こんにちは、こぱんです!
リベ大では、自分のスキルと考える力で、どんな時代・状況でも十分な収入を得る力「稼ぐ力」に関する情報発信もしています。
▼図解:稼ぐ力
今回の記事テーマは、年収アップの交渉法です。
「今よりも年収を上げたい!」と考えている人には、特に役に立つ内容になっています。
会社員で、上司と昇給や昇格の面談がある人。
転職を考えていて、転職エージェントや転職希望先と年収の交渉をしたい人。
フリーランスで、取引先と報酬単価アップの交渉をしたい人。
年収や報酬単価アップの交渉は、稼ぐ力を身につけるための一つの手段です。
資産5,000万円以上の幸せな小金持ちになる再現性の高い方法は、以下3つの力を伸ばすことです。
→ 正しい節約と節税で、今よりも月5万円の支出を減らす。
→ 本業や副業で、今よりも月5万円多く稼ぐ。
→ 確保した資金10万円で、広く分散された株式インデックスファンドに長期間の投資をする。
▼図解:貯める力&増やす力
支出を減らし、収入をアップさせて、確保した資金を優良インデックスファンドに投資することで、幸せな小金持ちに一段と近づけます。
具体的な数値を使ってシミュレーションをしてみましょう。
シミュレーション条件
- 積み立て額:月10万円
- 運用期間:25年間
- リターン(年利):5%
→ 積立金額の総額は約6,000万円となる
シミュレーションによれば、投資の利益に対する税金を差し引いても、約5,000万円以上は手元に残ります。
例えば40歳から投資を始めても、定年を迎える65歳には老後生活に必要なお金を準備することは十分可能です。
そして、投資を20代前半から始めた人であれば、40代でサイドFIREを視野に入れることもできるでしょう。
そこで今回の記事では、多くの人が気づかずに使っている「やってはいけない年収アップの交渉法5選」について解説します。
- 自分の希望をハッキリ伝えない
- センスのない根拠を交渉に使う
- 交渉の引き際を考えていない
- 相手の予算を考えずに交渉する
- 相手を脅す(おどす)
実は、やってはいけない交渉法を使っていると、稼ぐ力の成長スピードは落ちてしまいます。
一方で、やってはいけない交渉法を使わないだけで、稼ぐ力は高まり経済的自由への可能性は広がるでしょう。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:年収アップできない!NG交渉5選
目次
解説動画:【絶対やるな】年収を上げたい人が「やってはいけない交渉」5選
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
やってはいけない年収アップの交渉法5選
①自分の希望をハッキリ伝えない
やってはいけない交渉法の1つ目は、自分の希望をハッキリ伝えないことです。
実際、相手に伝えたい言葉を言い換えたり、遠回しに伝えたりと、自分の本当の希望を隠してしまう人は少なくありません。
自分が考えている本当の希望内容
- 「毎月の給料を2万円上げてほしい」
- 「来年の4月にはグループリーダーになりたい」
- 「報酬単価を+5%にしてほしい」
言葉の言い換えや遠回しに言うケース
- 「お金がほしいというわけではないのですが…」
- 「どれくらい評価されてるのかを知りたいなと思いまして…」
- 「今回の仕事にはかなりの予算を割かせていただいていまして…」
遠回しに伝えても、言葉の「…」に隠された本当の希望が、相手に伝わる可能性は低いでしょう。
自分の家族や近しい友人との間でも気持ちのすれ違いは起きるのに、会社の上司や取引先と「言わなくても心が通じ合う」のは難しい話です。
自分以上に、自分の収入のことを真剣に考えている人はいません。
年収アップを実現できるのは、自分なりの考えを持ち、今の収入を越えようと頑張っている人です。
「希望は〇〇万円です」と短く、自分の言葉で堂々と伝えてみてください。
上記の話を聞いて、自分の希望を相手に伝えるのは容易だろうと感じた人もいるでしょう。
しかし、伝える経験が足りないと「年収はいくらが希望ですか?」や「単価はいくらで引き受けてもらえますか?」と相手から聞かれても、意外に言葉が出てこないものです。
そのため、自分の頭の中と現実の違いを理解している人は、とにかく場数を踏んで自分の交渉力を鍛えます。
交渉を1回成功させるためには、その前におよそ5回の失敗経験が必要です。
知識を学んだだけでは終わらせずに、伝える実践を通して経験を積んでいきましょう。
もし、交渉で自分の希望をハッキリと伝えられないとしたら、以下のような可能性が隠れているかもしれません。
→ 対策:交渉よりも、成果を出すことを優先する。
