こんにちは、こぱんです!
コロナウイルス感染症の影響で、米国市場は世界金融危機(2008年)以来の暴落となりました。
その後は日本市場を含め、世界の株式市場も下落し始めています。
その一方で、ネット証券で口座開設をする人が増えているのをご存知でしょうか?
2020年3月の口座開設数を調べてみると、
暴落によって株価が大きく下落したことを受けて、投資のチャンスと考える人が増えています。
投資でお金を増やすことは、今より一歩自由な生活に近づくためにはとても大切な手段です。
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そのため、投資を始める人が増えることはとても良いことですね。
投資経験が少ない初心者の人にとっては、不安を感じたり、混乱することも多いですよね?
そこで今回は、暴落をキッカケに投資を始めた初心者の人に向けて、
- 実際に口座を開設した人達の特徴
- 注意してほしい3つのこと
- おすすめしたい2つのこと
という3点について解説していきます。
目次
解説動画:暴落をチャンスと捉えて投資を始めた人に注意したい3つのこと
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
実際に口座を開設した人達の特徴
先ほども紹介しましたが、楽天証券では2020年2、3月の新規口座開設数が歴代業界最多となりました。
- 2020年2月:10万超
- 2020年3月:16万超
では実際に口座を開設した人達の特徴を年齢、性別、投資経験の3つからみてみましょう。
- 年齢:6割が30代以下
- 性別:6割が男性
- 投資経験:7割が初心者
今回に限らず、株価が下落するタイミングでは新規口座開設数は増える傾向にあります。
また、老後資金2,000万円不足問題で投資に関心がある人も増えていますからね。(参考:日本経済新聞「ネット証券口座開設急増」)
暴落をキッカケに投資を始めた初心者に注意してほしい3つのこと
まず、コロナウイルス感染症による株価の下落がチャンスということは事実です。
だからこそ、口座を開設したばかりの人には、投資と上手に付き合って欲しいです。
そこで今回は、暴落をキッカケに投資を始めた初心者の人に注意してほしい3つのことを解説していきます。
- 投資タイミングはプロでも読み誤る
- ボラティリティがまだまだ大きい
- 感染拡大も景気悪化も終わっていない
1.投資タイミングは、プロでも読み誤る
暴落をキッカケに口座を開設した人の多くが「今は株が安く、投資に最適なタイミング」と考えています。
確かに3ヶ月前と比べれば、ほとんどの銘柄で株価は下落しています。
ただ、これから株価が今よりもさらに下がらない、という保証はありません。
大切なポイントは
過去と比べて株価は安いのか?
未来と比べて株価が安いのか?
3ヶ月前と比べて株価が安い場合でも、これからさらに株価が下がるなら意味がありません。
例えば、2019年11月、アメリカの大手有名証券会社のモルガン・スタンレーでの出来事。
トレーダー4人が1億~1.4億ドルの損失を隠ぺいした疑いで、解雇・休職となりました。
つまり、プロの投資家にとっても投資のタイミングを読むことは難しいのです。
株価が安く良い投資タイミングと考えた時こそ、プロでも難しい内容を考えているのだと理解しましょう。
2.ボラティリティがまだまだ大きい
投資におけるボラティリティとは、価格が変動する度合いのことです。
具体例としては以下のとおり。
今日10,000円で買えるモノの値段が……
- 明日は9,999円~10,001円になる→ボラティリティが小さい
- 明日は5,000円、もしくは20,000円になる→ボラティリティが大きい
では、みなさんは現在の米国株式市場のボラティリティが、どれくらいか知っていますか?
