こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために大切な「貯める力」を伸ばす手段の一つとして、楽天経済圏について解説してきました。
▼図解で分かる「貯める力」
解説動画
→ 楽天経済圏に移行して400万円分の資産所得を得る方法(アニメ動画)
そのため、リベ大で日々学んでいる多くの方が、楽天経済圏に移行されているのではないでしょうか。
しかし、「楽天ゴールドカードが改悪する」という楽天経済圏を脅かすトップニュースが入ってきました。
2021年4月より、楽天市場でゴールドカードを使って決済した時のポイント還元率が、下記の通り変更となります。
2021年3月31日まで:4%ポイント還元
2021年4月1日から:2%ポイント還元
この改悪は、Twitterで一時「楽天ゴールドカード」がトレンド入りするほど、楽天ユーザーには衝撃と落胆を与える内容となりました。
なぜなら、楽天ゴールドカードは、楽天経済圏の根幹をなすアイテムだからです。
そこで今回の記事では、以下の2点について解説します。
- 楽天ゴールドカード改悪の内容について
- 楽天ゴールドカードのユーザーは、今後どうするべきか?
楽天経済圏には大きなメリットがありますが、楽天の各種サービスでは手数料の値上げなど、一部サービスの改悪も進んでいます。
そのため、各自が情報感度を高めながらお得な新サービスや改悪状況をチェックしていきましょう。
目次
解説動画:【大量解約か?】楽天ゴールドカード改悪!通常カードorプレミアム、どちらに切り替えるべきかを解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
楽天ゴールドカード改悪の内容について
楽天ゴールドカードのポイント還元率が2%もダウン
楽天が公式発表した「楽天ゴールドカード改悪のお知らせ」は下記の通りです。
繰り返しになりますが、2021年4月より、楽天ゴールドカードを利用して楽天市場で買い物をした時のポイント還元率が下がります。
2021年3月31日まで:4%ポイント還元
2021年4月1日から:2%ポイント還元
楽天ゴールドカードの条件変更前と変更後を分かりやすく表にまとめると、下記の通りです。
通常カード | 楽天ゴールドカード (変更前) |
楽天ゴールドカード (変更後) |
|
楽天カードの利用 | +1% | +1% | +1% |
楽天市場での楽天カード利用特典 | +1% | +1% | +1% |
楽天市場での楽天ゴールドカード利用特典 | ー | +2% | 廃止 |
(還元率の合計) | 2% | 4% | 2% |
今回の条件変更で、楽天ゴールドカードの魅力であった「楽天市場での楽天ゴールドカードご利用特典ポイント+2倍」の部分が、すっかり無くなってしまったのです。
現在、楽天ゴールドカードの年会費は税込み2,200円です。
なぜ、多くの人がこの年会費を払っていたかというと、楽天市場で年間11万円以上の買い物をすれば、年会費分の元は取れていたからです。
「楽天市場で年間11万円も使わないよ!」と思う人もいるかもしれませんが、楽天市場には「楽天ふるさと納税」もあります。
年収500万円の人は、6万円ほどのふるさと納税ができるので、残り5万円分を楽天市場で買い物すれば、年会費の元が取れるのです。
しかし今回の改悪で「+2%」の楽天ゴールドカード利用特典が無くなったため、楽天市場で買い物をしても、楽天ゴールドカードの年会費の元は取れなくなりました。
ただ、楽天も改悪だけでは顧客からの評判を落とすということはよく分かっているので、2つの救済策も同時に発表しています。
- ①新特典「お誕生月サービス」
- ②年会費の返金
では、それぞれ詳しく解説します。
救済策①:新特典「お誕生月サービス」
「お誕生月サービス」とは、誕生月に楽天市場・楽天ブックスを利用すると、ポイントがプラス1倍になるサービスです。
