2022年7月、楽天モバイルの「月額0円」の料金プランが廃止されることになりました。
楽天モバイルの本格的なキャリアサービス開始である2020年4月8日から約2年間、以下のように様々な恩恵を受けた人が多いのではないでしょうか。
- 1年間の無料期間
- 月額0円プランでの運用
- SPUアップ
楽天モバイルの月額0円プラン廃止を発表した場にて、楽天の三木谷氏は「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」と語りました。(※参考:IT media NEWSより)
企業として、勝算や目論見があって月額0円プランを打ち出したと思いますが、採算が合わないと判断されれば見直しが入るのは当然です。
今回の廃止ニュースを受けて、以下のように賛否両論、様々な声が上がっています。
「今まで無料で使わせてくれてありがとう!」
「日本の携帯料金は高すぎる!と言ってドヤ顔で参入してきたのに、結局他社と同じような価格帯になるのは情けない。」
さて、楽天モバイルのプラン改変から、次々と質問をいただきます。
「楽天モバイルを解約した方が良いですか?」
「楽天モバイルとmineoの組み合わせは、今後も最適解ですか?」「経済的自由」を目指すうえで、一番先に手をつけるべきは「貯める力」です。
例えば、通信費が月5,000円(年60,000円)の場合と、月1,000円(年12,000円)の場合では、年間48,000円の差が生まれます。
年間の差額48,000円(月4,000円)を年利5%で30年間運用すると、以下の通りです。
家族複数人で見直せば、見直しの効果はさらに大きくなります。
スマホプランに対して「たかが数千円」と思う人は、他のことでも同様に考えるがちです。
今回の記事ではたかが数千円を大事にしてもらえるように、丁寧に解説していきます。
細かい話もしますが、ぜひ参考にしてください。
- なぜ楽天モバイルは「月額0円」を廃止したのか
- 楽天モバイルが発表した新プランとは
- リベ大の考える次なる最適プラン
- 楽天モバイルとmineoの組み合わせは本当にダメなのか?
- ライトユーザー向けプラン
おそらく、多くの人が知りたいのは「次なる最適プラン」でしょう。
結論から伝えると、リベ大が新しくおすすめする最適プランは「povo(ポヴォ)+mineo(マイネオ)」です。
前置きより、おすすめプランの詳細を知りたい方は、以下のボタンから該当箇所まで飛ばしてください。
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:楽天モバイル0円終了!
目次
解説動画:【悲報】楽天モバイル「月額0円」終了!継続か?解約か?「次の一手」について解説
このブログの内容は以下の動画でも解説しています!
なぜ楽天モバイルは「月額0円」を廃止したのか
まずは、楽天モバイルが月額0円を廃止した理由を解説します。
その理由とは、超・大赤字だからです。
楽天モバイルは2022年1月~3月期に過去最大の赤字(1,350億円)を計上しています。
1,350億円というと、以下のような企業の時価総額に相当します。
- 王将フードサービス
- 三菱食品
- 雪印メグミルク
- マネックスグループ
赤字の主な要因は設備投資です。
楽天は、ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアに続く、第4のキャリアを目指して市場に参入しました。
他の大手3社と同じようにキャリアとしての地位を築くためには、莫大な設備投資が必要です。
ものすごい早さで基地局を設置し続けた結果、2020年4月は23.4%だった人口カバー率が、2022年2月には96%に到達しました。
当初の予定より4年も早いスピードで目標を達成したことからも、楽天の携帯事業への力の入れようが分かります。
楽天回線エリアの拡大に伴い、利用者の申込みも加速しています。
顧客獲得スピードは、楽天カードの2.9倍とも発表されています。
このように、楽天は多額の資金を投資したことで、大量のユーザー獲得に成功しました。
一方で、月額0円プランにより、お金にならない顧客が増えることで、楽天モバイルの収益を圧迫していきます。
もともと、楽天としては月額0円プランで集客しても利益が出る算段だったはずです。
0円のつもりで契約したユーザーもデータ通信量が増えれば課金額はアップしますし、楽天経済圏にハマってもらえればグループ全体として十分な利益が見込めます。
しかし、実態は以下のように、楽天モバイル単体でも、グループ全体でも狙い通りいかなかったのでしょう。
