こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由に一歩でも近づくための、「お金にまつわる5つの力」について発信しています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
誰もが経済的自由を目指せると伝えているリベ大には、日々色々な質問や相談が届きます。
その中で今回は、お金持ちの悩みに関する質問を見ていきましょう。
「いつも楽しい動画をありがとうございます。
世間では『お金があれば人生の悩みは9割解決できる』と耳にしますが、実際どうなのか知りたいです。
身の周りにお金持ちがいないので、学長の感覚を教えて欲しいです。」
お金持ちにも、悩みはあるのかな?
リベ大両学長からの回答は、「確かにお金があれば9割ぐらいは解決できるけど、やっぱり悩みは尽きないもの」だそうです。
今回の記事では、両学長の実体験と周りにいるお金持ちの友人や知人の話を踏まえて、お金持ちのよくある悩みTOP5を解説します。
- 第5位:「子供の教育」
- 第4位:「資産保全」
- 第3位:「もっとお金が欲しい」
- 第2位:「時間がない」
- 番外編:「異性関係」
- 第1位:「相続・事業承継」
目次
解説動画:【意外性なし?】お金持ちのよくある悩みTOP5(アニメ動画)
このブログの内容は以下の動画でも解説しています!
第5位:子供の教育
お金持ちの悩み第5位は、「子供の教育」です。
全世界のお金持ちには「子供に良い教育を受けさせたい!」という共通の傾向があります。
アメリカのお金持ち研究に関しては名著「となりの億万長者」が有名ですが、日本でも似たようなお金持ち研究に関する書籍・記事があります。
それらの書籍・記事によると、お金持ちは教育に関して以下のような共通の特徴がありました。
- 7~8割以上が大卒・大学院卒
- 5~7割以上が小・中学生時代の成績が上の方
- 多くの習い事をやっていた(塾・家庭教師・水泳・習字・そろばんなど)
- 親から受けた教育が「経済的成功に役立った」と考えている人が大半
(参考:雑誌「プレジデント」シリーズ)
そのため、自分の子供に対しても、できる限り良い教育を受けさせたいと考える人が多いのでしょう。
ユダヤ人の教えが詰まったタルムードにもあるように、財産は奪われる可能性があっても、知識は奪われません。
リベ大でも、タルムードの話をいくつか紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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ちなみに、お金持ちの居住地の近くには名門学校が公立・私立問わず点在しています。
例えば、3大名門公立小学校がある東京都港区と千代田区は、全国世帯年収ランキングで1位と2位なのです。(出典:「スマイティ」より)
良い学校の周りには、お金持ちが集まっています。
そんなお金持ちでも、教育に関して以下の2つの悩みを抱えているのです。
- お金がかかる
- 子供の学業の成績
1点目は、教育にかかるお金についてです。
教育費は「聖域」になりがちで、いくらでもお金が出ていきます。
そのため、教育費を湯水のごとく使うお金持ちは少なくないようです。
例えば世帯年収1,200万円以上の家庭では、以下の調査結果が出ています。
- 小中高にかける教育費の平均が100万円以上。
- 小中高が公立でも、世帯年収400万円未満の2倍以上の教育費をかける。
(出典:マイナビニュース「子どもの教育費、年収によってどれだけ違う? 日本の平均をズバリ解説」より)
場合によっては、大学を卒業するまでに数千万〜億単位のお金を払うこともあります。
2点目は、子供の学業の成績問題です。
皆さんの中には、年間100万円以上の授業料がかかる私立小学校に通う人が本当にいるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし、定員数をはるかに上回る入学希望者がいて、入試倍率が10倍ほどにもなる学校もあります。
またお金があるからといって、誰でも入学できるわけではありません。
お金以外にも学校にふさわしい人かどうかを判断するため、以下のような面談を実施する学校もあるそうです。
- 親はどんな仕事をしているか
- 親は英語を話せるか
第4位:資産保全
お金持ちの悩み第4位は、「資産保全」です。
要するに、貯めたお金を失うのが心配でしょうがない、という悩みです。
