こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を目指すために、支出のバランスをコントロールする「貯める力」に関する情報も発信しています。
▼図解で簡単に分かる貯める力
その中で、自分の生活を見直して「なくても困らないもの」、言わば不用品があふれていたことに気づく人も少なくありません。
さらに、不用品(雑貨・衣服・車など)の売却を考える人も増えてきました。
実は「モノを高く売るコツ」は存在するんだよ^^
コツを知っていれば、モノは高く売れる
コツを知らなければ、損をする
「モノを高く売るコツ」は、リベ大が義務教育で教えるべきとも感じているほど重要です。
そこで今回は、知っているだけで得をする知識、「モノを高く売る7つのコツ」を解説します。
また、モノを高く売るコツを知っている人は、自分も高く売ることができるということを、同時に理解していきましょう。
- 転職:高い年収が狙える
- フリーランス:高単価の案件が取れる
ちなみに記事の最後では、リベ大両学長が「今まで売ったモノの中で一番高いモノ」も紹介するので楽しみにしてください。
目次
解説動画:【不用品を現金に】金持ちは必ず押さえている「持ち物を高く売るコツ」7選
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
一生役に立つ「モノを高く売る7つのコツ」
今回は先に「モノを高く売る7つのコツ」をまとめたので、みなさんが既にいくつ理解しているのか、チェックしてから記事を読み進めてください。
- ①相見積もりを取る
- ②弱みを見せない
- ③妥協点を決めておく
- ④需要期の少し前に売る
- ⑤余裕のある相手に売る
- ⑥売る前にひと手間かける
- ⑦高く売れるものを買っておく
コツ①:相見積もりを取る
1つ目のコツは、「相見積もりを取ること」です。
→ 最初に「買いたい」と言ってきた人に売る
→ 何人かに打診して、納得できる相手に売る
リベ大では、「相見積もりを取ること」は重要な金融リテラシーの1つとして考えています。
そして、どのようなモノを売却する場合でも同じです。
- 戸建て住宅、マンション
- 車
- ブランド服・バッグ
- スマホ
複数の業者から見積もりを取り、比較しなければ「適正な相場」というものは絶対に分かりません。
これは何かを売る時だけに限らず、何かを買う時でも同じです。
業者や売買希望者から見た時、相手が無知ということは、最高にオイシイ状態なのです。
「あぁ~、これは最近あまり人気無いんですよねぇ…。
でもまぁ、私ならコレぐらいで買ってもいいですけど、どうします?
他のところに持って行っても良いですが、時間のムダだと思いますけどね。」
例えば、車を売却する場合なら一括査定サービスを使って、複数の業者から見積もりを取り、納得できる業者を探しましょう。
相見積もりを通して、複数の業者・買い手、すなわち市場を意識することで、ボッタクられるリスクはかなり軽減できます。
コツ②:弱みを見せない
2つ目のコツは、「弱みを見せないこと」です。
→ すぐに自分の内情をバラしてしまう
→ 相手の内情を知るため、聞き手にまわる
「来月までにまとまった金が必要で、〇〇円で売れないと困る」
「家族が事故に遭って、入院費用や治療費を支払うため、すぐ売れないと困る」
「新モデルのレクサスが欲しくて、今の車は早く売ってしまいたいな」
上記の言葉には、売り手(みなさん)の情報が多く含まれています。
そして、これらの情報は「交渉を有利に進められる貴重な材料」でもあるのです。
- 欲しい金額はいくらなのか?
- いつまでにお金が必要なのか?
- お金が必要な目的とは何か?
