こんにちは、こぱんです!
リベ大には毎日色々な相談が届きますが、中には「あ、この人は成功できそうだな」と感じる相談者さんもいらっしゃいます。
実際にそういう人は、半年~2年も経てば、どんどん結果を出していきます。
成功できそうな相談者さんは「稼ぐ力」が最大限に活きて、
ガンガン出世して、年収が上がっていく
色々な会社から好待遇のオファーが舞い込む
事業がうまくいってどんどんお金が入ってくる
というイメージです。
▼図解:稼ぐ力
今回は、成功できるかどうかを判定できる「たった2つの質問」について解説します。
- 質問①:あなたの強みは何ですか?
- 質問②:あなたがいる環境は「あなたの強みが活きる環境」ですか?
この2つの質問に、自信を持って回答できるなら、成功を掴む日はそう遠くありません。
その一方で、この2つの質問に対して自信をもって回答できない場合は、経済的成功を掴む日はまだまだ遠そうです。
遠いどころか、人によっては経済的成功に一生たどり着けないかもしれません。
質問自体はシンプルですが、それほどまでに重要な質問です。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:成功者は即答 たった2つの質問
目次
解説動画:【成功者は即答】あなたが成功できるかどうか判定できる「たった2つ」の質問
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
質問①:あなたの強みは何ですか?
成功できるかどうかを判定できる質問の1つ目は「あなたの強みは何ですか?」です。
「あなたの強みは何ですか?」という質問は
- 就活で面接官に聞かれる
- 会社の評価面談で上司に言及される
など、社会人なら誰もが一度は聞かれたことがあるような、ありふれた質問ですよね。
(とりあえずそれっぽく答えておくけど、意味あるのかなこの質問…)
ありふれていて意味がないように見えてしまいがちですが、「強み」について落ち着いて考えてみてください。
- 「強み」とはいったい何を指すのでしょうか?
- 「強み」の定義をはっきり言える人はどれだけいるでしょうか?
自分の強みについての質問を軽んじているということは、すなわち「強み」という言葉に対する理解が足りていないということです。
ここに、「のびしろ」や「可能性」が隠されています。
経営学の父と言われるピーター・ドラッカー氏をご存知でしょうか?
2009年に出版され、300万部を超える超ベストセラー『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
通称「もしドラ」の影響で、幅広い層に認知されました。
ドラッカーの書籍の中にも「強み」という言葉は、頻繁に登場します。
- “人が成果を上げるのは強みによってのみである”
- “成功するためには一点の強みに集中して卓越する必要がある”
- “組織の目的は、人の強みを爆発させ、弱みを無くすこと”
(出典:『マネジメント』『創造する経営者』より)
「強み」というのは、まさに経営学の根幹を成すキーワードなのです。
強みは、2つの要素で構成されています。
- 他者との違い
- その差が生む「付加価値」
① 他者との違い
強みの源泉は、「他者との差」です。
金(ゴールド)に価値があるのは、他の金属と違う特徴があるためです。
- 数が少ない
- 美しい
- さびにくい
逆に、ありきたりのもの・ありふれたものに、「価値」はありません。
これは、ひっくり返しようのない現実です。
17歳男性の身長の分布をご覧ください。
このグラフをベルカーブと言い、ベルの頂点がまさに平均値を示しています。
17歳男性の平均身長は、約170cm。
その一方で、195cm以上の人は1万人に1人しかいません。
195cm以上の人のような、ベルカーブの端っこにいるデータを「外れ値」と言います。
他人と違っていれば違っているほど良く、人に強みを伝えるには「どれだけ自分が人と違うか」を説明すれば良いのです。
学生さんや、軽い気持ちで転職活動している人の
「責任感があります!」 「コミュ力があります!」というアピールが刺さらないのは「どれだけ人と違うか」が分かりづらいからです。
責任感をアピールする点は同じでも、もしこんなアピールをする学生が面接にきたらどうでしょうか?