1万円が入った財布をすられる
1億円が入った金庫を盗まれる
上記のケースなら、どちらのダメージが大きいかは明白です。
「億り人」という言葉に象徴されるように、日本では「億」の資産を目指している人も多いでしょう。
しかし、お金持ちになりたいと大勢の人が目指しても、ほんの数%しか億り人にはなれません。
やっとの思いで1億円を手に入れ喜ぶ人がいる一方で、数億円以上の資産を持っているにもかかわらず、1億円を失う恐怖に怯えながら暮らしているお金持ちもいるのです。
仮に皆さんが10億円持っているとして、以下の割合でポートフォリオを作ったとしましょう。
- 株式に4億円
- 債券に6億円
債券を60%入れてしっかり守りを意識したポートフォリオでさえ、株価の暴落が起きれば、4億円の株式は半値の2億円になってしまいます。
お金持ちになればなるほど、資産保全、つまり守りへ意識が向くようになります。
そうすると、資産を失うリスクを減らすために、「分散地獄」に陥ってしまうのです。
「分散のために、債券買わなきゃ…。」
「分散のために、不動産も買わなきゃ…。」
「分散のために、ゴールドも持っておこう…。」
「分散のために、国外の銀行口座を開設して外貨も…。」
「分散のために、現金も持っておかなきゃ…。」
さらに、その過程で、詐欺師に騙されてしまう人も多いのです。
実際に、分散の過程で海外の投資詐欺に引っかかり、数十億円も失った人がいます。
詐欺師やぼったくりは、何もお金持ちだけに起こることではありません。
すでにお金持ちの人も、お金持ちを目指している人も、思わぬところで自分の財産を奪われないように注意しましょう。
第3位:もっとお金が欲しい
お金持ちの悩み第3位は、「もっとお金が欲しい」です。
たくさんお金持っているのに悩むってどういうこと?
これも本当に、お金持ちが抱える大きな悩みの1つなんだよ。
ロックフェラー財団の創設者であり、石油王で大富豪のジョン・ロックフェラーと、記者が行ったとされるやり取りを見てみましょう。
記者『あとどれぐらいお金が欲しいですか?』
ロックフェラー『あともう少し欲しい』
当時すでに数千億円を保有していた世界一の大富豪でも、もっとお金が欲しいと考えたのです。
実際に両学長の周りにいるお金持ちも、億の資産を築いても満足している人は少ないそうです。
20代~40代と若くして資産家になる人は、野心・行動力にあふれているので、立ち止まるなんて考えないのでしょう。
- 「もっと稼ぎたい」
- 「もっとお金が欲しい」
- 「まだまだ上がいる」
先ほど、お金の悩み第5位で「富裕層は、名門校の近くに住んでいる」とお伝えしました。
それにも関連しますが、お金持ちはお金持ち同士でコミュニティを形成します。
- 昔ながらの文教地区
- 利便性と住環境が両立した高級住宅地
お金持ちが集まったエリアでは、「億」を持っているのは普通です。
そのため、他のお金持ちよりも良い暮らしをしようと思うと、今持っているお金だけでは全然足りないこともザラでしょう。
とある船上パーティーに行ったら、自分が一番資産が少なかったんだ。」
インターネットがますます便利になり、色々なところでインフルエンサーを見かけるようになってきました。
- YouTuber
- ブロガー・アフィリエイター
- インスタグラマー
- 個人投資家
はたから見ると、それ以上稼ぐ必要はなさそうに見えますが、お金持ちはいくら成功してもどれだけ稼いでも、引退する人はほとんどいません。
それが、お金持ちの悩みを象徴しています。
お金持ちは別世界に住む人のように感じるかもしれませんが、年収がいくらであろうと、考えていることはみんな同じなのです。
第2位:時間がない
お金持ちの悩み第2位は、「時間がない」です。
なぜ時間がなくなるかというと、お金は集まれば集まるほど責任を伴うからです。
- 妻・子供に、もっと良い暮らしをさせてあげなければいけない。
- 良い洋服を着させてあげたいし、良いモノを食べさせてあげたい。
- 両親にも、もっと親孝行したい。
- 従業員に、もっと高い給料を払ってあげたい。
- 取引先に迷惑をかけないように、会社を維持しないといけない。
- お金を生み出すプロセスのなかで、利害関係が増えて責任も増す。
- 悩み第4位で見たように、資産は保全したい。
- 悩み第3位で見たように、お金はもう少し欲しい。
上記が全部そろうと、どうなるでしょうか。
もっと働かないといけない、と考えてしまうのです。
無自覚のうちに、ワーカホリックになっている人もいます。