- 楽天モバイルで、思った以上にお金を払うユーザーが増えない。
- 楽天経済圏としても、上手く楽天ポイントだけ獲得されてしまっている。
釣り人が「この魚、全然釣れないじゃないか!」と釣りのスタイルを変えるのは自然なことでしょう。
そのため、釣り糸を垂らさなくなった釣り人に対して、「最近全然釣りに来なくなったな。やる気あるのか?」と言うのは、可哀想かもしれません。
最近、楽天経済圏の改悪が続いています。
改悪に対して、三木谷氏は以下のように語っていました。
「(楽天証券のポイント還元は)少し寛容すぎるところがあった。
お客様の中には我々の利益に貢献してくださらない方もいる。
そこで顧客分析を始めた。
ポイントのコストが多くかかっており、そこを変える。」
(※出典:Yahoo!ニュース「三木谷社長が語る 楽天ポイント『改悪』の背景」より)
要は、楽天グループが顧客の選別をするフェーズに入っているということです。
楽天モバイルが発表した新料金プランとは
楽天モバイルが発表したのは、今までと同じくワンプランの料金形態で、各月のデータ使用量に応じて料金が変わる仕組みです。
- 0GB~3GBまで:税込1,078円/月
- 3GB~20GBまで:税込2,178円/月
- 20GB以上は無制限で:税込3,278円/月
(※無制限は、楽天基地局接続時)
従来の料金プランと違うのは主に、0GB~1GBまでの料金だけです。
今までは1GBまでなら無料で使えていたところ、新料金プランでは1,078円かかることになります。
そのため、0円携帯が持てなくなってしまったのです。
もしかしたら「今どき、LINEやスカイプなどで通話できるし、0円携帯の何が良いの?」と思う人がいるかもしれません。
確かに、通話に関しては電話番号がなくても日常生活で困る場面は少なくなってきましたが、通話以外で電話番号を使う機会は多いです。
- 住宅の契約
- 電気会社との契約
- Netflixとの契約
上記のように、企業が提供するサービスを利用するためには、電話番号を登録するケースが多くあります。
電話番号は非常に重要な個人情報であり、生活インフラの一つです。
そして、今の時代は通話よりも通信の方が重要です。
だからこそ、通話に関しては0円で自分の携帯番号を持ち、通信に関しては最もコスパの良いデータSIMを選ぶことが、現状にマッチした通信費節約の最適解となっています。
楽天モバイルが楽天カードを上回るスピードで集客できたのも、まさに0円プランのおかげと言えるでしょう。
「改悪だ…。」
「裏切られた気分だよ。」
「早く乗り換えないと!」
楽天モバイルの新プランのスタートは7月1日です。
この日以降、新プランは新規契約のユーザーに適用されるだけでなく、既存ユーザーも自動移行となります。
既存ユーザーが自動移行するといった点にも、違和感や不満を抱く人が多かったようです。
そこで、楽天モバイルは様々な反感を和らげるためか、5つの特典・キャンペーンを発表しました。
- プラン料金1GBまで実質最大4カ月無料
- 楽天市場でのお買い物が最大でポイント+3倍
- 15分通話かけ放題3カ月無料
- 楽天グループのサービス等が1カ月~3カ月程度無料
- 初めての申込みで3,000ポイント還元
データ利用量が1GB以下の場合、7月~8月は今まで通り0円、9月~10月は料金相当分の楽天ポイント還元を受けられます。
つまり、実質の値上げは11月からです。
楽天モバイル回線の利用によってもらえるポイントが増えます。
- 今まで:+1倍
- これから:+2倍
※ダイヤモンド会員ならさらに+1倍(合計で+3倍)
後半で詳しく解説しますが、楽天市場で多くの買い物をする人にとっては、通信料金値上げの影響よりもポイントアップの影響の方が大きいため、新プランをお得に感じる人もいるでしょう。
条件を満たせば、通話かけ放題サービスを3カ月無料で使えます。
もともと楽天モバイルはRakuten Linkを使用した通話は無料でしたが、オプションを付けることで、スマホに標準搭載されているアプリでも通話やSMSをかけ放題にできました。
このオプションが税込1,100円で、3カ月分無料となります。
楽天が提供している各種サービスを期間限定で無料で利用できます。
- NBA Rakutenベーシックパス(税込990円):3カ月無料
- Rakuten TVパ・リーグSpecial月額プラン(税込702円):3カ月無料
- Rakuten Musicスタンダードプラン30日間(税込980円):90日無料
- Rakuten Magazine月額プラン(税込418円):31日無料
- YouTube Premium(税込1,180円):3カ月無料(※Android限定)