ボラティリティを知るために参考となるのが、米国株の株価変動幅を示す恐怖指数です。
計算方法などはとても複雑なので割愛しますが、以下の2つのことだけ理解しておけば十分です。
- 恐怖指数を見ればボラティリティが分かる
- 恐怖指数の数字が大きい=ボラティリティが大きい
2020年3月~5月の値は、だいたい30~80くらいということが分かりますね。
ちなみに、恐怖指数の値の目安ですが、
通常時:10~20
非常時:20~
3.感染拡大も景気悪化も終わっていない
2020年2月末の米国市場の暴落から始まった、今回の株価下落の原因は大きく2つです。
- コロナウイルス感染症の拡大
- それをキッカケとした経済混乱
さらにこれから先、コロナウイルスや経済状況がどうなるかは誰にも分かりません。
つまり、さらなる暴落はあり得るということです。
だからこそ、今投資を始めるなら注意して欲しい3つのことをしっかり理解しましょう。
- 投資タイミングはプロでも読み誤る
- ボラティリティがまだまだ大きい
- 感染拡大も景気悪化も終わっていない
そして、さらなる暴落の可能性も考えて、心の準備をしておくことが大切です。
投資を始めたばかりの人の中には、あひるくんのように感じてしまう人もいるでしょう。
ですが、リベ大は決して「今から投資することがダメ」と言いたいわけではありません。
そこで次は、暴落をキッカケに投資を始めた初心者の人におすすめしたい2つのことについて解説します。
暴落をキッカケに投資を始めた人におすすめしたい2つのこと
リベ大はみなさんに、投資で大失敗することなく、着実に資産形成をして欲しいと考えています。
そのために、おすすめしたい2つのことを解説していきます。
- リスク許容度を超えないこと
- 長期投資をすること
1.リスク許容度を超えないこと
投資におけるリスク許容度とは、リスクに耐えられる度合いのことです。
実は損失に対する感じ方は、人によって全然違います。例えば、
ちょっとでも損失があると耐えられない
マイナス30万円までなら耐えられる
たとえ、さらなる暴落があったとしても、自分が耐えられる投資をしていれば大丈夫。
つまり自分のリスク許容度をしっかり把握した上で、投資をすることが重要なのです。
リスク許容度を決める主な要素は6つです。
- 年齢:若ければ若いほど、リスク許容度が高い
- 家族構成:子供がいない方が、リスク許容度が高い
- 職業・収入水準:安定職で収入が高いほど、リスク許容度が高い
- 保有資産額:資産が多いければ多いほど、リスク許容度が高い
- 投資経験:投資経験が長ければ長いほど、リスク許容度が高い
- 本人の性格:資産が減ることに抵抗感が無い人ほど、リスク許容度が高い
自分がどれくらいまでの損失なら耐えられ、投資に取り組めるのか?
リスク許容度については過去の動画でも解説しているので、参考にしてみてください。
2.長期投資をすること
注意してほしいことの1つ目でも解説したとおり、投資タイミングはプロでも読み誤るほど難しいです。
投資とギャンブルの違いについても過去の動画で解説しているので、参考にしてみてください。
解説動画
ただ、長期投資となれば話は変わってきます。
投資先企業のオーナーになることで企業があげた利益の一部を得る、という考え方が大切です。
少しタイミングを読み誤ったとしても、利益を上げ続けられる投資先を選べていれば問題はありません。
さらに長期投資には他にもメリットがあります。例えば
- 複利の効果が得られる
- 分散投資で収益が安定する
まとめ:スタンス次第で、今のタイミングはチャンス
暴落をキッカケに投資を始めた人に伝えたいことは、注意すべきこと3つ、おすすめしたいこと2つです。
2020年2月末に米国市場は、世界金融危機(2008年)以来の暴落となりました。
ですが、以下の3つの注意点からも、さらなる暴落、そして相場が低迷し続けていく可能性があります。
- 投資タイミングはプロでも読み誤る
- ボラティリティがまだまだ大きい
- 感染拡大も景気悪化も終わっていない
そして、たとえさらなる暴落があったとしても、長い目で見た資産形成に取り組んで欲しい。
そのために、以下の2つのことを大切にして、投資を続けていきましょう。
- リスク許容度を超えないこと
- 長期投資をすること
リスク許容度を無視して短期的な投資を繰り返していると、これからの相場は地獄になるかもしれません。
逆に、自分のリスク許容度を理解して長期投資に取り組めるなら、今のタイミングはチャンスです。
以上、こぱんでした!
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