こんにちは、こぱんです!
ビジネス雑誌「PRESIDENT」の2020年9月4日号に、お金について興味深いアンケート調査が3つ載っていました。
- 幸福感をもたらすのは「健康」か「お金」か?
- 年収がいくらになると幸福度は上限になるのか?
- 40代・50代にやっておけば良かった老後の後悔トップ10
合計4,295人を対象にした調査結果を、専門家・大学教授などが分析しました。
スポーツ新聞や娯楽週刊誌がネタでやっているアンケートではないため、ある程度信頼できると感じています。
調査結果を見て、リベ大は「お金にまつわる5つの力」を育てれば多くの人がハマる「不幸の落とし穴」を避けられると確信しました。
すでに5つの力を育てるために行動している人達は、今回の記事を読んで自信を深めてください。
▼図解で簡単に分かる5つの力について
一方、まだ5つの力を育てられていない、育てる行動ができていない人達は、いずれ、ほぼ確実に落とし穴に落ちるでしょう。
目次
解説動画:「不幸な歳のとり方」をしないためのお金のキホン【データあり】(アニメ動画)
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
幸福感をもたらすのは「健康」か「お金」か?
今回のアンケート調査の対象者は40代・50代、そして60代以降のシニア世代であり、年齢が少し高めです。
つまり、彼らの回答内容を見れば、今20代~30代の人達は、タイムマシンで未来を見てきたかのように将来、何が問題になるのか分かるということです。
ではさっそく1つ目のアンケート調査を見ていきましょう。
「あなたの幸福と関係が深いものはどれですか?」
- 生きがい
- 自由な時間
- 家計の状況
- 家族関係
- 友人関係
- 健康状況
- 仕事
※なお、複数回答も可能です。
- 1位:健康状態(77%の人が選択)
- 2位:家計状況(70%の人が選択)
(ちなみに「仕事」や「友人関係」を選択した人は全体の約30%)
つまり、もっとも大きく幸福感に影響するのは、「生きがい・仕事・友人関係」ではなく、「健康・お金」という身も蓋もない結果でした。
もちろん、全体としての「傾向」であり、個人差があるということは注意してください。
ただ事実として「今が幸せだと感じている幸福グループ」の74%は経済的に恵まれており、家計に不安はありません。
一方で、「今が不幸だと感じている不幸グループ」の79%は家計に心配があるのです。
つまりアンケート結果を見ても、学術的な研究結果を見ても、幸福を考えるのにお金と健康の話は避けられません。
だからこそ、リベ大では「お金にまつわる5つの力」を通して以下の2つのことを伝えています。
- 「貯める力」を高めて、自分の資産を作ろう
- 「使う力」を高めて、自分の健康に投資しよう
関連動画
→【健康こそ最高の富】お金持ちが裏でコッソリ実践している健康法
そこで、もっとも良いお金の使い方の1つでもある、「健康のためにお金を使うこと」の具体例を見てみましょう。
質の良い食事をとる
- 本当に体にとって必要なものを食べる
- 参考書籍「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
良いベットで良質な睡眠を確保する
- 快適な寝具などを整える
- 学長はウェスティンホテルで使われている「ヘブンリーベッド」を楽しみにしているそうです。
適度な運動を継続する
- 普段からの運動を心がける
- 学長はテニス・キックボクシングなどで身体を鍛えています。
歯を大切にする
- デンタルフロスを使用して、デンタルクリニックで定期的に歯石を取る
リベ大で学び・行動しているみなさんは、遅かれ早かれ「お金持ち」になってしまうでしょう。
だから、健康状態の悪い、ゾンビのようなお金持ちにならないように今から健康に投資してください。
年収がいくらになると幸福度が上限になるのか
「健康・お金」の2つが、幸福感に大きく影響することは分かりましたが、お金は結局いくらあればいいのでしょう?
