
みなさんは「バビロンの大富豪の教え」という書籍をご存知ですか?
1926年にアメリカで出版された「The Richest Man In Babylon(バビロンいちの大金持ち)」という本で、古代バビロニアを舞台に
- お金を貯め
- 守り
- 増やす
原理原則が学べる物語です。
「バビロンの大富豪の教え」は数ある”マネー系書籍”の原点とも言える書籍です。
今回はこの本に書いてある重要ポイントを、リベラルアーツ大学ならではの視点を交えながら紹介します。
▼ ご紹介する書籍「バビロンの大富豪の教え」
目次
お金の勉強動画~90年以上語り継がれている大富豪の7つの教え~
このブログの内容は下記の動画でも解説しています。
黄金に愛される7つの教え
「バビロンの大富豪の教え」で書かれている7つの教えは以下の通り。
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 蓄えた金を働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本とせよ
1.「収入の10分の1を貯金せよ」
想像してみてください。
- 毎朝、籠の中に10個のタマゴを中に入れる
- 毎夕、籠の中から9個のタマゴを取り出す
- 数ヵ月繰り返せば、いずれタマゴは籠から「溢れかえる」
真理は圧倒的にシンプルです。
収入の10分の1を貯めれば、あなたの資産は、確実に、絶対、100%の確率で増え続けます。
こんなちっぽけな金額貯めててもいつまで経ってもお金持ちになれないんじゃない?
10%を貯めれば2,000~3,000万円は確実に作れますよ。
もし共働き夫婦なら、収入の10%を貯金すれば、更に2,000~3,000万円上乗せできます。
もし副業で月収10万円増やしてそれを貯金すれば、30年で3,000万円〜4,000万円上乗せ。
投資などしなくても、貯金だけでも5,000万円以上には確実になれるわけです。
つまり、収入の10分の1を貯金し続けられる家計が破綻することはありえません。
だからこそ、この"貯金"は攻守に優れた最強の教えとも言え、リベラルアーツ大学で提唱している「お金にまつわる5つの力」の1番目に据えられています。
→ 関連動画:「これを知らずにお金持ちになるのは無理。豊かなお金持ちが極めている5つの力」
2.「欲望に優先順位をつけよ」
欲望には際限がありません。
だから収入が多い人も収入が少ない人も、みんな一様にお金を使い切ってしまいます。
この欲望の無限ループから逃れる方法はひとつ。
収入の10分の1を貯金して、残りの10分の9で叶えられないものは諦めましょう。
夢がない…あれも欲しいしこれも欲しい!
欲望に優先順位をつけるということは「大切なことにだけお金を使う」ということです。
- 良い家に住みたい
- 良い車に乗りたい
- 良い服が着たい
- 良いものが食べたい…など
全部叶えようとしたら、いくらあってもお金が足りません。
優先順位をつけることは逆に「お金の悩みから解放される」ことに繋がります。
3.「蓄えた金を働かせよ」
お金持ちとはどういう人のことを指すのか、本の中で下記のように書かれています。
"お金を持っている人をお金持ちと呼ぶのではない、お金を増やせる「仕組み」を持っている人をお金持ちと呼ぶ。"
でも今は、そんなに難しいことじゃないよ。
インターネット技術・金融の発達によって、誰でも簡単に優良な投資ができるようになった今では、「お金を働かせる」ことは難しいことではなくなりました。
例えば過去に当ブログでもご紹介したインデックスファンドへの投資であれば、年利3~7%ぐらいは十分狙えます。
まったく難しくありません。
▼インデックスファンドについての関連記事
富裕層(資産1憶超)の世帯数は2015年~2017年のたった2年で、121万世帯→126万世帯に増えました。
彼らは「お金の働かせ方」を知っている人達です。労働だけではこうはなりません。
4.「危険や天敵から金を堅守せよ」
お金が貯まったら、そのお金を詐欺などで失ってはいけません。
もはや巨大詐欺グループ(?)の「かんぽ生命」の不正契約だけでも、18万件以上にものぼります。
小さな詐欺から大きな詐欺まで、身の回りには至るところにヤバイ話があります。
貯めたお金を失わなければ、いつか必ずお金持ちになれます。堅守しましょう。
→ 関連動画:「かんぽ生命を倒産させる方法」
5.「より良きところに住め」
「バビロンの大富豪の教え」の中では、住居について下記のように述べられています。
"住居はただ安ければ良いわけではない。住居は生活と密接に関わっており、生活の幸福度は貯金を増やすモチベーションに大きくかかわる"
ですが、1つ問題点もあると思います。
この住居に関する教えの中で1つ問題点を指摘すると、「多くの人はプロのマーケティングにノせられている」ということです。
例えば
- 新築の方が良い
- とにかく広い方が良い
- 設備は充実していた方が良い
- 庭があった方が良い
- 人に自慢できるアドレスの方が良い…など
世間の価値観に振り回されていませんか?