ただ、獲得上限ポイントは2,000ポイントであり、1ヶ月に22万円も楽天市場・楽天ブックスで買い物をする必要があります。
結論として、どれだけ頑張っても、お誕生月サービスでは年会費(2,200円)の元を取ることができません。
救済策②:年会費の返金
2021年1月14日までに楽天ゴールドカードに入会した人を対象に、年会費の返金・請求停止の受付を開始しました。
多くの人が年会費(2,200円)を支払っても入会したのは、それに見合った価値のあるお得なサービスを受けられるからです。
サービスを一方的に改悪したのですから、年会費の返金・請求停止の対応をするのは至極当然でしょう。
以上、楽天ゴールドカード改悪について、まとめると下記の通りです。
- 楽天ゴールドカードの還元率が2%下がり、通常カードと同じに
- お誕生月サービスが新設されるも、年会費の元を取るのは不可能
- 年会費の返金・停止を受付中
楽天ゴールドカードユーザーが今後取るべき選択
今後の楽天ゴールドカードユーザーの選択肢としては、以下の2つしかありません。
- ①楽天経済圏の中で、カードを切り替える
- ②楽天経済圏から他の経済圏に引っ越す
選択肢①:楽天経済圏の中でカードを切り替える
楽天ゴールドカードユーザーの選択肢の1つ、「楽天経済圏の中でカードを切り替える」ことについて説明します。
楽天経済圏の中でカードを切り替えるというのは、楽天ゴールドカードから下記2ついずれかのカードへ切り替えるということです。
楽天通常カード
楽天プレミアムカード
では、楽天の通常カードとプレミアムカードそれぞれの特典内容と選ぶ基準を解説します。
楽天「通常カード」と「プレミアムカード」の特典内容と選ぶ基準
楽天の通常カードは、無料のクレジットカードの中で「最強」の一角を占めるカードです。
楽天の通常カードには、下記のような特典やメリットがあります。
年会費は永年無料
還元率1%
→ 最近では高還元の部類
楽天Edyが付帯
→ 電子マネー決済でもポイントを貯めやすい
楽天サービスの利用で還元率UP
→ 楽天モバイル、楽天でんき、楽天証券などで約8%の還元率
キャンペーンの併用で還元率がさらにUP
→ お買い物マラソンなどで約15%の還元率
一方、楽天プレミアムカードは年会費が税込み11,000円かかりますが、それなりに特典が多いカードです。
還元率が通常カードより2%高い
お誕生月サービスあり
指定サービスの還元率が最大+1%となる3つの優待コース(後述)あり
国内空港ラウンジが無料
海外空港ラウンジで使えるプライオリティ・パスが無料で申し込める
国内外の旅行におけるカード付帯保険の補償額が5,000万円
→ 通常カードより補償額が3,000万円多い
- 毎週火・木曜日に楽天市場で買い物をするとポイントが最大+1%
- 楽天トラベルでオンラインカード決済をするとポイントが最大+1%
- 手荷物宅配サービスが利用可能
- 楽天TV、楽天ブックスを利用するとポイントが最大+1%
楽天の通常カード、楽天プレミアムカードのどちらかで悩むのであれば、以下のいずれかに該当する人はプレミアムカードを選ぶと良いでしょう。
年会費11,000円の元を取るには、楽天市場で55万円分の買い物が必要です。(55万円 × 2% (特典分)= 11,000ポイント)
もし、55万円分ふるさと納税をするなら、約2,000万円の年収が必要になります。
そのため、楽天ポイントせどりをしたり、年収2,000万円分のふるさと納税をしなければ、年会費の元を取ることは難しいと言えます。
解説動画
→ 【せどりの第一歩】誰でも月5万円稼げる楽天ポイントせどりの攻略法【2021年版】
また、海外出張が多かったり、海外旅行が好きな人は「プライオリティ・パス」の特典が付くので、楽天プレミアムカードを使うメリットがあります。
プライオリティ・パスは、140以上の国や地域、500以上の都市、1,300箇所以上の空港ラウンジを使えるので、海外旅行や海外出張が多い人には、かなり人気のあるサービスです。