- 銀行員と資金の話をする
- 取引先とやりとりをする
- 従業員の相談に乗る
- 今のビジネスを維持しつつ新しいビジネスも立ち上げる
責任が多い分、やることも山のようにあります。
- バリバリ仕事をする
- 家族との時間も確保する
- ひとりでゆっくり考えるための時間も取る
- 健康のための運動も欠かさない
上記のように、多方面に気を配ろうと思うと、本当に時間が足りなくなるのです。
YouTuberの中田敦彦氏が「毎日更新やめます」という内容の動画を出していましたが、中田氏ほど生産性が高い人でも、時間に追われる生活をしていたということでしょう。
お金持ちになると「リゾート地や別荘で、のんびり悠々自適」というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、実際は違います。
時間に追われながら動き続けたり、時間が足りないと悩んだりしているお金持ちは多いのです。
また、両学長の周りだと、思い切ってリタイアしても結局仕事をしてしまう人がほとんどだそうです。
- 「ヒマに耐えられない。」
- 「目の前で稼げるチャンスがあるのに、稼がないのは悔しい。」
- 「自分が社会に必要とされなくなったみたいで寂しい。」
→ 結局、仕事をする人が多い
番外編:異性関係
第1位を紹介する前に、番外編の紹介です。
お金持ちの悩み番外編は、「異性関係」です。
お金持ちは、したいと思ったことをできるお金があるので、異性関係が乱れている人も少なくありません。
両学長の感覚調査によると、お金持ちな友人の約3割は、愛人がいるそうです。
また愛人関係で、以下のような痛みに苦しむ人もいます。
家族内がぐちゃぐちゃになる
ビジネスに集中できなくなり事業自体が頓挫してしまう
愛人にお金をがっぽりとられて資産を失う
今まで見てきたように、お金持ちの悩みは結局のところ、多かれ少なかれ誰もが持っている悩みです。
- 子供の教育
- お金を失いたくない
- もっとお金が欲しい
- 異性関係がうまくいかない
お金持ちとは、ただお金を持っているだけの人であり、普通のヒトと異なる生命体ではありません。
皆さんと同じ人間で、同じようなことで悩んでいます。
それなのに、お金を神格化するあまり、まるでお金持ちは自分とは違う生き物かのように勘違いしている人が多いです。
マインドやスキルセットをお金持ち用にアップデートしていけば、誰でもお金持ちになれるよと言っているのは、お金持ちも同じ人間だからです。
しっかり学んで行動していけば、結果はついてくるので、一緒に頑張りましょう!
第1位:相続・事業承継
お金持ちの悩み第1位は、「相続・事業承継」です。
今までの悩みのなかで、これが一番お金持ち特有かもしれません。
自分が築き上げた財産・会社を、いかにして次の世代にバトンタッチしていくかを考える必要があります。
皆さんもどこかで見聞きしたことがあると思いますが、相続税はかなりお金を取られます。
かなり大ざっぱなシミュレーションですが、5億円の資産を残して妻と子供の2人に相続が発生すると、相続税で1.3億円納めなければいけません。
1.3億円というと、億り人を目指す人にとって目標の金額です。
もし1.3億円を4%で運用できたら、年間520万円の資産収入になりますし、家族が3人なら普通に暮らしていけるためです。
そもそも5億円の資産を手元に残すということは、約2倍の金額を稼いでいることになります。
- 10億円稼ぐ
- 40%相当の4億円を税金・社会保険で差し引かれる
- 6億円残る
- 1億円は生活費などに使う
- 残ったお金が5億円
所得税・住民税・事業税など多くの税金を支払って、ようやく自分のものとして残したのに、そこからまたガッポリ税金を取られてしまうのは悲しいでしょう。
両学長も、もう自分の資産を貯めるつもりがないと思っている理由の1つが相続税だそうです。
資産が多ければ多いほど、親族が「骨肉の争い」をする可能性も高くなります。
とある研究によると、親は子供の経済状況を見ながら相続割合を決めるそうです。
- 高収入で、資産が多い子供 → 少ない遺産
- 低収入で、資産が少ない子供 → 多い遺産
親は、資産が少ない子に多くの遺産を残す傾向があります。
でも、これが火種となりケンカになってしまいます。
「一生懸命頑張った俺には遺産が少ない。」
「ダラけてたあいつの方が遺産多いの?不公平だ!」
誰にいくら残すか、どうやって相続税を少なくするかがお金持ちの人生最後の課題です。