1回線目を新規で申し込む場合、条件を満たせば楽天ポイントが3,000ポイントもらえます。
なお、他にも以下のような改善点も発表されています。
- 楽天モバイル公式メールサービスが7月1日からスタート。(rakumail.jpのアドレスが持てる)
- オプションの国内通話かけ放題サービスが1回10分以内から15分以内に改善。
こういった改善点がどの程度魅力的に見えるかは、人それぞれでしょう。
リベ大がおすすめする次なる最適プラン
ここからは、楽天モバイルの発表を受けて、リベ大の考える最適プランがどうなったのかを解説します。
結論から伝えると、「povo(ポヴォ)+mineo(マイネオ)」です。
これまでおすすめしていた「楽天モバイル+mineo」を組み合わせたプランのスペックは以下の通りでした。
- 月額料金は税込1,265円
- 何分でも通話し放題(通話料無料)
- 高速通信2GB
- 中速(1.5Mbps)で月間約100GBの通信が可能
- 月間20GBや30GB以上の通信をする
→ SNSや動画視聴、音楽をとにかく楽しみたい。
- 通信速度はソコソコで問題ない
→ 最高の画質や音質にはこだわらない。
- 通話を頻繁にする
→ LINEやスカイプなどの無料通話だけでなく、病院や飲食店、役所などとのやり取りで普通の通話もする。
楽天モバイルとmineoの組み合わせは、業者が持続不可能なほど、ユーザーにとってはコスパ最高のプランでした。
しかし、楽天モバイルのプランが変わる以上、mineoと組み合わせたプランは使えません。
そこで次なる最適プラントしておすすめするのが「povo+mineo」の組み合わせです。
povoはauが提供しているオンライン専用のブランドで、以下のような仕組みとなっています。
基本料は0円
データ通信や通話は自由にトッピングをする
例えば、トッピングには以下のようなプランがあります。
- データ追加1GB(7日間):税込390円
- データ追加3GB(30日間):税込990円
- データ追加20GB(30日間):税込2,700円
- 5分以内通話かけ放題(1カ月間):税込550円
- 通話かけ放題(1カ月間):税込1,650円
povoの優位性は、月額0円で電話番号を持てることです。
2022年6月時点では、7月以降に基本使用料0円でスマホを持てるのはpovoだけとなります。
先ほども解説しましたが、月額0円で電話番号を維持できるのは破格のことです。
ちなみに、Twitterのpovo公式アカウントは、「月額0円で回線維持できないじゃないか!」という楽天ユーザーたちの叫びを聞いて、以下のようにツイートしました。
ご唱和ください。
そこはpovo~♪
— povo (@povo_official) May 13, 2022
大事なことなのでもう一度言います。
良いですか、落ち着いて聞いて下さい。#povo は基本料0円のスマホプランです。
➡️https://t.co/3BmTZAufgG pic.twitter.com/HocvIQc7vT— povo (@povo_official) May 14, 2022
実際、楽天モバイルの発表後、povoの申込みは2.5倍に急増しており、KDDIの高橋社長は「楽天モバイルとのMNPは、5月は絶対勝ち(転入超過)になるだろう」と宣言しています。
(※参考:日経XTECH「楽天『0円』廃止でpovo申し込みが2.5倍に、KDDI高橋社長が明かす」より)
基本使用料0円は、それだけインパクトがあるということです。
とりあえず、povoを契約しておけば、皆さんの電話番号はそのまま維持できます。
もちろん、電話を受けるだけなら通話料は一切かかりません。
なお、データ通信に関してはmineoをフル活用すれば大丈夫です。
mineoのデータ通信SIMは、月額880円で1GBまで高速通信ができます。
さらに月額385円のオプションである「パケット放題 Plus」を追加すると1.5Mbpsで通信し放題です。(3日で10GBの制限があるため、実質は月間100GB通信し放題)
パケット放題 Plusは非常に優秀で、1.5Mbpsと言われると「遅い!」と感じる人もいるかもしれませんが、日常使いであれば十分な速度です。
- Webサイトの閲覧
- SNSの利用
- YouTubeやNetflixなどの動画視聴(※最高画質は厳しい)
- 音楽のストリーミング
- 仕事でビデオ会議を頻繁に行う
- 大量のアプリをアップデートする
- オンラインゲームで通信速度が求められる
今の時代、SNSやYouTubeには多くの有用な情報が転がっています。