それを知るために、「お金と幸福度の関係」について2つ目のアンケート調査が行われました。
その結果を大阪商業大学の宍戸教授が分析したところ、「年収450万円を超えると幸福度にあまり影響しなくなる」と分かったのです。
アメリカの研究を見ると「年収7.5万ドル(約800万円)を超えると、幸福度に影響しなくなる」というデータがあります。
年収7.5万ドルは一人あたりのため、2人家族の場合だと世帯年収は15万ドル(約1,600万円)必要となります。
学長の感覚としては、アメリカの研究結果の方が納得感があるそうです。
- 年収300万 vs 400万 → 大きな違いがある
- 年収800万 vs 900万 → 大差がない
ただ、今回のアンケート対象者である高齢者にとっては年収450万円もあれば十分、ということかもしれません。
実際のところ、高齢者の9割は年収500万円未満、つまり年収450万円はかなり上位と言えます。
シニア世代は現役世代に比べて、以下のようなライフイベントが終わっているため、多額のお金が必要なケースは少ないでしょう。
- 結婚
- 住宅取得
- 子育て、教育
また、公的年金の受給金額はモデル世帯で年間240万円ほどですから、倍近い水準の年収450万円なら不自由しないと考えられます。
- 公的年金の受給額:月20万円(年240万円)
- 「稼ぐ力」:好きな仕事で月10万円を稼ぐ(年120万円)
- 「増やす力」:配当やインデックス投資の取り崩しで月10万を得る(年120万円)
【結果】合計年収は480万円
個人差はありますが、全体の傾向として「お金をこれ以上稼いでも幸福度に影響しないライン」に到達できるということです。
ちなみに、月10万円の資産所得を生むためには、ざっくり3,000万円以上の「金の成る木」が必要でしょう。
年収480万円を生み出す資産は日本全体の上位1割レベルであり、収入(フロー)で見ても、資産残高(ストック)で見ても、恵まれた水準であることは間違いありません。
つまり、リベ大で「稼ぐ力・増やす力」を高めることで、今の生活が良くなるだけではなく、年をとってからもゆとりある生活がおくれます。
40代・50代にやっておけば良かった老後の後悔トップ10
最後の3つ目のアンケート調査は「40代・50代にやっておけば良かった老後の後悔は何ですか?」というものでした。
ではさっそく、10位から順に見ていきましょう。
お酒は「健康・お金」の両方を失う可能性のあるアイテムです。
嗜(たしな)む程度は良いですが、くれぐれも程々にしましょう。
自分の心の声を聞かずに、我慢して仕事を続けたことによる後悔です。
- 会社員・公務員が良いのか?
- 今の組織にいるべきか、転職するべきか?
- 独立した方が良いのか?
どんな選択肢を取るにしても、「お金にまつわる5つの力」が必ずみなさんを守ってくれます。
だからこそ、ぜひ後悔のない仕事を選んでください。
年齢を重ねて体力が落ちていくからこそ、強く感じることなのかもしれません。
今はコロナウィルス感染症拡大のため海外旅行は難しいですが、落ち着いたらリベ大のオフ会をやりましょう。
歯がダメになると本当に幸福度は下がります。
▼図解で簡単に分かる歯の大切さ
5年、10年、しばらく歯医者に行っていない人は、今すぐ近所の歯医者を予約しましょう。
「歯医者は嫌い」なんて言っている場合ではないです。
もし、どうしても「いやだ!怖い!」という人は、お守りとしてリベ大グッズを身に着けて行ってください。
リベ大のオンラインコミュニティ「リベラルアーツシティ」の中で、学長が会員のみなさんに1つの宿題を出しました。
宿題:「1万、2万するレストランなどを予約して、良いもの食べてくること」
- 夫婦や家族で高級レストランのランチ、ディナーに行った人達
- 会員数名で集まって、高級ホテルのモーニングに行った人達
多くの人が体験した後に「空間ごと楽しむことができて、また来れるようになりたい!」と感じたそうです。
「貯める力・使う力」のバランスが取れる人なら、老後に「ケチケチせずにいい物をもっと食べておけば良かった」と後悔しないでしょう。
さて、第5位~第2位は全て人間関係のため、まとめて紹介します。
「健康・ある程度のお金」がある人達にとって、幸福の大きなよりどころとなるのは、やっぱり「人間関係」です。
みなさんも、日々、仕事に追われて忙しくしている中で、以下のように感じることがあるでしょう。
