こんにちは、こぱんです!
リベ大では、「お金にまつわる5つの力」のうち「貯める力」についても発信しています。
▼図解:貯める力
ミニマリズムの考え方って良いよね^^
YouTubeやブログなどを見ていると
「ミニマリストって、ただ貧乏なだけだよね」
「ミニマリストって、貧乏くさいよね」
という意見もあります。
ですが「ミニマリストを目指す=貧乏になる」ということではありません。
リベ大両学長も、ミニマリストというわけではありませんが、他のお金持ちに比べたら
- はるかに少ない生活費
- はるかに少ない所有物
で暮らしているそうです。
しかし、とても快適に暮らしてて、自分のやりたいことを自由に叶えるだけの資産もあります。
そこで今回は、ミニマリズムで「貧乏になる人」と「金持ちになる人」の3つの違いを解説します。
- お金の捉え方
- 働くことの捉え方
- 自分の力を誰のために使うか
このブログを見れば、「お金持ちのミニマリスト」を目指せます。
「お金なんていらないよ!」という人のところにお金が流れてくるほど、世の中甘くありません。
お金は「自分のことを嫌う人が大嫌い」だからです。
心の底から
「必要最小限のお金があれば、それでいい」と思っている人は、つまらないと思います。
ですが、
「無駄なものに囲まれず、シンプルに美しく暮らしたいけど、好きなことに使えるお金は欲しい」と思っている人は楽しめると思います。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:ミニマリズムで貧乏になる?お金持ちになる?
目次
解説動画:【違い3選】ミニマリズムで「貧乏になる人」と「金持ちになる人」の決定的な違いとは?
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
ミニマリズムってなに?
最初に、ミニマリズムの意味について解説しておきます。
「ミニマリズムが何かは知ってる」という人は読み飛ばしてください(笑)
ミニマリズムという言葉は「minimal(最小限) + ism(主義)」という組み合わせの造語です。
アメリカが発祥と言われていて、大量生産・大量消費社会の「反動」として生まれました。
以下の写真は、アメリカ名物「ガレージセール」の様子です。
ガレージの中に、言葉通り「足の踏み場もないほど」モノがあるため、それを売りに出しているのです。
ガレージセールが名物になるほど、大量のモノにあふれた社会の中で、ある日どこかのアメリカ人が気づいてしまいました。
- 「こんなに不要なモノがあるなんて、どうかしてる…」
- 「要らないモノを買うために、どれだけ時間とお金を無駄にしてきたんだ…」
- 「不要なモノとおさらばして、必要最小限のものだけで暮らそう!」
この考えは非常に多くの人の共感を得て、2010年頃にはアメリカでミニマリズムが「ブーム」と言えるほどの人気になりました。
2015年には、日本でも流行語大賞にノミネートされるほど、ミニマリスト(ミニマリズムを実践する人)という言葉の知名度は上がりました。
また、「断捨離」という言葉が2010年の流行語に選ばれました。
「不要なモノを減らして、シンプルに暮らす」という考え方は、受け入れられる素養があったようです。
ミニマリストの部屋は極限までいくと、以下のようになります(笑)
メディアでは、このような「衝撃的」な映像がよく取り上げられるため、
「ミニマリストは病的だ」
「ミニマリストはただの貧困だ」
と、言われてしまうこともあります。
その「極端なライフスタイル」から、色々な誤解を生みがちなミニマリズムですが、本質は実にシンプルです。
ジョシュア・ベッカー著の『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』によると、ミニマリズムは以下のように定義されます。
- 一番大切にしているものを最優先にする
- その障害となるものはすべて排除する
つまり、ミニマリズムの本質は「大切なものを最優先しよう」という、ただそれだけです。
「ミニマリズムはすべてを捨てること」という誤解をしている人も時々いますが、それは違います。
- 豪邸
- 高級車
- 超高性能なIT機器
- 華美な洋服、鞄、靴、宝飾品
なんであろうと、自分にとってそれが「最優先すべきもの」なら、残します。
一方で、その最優先すべきものを手に入れるために、障害になるものは全て排除するのです。
余計なモノを手放すことで、多くのメリットが得られるのです。
時間が増える(余計なお金を稼いだり、買うものを調べたりする手間が減る)
エネルギーが増える(余計なことをしなくなる)
ストレスが減る(モノが散らかっていると、人はストレスを受ける)
質の良い好きなものだけを持てる
人と比べなくなるため、本当の満足を得られる
経営でも「選択と集中」という戦略がありますが、発想はミニマリズムと同じです。
では、前提をおさえたところで
- ミニマリズムで貧乏になる人
- ミニマリズムで金持ちになる人
の違いについて解説していきます。
- お金の捉え方
- 働くことの捉え方
- 自分の力を誰のために使うか
違い①:お金の捉え方
1つ目の違いは「お金」を不要と捉えるどうかです。
- 貧乏ミニマリスト:お金も「最小化」の対象