mineoのパケット放題Plusは、SNSやYouTubeをほぼ無制限で楽しめるため、値段に見合う価値があると言って良いでしょう。
まとめると、「povo+mineo」のプランは以下のようになります。
月額1,302円(povo約37円※+mineo1,265円)
通話は受けるのは無料(かけるのは30秒あたり22円)
データは高速通信が1GB、中速通信(1.5Mbps)が100GB
(※povoは基本使用料は0円ですが、若干維持コストが必要。)
基本使用料0円で自分の携帯番号が持てるpovoのプランは、非常に魅力的です。
自分から有料通話をかけることはほとんどないのであれば、povoとmineoほどコスパの良いプランはないでしょう。
ただし、povoは基本使用料0円で使えますが、注意点もあります。
- 最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から180日間、有料トッピングの購入がない
- 180日間の音声通話料とSMS送信料が660円を超えない
→ 上記どちらも満たす場合、利用停止または契約解除になる。
時々通話をする人は大丈夫ですが、全く通話やSMS送信をしない人は対策が必要です。
具体的には、180日に1度、最安のトッピングであるsmash.使い放題パック(税込220円)を購入すれば問題ありません。
180日間に1度なので、1カ月あたりに換算すると約37円です。
楽天モバイルからpovoへの切り替えに伴う月額換算で約37円のコストアップと通話が有料になる点は、受け入れるしかないでしょう。
それでも、他社プランとの比較で見れば、コスパに優れているのは間違いありません。
なお、mineoへの申し込みは通常3,300円(税込)の契約事務手数料が必要です。
しかし、以下のリンクから申し込みした方限定で「契約事務手数料3,300円が無料」になります!
楽天モバイルとmineoの組み合わせは本当にダメなのか?
ここまでの解説を読んで「楽天モバイルとmineoで現状維持はダメなの?」と思った人もいるでしょう。
結論としては、「楽天のヘビーユーザーであれば、なくはない」です。
楽天モバイルの新プランとmineoを組み合わせると、以下のようなプランとなります。
- 月額2,342円(楽天モバイル1,078円+mineo1,265円)
- 高速通信4GB+中速通信100GB
- Rakuten Link利用で無料で通話し放題
- 高速通信が+2GB
- 楽天市場のSPU倍率が最大+2倍
- キャリアメール付与
他にも数ヶ月限定のキャンペーンもありますが、ここでの評価に入れるべきではないでしょう。
+1,078円のコストを正当化するには、楽天市場の使い方がキモとなります。
具体的に、以下のような人は、+1,078円のコスト増を新たにもらえる楽天ポイントで吸収可能です。
- 楽天のヘビーユーザーで常にダイヤモンド会員
- 普段から毎月約6万円を楽天市場で使う(楽天せどりや所得2,000万円超えでふるさと納税をしている人など)
もし高速通信が2GB増えた分を評価するなら、損益分岐点はもう少し下がります。
povoのトッピング料金を参考に1GB/390円とするなら、2GBは780円相当です。
この点を踏まえると、298円(1,078円 - 780円)を楽天ポイントによってモトを取れればコスト増を吸収できます。
298円を逆算すると、普段から約1.7万円を楽天市場で買い物をするダイヤモンド会員なら、もらえる楽天ポイントでモトが取れる計算です。
ここまでの解説をまとめると、以下のような人は、楽天モバイルとmineoの組み合わせの現状維持がアリと言えます。
- 通信速度は求めないが、毎月20GBや50GBといった大量の通信をする。
- 毎月、それなりに通話をする。
- 楽天のヘビーユーザーで、楽天市場で最低でも毎月1.7万円以上使う。
- 急いでいる時用に、高速通信も4GBほど確保したい。
ライトユーザー向けプラン
最後にもう一つ、ライトユーザー向けのプランを紹介します。
楽天モバイルとmineoの組み合わせは、かなり万人向けでしたが、povoとmineoの組み合わせは通話が有料になり、必ずしも万人向けとは言えなくなりました。
また、楽天モバイルが基本使用料0円を取り下げたように、今後povoにも同様の変更が行われる可能性もあります。
もちろん、楽天モバイルとpovoでは以下のように仕組みが違うため、変更する可能性は低いかもしれません。
- 楽天モバイル:1GBの高速通信アリ、通話し放題で0円。
- povo:高速通信ナシ、通話はその都度有料、最低維持コストが必要で、0円。