また、アニメ映画で有名なピクサーは、まだ少人数の頃、エッジが効いた作品を制作していました。
しかし、数々の大ヒットを生み出して成功し、組織が大きくなるにつれて、どんどんクリエイターの創造性が失われていったといいます。
立て直しを任された新監督は、人材募集の際にこんなことを言いました。
「ブラックシープ(=はみ出し者)を求める!」ピクサーはベルカーブの真ん中にいる平均的な人材ではなく、ベルカーブの端っこにいる世の中の「外れ値」たちを集めました。
こうしてブラックシープを集めたことが功を奏し、新たなヒット作「Mrインクレディブル」が生まれ、ピクサーは華麗に復活を遂げたのです。
世の中のエリート達は、かつて学校教育での教科(国語や数学など)で高得点を取り、他の学生との「差」を見せつけてきた人たちです。
偏差値70オーバーのエリートは、まさに「外れ値」です。
でも、学校の勉強ができないと成功できないかと言うと、そんなことはありません。
なぜなら、学校教育で測れるのは「言われたことをやる能力」だからです。
学校で評価されるのは以下の3つです。
- 勤勉さ
- 真面目さ
- 従順さ
という子供は、評価されません。
親や教師の立場からすれば「頼むから、黙ってカリキュラム通りやってくれ」と説教の対象となります。
リベ大の両学長も、学生時代には数学で0点を取ったことがあるそうです。
「社会に出て役に立つ気がしないから、他のことを勉強する!」と主張していたとのこと。
先生に怒られても、「周りに迷惑をかけているわけじゃない」と反論していたようです。
もし自分がエリートではないのなら「言われた通りやる能力」に強みはないと断定してしまいましょう。
言われた通りにやる能力に秀でていたら
- トップの成績で良い大学に入って、
- 簡単に大企業に入社できて、
- どんどん出世しているはずです。
でももし出世していないのなら、エリート達と戦うのをやめて、別のところで「強み」を見つけた方が良いのです。
「自分に強みなんてない」と感じる人のほとんどは、学校や職場など「自分じゃない誰か」が作ったシステムの中で評価されています。
他人が作った評価軸の中で「強み」を評価されてしまっているから、自分の本当の強みに気づけないのです。
学校や会社内の評価基準に入っていなくとも「他の人とは圧倒的に違うところ」は、どんな人にでも必ずあります。
自分の強みは
いくらやっても苦にならない
時間を忘れて没頭してしまう
自分じゃ当たり前のことなのに、他人には褒められる
ところに潜んでいます。
自分自身でここに気づかないことには、成功することはありえません。
両学長が学生時代に褒められたこと(学長自身は当たり前だと思っていたこと)の以下の3つとのことです。
- 集中力:朝から晩までパソコンに向かっていられる
- 行動力:ダメならやめるの精神で、とりあえずやってみる
- 本番強さ:準備を周到にやりつつ逃げ道も持っているため、プレッシャーを感じにくい
自分の強みを見つける方法はいくらでもあります。
色々試して自分の強みを見つけましょう。
- 自己啓発書を読んで悩む
- YouTube動画を見て考える
- ストレングス・ファインダーをやる
関連動画
自分の強みを見つける方法は色々ありますが、最後は「自分の心と直観に聞く」のが一番良いといえるでしょう。
もし、心が「何も答えてくれなかった」のであれば、身体が疲れてしまっているということです。
一旦立ち止まって、まずは身体を労わってください。
必要があれば、会社を休んだり、高級なご飯を食べたりしてみましょう。
身体の元気を取り戻せば、心も徐々に調子を取り戻します。
ちなみに、自分の強みを自分で活かし、評価していけるのが社長という職業です。
だから、両学長は全員に起業をすすめているのですね^^
関連動画
→【必見】サラリーマンのあらゆる悩みを「一発」で解消する最強の方法
② その差が生む「付加価値」
強みというものは、「他者との差」から生まれると説明しました。
ですがここに、重大な落し穴があります。
重大な落とし穴とは、付加価値を生まない「他者との差」は、経済的には無価値ということです。
例えば、17歳で身長210cmだったら、数万人に1人の人材です。
しかし、もし高身長を活かす場所が存在していなければ、「他者との差」が「付加価値」を生むことはありません。
例えば、NBAというプロバスケットボールチームに入れば
210cmの高身長で、チームの勝利に貢献する
チームの勝利を、観客の興奮に変える
ことで、エンターテイメントという付加価値を生むことができます。
「興奮したい、盛り上がりたい」という“お客さんの欲求”を満たすことができるのです。
「“お客さんの欲求”を満たす」という付加価値を生んで、初めて経済的に価値のある「他者との差」と言えます。
確かに、「他者との違いが個性」「みんな違ってみんな良い」ということも真実です。
しかし、経済的成功というところに踏み込んで考えると、どうしても「他者との差」を付加価値に繋げる必要があります。
付加価値というのは「お客さんの悩みを解決できる」ということです。
両学長の強みの1つは「喋るのが好き」なことで、その強みを活かして以下のことを実践し、結果を生んでいます。
- 1年365日、毎日欠かさず動画を配信
- さらに、時々ライブ配信も行う
→トータル6,300万回再生、1,000万時間視聴される
ですが、ただ「喋るのが好き」なだけだったら、ビジネスとして成立しません。
「経済的に豊かになりたい」という悩みの解決に貢献できているからこそ、本当の「強み」と言えるのです。
両学長も、何でも話したいことだけを話しているわけではなく、色々と考えて発信しています。
- 「どうやったら経済的に豊かになりたいという悩みを解決できるだろうか?」
- 「どんな情報を発信したら喜ばれるだろうか?」
顧客目線のない「他者との差」は、ビジネス的にはただの独りよがり・自己満足に過ぎないので、
「自分が持っている“他者との差”を使って、誰かの悩みを解決してあげられないか?」という目線を持ってみましょう。
- 解決した悩みの数が多いほど
- 解決した悩みのレベルが深いほど
「お悩み解決の対価」として、皆さんが手にするお金は大きくなります。
質問②:あなたがいる環境は「あなたの強みが活きる環境」ですか?
