う存分バーベキューできて良かった!」という具合です。
KPIに設定していない要素によって幸福度が下がっている場合、その要素をKPIとして追加すべきということです。
両学長の知人は、夫婦喧嘩が著しく幸福度を下げていることに気づき、「夫婦喧嘩の回数 目標月0回」というKPIを設定したそうです。
そしてスコアカードの改良は、さらに続きます。
実は、夫婦喧嘩の発生回数というのは「遅行指数」です。
要は、夫婦喧嘩が発生する「前」に、もっと何かしらの原因があるということです。
夫婦喧嘩の回数をカウントするだけでは、何の解決にも繋がりません。
彼らは、夫婦喧嘩の原因の多くが「お互いに余裕がない時」に発生していることを突き止めました。
「KPI:完全お休みデーを作る 目標:夫・妻それぞれ月1日以上」
お休みデーは、その人が完全フリーになる日です。
妻が休みの時は、夫が家事も育児もこなします。(時には家事代行も利用)
逆に夫が休みの時は、妻が家事も育児もこなします。(時には家事代行も利用)
このようにすることで、少しでもメンタルの余裕を作るようにしたワケです。
このKPIは、夫婦喧嘩に対する「先行指数」です。
もしこのKPIがうまく機能すれば、夫婦喧嘩の回数は確実に減るでしょう。
逆に、これをもってしても喧嘩が減らなければ、よりクリティカルな他の原因を探すというワケです。
何かを改善しようと思う時、重箱の隅をつつくような要因を見つけて、ネガティブなKPIを設定するのは、うまくいかないケースが多いです。
例えば以下のようなケースになります。
- 重箱の隅をつつくような要因を見つける例
→ 夫が服を脱いだままにする。妻が衝動買いをする。結果として喧嘩が起きる。など
- ネガティブなKPIの例
→ 服の脱ぎっぱなしをゼロにする。衝動買いをゼロにする。など
インパクトが大きく、ポジティブなものに絞るという観点では、「KPI:完全お休みデーを作る 目標:夫・妻それぞれ月1日以上」というのは、上手な設定です。
企業へのスコアカードの導入には、通常半年~1年の改善期間が必要になります。
そして導入直後からパーフェクトに機能させることは、ほとんど不可能です。
KPI設定にあたっては、「余命1年と宣告されても、この通り暮らしていれば後悔はしないか?」「このスコアカードの延長線上に、自分たちの幸福は間違いなく存在するか?」という軸が明確に存在します。
ココを外さなければ、クオリティは必ず上がっていきます。
試行錯誤を繰り返して、改善させていきましょう。
コツ⑤:自分を信じる
スコアカードは、他人に見てもらって、他人に賞賛されるものではなく、自分(自分たち)が見て、自分自身が100%納得できるものにしましょう。
要は、自分の価値観を信じるということです。
例えば、以下のようなKPIでも全然OKです。
- 月に5回、新作映画を見る。
- 月に10個、プラモデルを作る。
- 月に1回、新作ゲームをクリアする。
- 月に1回、美容院とエステに行く。
「幸福度に関する研究結果」を軸に戦略を立てるのは、あくまで目安です。
最終的には、自分が「これで幸福」と判断すれば、それで良いワケです。
私たちは「人間」という生き物なので、幸福を感じやすい共通のことは、絶対に存在します。
その意味で、先人が積み上げた研究結果を目安にするのはアリです。
誰が何と言おうと、皆さん自身が「私の人生には、これが大切!不可欠!絶対に外せない!」と思えるなら、OKです。
ぜひ、以下のようなスコアカードを作ってみてください。
誰が見ても「いいね」と言ってくれる、お利口さんなスコアカード。 「え、なにそれ(笑)でも、あなたらしくていいね!」と言われるスコアカード。
価値観は移ろい変わりゆくものです。
今大切なことが、将来も大切とは限りません。
逆に、今まで大切ではなかったものが、大切になることもあり得ます。
いつどんな時でも通用する「最強のKPI」を設定する必要はありません。
今の自分の価値観を信じて作れば、それでOKです。
まとめ:KPI会議を活用して人生の幸福度を高めていこう!
今回の記事では、以下の2点について解説しました。
KPI会議とは 良いスコアカードを作るコツ5選
人生の脈拍を測る「スコアカード」を元に行う、人生の幸福度を測るための自問自答、もしくはパートナーとの会議です。
KPI会議は、月に1回程度行うのが目安になります。
客観的に「数字」で測れるものにしましょう。
心配しなくても、主観的な幸福は後でしっかりついてきます。
コントロールできないものは、KPIとしては不適格です。
コントロール可能なものを、しっかりコントロールできるようにしましょう。
これを続けることで、コントロールできるものが増えていきます。
個人版「スコアカード」を作る目的は、幸福度を高めることです。
幸福の源泉である、「人的資本」「金融資本」「社会資本」を、バランス良く伸ばせるようにKPIを設定しましょう。
スコアカードは、一朝一夕では完成しません。
幸福度を高める・低下させるKPIはしっかり追跡して、幸福度に関係ないKPIはどんどん外してください。
KPIは、10個程度がちょうど良いでしょう。
皆さんは自分を信じて、以下のようなスコアカードを作ってください。
誰が見ても「いいね」と言ってくれる、お利口さんなスコアカード。 「え、なにそれ(笑)でも、あなたらしくていいね!」と言われるスコアカード。
最後に、少しだけイメージしてみましょう。
皆さんは今、飛行機に乗ってモルディブに向かって飛んでいます。