こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を目指すために、支出のバランスをコントロールする「貯める力」に関する情報も発信しています。
▼図解:貯める力
リベ大おすすめ格安SIMの一つにドコモがサービス提供しているahamoがあります。
データ通信量20GB
国内通話5分まで無料
料金は月額2,970円
ややこしい条件一切なし
リベ大では、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」をおすすめしてきました。
しかしahamoの登場により、Twitterでは「楽天“アンメリット”になっちゃうよ」といった投稿もありました(笑)
そこで今回の記事では、以下の3点について解説します。
- ドコモの料金プラン「ahamo」について
- 他社との比較
- 楽天モバイルはオワコンになるのか
ahamoのプランやメリット、注意点について解説しているので、通信費の見直しを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
目次
解説動画:【ドコモ新料金プラン「ahamo」発表】月額2,980円のプラン登場で、楽天モバイルはオワコンになるのか?
※2022年1月時点では、ahamoの価格は月額2,970円となっています。
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
ドコモの料金プランについて
冒頭で紹介したように、ドコモの新プランは「ahamo(アハモ)」と言います。
名前の由来として、以下の3つの意味からきているようです。
- 「道の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
- 「なるほど!」という相槌の英語表現「aha」
- 楽しい時に「アハハ」と笑う、感嘆詞としての「アハ」
そしてドコモは、料金プランを大きく3種類に分けてサービスを提供しています。
- Premier:従来の料金プラン(ギガホプレミアやギガライトなど)
- New:今回発表された、中容量・高コスパの料金プラン(ahamo)
- Economy:少容量の超低廉な料金プラン(エコノミーMVNO)
さて、リベ大でもおすすめしているサービスのahamoは、冒頭でも伝えたように「超優良プラン」だと言えます。
大手キャリアは、過去に何度も総務省から「値下げ」を迫られてきましたが、上手くかわし続けて「過去最高益」を叩き出していました。
そのため今回も、どうにかして逃げるのかと思われていましたが、「総理大臣」の意向を考慮したのか、業界の常識が変わるようなプランを打ち出してきました。
そんなahamoの特徴は、以下の通りです。
料金プランは1つだけ、月額2,970円(ややこしい条件なし)
データ通信容量20GB(容量オーバーしたら1Mbpsに速度低下)
5分まで国内通話無料
高品質な4G/5G通信
2年契約縛りや解約金の設定なし
事務手数料無料(新規解約事務手数料、機種変手数料、MNP転出手数料ゼロ)
さらには、1,000円につき10ポイントのdポイントも貰え、82の国や地域で追加料金なしのデータローミングも可能です。
このサービスを見た瞬間に、次のように思った方も多いのではないでしょうか。
企業努力によって登場した優良なサービスの賜物であるahamoですが、過去のサービスとは異なる大きな特徴(注意点)があります。
注意点とは、基本的にオンラインでの対応が必要な点です。
「基本的に」というのは、ドコモショップでの対応もしてもらえますが、追加費用として3,300円がかかります。
NTTドコモが「ahamoは若者向けのブランドだ」と言っている理由は、オンライン対応を基本としているからです。
新規の契約に限らず、以下の手続きも基本的にはahamoのWebサイトや専用アプリで行う必要があります。
- 契約後の手続き
- トラブル対応
- その他相談
実店舗を運営するためには、様々なコストが発生します。
- 土地や店舗の賃料
- 多額の人件費
- 代理店に対する報酬
しかし、オンラインでの対応をベースとすれば、上記のような固定費は発生しません。
また、その他にも以下のような注意点があります。
キャリアメールが基本的に使えない(ドコモからahamoへの乗り換えの場合、有料オプションを使えば「docomo.ne.jp」のアドレスも利用可能。)
ファミリー割引対象外
家族間無料通話ができない
上記のような注意点はありますが、「実は契約後3か月間だけの料金プラン」や「他のサービスと併用することが前提の料金プラン」といった落とし穴はありません。
ここまでahamoのサービスについて解説してきましたが、次からは他社のサービスと比較してahamoがどれだけ優秀なプランなのか紹介します。
他社類似サービスとの比較
ここからはahamoと他社の類似サービスを次の3点から比較していきます。
- ①月額料金
- ②通話料
- ③通信品質
比較①:月額料金
まず、ahamoの月額料金2,970円について。
他社の同価格帯のプランと比較すると、以下のように通信容量に対する価格において、ahamoが優勢です。
- ahamo(20GB):2,970円
- UQmobile(15GB):2,728円
- Y!mobile(15GB):3,278円
月額2,970円というのは、米倉涼子さんの「日本のスマホ代は高すぎる!」というセリフで有名な楽天モバイルの料金プランとほぼ同じです。
しかし、楽天アンリミットは楽天回線であればデータ無制限で使用できるため、20GBの制限があるahamoに対して楽天アンリミットの方が優勢です。
ちなみに、どの会社のプランも通信量がデータ容量を超えると、通信速度は1Mbpsまで低下します。
昔は速度制限というと128kbps(ネットサーフィンもできないレベル)がスタンダードでした。
しかし、楽天が「低速=1Mbpsだよね」といった流れを作ってくれたおかげで、サブブランドや格安SIMの速度制限は、だいぶマシになっています。
比較②:通話料
次に、ahamoの5分間の通話無料について。
同じく他社と比較すると、以下の通りです。
- ahamo:5分間の通話無料
- UQmobile:通話時間30秒につき22円(通話定額オプションあり)
- Y!mobile:通話時間30秒につき22円(通話定額オプションあり)
- 楽天アンリミット:Rakuten Link利用でずっと無料
ahamoはUQmobileやY!mobileには勝っているものの、楽天アンリミットには負けています。
また、ahamoには「+1,100円で国内通話料無料」のオプションがあります。
このオプションを考慮しても、以下のようにahamoが圧倒的にお得だと分かります。
- 無料通話オプションを付けたUQmobile(4,598円)より安い料金
- 無料通話オプションを付けたY!mobile(5,148円)より安い料金
ちなみに、通話品質についてですが、格安SIMには「音が聞こえにくい」「雑音が入る」といったデメリットがあるケースもあります。
楽天アンリミットは、何時間話しても通話料は無料ですが、通話品質に対する評判はあまり良くありません。
比較③:通信品質
次に、通信品質について。
リベ大はコスパ重視であるため、皆さんに格安SIMをおすすめしています。
しかし、どうしてもキャリアと格安SIMでは通信品質に差が生まれてしまいます。
- 建物の中でも問題なく電波を拾えるか?