自分が心から納得できる住宅、幸福に過ごせる住居で暮らすのは大賛成。
ですが、見栄で「良いところ」に住むのは大反対です。
良い住居の定義は人によって違います。自分の価値観と向き合いましょう。
→ 関連動画:「良いお金の使い方と悪いお金の使い方の違い」
6.「今日から未来の生活に備えよ」
人は、いつか必ず老いて死にます。
今日から将来に備えましょう。
蓄財しておけば、もし働けなくなったとしても助かるし、自分が死んだとしても家族を守ることができます。
別に今すぐ死ぬわけじゃないし…。
一生働き続けられる人は多くないし、死なない人もいませんよ。
未来の生活に備えなければ、100%の確率で将来困ることになります。
今何もしないというのは、問題の先送りに過ぎません。
- 健康のためにジムに通う
- 定期的にスポーツをする
- 酒、タバコなどの悪習慣をやめる
- 悪習慣をやめた分のお金で残業をやめる
- 何かあったときにお互い助け合えるように、家族や友人との人間関係を大切にしておく
お金を貯める・保険に入る以外にも、やれることはたくさんあります。
7.「自分こそを最大の資本とせよ」
富を生む最大の資本は自分自身です。
動いたものは富を手にして、動かないものは富を手にすることはできません。
(そして、結局なにもしない)
7つの教えのなかで、これが一番重要な教えですよ。
あらゆる意味において、自分こそが最大の資本であることは間違いありません。
「ナニワ金融道」などで有名な作家・漫画家である青木雄二氏はこんなことを言っています。
「株式投資なんて、株式投資以外に何も能がない人間のやること」
例えば1,000万円の大金を5%で運用しても、50万円にしかならなりません。(不労所得なので、それでも非常に大きいのですが)
一方で、人間の生涯賃金は2~3億円と言われています。
起業家ともなれば、ビジネスで10億円とか稼いだりします。
リベ大の学長も投資ではなくて、ビジネスで財産を築いた方です。
自分を鍛えて、自分で稼ぐことがいちばん確実で、しかも圧倒的に速いのです。
このリベラルアーツ大学では投資や貯蓄のことも教えていますが、やっぱり「稼ぐ力」を育てることを忘れないでいただきたいです。
素晴らしい教えですね。
まとめ
最後に、もう一度まとめます。
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 蓄えた金を働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本とせよ
- 収入の10分の1を貯金せよ
→30%とか40%とか貯蓄してる人がいます - 欲望に優先順位をつけよ
→少ない支出・高い満足度で暮らしているミニマリストがいます - 蓄えた金を働かせよ
→インデックス投資や高配当株投資の先輩がいます - 危険や天敵から金を堅守せよ
→詐欺商品かどうか教えてくれる先輩がいます - より良きところに住め
→住宅のプロもいます - 今日から未来の生活に備えよ
→保険に詳しいプロもいます - 自分こそを最大の資本とせよ
→プログラミングやせどりでたくさん稼いでる人がいます
▼ ご紹介した書籍「バビロンの大富豪の教え」