こんにちは、こぱんです!
リベ大では、正しい節約と節税で支出のバランスをコントロールする「貯める力」に関する情報を発信しています。
▼図解:貯める力
お金持ちになるための重要な言葉の一つがリセールバリューです。
リセールバリューを意識した買い物ができれば、満足度が高まるだけでなく資産が貯まりやすくなります。
そこで今回の記事では、以下の2点を解説します。
- リセールバリューとは
- リセールバリューを意識した買い物のコツと具体例
リセールバリューは、お金持ちにとっては当たり前とも言える考え方です。
目次
関連記事:【漫画】失敗する買い物・成功する買い物 〜買い物の満足度が上がる魔法の考え方〜
リセールバリューとは
冒頭でも解説したように、リセールバリューとは「購入したものを再度売却するときの価格」のことです。
例えば、時計を例に考えてみましょう。
→ 売却価格が定価、もしくは定価以上のこともある。
数万円の時計(例:ブランドなし)
→ 売却価格が数千円。
リセールバリューを考慮したら実質の価格が安くなるとも言えるね^^
買い物をする時、多くの人は販売価格だけを見て高い・安いの判断をしがちです。
しかし、リセールバリューを意識できれば、目先の価格に惑わされずに未来のことまで見据えた満足度の高い買い物ができるようになります。
それでは、リセールバリューを意識した買い物をするコツを見ていきましょう。
リセールバリューを意識した買い物のコツ2選
- ①売却価格の相場を知る
- ②型落ち品や中古品を選ぶ
コツ①:売却価格の相場を知る
1つ目のコツは「売却価格の相場を知ること」です。
いきなりリセールバリューの高い物を買おうとしても、売却価格の相場を知らなければ「高い・低い」の判断はできません。
例えば、5年前に新製品として10万円で販売された商品が、現在どのくらいの価格で売られているかをメリカリやヤフオクなどで調べてみましょう。
もし現在6万円で売られているのであれば、5年間の間に4万円値下がりしたことになります。
つまり、これから新製品を購入して5年後に売却をする場合も同じくらいの値下がりで済むと予測できるのです。
ただし、あくまでも予測であり、商品次第では同じメーカーであってもリセールバリューがより下がることも考えられます。
また、買い物のコツとは少し離れますが、売却する時は複数の相手(企業や個人)に見積もりを取ることも大切です。
なぜなら、複数で競ってもらうことで売却価格が上がり、より適切な価格での取引ができるからです。
支出が大きくなる住宅や車は、売却価格が数十万~数百万円単位で値段が変わることもあります。
物を高く売るコツは以下の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてください。
コツ②:型落ち品や中古品を選ぶ
2つ目のコツは「型落ち品や中古品を選ぶ」です。
リセールバリューの高い商品は、販売価格が高い傾向にあります。
そのため、リセールバリューが高くても販売価格が予算内に収まらないこともあるでしょう。
そんな時におすすめなのが型落ち品や中古品を買うことです。
新品と比べるとリセールバリューは安くなるかもしれませんが、最初の購入額を抑えられます。
例えば、時短家電の一つでもある乾燥機付き洗濯機のシャープ「ES-Wシリーズ」を見てみましょう。
2020年と2021年モデルでは、以下のように価格差があります。
- 2020年モデル:203,000円
- 2021年モデル:348,000円
→ 価格差:145,000円(※2021年9月時点)
145,000円の価格差がありますが、機能面の差は乾燥能力の向上(ハイブリッド乾燥 → ハイブリッド乾燥NEXT)や乾燥ダクトの自動お掃除追加などです。
つまり、最新モデルだからと言って、旧モデルから大幅な機能改善がされているとは限らないのです。
もちろん、パソコンやスマートフォンなど商品によっては、大幅な性能改善がされることもあります。
そのため、どんな商品でもリセールバリューの高い型落ち品や中古品の購入が良いワケではありません。
今回紹介した事例も含めて、以下の記事では家電を安く購入する5つのコツを解説しています。
家電以外の買い物にも応用できる考え方ですので、ぜひ参考にしてください。
リセールバリューを意識した買い物の具体例
ここからは、リセールバリューを意識した買い物の具体例として住宅(マイホーム)と車について解説します。
マイホームと車は人生の支出の中でも数百万円~数千万円と多くのお金が動く買い物です。
リセールバリューを意識できるかどうかで資産形成にも大きな影響を及ぼすので、参考にしてください。
マイホームの買い方
まずは、2つの家を例にあげて、購入から30年後に売却する時の実質の負担額を確認してみましょう。
Aの家
- 購入価格:2,000万円
- 売却価格:1,800万円
→ 実質の負担額は200万円
Bの家
- 購入価格1,200万円
- 売却価格100万円
→ 実質の負担額は1,100万円
Aの家の方が購入価格は高いですが、実質の負担額は安いことが分かります。
では、リセールバリューの高いマイホームは、どんな家なのか考えてみましょう。
リセールバリューの高いマイホームと低いマイホームの特徴
まずは、マイホームを「建物」と「土地」で分けて考えます。
日本の場合、建物は完全な消耗品であり、どんな建物であっても毎年価値が減少していきます。
なぜなら日本の税制上、建物の耐用年数は22年と決められており、どんなに使用価値があっても市場での価値が年々減少してしまうのです。
(参考:築20年以上の家は価値がない!?古い住宅を売却する際に知っておきたいポイント)
建物の価値がなくなるということは、リセールバリューが高くなるマイホームとは「良い土地(値上がりする土地)に建っている家」だと言えます。
リセールバリューが高くなる
- 一等地(都心や駅近)
- 人気エリア(住みたい街ランキングで上位)
- 住環境が良い(日当たりが良いや閑静、有名な学校が近いなど)
- 人口増加地域
リセールバリューが低くなる
- 交通の便が悪い(田舎や駅遠)
- 不人気なエリア(住みたい街ランキングなどで話題になりにくい)
- 住環境が悪い(日当たりが悪いや騒音、荒れている学校が近いなど)
- 人口減少地域
上記のリセールバリューが高くなる土地に建っているマイホームであれば、売却しても利益が出る可能性が高いでしょう。
また、住み続けても価値が下がりにくく、賃貸として誰かに貸せば家賃収入を得ることもできます。
つまり、どのように活用してもお金を生み出すというワケです。
リセールバリューの高いマイホームの特徴は理解したから、早速探してみるよ!
