こんにちは、腐川(ふかわ)です!
実は、通勤に片道1時間以上かけている人は年間40万円以上の損失をしている可能性があります…!
あくまで数字上の計算にはなりますが、これだけの金額と同等の時間を無駄にしていると言っても過言ではありません。
これは自分の時間単価を計算し、お金ではなく時間単位で行動を判断するための重要な考え方によって算出した金額です。
自分の時間単価を知って通勤時間のような無駄な時間コストを見直すことで、時間だけでなくお金も豊かに近づけていくことができます。
時間単価の考え方とは?
時間単価とは
時間単価の考え方については、こちらの動画で詳しく解説しているのでぜひご覧ください!
時間単価とは「自分の1時間の労働に対する価値」のことで、通常の時給とは少し異なります。
自分の時間はタダではありませんので、下記等の全てが時間単価を計算するための対象になります。
- 労働時間
- 残業時間
- 通勤時間
つまり時間単価とは「給与に対して、仕事のために使っている全ての時間」で算出した価値ということです。
なぜ時間単価を意識することが「豊かな生活」につながるのか?
今よりも豊かな生活をするためには、収入を上げる必要があります。
そのために出来ることとして考えられるのが下記の2つです。
- 仕事量、労働時間を増やす
- 自分の時間単価を上げる
「1.仕事量、労働時間を増やす」で労働時間を増やせば収入を増やすことはできますが、その分自分の時間や家族との時間は減ってしまいます。
無理をして働き続ければ体を壊してしまい、仕事すら出来なくなってしまうかもしれません。
では「2.自分の時間単価を上げる」はどうでしょうか?
あなたが1時間あたりに稼げる金額(時給)が上がれば、残業などで時間を犠牲にしなくても収入を増やせますよね。
仕事にかかる時間で計算した場合、通勤時間の無駄な時間を減らすだけでも自分の時間単価を上げることができます。
実際世の中のお金持ちたちはこの時間単価の考え方に基づいて、上手に時間とお金を使っています。
1日24時間という枠の中で、自分の時間をどこにかけるべきかを判断し、自分の時間単価を最大化することによって収入を増やしているのです。
つまり、自分の時間単価を最大化していくことこそが「豊かな生活」に繋がる考え方だということです。
では、自分の時間単価が一体いくらなのか?まずは計算してみましょう!
通勤時間の無駄を数値化してみよう
時間単価の計算方法
例を挙げて通勤時間にかかる価値を計算してみます。
- 1日8時間勤務(休憩1時間を除く)
- 月給25万円(福利厚生込)
- 週休2日
- 通勤に往復2時間(通勤のための準備も含む)
(祝日や残業は無しで計算しています。あれば適宜追加して下さい。)
この場合の時間単価は1250円です。
これがAさんの1時間の価値になります。
通勤時間にかかるコストはどのくらい?
先ほどの例の計算ではAさんの時間単価は1250円でした。
では、通勤にどのくらいのコストを使っているのか見てみましょう。
- 通勤往復2時間 = 2500円/1日
- 20日勤務の場合 = 50000円/1ヶ月
- 12ヵ月×50000円 = 600000円/1年
では、通勤時間を往復30分に短縮するとどうでしょうか?
- 通勤往復30分 = 735円/1日(コスト減)
- 20日勤務の場合 = 14700円/1ヶ月(コスト減)
- 12ヵ月×14700円 = 176400円(コスト減)
- 月に30時間もゆとりの時間が増加
- 時間単価は1470円にアップ
この通勤時間を30分にした改善後の計算結果を見ると、年間42万円分の時間的コストを通勤時間で無駄にしていることが分かります。
それを考えれば「家賃を上げてでも職場の近くに住んだ方が価値がある」と言えますね。
通勤時間を減らす事による3つのメリット
減らした通勤時間でさらに生産性を高めることができる
通勤時間を減らすことができれば、その分を自分の時間単価を上げる時間に使うことができます。
例えば、プログラミングの基本を習得するのには約300時間程度必要だと言われています。
通勤時間を1時間減らせば1日1時間、1週間で5時間も勉強にあてることが出来ます。
プログラミングを学んで副業や転職、自分でサービスを開発したりすることで自分の生産性を高め、時間単価を上げることも可能です。
通勤によるストレスや疲れから解放され、他のことに体力を使える
通勤による疲れを軽減することができれば、副業のためにブログを書いてみたり、健康維持のためにジムに通ったりすることも出来ます。
「通勤ストレスがワーカーの満足度に与える影響」調査では、
- 通勤時間が長い人ほど「通勤ストレス」が高い
- 通勤ストレスが高い人ほど「仕事満足度」も低い
- 通勤ストレスが低い人は「プライベート満足度」が高い
通勤時間が長いことは、体力だけでなく精神面や仕事への満足度にも影響していることが分かります。
ストレスや疲れが減ることで、長い目で見ると仕事のパフォーマンスや健康にも繋がっていきますよね。
豊かな時間を過ごすことができる
通勤時間が短くなれば朝の時間に余裕が出来たり、仕事が終わってもすぐ家に帰ることが出来ます。
以下のような癒しに繋がる時間が増えることで、毎日をより豊かにしていけます。
- 家族との団らんの時間
- 趣味を楽しむ時間
- お風呂に浸かって休む時間
- 朝ゆっくり朝食をとる時間
この「豊かな時間」によって時間単価が上がるわけではありませんが、ときには休むことも大切です。
結論:家賃が上がっても引越す方が「時間単価に見合う価値がある」
計算結果から、通勤時間を見直すだけでも大きく時間単価が上がることが分かりました。
もしあなたと同じ給料で通勤時間の短い人がいれば、その人の方が時間単価が高く、時間的にもゆとりがあるはずです。
自分の時間が増えることでさらに時間単価を高め、豊かなお金や時間を手に入れるために自己投資ができますよね。
それらを考えると、無駄にしていた時間コスト分、会社の近くに引越しをしても十分な価値が得られると思いませんか?
あくまで数字的に見た考え方なので時間単価のためにできることは人によりますが、この考え方を知らずに働いてる人とは意識がかなり違ってくるはずです。
まとめ:通勤1時間以上なら、時間単価を計算して引っ越しを検討しよう
あなたの通勤時間にかかるコストはいくらだったでしょうか?
通勤時間が長ければ長いほど、自分の時間単価は下がり、もったいない時間を過ごしてしまっています。
これを削るだけで、得られる価値は計り知れません。
通勤に1時間以上かけてしまっている人は、引越しして通勤時間を短くするだけでより価値ある時間を過ごせます。
時間は誰のものでもなく自分のものです。誰かからもらうことはできません。
自分で時間を増やすためには、自分の時間単価を考え、
- 本当に自分がやるべきこと
- 自分にしかできないこと
に使うことが最も重要です。
もしも通勤時間に悩んでいるなら、一度自分の時間単価を計算してみましょう。
時間に対する自分の価値を考えて「いかに豊かな時間を作るか?」を意識すれば、何を改善すべきかも見えてくるはずです!
時間単価の理解がより深まる!おすすめ記事&動画
リベ大では他にも時間単価の考え方や、有意義な時間の使い方について紹介しています!
(動画は時間単価についての解説からスタートするのでサクッと聞くことができますよ♪)
以上、腐川(ふかわ)でした!