成功できるかどうかを判定できる質問の2つ目は「あなたがいる環境は“あなたの強みが活きる環境”ですか?」です。
ここまで解説してきた通り、「強み」とは以下のようなことを指します。
- 他者との差のうち
- 付加価値を生むもの(=顧客の悩みを解決できるもの)
もし、他の人の悩みを解決できる「ブラックシープ」なら、経済的に成功できる可能性は高くなります。
ただし、「あなたがいる環境は“あなたの強みが活きる環境”ですか?という質問に“YES”と答えられる」という条件付きです。
せっかく自分に
他者との圧倒的な差がある
お客さんの悩みを解決してあげられる
という強みがあったとしても、強みを活かす場所がなければ絶対に成功できません。
- 圧倒的なパワー(他者との差)
- 侵略という不安・危機の解消(付加価値)
この「強み」を発揮できる環境がなければ、宝の持ち腐れになってしまうのです。
大企業勤めのエリートが
- 会社を飛び出して起業
- ベンチャーに転職
で失敗する理由の1つは「環境」です。
彼らは「他人が作ったルールで評価されること」のエリートなので、ゼロ→イチに圧倒的に弱い場合があります。
彼らの「勤勉さ・従順さ・真面目さ」が「強み」として活きるのは、まさに学校・官公庁・大企業といった世界です。
今までいた世界が「自分の強みが活きる」環境だったのに、「俺はどこでもやれる」と勘違いしてしまうと、荒波に呑まれて座礁します。
一方で、型にはまらないタイプが規則・規律でがんじがらめのところに入れられると、100%「目が死んだ会社員」になります。
型にはまらないタイプは、起業したり、ベンチャーに行ったりすると、水を得た魚のように活力を取り戻すのです。
以下のことについて、自問してみてください。
自分の強みを一番評価してくれる人は誰か?
自分の強みを一番理解してくれる組織はどこか?
自分の強みを一番発揮できるのはどんな時か?
もし、今いる場所の環境が自分に合っていなければ、100%成功できません。
自分の強みを評価してくれる上司・取引先がいない
自分の強みを理解してくれる会社・チームがない
自分の強みを発揮できるタイミングが存在しない
自分の強みが発揮されないのであれば、あなたがいるべき場所を間違えています。
自分に合っていない場所で人生を浪費すると、死ぬ直前に後悔することになるかもしれません。
ちなみに、自分の強みを一番活かしてあげられる環境を作れるのが社長という職業です(笑)
だから、両学長は全員に起業をすすめてるのですね^^(本日2回目)
関連動画
→【必見】サラリーマンのあらゆる悩みを「一発」で解消する最強の方法
まとめ:「強み」を「発揮できる環境」にいれば、成功は約束されたようなもの
今回は、経済的に成功できるかどうかを判定する2つの質問について解説しました。
- 質問①:あなたの強みは何か?
- 質問②:あなたがいる環境は、あなたの強みが活きる環境か?
強みというものは、次の2つで構成されています。
他者との違い
その差が生む「付加価値」
典型的なエリート(=偏差値70オーバーの人たち)というのは「真面目さ・勤勉さ・従順さ・学力」といった「言われた通りやる能力」に関して、ベルカーブの「外れ値」にいる人たちです。
もし自分がエリートではないなら、エリートとは違う分野で「他者との差」を見つけましょう。
世の中広いもので、
エリートとして成功するコース
常識という名の線路から外れて成功するコース
両方とも用意されています。
学校や会社で評価されていないからといって、諦める必要はまったくありません。
皆さんにも、必ず「他者との差」があります。
その「他者との差」のうち、お客さんの悩みを解消できるものにフォーカスしましょう。
付加価値を生まない「他者との差」は、“経済的には”無価値です。
皆さんが持つ「他者との差」を利用して
- 解決した悩みの数が多いほど
- 解決した悩みのレベルが深いほど
「お悩み解決の対価」として手にするお金は大きくなります。
強みを見つけるには、「自分の心に聞く」ことが一番ですが、
- 自己啓発本を読む
- YouTubeを視聴する
- ストレングス・ファインダーをやる
など色々あるので、ぜひお試しください。
「強み」を発揮できる環境がなければ、意味がありません。
前述した例の通り、「ピッコロ大魔王・フリーザ・セルのいない世界の孫悟空」はただの奇人・変人です。
経済的に成功したければ、常に自問してください。
自分の強みを一番評価してくれる人は誰か?
自分の強みを一番理解してくれる組織はどこか?
自分の強みを一番発揮できるのはどんな時か?
「強み」のある人が、人・組織・タイミングに恵まれた環境にいれば、成功は約束されたようなものです。
今日紹介した2つの質問は経済的に成功したいのなら、避けては通れない質問です。
以上、こぱんでした!