プライオリティ・パスがあれば、フライトまでの待ち時間を空港ラウンジでゆったり過ごせるからです。
通常、プライオリティ・パスを手に入れるには、公式ページから申し込みの場合、年会費429ドル(約4万5千円)を支払う必要があります。
しかし、楽天プレミアムカード会員になれば、ゴールドカード年会費の11,000円でプライオリティ・パスを入手できるのです。
楽天ゴールドカードを持ち続けるという選択肢はない
「ゴールドカードのままで良いってことはないの?」と考える人もいるかもしれませんが、その選択肢はありません。
なぜなら、プラス2%還元の特典を失った楽天ゴールドカードには、通常カードにはない特典が、下記のみになってしまったからです。
年会費550円(税込み)のETCカード:無料
つまり、楽天ゴールドカードは他社のゴールドカードと比較しても、相対的に魅力が低下したということです。
そのため、あえて楽天ゴールドカードを選ぶ必要性はなくなりました。
一方で、「楽天の通常カード」と「プレミアムカード」は改悪されていないので、他社のクレジットカードと比較しても、相対的なポジションは変わっていません。
→ 他社の無料クレジットカードと比べて見劣りしない
プレミアムカードに変更
→ 他社のプレミアムカードと比べて見劣りしない
以上のことから、リベ大の結論は「楽天ゴールドカードからは、基本撤退」です。
上手に活用しても、年会費2,200円の元を取るのはほぼ不可能だからです。
楽天ゴールドカードは、楽天の通常カードやプレミアムカード、他社の年会費有料のカードと比べても「存在意義が分からないカード」になってしまいました。
再度まとめると、楽天プレミアムカードに切り替えるべき人は、下記のような人です。
楽天市場で年間55万円以上の買い物をする人
- ポイントせどりをしたい人
- 年収2,000万円超えで、年間55万円の楽天ふるさと納税をしたい人
- 楽天市場が大好きで、基本的な買い物をほぼ楽天市場で済ませる人
「楽天市場で年間55万円以上も買い物しないよ!」 「プレミアムカードはいらない!」
という人は、年会費無料の通常カードにしましょう。
楽天の通常カードは、クレジットカード界隈で最強の高コスパカードの1つです。
楽天の通常カードにしたからと言って、損にはなりません。
楽天ゴールドカードから「プレミアムカード」「通常カード」へ切替時のポイント
楽天ゴールドカードからプレミアムカード、通常カードに切り替えると下記の2点が変わります。
- カードの種類
- カードの番号
つまり、クレジットカード払いの設定をしているサービスは、番号の登録をし直す必要があるということです。
番号の再登録はめんどくさいと思うかもしれません。
しかし、楽天のサービスで統一している人は、想像するより切り替えの手間が少なくて済みます。
なぜなら、クレジットカード払いにしているサービスの一部は、カードの種類を切り替えたと同時に自動で切り替わるからです。
また、クレジットカード番号の切り替えは、「自分がどんなサービスをクレジットカード登録しているか」を確認する機会にもなるため、家計簿の見直しにも繋がります。
ちなみに、ゴールドカードから通常カードに切替をする前に、2月から3月のお買い物マラソンやセールを利用して、年間の見込み収入からふるさと納税を済ませましょう。
楽天ゴールドカードのポイント倍率が改悪される前にふるさと納税をすれば、通常カードよりお得にポイントをゲットできるからです。
選択肢②:楽天経済圏を脱して他の経済圏に引っ越す
以上を検討した結果、「楽天経済圏から他の経済圏に移ろう」と思う人もいるかもしれません。
リベ大は、楽天経済圏から他の経済圏に移ることも選択肢の1つとして良いと考えています。
なぜなら、サービスというのは、常に改定されていくものだからです。
10年前に一番お得だった携帯プラン、クレジットカードが今もあるわけではありません。
様々なサービスが改悪される中、リベ大の「貯める力」を伸ばす考え方は下記の通りです。