→ 対策:交渉よりも、自分のスキルを鍛えることを優先する。
②センスのない根拠を交渉に使う
やってはいけない交渉法の2つ目は、センスのない根拠を交渉に使うことです。
では、センスのない根拠とは具体的にどのようなものか、3つの事例を見ていきましょう。
- ①仕事への姿勢や努力といった根拠が弱いアピール
- ②他の人の評価と比較をする
- ③個人的な家庭の事情
センスのない根拠①:仕事への姿勢や努力といった根拠が弱いアピール
交渉の根拠として弱いアピールとは以下の通りです。
仕事に対して、積極的な姿勢を持つことは大変素晴らしいです。
しかし、上記のアピールでは交渉の根拠としては、弱いと言わざるをえません。
なぜなら、頑張ったから評価されるというのは、残念ながらプロの世界では通用しないからです。
プロの世界で求められるのは、成果であり結果なのが現実です。
センスのない根拠②:他の人の評価と比較をする
他の人の評価と比較をするとは、例えば以下のようなケースです。
上記のケースも、残念ながらセンスのない根拠になります。
なぜなら、業務内容と年収のバランスを評価するのは、皆さんの仕事ではないからです。
交渉で他の人を引き合いに出すことは本質的ではなく、交渉は成り立たないという事実に気づきましょう。
評価は直属の上司や人事担当などが行うもので、会社側の仕事です。
もし同じ理屈で、交渉相手から「皆さんより実績があるにも関わらず年収は皆さんと同じ人がいる」と切り出されたら、返答に困るのではないでしょうか?
センスのない根拠③:個人的な家庭の事情
個人的な家庭の事情とは以下の通りです。
残念ですが、上記のケースも意外に起きがちなミスで、センスのない根拠にあたります。
人を大切にする会社は、社員の家庭や個人的な事情に寄り添い、業績も伸びやすい会社であることは事実です。
しかし、個人的な家庭の事情と年収は、やはり本質的には無関係なのです。
交渉の場では、個人的な家庭の事情を言わないよう、肝に銘じておきましょう。
センスのある根拠とは
センスのある根拠とは、シンプルに成果しかありません。
交渉の前に、何が成果として評価されるのか?という基本的な流れを、交渉相手としっかり認識合わせすることが必要です。
会社側が求める成果と、自分が認識している成果にズレが生じるのは普通です。
そのため、成果に対する認識のズレをなくしていくことが、交渉における大切なポイントになります。
成果に繋がる基本的な流れを確認する
- 会社に貢献する
- 会社の利益が伸びる
- 利益が自分にも還元される
交渉での大切なポイントを押さえておく
- 成果の認識のズレを解消するために、コミュニケーションをとれるのか?
- 会社と方向性をすり合わせて、Win-Winの関係を作れるのか?
- お互いの成果の認識をそろえた上で、本当に自分は成果を出せるのか?
交渉では、一定の成果を示した上でなら、未来への伸びしろをアピールするのは有効な手段です。
ただ、成果が出ていない段階で未来の話をしないように注意しましょう。
特に成果を示す場合、より具体的な数字や固有名詞を使うことが重要です。
- 成果を示す
→ 今年はリベハウスを16棟販売して、営業課で1位を獲得し会社に貢献した。 - 伸びしろをアピールする
→ 来年は20棟を販売するので、年収を上げてほしい。
また、転職時の年収交渉やフリーランスの単価交渉でも、成果を示すことは重要です。
以下のように、より具体的に自分の実績を示しましょう。
- 転職時の年収交渉
→ 大阪支店で、3年連続で営業成績1位になったことがある。
- フリーランスの単価交渉
→ リベ大が運営しているブログの月間最大PV数は、2021年9月時点で約300万PVを記録した。
具体的に自分の成果を示せれば、年収をアップさせる交渉の難易度は低くなるはずです。
数字と固有名詞を使うことを意識して、相手に伝える実践を繰り返しましょう。
③交渉の引き際を考えていない
やってはいけない交渉法の3つ目は、交渉の引き際を考えていない交渉です。
交渉が上手な人は、最初から必ず落としどころや撤退ラインを意識して、交渉に臨んでいます。
引き際を考えないで交渉に向かうのは、出口のない迷路に飛び込むようなものです。
例えば、交渉が上手な人の考え方の基準は以下の通りです。
→ 例:年収をプラス60万円上げてほしい。
→ 例:今年はリベハウスを16棟販売して、営業課で1位を獲得し会社に貢献した。
→ 例:年収はプラス60万円を希望しているが、最低プラス36万円までなら譲歩できる。
→ 交渉がまとまらない場合でも、感情的にならず、粘りすぎないようにする。
交渉をする時の基準を決めておくことは、自分だけではなく交渉相手のためにもなります。
交渉のポイントが的確であれば、判断に時間がかかることもありません。