「子供と遊ぶ時間がとれない」
「妻・夫と過ごす時間がとれない」
「両親と話す時間がとれない」
「友人達と笑いあう時間がとれない」
こんな状態を放置していると、必ずいつかツケが回ってきます。
リベ大では、自分の周りにいる人にプレゼントを貯めるための「プレゼント用口座」をおすすめしています。
▼図解で簡単に分かるプレゼント用口座
関連動画
こういう口座があると、忙しい日々の中で「自分は、何のためにお金を稼いでいるのか?」を振り返るキッカケになります。
家族、友人にしっかりと感謝を伝えて、良い関係を維持できると良いですね^^
お金は「ある程度の金額」があれば、幸福度にはそれほど影響しなくなりますが、「ある程度のお金」を持たない人にとっては、まさに死活問題です。
お金にとても強いユダヤ人達の格言の1つを見てみましょう。
- カネの詰まった財布ほど、軽いものはない
- 空の財布ほど、重いものはない
リベ大でも、ユダヤ人の考え方が学べる「タルムードの話」をいくつか紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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例えば、お金持ちに嫉妬して「お金持ちは大変!資産を狙われて変な人ばっかり寄ってくる!」という人がいます。
するとユダヤ人は、以下のように反論します。
- 「金がありすぎると「取られないか」と、人間は獣のように警戒心が強くなる」
- 「金がないと、人間は本当に獣になる」
どちらの言葉も「お金は大事であり、バカにできない」ということを伝えてくれます。
お金をないがしろにする人は、必ずいつかお金に泣きます。
「もっと貯金しておくべきだった!」と嘆く人が多い現実を、真剣に受け止めましょう。
まとめ:人生の先輩の声を活かして幸せのために行動しよう
今回は「PRESIDENT」の2020年9月4日号に載っていた、3つのアンケート調査についてリベ大の視点を交えて解説しました。
なお、アンケートは40代~60代以上のシニア世代、合計4,295人を対象にしたものです。
幸福度にもっとも深い関係があるのは、「健康・お金」そして「人間関係」でした。
「やりがい・仕事」は、健康とお金があってこそであり、余裕がなければ楽しむこともできません。
そして高齢者の場合、「年収が450万円を超えると幸福度には影響しない」ということも分かりました。
年収450万円は公的年金のモデル受給額240万円の倍の水準で、上位1割程度のお金持ちと言えるでしょう。
- 公的年金の受給額:月20万円(年240万円)
- 「稼ぐ力」:好きな仕事で月10万円を稼ぐ(年120万円)
- 「増やす力」:配当やインデックス投資の取り崩しで月10万を得る(年120万円)
【結果】合計年収は480万円
また、老後の後悔トップ10における上位3つは以下の通りでした。
- 1位:もっと貯金しておくべきだった
- 2位:親孝行できなかった
- 3位:親ともっと会話をしておけばよかった
お金の後悔が1位にランクインしたという事実から、目を背けてはいけません。
今回のアンケート結果を見て「お金にまつわる5つの力」の鉄壁さを、あらためて理解しましょう。
- 「貯める力」:しっかり資産を作る
- 「稼ぐ力」:何歳になっても稼げる
- 「増やす力」:十分なストックとフローを作る
- 「守る力」:お金を守る
- 「使う力」:健康や人間関係に磨きをかける
学長が自分の実体験、そして大富豪達から教わった知識を体系的にまとめたものが「5つの力」です。
人は必ずいつか老いて死にますが、死ぬ時に後悔せず「楽しい人生だったな」と言える人生にしたいものです。
そのためにも、お金の話から目をそらすのではなく、お金の不安をなくすために行動していきましょう。
リベ大ではこれからも「5つの力」に関する情報を無料で発信し続けていくので、一緒に学んで行動していきましょう!
以上、こぱんでした!
▼「お金と幸せに関して学びたい!」という人に読んでほしい記事がこちら!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
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