こんにちは、こぱんです!
最近は荒れた相場が続いており、辛い気持ちでいる人が多いかもしれません。
と、初めての経験をして戸惑っている人の声も多く聞きます。
そんな暴落相場の中、2020年3月13日にバンガード社のCEOから「とあるメッセージ」が出されました。
(出典:マネックス証券「【世界最大級の資産運用会社】バンガード」)
バンガード社はリベ大でもたびたび紹介している、素晴らしい投資のパートナーです。
低コストで分散の効いた、素晴らしいETFをたくさん作ってくれています。
バンガード社は、「今回の荒れ相場に対してどのように対処していくべきか」をメッセージにしました。
これは、投資初心者の皆さんにも役に立ちそうな内容だったので、その内容をご紹介したいと思います。
今回のバンガードからのメッセージは、基本的に以下に該当する人に向けたものになります。
- 分散された投資先に
- 長期投資をしている人
また、記事後半ではこの荒れた相場の中で「両学長が実際に行った3つのこと」も紹介します!
ぜひ最後まで読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです^^
目次
【解説動画】世界最大級の運用会社から学ぶ、荒れる相場に対処するたった1つのルール
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
荒ぶる相場とサーキットブレーカー
はじめに、暴落相場で起こっている状況について説明します。
現在、NYダウは毎日のようにサーキットブレーカーが発動しています。
1日のうちに基準値を超えるレベルで株価が変動すると、強制的に取引停止になる仕組みのこと。
投資家に「もっと落ち着いて冷静になりましょう」と伝えるための制度です。
電流が流れ過ぎて、発熱しすぎるのを防ぐのが「遮断器=サーキットブレーカー」です。
▼役割がこちらに似ていることから、名付けられました。
現在のNY市場ではサーキットブレーカーが発動しまくっています。
では、バンガード社CEOからのメッセージはどのような内容だったのか?詳しく紹介していきます!
バンガードCEOからのメッセージ
投資の「航路を守る」ということが大切
バンガードCEOのメッセージをざっくりまとめると、「航路を守ることが大切」という内容です。
- 長期的視点を失わないこと
- 投資のコントロール可能な部分に焦点を当てること
①長期的視点を見失わないこと
この「長期的視点」というのは、下記のような投資の見方を指します。
①リアルタイムで変動する相場ではなく、長い投資期間全体を見る
- 1時間後、1日後の相場がどうなるかではなく
- 10年後、20年後の世界が成長しているかどうかを気にかける
②リアルタイムで変動する相場ではなく、投資先の今後の成長を見る
- 毎日5%、10%も動く相場ではなく
- 投資先の成長を信じられるかどうかに着目する
相場が荒れているとき、ビジネスにダメージがあるのは避けられないかもしれません。
ですが、長い目で見てそれを乗り越えていけると思うなら、慌てる必要はないのです。
②投資のコントロール可能な部分に焦点を当てること
「投資のコントロール可能な部分」として、バンガードCEOは以下の3つを挙げています。
- 分散
- バランス
- コスト
自分のしている投資のうち、コントロール可能な部分については再点検してみると良いかもしれません。
市場が荒れるタイミングでも 航路(自分の投資戦略)を守ろう
バンガード社のCEOが伝えている「航路を守る」ということは、
- 幅広く分散しているファンドに
- 長い投資期間を想定して
投資をする人にとってはとても重要なポイントになるということです。
そのときの状況によって、
- 簡単に航路を守れるときもあるけど
- なかなか航路を守れないときもある
のは当たり前です。
「航路を守る」のが簡単なのは、市場が穏やかで確実に上昇しているときです。
でも残念ながら、市場はいつまでもイージーモードでいてくれません。
「航路を守る」のが難しいのは、市場が変動し、先行きが不透明な状況のときです。
皆さんも、頭を切り替えていくしかありません。
今の状況はイージーではなく、ハードになってしまったのです。
市場が荒れるタイミングは、必ずやってきます。
そして、今まさにその状況なのです。
こういうとき、「航路を守る」ことを続けられるかどうか?