自分が得をすれば、相手は損をする
自分が損をすれば、相手は得をする
シビアなゲームだからこそ、弱みを見せれば負ける、つまり買い叩かれるだけです。
モノを高く売ることができる人は、自分の内情をベラベラと話す人ではありません。
少しでも有利な取引条件を引き出すために、相手の事情をしっかりと観察することが重要です。
- 再来月はボーナス時期で車がよく売れるから、業者は今のうちに仕入れておきたいだろう
- 4月の新生活が始まる1~3月は車が良く売れるから、今の時期はもっと在庫が欲しいだろう
相手の事情を聞く
- 「相続税を払うためにお金が早く必要」
- 「高齢のオーナーさんで、老人ホームに入居する予定」
上記の情報を元に考える
- 売り急いでいるから、思い切った値引き交渉も通るかもしれない
- 融資を受けずに現金で買うと言えば、交渉が通りやすいかもしれない
- 金額以上に思い入れがあるはずだから、手紙も添えてみようかな
業者に「希望の金額や売却の時期は決まっていますか?」と聞かれた時、バカ正直に答えていてはいけません。
「相場より不相応に安くなければ良い」、「特に急いでいないから縁があれば」等、のらりくらりとかわしながら、相手の事情を観察してチャンスを伺いましょう。
コツ③:妥協点を決めておく
3つ目のコツは、「妥協点を決めておくこと」です。
→ 1円でも高く売ろうとする
→ 合格点を越えたら売ってしまう
モノを売るとき、常に1円でも高く売ろうと考えている人は少なくありません。
ですが、その姿勢は色々なトラブルを招くリスクがあることも理解するべきです。
売り時を逃してしまう
逆に「質の悪い買い手」を呼び寄せてしまう
今後の取引関係を失ってしまう(強欲な客は、取引先に嫌がられる)
例えば、不動産の売却でも、とにかく早く一番高い査定金額をつけてくる業者は、意外にリスクが高いことがあります。
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不動産に限らず、「とにかく一番高く売りたい」という姿勢は、他人に対して欲望を丸出しにしている状態です。
欲にまみれた人は騙しやすいということは、実際よく知られているのです。
例えば、「投資で年利10%で運用したい!」と叫ぶ人を想像してみて下さい。
キレイなスーツに身を包み、「ご安心下さい、必ずご期待に応えます^^」と笑顔で握手すれば、お金を簡単に騙せる可能性は高いでしょう。
買い手も損しないレベルを意識している
今だけではなくて、今後の取引の可能性も意識している
自分の評判が市場経済では非常に重要だと理解している
買い手を探し続ける「時間のコスト」を意識している
このくらいの値段なら良い、という妥協点をしっかり持っている
妥協点について考える時、受験をイメージすると分かりやすいでしょう。
合格・不合格に大きな違いはあっても、合格者同士を比べると「何点で合格したのか?」は重要ではありません。
大切なことはたった1つ、不合格の売買取引をしないということです。
コツ④:需要期の少し前に売る
4つ目のコツは、「需要期の少し前に売ること」です。
→ 自分が売りたい時に売る
→ 「人が欲しがる時期」に売る
真夏にアツアツの鍋料理を売る
真冬にキンキンに冷えたかき氷を売る
みなさんの身近で分かりやすい例としては、洋服が挙げられるでしょう。
どんな服であっても、その服の需要期の「少し前」が一番高く売れるのです。
- 春服は、春シーズンの少し前
- 夏服は、夏シーズンの少し前
- 秋服は、秋シーズンの少し前
- 冬服は、冬シーズンの少し前
7~9月の暑い時期が終わった10月に、みなさんが着なくなった夏服を高く買ってくれる人はいません。
なぜなら、10月に求められているのは秋服だからです。
「自分が使い終わり、要らなくなったら売る」、つまり自分が売りたい時に売るのでは、高く売れないということを理解しましょう。
高く売るためには、市場の需要期を意識しなければなりません。
売るのが上手な人は、他人の一歩先、二歩先を見て「人の欲しがる時期」にモノを売るのです。
コツ⑤:余裕のある相手に売る
5つ目のコツは、「余裕のある相手に売ること」です。
→ お金に余裕がない人に売る
→ お金に余裕がある人に売る
少し想像してほしいのですが、みなさんの家や車を、資金繰りに困り業績が苦しい企業が高く買い取ってくれるでしょうか?