「どうせ改悪されるなら何をやっても無駄だ」
「お得なうちに、お得な制度を使って蓄財しよう」
また、色々なサービスを検討する際には、細かいポイントに囚われすぎて、「時間単価に合わない」ことをしないように注意してください。
楽天ゴールドカードの改悪について今のところリベ大は、
「ゴールドカードの改悪は残念だけれど、無料カードに切り替えて楽天経済圏を使い続けるのも悪くない。」
と考えています。
今回、楽天グループが楽天ゴールドカードの改悪に踏み切った理由に、楽天モバイルが競争の激しい通信サービス業界で戦える財源を確保したいからだという意見もあります。
そして、楽天ポイントはリボ払いをしている人達の利息が原資となっているので、下記のような状況下で、さらに改悪されていく可能性もあります。
- 楽天経済圏のライバル経済圏がますます強くなる
→ 競争の激化
- 楽天ユーザーがますます賢くなる
→ リボ払いをする人の減少やポイ活に詳しい人の増加
そのため、今後も楽天ポイントが「改悪」されることを想定しておいたほうがいいでしょう。
リベ大でも、「dポイント」や「Pontaポイント」など他の経済圏への引っ越しをおすすめする日がくるかもしれません。
まとめ:年間の利用金額を見て、解約か継続かを判断しよう
今回は、2021年4月からの楽天ゴールドカードの改悪について、解説しました。
- 楽天ゴールドカードの還元率が2%下がり、通常カードと同じに。
- お誕生月サービスが新設されるも、年会費の元を取るのは不可能。
- 年会費の返金・停止を受付中。
この改悪を受け、リベ大は「楽天ゴールドカードを利用し続ける理由はない」と結論づけました。
そのため、楽天ゴールドカードユーザーは、2つの選択肢から次の行動を選んでください。
基本的には通常カードに切り替えれば良いですが、もし下記のような人ならゴールドカードからプレミアムカードへ変更するといいでしょう。
楽天市場で55万円以上を使う人
- ポイントせどりをしたい人
- 年収2,000万円超えで、年間55万円の楽天ふるさと納税をしたい人
- 楽天市場が大好きで、基本的な買い物をほぼ楽天市場で済ませる人
海外出張・海外旅行が多く、プライオリティパスを使いたい人
逆に、プレミアムカードにお得さを感じない人は、通常カードに切り替えましょう。
通常カードは、他社のクレジットカードと比較しても、十分に魅力的なカードです。
年会費は永年無料
還元率1%
→ 最近では高還元の部類
楽天Edyが付帯
→ 電子マネー決済でもポイントを貯めやすい
楽天サービスの利用で還元率UP
→ 楽天モバイル、楽天でんき、楽天証券などで約8%の還元率
キャンペーンの併用で還元率がさらにUP
→ お買い物マラソンなどで約15%の還元率
なお、ゴールドカードから通常カードに切替をする場合は、2月から3月のセールを活用して、見込み年収からふるさと納税を行っておきましょう。
楽天ゴールドカードが改悪される前にふるさと納税をすることで、通常カードよりお得にポイントを得ることができます。
と思う人は、他の経済圏を活用することを考えても良いでしょう。
リベ大は下記の視点から、楽天経済圏は引き続き活用する余地があると考えています。
節約に関しては80点以上が取れればOK
資産は「稼ぐ力」・「増やす力」で作る
今回の「改悪」はとても評判が悪いので、もしかしたら、楽天カード側が何か新しいサービスを打ち出してくるかもしれません。
もし、すぐに楽天経済圏から離れてしまうと、後悔することになるかもしれないので、もう少し様子を見てみるのも良いでしょう。
楽天ゴールドカードの改悪に関して、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
解説動画
→ 【経済圏戦争】楽天経済圏の「ライバル」になる3つの経済圏について解説(アニメ動画)
以上、こぱんでした!
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