日本でリセールバリューの高いマイホームを買うのが難しい理由
日本は「人口減少・空き家増加・地価減少」といった状態に陥っており、家の需要自体が減っています。
そのため、基本的に資産価値が上昇するような家は見つけにくいのです。
でも、多少リセールバリューの低いマイホームでも、家賃を払い続けるより安く済むんじゃない?
確かに、2014年頃から都市部を中心に日本の中古マンション価格は上昇しており、購入した金額よりも高い資産価値を生み出しているケースはあります。
しかし、マイホームを購入した誰もが、高い資産価値を手に入れているワケではありません。
リセールバリューの高いマイホームを見つけ出すのは難易度が高く、時々販売される当たりの物件も不動産投資の上級者や資産家がすぐにおさえるので、素人が購入できる確率はかなり低いでしょう。
また、人それぞれ前提条件が違うため、「マイホーム購入と賃貸のどちらかが得なのか?」という問いに、絶対の正解はありません。
ただし、「経済的自由に近づきたい」という前提であれば、以下のように考えてみるのがおすすめです。
リセールバリューの高いマイホームを購入できる自信がある?
- Yes:ローンを組んででも買う価値アリ
- No:次の質問へ↓
数百万~数千万円の負債を背負ってでもマイホームが欲しい?
- Yes:心を豊かにするために買うのはアリ
- No:賃貸がおすすめ
マイホームには、感情面や経済面において大きなメリットがあります。
しかし、購入には何千万円といった非常に大きな支出が発生するため、人生に与えるインパクトは大きいです。
だからこそ、知識を身につけた上でマイホームの購入を検討できるようになってほしいとリベ大では考えています。
以下の記事では、マイホームを購入するうえで事前に知っておいてほしい知識を解説しているので、参考にしてください。
車の買い方
次に車のリセールバリューを確認してみましょう。
- 中古のフェラーリ:100万円
- 新車のアルファード:100万円
- 中古の軽自動車:20万円
- 新車のプリウス:150万円
上記はあくまでも一例ですが、比較的安いプリウスが実質的には一番損をしているのです。
このような差が生まれる原因には、需要と供給が関係しています。
リセールバリューが高い車とは、需要が高い(= 欲しい人が多い)車です。
重要なのは、あくまで考え方です。
大衆車は新車であっても、約3年で価格が半額になります。
つまり、リセールバリューを考慮して車を購入するのであれば、新車ではなく中古車の方がおすすめというワケです。
しかし「せっかく車を買うなら、良い車に乗りたい」と思う人もいるでしょう。
そういった考え方を否定するつもりは一切ありませんが、リベ大としては以下のステップが資産形成には理想的だと考えています。
- まずは浪費を抑えて余分な支出を減らす。
- その後、収入を増やして、お金に働いてもらう仕組みを作る。
- 仕組みができたら少しずつ浪費にお金を使う。
お金に余裕がない人は、買った瞬間に損するものをローンを組んでまで買いがちです。
ローンを組んでまで新車を買うのは、その典型でしょう。
もし、お金持ちになりたいのであれば、リセールバリューを意識して「これ以上価格が落ちにくい物」を買うのが大切です。
車の購入に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
まとめ:リセールバリューを意識して満足度の高い買い物をしよう
今回の記事では、リセールバリューをテーマに以下の2点を解説しました。
- リセールバリューとは
- リセールバリューを意識した買い物のコツと具体例
リセールバリューとは「購入したものを再度売却するときの価格」のことです。
リセールバリューを意識できれば、目先の価格に惑わされずに未来のことまで見据えた満足度の高い買い物ができるようになります。
そして買い物のコツとして以下の2つを紹介しました。
- 売却価格の相場を知る
- 型落ち品や中古品を選ぶ
いきなりリセールバリューの高い物を買おうとしても、相場を知らなければ「高い・低い」の判断はできません。
相場はメリカリやヤフオクなどを使って調べられます。
ただし、あくまでも相場であり、絶対に相場と同じ価格で売れるとは限らないことは把握しておきましょう。
リセールバリューの高い商品は、販売価格が高い傾向にあります。
「販売価格が高くて手を出しにくい…」といった時におすすめなのが、型落ち品や中古品を買うことです。
新品と比べるとリセールバリューは安くなるかもしれませんが、購入額を抑えられます。
リセールバリューを意識した買い物は、お金持ちにとって常識です。
また、リセールバリューの考え方を身につけることで、リベ大がおすすめしている副業の一つである「せどり」にも役立ちます。
せどりは再現性が高く、正しく学んで行動できれば、誰でも利益を出せるはずです。
以下の動画では、せどりのノウハウを基本から丁寧に解説しているので、参考にしてください。
関連動画
リセールバリューを意識することで、満足度の高い買い物ができるようになり、資産も貯まりやすくなります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、リセールバリューはどんな買い物にも使える考え方です。
以上、こぱんでした!
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