お金がないのですから、まず間違いなく難しいでしょう。
「1円でも良いから安く売って下さい!」という相手に交渉を始めると、まるで重箱の隅をつつくような面倒な取引にしかなりません。
- 取引価格を1円単位で交渉してくる
- 振込手数料は売り手が負担して欲しいと要求する
- 配送料など、細かいことも売り手に負担させてくる
- 理不尽なクレームつけ、値引きを要求する
- 最後に返品や補償を求めてくる
相手とやりとりをする時間、コミュニケーションコストも決して無視できません。
さらに取引が終わった後も、返品対応などで全く安心できないと言えるでしょう。
リベ大では以前、「感応度逓減性(ていげんせい)」という言葉を動画・記事で解説しました。
- 貯金100万円の時に使う10万円
- 貯金1,000万円の時に使う10万円
この時、後者(貯金1,000万円の時に使う10万円)の方が、価値を低く感じてしまうのです。
お金に余裕がある人ほど、この「思考のワナ」にハマってしまいます。
みなさんが売り手の場合、買い手が「1万円ぐらい高くなっても気にしない」とワナにハマってくれるのは嬉しいことです。
面倒なトラブルにもならず、高く買ってくれるわけですから、お金に余裕がある人を相手にした方が良いと言えるわけです。
実は、「余裕のある相手に売る」というコツは、副業で仕事を始める時にも重要です。
お金に余裕がある人を相手にしたほうが、仕事の単価が高くなり安いからです。
- Webデザイン
- システム開発
- コンサル
- その他、副業全般
→ 個人を相手にするよりも、法人を相手にした方が単価が上がりやすい
逆に「単価が低くても構わない仕事」なら、お金に余裕がない人も含めて広いマーケットを狙いに行くことも良いでしょう。
ですが、通常は単価が高い所を狙うことで、時間単価を上げていく戦略が重要です。
コツ⑥:売る前にひと手間かける
6つ目のコツは、「売る前にひと手間かけること」です。
→ そのままの状態で売る
→ 修繕・クリーニングをして売る
モノを売る直前に、ほんのひと手間をかけるだけで、取引金額が変わることは珍しくありません。
以下のちょっとした手間が、コスパの良い投資になるということです。
- 洋服:シミ・シワ・臭いを取る
- バッグ:キズ・汚れを落とす
- 家:少しだけリフォームをする
例えば、みなさんが売りたいモノが汚い状態だとしましょう。
その場合、買い手の業者は心の中で以下のようなことを考えて、行動するわけです。
→ (キレイにして転売するには○○円くらいかかるから、手間賃を考えて○○円は多くもらって置かないとな…。30分手入れすればキレイに出来るけど、この売り手は直し方も知らないのだろう。まぁ、安く買い叩いて、オイシイ利益としてもらってしまおう^^)
→ 「お客様、こちらだいぶ傷みが激しいので、〇〇円ならいかがでしょうか?」
もちろん、手間暇をかけても、それに見合う値上がりが期待できないなら、早く投げ売ってしまうべきでしょう。
ただ、わずか15分、手間をかけるだけで売却金額が1万円から1.5万円に変わるなら、割に合うと感じませんか?