- 金持ちミニマリスト:お金は「最小化」の対象ではない
前述の通り、ミニマリズムというのは
何もかも捨てることではなく、
自分の大切なものを最優先することです。
それを見失って「捨てることが目的になっている人」も見かけます。
- 「モノは要らない、とにかく要らない、捨てまくれ」
- 「捨てれば捨てるほど、モノが少なれば少なるほど、幸せになれる」
- 「モノが不要だから、お金も不要」
- 「お金なんていらない!お金なんてなくても幸せに暮らせる!」
つまり「お金も最小化の対象」になっている人は、当然お金持ちになれません。
お金というのは「自分のことを嫌う人が、大嫌い」です。
このことを忘れると、貧乏ミニマリスト一直線なので、気をつけてください。
両学長も、もしお金を持っていなかったら
無料で情報発信を続けられないし、
そもそも、自分の時間をYouTubeに使う余裕もありません。
もし「大切なもの(=最優先したいこと)」が「自由な暮らし」なのだとしたら、お金を最小化することは絶対にオススメしません。
なぜなら、お金こそが自由の土台だからです。
「お金こそが自由の土台」というのは、リベ大で情報発信を始めて以来、一貫して言い続けていることです。
「お金なくして自由なし」が世の中の現実です。
▼図解:お金にまつわる5つの力
だから、「大切なこと」が「自由」ならば、お金は最小化すべきではありません。
多くのモノは要らないけれど、お金は必要です。
自由を担保するだけのお金が必要だと認識できているのなら、いつか必ず金持ちミニマリストになれます。
しかし、もし「大切なこと」が「お金を使わない生活」ならば、お金を最小化することに何の問題もありません。
人が「貧乏ミニマリスト」と呼ぼうが、一切気にする必要はないのです。
違い②:働くことの捉え方
2つ目の違いは「働くこと」を不要と捉えるかどうかです。
- 貧乏ミニマリスト:働くことも「最小化」の対象
- 金持ちミニマリスト:働くことは「最小化」の対象ではない
ミニマリズムは、個人の価値観を「最大化」する生き方です。
その価値観の中に「労働は一切不要である」という価値観があるとしたら、貧乏ミニマリスト一直線です。
なぜなら多くの人にとって、人的資本こそが最大の資本だからです。
つまり、人的資本を手放すということは、お金を手放すことと同じことなのです。
2020年現在、1億円が生み出す利息や配当金は税引き後3%がいいところです。
年間で300万円ほどで、平均的な会社員の収入よりも少ない金額です。
1億円以上の金融資産を持つ富裕層は、日本人の2%ほど。
「クラスに1人もいないレベル」でレアなお金持ちなのに、その資産が生み出す利息は、平均的な会社員の収入以下なのです。
繰り返しますが、それだけ「人的資本」は大きいということです。
以前、作家の橘玲(たちばなあきら)さんが「専業主婦は2億円損をする」という本を出版しました。
大炎上したので、今はもう「専業主婦と2億円」というタイトルに変わりましたが、要するに「人的資本の大きさ」を指摘した本です。
名著「バビロンの大富豪の教え」でも「(お金持ちになりたいなら)自分自身を最大の資本とせよ」と言っているし、両学長も「稼ぐ力」を爆発させて資産を築きました。
だから、働くことを「最小化」して金持ちになれるイメージは、一切湧きません。
▼図解:稼ぐ力
逆に言えば「嫌いな働き方」を最小化するミニマリストは、いくらでもお金持ちになれるチャンスがあります。
通勤時間を減らす
会議を減らす
電話によるコミュニケーションを減らす
紙を減らす
根回し・決裁の数を減らす
つまり、
「働かないこと」を目的とするのではなくて、
「より良く働くこと」を目的として、
そのために不要なものを捨てるということです。
最近、イソップ童話の「キツネとすっぱいブドウ」的なミニマリストも見かけます。
仕事がうまくいかない言い訳として、以下のことを言い出す人です。
- 「どうせ、労働なんてろくなもんじゃないし」
- 「どうせ、労働なんて人生に要らないし」
- 「よし!労働を断捨離だ!働くことをミニマムにしよう!」
もし、本当に
「仕事で認められたい」 「もっと稼ぎたい」 「もっと活躍したい」という欲求がないなら問題ありません。
しかし、そうでないなら、ミニマリズムを利用して働くことから逃げるのは、不幸な貧乏ミニマリストへの道になります。
世の中、怪しい商売やってる人たちもいて、
「働かなくてもお金持ちになれます!」
「楽して稼げる!スマホ1台で不労所得!」
などと話をしてきますが、100%ありえません。
特にTwitterやInstagramなどのSNSを始めると、ぼったくり業者がよく声を掛けてきます。
「すごい師匠を紹介します!」
「一緒に勉強しませんか?」
「電話で話しませんか?」
「一度会いませんか?」
なので、十分に注意してください。
なんにせよ「自分の本心」と向き合うことが大事です。
違い③:自分の力を誰のために使うか
3つ目の違いは「自分の力を誰のために使うか」です。
- 貧乏ミニマリスト:自分のためだけに使う
- 金持ちミニマリスト:社会のためにも使う
ミニマリズムを突き詰めていくと、以下のものが取り返せます。
時間
お金
エネルギー
無駄なことをやめて、無駄なものを買わなければ、少しずつ「人生の主導権」が手元に戻ってきます。