お金を「増やす力」が試されているのです。
暴落に焦って取り返そうとすることこそ「負け戦略」
バンガードのCEOも下記のように述べています。
苦労して築き上げた貯蓄が減少していくのを見るのは、大変辛いものです。
ですが、市場のタイミングを見計らおうとする気持ちに負けてはなりません。
それは負けの戦略です。
バンガードの調査では、リターンを追い求めると「航路を守ったとき」に比べて
年間1.5%の損失を出すことが、過去の事例から分かっています。
つまり、メチャクチャはっきりと、
- OK行動…航路を守る
- NG行動…リターンを追い求める、市場のタイミングを見計らおうとする
ということをを示してくれています。
資産が減っていくのを見ているのは辛いものです…。
評価損の金額を見ながら、両学長のぬいぐるみに向かって、
と、話しかけてしまうほどにショックを受けてしまうものです。(笑)
けれど、暴落は初めての体験ではありません。
- リーマンショックのときを思い出しても
- チャイナショックのときを思い出しても
「パニックに陥り性急な行動をとるのは賢い行動ではありません」という、バンガードの言い分が正しいのです。
次は、今回の暴落相場を受けて両学長も実際にやってきた「暴落相場でやるべきこと」を紹介していきます!
暴落相場でやるべき3つのこと
両学長も実際にやってきた、暴落相場の中でやるべきことを紹介します!
- 現状を把握すること
- 航路を守ること
- 日常生活を続けること
①現状を把握すること
1つめは「現状を把握すること」です。
まず第一に、下記のポイントを把握して下さい。
- 自分の保有している資産は、全体としてどうなっているのか?
- 生活防衛資金は十分にあるか?
- 長い目で見たとき、今後はどうなっていくと考えられるか?
- 投資余力はどれくらいあるか?
学長自身の状況としては、このような状況となっています。
- 資産は減少している
- もちろん気持ちの良いものではないけれど
- まったくもって、想定の範囲内
- 生活防衛資金に不安はない
→ 今後不況がくる可能性を考慮しても心配は無い状況
学長の場合、景気が元に戻るのが、
- 2日後か
- 2ヶ月後か
- 2年後か
- 20年後か
というのは分からないけど、投資余力はまだある状態ということになります。
②「航路を守る」こと
2つめは、「航路を守る」ことです。
長期的視点を失わず、投資のコントロール可能な部分に焦点を当てることが重要です。
両学長がやっている株式投資は2種類あります。
- 高配当株投資
- インデックス投資
「財務体質が良いし増配も続いていて良いな」と思っていたが、株価が高くて買えなかった会社の株
↓
株価が落ちて高配当株になっていたので購入
何十年という単位で考えれば、経済は成長していくと思っているので
↓
特に変更することはなく今まで通り積立を継続
つまり、
- 自分が今までやってきた通りのルールで
- 今まで通り投資を行っている
ということです。
③日常生活を続けること
3つめは、日常生活を続けることです。
リベ大では、「4つの所得の考え方」があります。
相場がどんなに荒れようと、自由への道筋に変わりはありません。
だから、淡々とやってきたことを続けるだけです。
- 給与を稼いで
- 事業を始めて
- 投資でお金を増やして
- 経済的自由へ近づいていく
この流れを止めてはいけません。
相場に振り回されることなく
- 自分の日常生活
- 自分ができること
- 自分にコントロールできること
に集中してほしいと思います。
証券口座を眺めていても、お金は増えません。
そんなときにずーっと証券口座を眺め続けててもしょうがないのです。
まとめ:自分がどういう考えで投資を始めたのか思い出そう
相場が荒れているので、気持ちが焦るのは投資をやっている者として痛いほど分かります。
資産が減っていくのを見るのはとても辛いことです。
初めての暴落で、自分の航路に自信を無くしてしまうこともあるかもしれません。
でも、まずは落ち着いて「自分がどういう考えで投資を始めたのか」を思い出してください。
暴落の最中でも、守るべきルールは「航路を守る」たったひとつです。
- 長期的視点を失わないこと
- 投資のコントロール可能な部分に焦点を当てること
波は荒れていますが、皆さんの目的地は変わってないはずです。
- 沈没しないように
- 変なところにたどり着かないように
以上、こぱんでした!
▼暴落については下記も合わせてご覧ください!
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