- 地下鉄に乗っていても使えるか?
- 田舎でも使えるか?
- 昼や夕方に遅くなったり、繋がりやすさにムラがないか?
- 十分なスピードが出ているか?
上記のような目線で見ると、格安SIMは「イライラする」という人もいるのではないでしょうか。
大手キャリアの方が格安SIMと比較して通信品質が高いのは間違いありません。
そして、通信エリアにおける人口カバー率は以下の通りで、まだまだ差があります。
- 楽天モバイル:94%(2022年1月時点)
- ahamo:99%以上
ahamoは、あくまでもNTTドコモとしての「新料金プラン」であって、サブブランドではありません。
少し話は変わりますが、ドコモはahamoをサブブランドとして用意していたのに、総務省から「本体の料金プランを値下げしろ」と言われ、方向転換したのではないか?という話があります。
サブブランドとしてのリリースではなく
本家での新プランとしてのリリースに
実際に、ahamoは既存システムとは異なるシステムを使うようです。
楽天モバイルはオワコンになるのか
ahamoの登場を受けて、「楽天モバイルはどうなるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
リベ大の結論としては、「オワコンにならない」と考えています。
むしろ、ahamoのリリースによってより痛手を被るのは、楽天モバイルではなく、他キャリアのサブブランドかもしれません。
なぜなら、20GBプランを前提にすると、明確に他社のサブブランドが「下位互換」になってしまうからです。
ちなみに、月額1,500円程度の月3GBが前提の格安SIMなら、ahamoユーザーとの住み分けは可能だとリベ大では考えています。
なぜなら、20GBは相当なヘビーユーザーでなければ使わない容量であるため、無理に2,970円も払って20GBのプランにする必要がないからです。
UQmobileやY!mobileとは異なり楽天モバイルは、以下のようなサービスであり、20GBや通話5分などの制限があるahamoよりも優位性を保っていると言えます。
ahamoとほぼ同じ月額3,278円
データ通信「無制限」(※楽天回線エリアの場合)
国内通話料は、いくらでも「無料」
実店舗での契約も可能
しかし、楽天モバイルには通信エリアや通信・通話品質に対して、課題があるのも事実です。
最終的にどのような判断を下すのかは、通信・通話品質をどう評価するか次第なのではないでしょうか。
なお、2022年1月時点において、楽天モバイルとmineoを利用したコスパ抜群のプランも記事で紹介しているので、参考にしてください。
ここまで読んできて、「いつも楽天のサービスばかり紹介してる!楽天の回し者か!」と思っている方もいるのではないでしょうか。
通信業界は環境の変化が激しく、今の料金プランを3年前に正しく予想できた人はいなかったはずです。
今後の通信業界がどうなるかは誰にも分からないので、臨機応変に対応していきましょう。
楽天経済圏には大きなメリットがありますが、楽天の各種サービスでは手数料の値上げなど、一部サービスの改悪も進んでいます。
そのため、各自が情報感度を高めながらお得な新サービスや改悪状況をチェックしていきましょう。
まとめ:ahamoは検討の余地あり。楽天経済圏の人は楽天モバイルでも問題なし
今回の記事では、以下の3点について解説してきました。
- ドコモの新料金プラン“ahamo”について
- ahamoと他社サービスの比較
- ahamoの登場で楽天モバイルはオワコンになるのか
ドコモが発表した新料金プランのahamoは、文句なしに業界の常識を変えるプランです。
料金プランは1つだけ、月額2,970円(ややこしい条件なし)
データ通信容量20GB(容量オーバーしたら1Mbpsに速度低下)
5分まで国内通話無料
高品質な4G/5G通信
2年縛りや解約金の設定なし
事務手数料無料(新規解約事務手数料、機種変更手数料、MNP転出手数料ゼロ)
1,000円につき10ポイントのdポイント付与
82の国や地域で追加料金なしでデータが使用可能
2022年6月より+1,980円/月で、通信容量が80GBも増える「大盛りオプション」がスタートしました!
通信量が多い人にとっては選択肢の1つになると思うので、合わせて検討してみてください。
通信費は、誰もができる固定費の見直しの一つです。
以上、こぱんでした!
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