さらに、引き際を決めていれば、堂々めぐりで無駄な時間や労力をかけることもないのです。
一方で、引き際を何も考えずに粘ってしまうと、交渉がこじれる可能性があるので注意しましょう。
ちなみに、引き際を見極めて颯爽と引き上げる皆さんの姿は、交渉相手からは自信たっぷりに見える可能性もあります。
そのうえ「もしかしたら○○さんは会社を辞めるつもりかもしれない。それは困る」という驚きと焦りが、相手に生まれるかもしれません。
交渉の成果には、短期的と長期的の2つの視点があります。
例えば、今回の交渉で年収アップができなかった場合、短期的な視点では失敗したように見えます。
しかし長期的な視点では、今回の交渉が次の成功のための布石となる可能性は十分にあるのです。
交渉の成功をつかむためにも、行き当たりばったりではなく、引き際を考えてから交渉に臨みましょう。
④相手の予算を考えない、または交渉する人を間違える
やってはいけない交渉法の4つ目は、相手の予算を考えない、または交渉する人を間違えた交渉です。
つまり、交渉の第一歩から間違えてしまうケースです。
以下2つのパターンに分けて具体的に見ていきましょう。
- 予算がない相手や会社に交渉をする
- 権限や裁量がない人に交渉をする
パターン①:予算がない相手や会社に交渉をする
相手の予算を考慮しない状態で交渉を行うことは、おすすめしません。
例えば、コロナ禍においては、たくさんの種類の助成金や補助金が企業に支給されました。
しかし、助成金や補助金が1人あたり1億円や2億円にならないのは、予算の制限があるからです。
上記と同じように会社の各部署においては、人員数や人件費、プロジェクトで使える予算などはすべて決まっています。
そのため、予算の限界を超えている内容を交渉しても受け入れられるはずがありません。
予算を意識しない一方的な交渉は、相手にとってはプレッシャーにしかならず、失敗に繋がるでしょう。
とはいえ、相手の予算を知ることは簡単ではありません。
仲の良い人にさりげなく聞いたり、閲覧できる資料から推計したり、様々な工夫が必要になります。
リベ大は、皆さんに相手の予算を1円単位まで細かく把握しようと言っているワケではありません。
予算は大まかでも構わないので、自分の交渉相手の現状を一度把握してみましょう。
事前の準備を怠らず、どれだけ精度の高い情報を得られるかが、交渉の勝敗を左右します。
ちなみに、お金の世界には「小さな池には、小さな魚しかいない」という格言があります。
もし、自分の能力や実績に見合う収入を得られていないと感じるなら、池そのものを変えてみるのも一つの方法でしょう。
なぜなら、小さな池で大きな魚を探すよりも、大きな池で釣りを始めた方が大きな魚を獲得できる可能性が高いからです。
自分が今いる池の大きさを判断するには、以下の情報が役立つでしょう。
- 企業の年収ランキング
- 儲かっている業界ランキング
- 流行しているビジネス特集
- 話題のスキル特集
「あの池、うらやましいなあ」と思って終わりにせずに「なるほど。じゃあ、あの池に行ってみようかな!」という思い切りも時には必要です。
パターン②:権限や裁量がない人に交渉をする
もう一つの失敗パターンは、間違えて権限のない人に年収や報酬単価の交渉をしてしまうことです。
実は、管理職やディレクターであっても、皆さんの年収や報酬単価をコントロールできる権限や裁量が与えられていない人がいます。
そして少々厄介なことに、交渉の際にも権限を持っているかどうか、一切教えてくれない人もいるのです。
権限のない人に、いくら時間をかけて熱心に交渉をしても、上手くいかないことは想像できるでしょう。
交渉する前に、権限を持っているキーパーソンは誰なのか把握しておくことも必要になります。
⑤相手を脅す(おどす)
やってはいけない交渉法の最後の5つ目は、相手を脅す(おどす)ことです。
意外かもしれませんが、ビジネスの世界では相手を脅す言葉を使っている人がいます。
より具体的なケースで言えば、以下のような場合です。
「基本給を上げてもらえないなら、残業時間を増やしますが良いですよね。」
「給料が上がらないなら、この仕事は引き受けません。」
「昇格させてくれないなら、転職します。」
「単価アップしてもらえないなら、今の報酬に相応の品質で満足していただくしかないです。」
相手の立場になって考えると当たり前な話ですが、上記のような言葉を使ってしまうと、確実に自分の信用を落としてしまいます。
言葉を使って脅す人に対して、お互いに信頼して良い関係を築きたいと思う人は少ないでしょう。
実は、仕事に見合わない報酬を出し続けることで、損をするのは会社や取引先です。
皆さんが損をしない理由は、以下の通りです。