その時に「取り返した力」を何に使うかが、貧乏ミニマリストと金持ちミニマリストの分かれ道になるのです。
大金を稼ぐ秘訣は、以下の手順です。
- 1人を喜ばせる方法を見つける
- それを大勢の人に届ける方法を見つける
お金は、「社会に対して提供した価値」の対価です。
例えば、無人島で自分だけが満足できる幸せな生活を送っても、決してお金持ちになることはできません。
無人島で満足な生活をしている中で、もし1人の旅行者が無人島へ流れ着いた時、何もしなかったら、あらゆる可能性は閉ざされてしまいます。
ですが旅行者に対して、無人島でのサバイバル方法を伝授してあげたら、きっと喜ばれます。
「ありがとう!あなたがいなかったら、野垂れ死ぬところでした。」
「この方法を、もっと多くの人に伝えましょう!」
こんなことを言ってくれるかもしれません。
さらにサバイバルのノウハウをYouTubeで全世界に届ければ
- 広告収入
- スポンサー収入
- ノウハウの販売料
などで、お金が流れ込んでくるようになるかもしれません。
無人島暮らしをしたい人達がいればいるほど、巨額なお金が流れてきます。
つまり、「社会に大きな価値を与えた人ほど、お金持ちになる」のです。
「社会に大きな価値を与えた人ほど、お金持ちになる」というのは、真理です。
- 発明王エジソン
- 鉄鋼王カーネギー
- 石油王ロックフェラー
- iPhoneを世に出したスティーブジョブズ
- Facebookを世に出したマーク・ザッカーバーグ
社会に大きな価値を与えた人は、みんな同じです。
1人を喜ばせる方法を見つけて
それを大勢の人に届ける方法を見つけた
ことで、莫大な富を得ることができました。
ミニマリズムによって人生の主導権を取り戻した時に、皆さんが自分の力を
- 自分のためだけに使う
- 人のためにも使う
どうするのかは自由です。
どちらが良い・悪いの話ではなく、自分の直感に従って好きなようにやれば良いことです。
ですが、もし自分の力を「他人のために使う」のなら、きっとお金に愛されます。
最後に補足です。
1つの現実として、世の中には「人の役に立つのに、お金になりにくいこと」も存在します。
両学長は、「人の役に立つのに、お金になりにくいこと」を「お金に愛されない行為」として否定する気はさらさらありません。
「お金に変えやすい才能・技能」を持っている人が、「世の中の役に立つのに、お金になりにくいこと」をしている人達に、寄付などの形でお金を回せると良いなと考えているそうです。
これは、お金にまつわる5つの力の「使う力」の話ですね。
▼図解:使う力
両学長は
「皆が皆、無駄なものを抱えずに自分の生きたいように生きて、必要なところに必要なだけお金が回る世界になると美しい。」
と思い、そんな世界になるように、色々やっていきたいと思っているそうです。
まとめ:お金に愛されるミニマリストになろう
「必要最低限のモノだけで生きる」「最小限主義」のミニマリズムとお金に関して解説しました。
ミニマリストになることは、貧乏になることではありません。
ミニマリズムで貧乏になる人も金持ちになる人もいます。
貧乏ミニマリストと金持ちミニマリストの違いは3つです。
貧乏ミニマリスト:お金も「最小化」の対象
金持ちミニマリスト:お金は「最小化」の対象ではない
お金は「お金が嫌いな人が大嫌い」です。
なので、「モノはいらないけど、お金はいる」と思わない限り、お金が寄ってくることはありません。
貧乏ミニマリスト:働くことも「最小化」の対象
金持ちミニマリスト:働くことは「最小化」の対象ではない
皆さんの労働力には1~3億円の価値があります。
労働そのものを最小化するということは、それを捨てるということです。
だから、労働を最小化したらお金持ちになれるはずがありません。
貧乏ミニマリスト:自分のためだけに使う
金持ちミニマリスト:社会のためにも使う
ミニマリズムによって取り戻した「人生の主導権・力」を、どれだけ社会の役に立たせられるかが重要です。
断言しますが、
お金の大切さをしっかり認識していて
仕事の価値をしっかり認識していて
自分の力を社会に役立たせようとする
というミニマリストは、貧乏になりたくてもなれません。
大量消費を良しとする派手な人たちから見たら、「貧乏くさい」と言われるかもしれません。
しかし、実際どちらがお金に困っている「貧乏」かは、皆さんのご想像の通りです。
ミニマリストの本質は、自分にとって無駄なことを手放して大切なものを最優先することです。
そうはいっても無駄なモノが何なのか、自分の軸はまだはっきりしていないという人は、ぜひ価値観マップを作ってみてください。
リベシティには価値観マップを明確にするためのチャットもありますので、活用してみてください。
以上、こぱんでした!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
140万部発行された、「お金の大学」。
情報を最新化・新規コンテンツ追加して【改訂版】としてパワーアップ!(なんと52ページ増量!)
貯める・増やす・稼ぐ・使う・守る…一生お金に困らない「5つの力」の基本をまとめた一冊!
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