親としては、自分が築き上げてきたもので、家族の仲が引き裂かれてしまうなんて胸が締め付けられる思いでしょう。
教育投資も一生懸命やって、継がせられるような会社も残した。
食うに困らないだけの財産を残したのに、がっぽりと相続税をとられた挙句、最後に家族がバラバラになるなんて…。
俺の人生は何だったんだ?」
むごい…。
こういった背景もあって、60代以上の富裕層を対象にした相続コンサルのビジネスは、どんどん市場規模が大きくなっています。
日本では、少子高齢化が進むなか「代替わり」が重要テーマになっています。
相続税に関する法令改正が行われて、相続税の対象になる人はかなり増えています。
自分の子どもに向けたものや両親から自分への相続対策、未来を見据えた資産管理戦略という点でも知っておいた方が良いでしょう。
相続税対策をやらないと、平気で数百~数千万円損します。
老後2,000万円問題もビックリの損失額になりかねないので、しっかり対策をしましょう。
まとめ:「幸せなお金持ち」になるために、自分なりにも考えてみよう
以上、お金持ちのよくある悩みTOP5について解説してきました。
- 第5位:「子供の教育」
- 第4位:「資産保全」
- 第3位:「もっとお金が欲しい」
- 第2位:「時間がない」
- 番外編:「異性関係」
- 第1位:「相続・事業承継」
第5位:「子供の教育」
- お金がかかる
- 子供の学業の成績
どちらも悩ましい問題です。
また、お金だけでは希望する学校に入れない、という悩みもあります。
教育費について悩みや不安がある人は、下記の動画を参考にしてください。
関連動画
→ 【不安解消!】今の日本で子育てするための「基本戦略」と「ファイナンス法8選」(アニメ動画)
第4位:「資産保全」
お金は、増えれば増えるほど失ったときのダメージが大きいです。
せっかくお金持ちになっても、不安を抱えて暮らしている人は少なくありません。
第3位:「もっとお金が欲しい」
世界一の大富豪でさえ、もっとお金が欲しいと考えたそうです。
永遠のテーマと言えるでしょう。
際限なくお金を追い求めるのではなく、自分が幸せになるための手段としていくらあれば良いのか、きちんと把握しておきましょう。
第2位:「時間がない」
将来、もし時間をダイレクトに購入できるサービスが生まれたら、お金持ちは大金をはたいてでも時間を買うでしょう。
それほど、お金持ちには時間に余裕がない人が多いのです。
番外編:「異性関係」
愛する人が多いのは良いことですが、愛人を囲うのはトラブルの元なので気をつけましょう。
気をつけなきゃね…。
関連動画
→ 【実話 子供は見ちゃダメ】あなたを経済的に不幸にする異性の特徴
第1位:「相続・事業承継」
誰にいくら残すかは、人生最後の難題です。
まったく残さない、というのもひとつの手段かもしれません。
ちなみに、今回は紹介しませんでしたが「健康問題」も悩む人は多いです。
両学長の周りのお金持ちは、まだまだ若い40代以下の人が多いので、現時点ではよくある悩みに挙がっていません。
ランキングの結果に意外性はなかったかもしれませんが、大事なのは「そんなの知らなった!」という意外性ではなく、自分ならどうするかです。
なぜ、これだけ多くの人が、同じワナにはまり、悩み続けるのか?
そこを考えられないと、いつか皆さんも悩むことになるでしょう。
ちなみに、両学長は5つの悩みについて、以下のように考えて行動しているそうです。
- 子供の教育:お金よりも愛情・手間をかけたい
- 資産保全:減らなければ良い
- お金:これ以上いらない。相続税で持っていかれるだけ
- 時間:もっと欲しい。豊かな時間を増やすために、日々工夫を続けている
- 相続:相続リストを作っている
→ 自分のなかに、確固たる価値観・軸があればどうとでもなる。
リベ大のブログを見ている皆さんは、お金持ちになろうと努力をしています。
いつかお金持ちになるわけですから、こういった話を読んで、今から自分なりに考えておくと良いでしょう。
どうか、幸せなお金持ちになってください。
機会があったら、お金持ちの「普通の人には絶対に共感されない悩みあるある」もまとめて発信するかもしれません。
以上、こぱんでした!
▼「お金持ちについて、もっと知りたい!」という方に読んで欲しい記事がこちら!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
140万部発行された、「お金の大学」。
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