15分で5,000円も値上げするなら、その作業は時給2万円の仕事と言えます。
コツ⑦:高く売れるものを買っておく
7つ目のコツは、「高く売れるものを買っておくこと」です。
→ リセールバリューを無視して買う
→ リセールバリューを意識して買う
リセールバリューも、リベ大が繰り返し伝えている重要な金融リテラシーの1つです。
▼図解:車を買う時の大切なポイント
モノを高く売る1番のコツは、もともと高く売れるモノ、リセールバリューの高いモノを買っておくということです。
- 不動産:ブランドエリアの人気マンション
- 車:レクサス、アルファード、フェラーリ
- 時計:ロレックス
- スマホ:iPhone
人気のないもの、需要のないものを高く売ることは、極論、詐欺師にしかできないでしょう。
一方で、ロレックスの場合、100万円で買ったものが、1~2年後に150万円売れることは決して珍しくありません。
一般的な感覚では、1万円の時計と100万円のロレックスを見れば、どう考えてもロレックスの方が高いです。
ですが、リセールバリューを意識した人からすれば、1万円の時計の方が高いというわけです。
1万円の時計の売値は0円だが、ロレックスは値上がりする可能性がある
1万円の時計では自己肯定感も高まらず、気分が乗らないから、良い仕事ができない
取引先から「稼いでいる実力者」と評価されることもない
もちろん、時計に求める価値は人それぞれ違いますが、人によっては1万円の時計は「安物買いの銭失い」と言えるでしょう。
不動産でも全く同じで、10年後に半値となる2,000万円のマンションより、10年後に一切値下がりしない1億円のマンションの方が「安い」わけです。
リセールバリューに対する感覚に、ピンとくるようになれば、リセールバリューの高いものを買える人=モノを高く売れる人になるでしょう。
まとめ:「モノを高く売るコツを知る人」は自分も高く売り込める
「高く売るコツ」はモノ・ヒトに限らず共通している
今回は、モノを高く売る7つのコツを解説してきました。
最初に「買いたい」と言ってきた人に売る
何人かに打診して、納得できる相手に売る
すぐに自分の内情をバラしてしまう
相手の内情を知るため、聞き手にまわる
1円でも高く売ろうとする
合格点を越えたら売ってしまう
自分が売りたい時に売る
「人が欲しがる時期」に売る
お金に余裕がない人に売る
お金に余裕がある人に売る
そのままの状態で売る
修繕・クリーニングをして売る
リセールバリューを無視して買う
何人かに打診して、納得できる相手に売る
改めて振り返った時、みなさんは「売り上手な人」だったでしょうか?
例えば、転職における考え方も見てみようか。
→ 複数企業から内定をもらい、条件を比べる
→ 弱みを見せて良い相手・タイミングは、見極めが重要
→ すべての条件がそろう企業はない
→ 景気のピークがくる前に転職する
→ ブラック企業に自分を売り込まない
→ 履歴書・面接対策を丁寧にやる
→ 売れる「経歴」を作っておく
結局、「高く売るコツ」はモノ・ヒトに限らず、共通していると言えるでしょう。
だからこそ、センスの良い人・勉強熱心なヒトは何をやっても上手くいく、というわけです。
学長が今までに売ったモノの中で一番高いモノ
では最後に、冒頭でも話した「学長が今までに売ったモノの中で一番高いモノ」を紹介します。
物件の売値は約200万ドル(約2億円)、購入時は建築前で約170万ドルだったかな。
約2年で、30%以上高値で売れたため、利益としては4,000万円~5,000万円ほど。
ただ部屋の広さは100平米も無く、物件としては小さい方の部屋だったな。
自分は、あまりロットの大きな投資が好きではないから、小ぶりな物件を積み重ねてきた。
2億円という金額は、不動産物件としては、そこまで大きくなくて、ましてやハワイとなれば、1億、2億では凄い物件を買うことは全然できないのが現実。
それでも、今回紹介したような「コツ」を活かして良い感じの値段で売れたよ。
ちなみに友人は、別の10億円の家を現金買いしていたよ。
正直いくらで売れたのかは聞いていないけれど、しっかりと儲かったみたい。
みなさんがこの話を聞くと、すごくお金を使っているように見えるかもしれない。
でも、「本当の資産」を買っているわけだから、損しないどころか、ドンドンと得していくという事実を理解して欲しい。
みなさんも金額の大小は関係なく、今回の「7つのコツ」をしっかり理解して活用してください。
普段あまり意識していないかもしれませんが、「7つのコツ」は一生役に立つ知識です。
考え方を真似して、行動が変われば、結果も変わっていくので、みなさんも売り上手を目指しましょう。
以上、こぱんでした!
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