現時点においてKDDIの高橋社長は、基本使用料0円で提供するpovo2.0について「やめる理屈はない。今のところ大きく変更する予定はない」と語っています。
(※参考:日経XTECH「楽天『0円』廃止でpovo申し込みが2.5倍に、KDDI高橋社長が明かす」より)
しかし、これからもずっと変わらないという保障はどこにもありません。
また、「0円プランなんて持続性がないよ。もっと長続きしそうな良いプランを知りたい!」という人もいるでしょう。
そこで紹介したいのが日本通信SIMです。
日本通信SIMでおすすめのプランが「合理的みんなのプラン」です。
月額使用料は税込1,390円
データは高速通信6GB
無料通話は月70分まで(70分以上は30秒/11円)
聞き慣れない人が多いかもしれませんが、隠れた名SIMでコスパはかなり高いです。
日本通信SIMは以下のような人におすすめできます。
- ネットはそこそこ使うけど、月に10GBや20GBも使わない人。
- 病院や飲食店、役所などとのやり取りで、時々電話をする人。
- povoとmineoといった複数のSIMを契約/設定するのが面倒な人。
上記のような人は、日本通信SIM一つでニーズをバッチリ満たせるでしょう。
なお、高速通信は月に3GBぐらいで、通話を全くしないといった超ライトユーザーであれば、相場通りの格安SIMを使えば月額1,000円を切れます。
例えば、LINEMOなら月額990円で「ミニプラン(3GB)」を契約でき、2022年6月時点では以下のようなキャンペーン(終了日未定)が開催中です。
ミニプランを新しい電話番号、もしくは他社からの乗り換えで契約した場合。
→ ミニプランの基本使用料(990円)相当のPayPayポイントを最大6カ月間プレゼント
(※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えの場合は対象外)
日本通信SIMという名前を知っているだけで、通信費に関してはリテラシーの高い人と言えるかもしれません。
たくさんの通信を使うものの通話をほとんどしない人は「povo+mineo」の組み合わせをおすすめしますが、通信はそこそこで通話は月70分以内の人は日本通信SIMの契約を検討してみてください。
これで、ほぼ最安クラスの通信費で日常生活に困ることはないはずです。
さて、ここまでの解説を読んで「もうahamoだけで良くない?」と思う人もいるのではないでしょうか。
通信業界は変化が速く、内容も複雑で、最新の情報を追っていくのは非常に面倒です。
そのため、高速通信20GBかつ5分以内の通話かけ放題で税込2,970円のahamoで十分と思う気持ちも分かります。
もちろん、通信や通話品質にこだわりがあるのであれば、ahamoでも良いでしょう。
リベ大で学んでいる皆さんは「自分の財産を作ることを優先したい」と考えている人が多いはずです。
そういった人は、「povo+mineo」や日本通信SIMの月額1,300円~1,400円のプランと、ahamoといった月額3,000円程度のプランの差を認識しておきましょう。
後者のプランは、言うなればちょっとした贅沢品です。
ここで通信業界の歴史を振り返ってみましょう。
- 昔:3大キャリアのスマホ使用料は月6,000円~8,000円が相場
- 少し前:月1,000円ほどの格安SIMが登場
- 現在:大手キャリアのサブブランドとして月3,000円程が相場のプランが登場
品質で言うと、「上 → 下 → 中」の順番でプランが生まれてきました。
通話も通信も、お金を払えば良いモノが手に入るのは当たり前です。
問題は、良いモノを人生のどのフェーズで手にするかです。
多くの人は、以下のような順番を間違えるから、お金持ちになりにくいと言えます。
- 自分の財産ができる前から、良いモノを買う。
→ お金持ちになりにくい
- 自分の財産ができた後に、良いモノを買う。
→ お金持ちになりやすい
月1,400円のプランと月3,000円のプランの差は月1,600円(年19,200円)です。
もし皆さんが配当利回り3.75%の高配当株式を64万円分購入すれば、税引き後の手取りで年間19,200円の配当金が手に入ります。
つまり、先に倹約をして64万円分貯めて投資できた人は、自分の給与からは月1,400円しか出さないのにも関わらず、月1,600円の配当によって月3,000円プランを楽しめるのです。
十分な資産や資産所得がないのに、中や上のプランを選ぶのは、考え方によっては身の丈に合わない贅沢をしているとも言えます。
誤解のないように伝えますが、以下のような人は通信費にお金をかけても良いとリベ大では考えています。
- 通信ガジェットが大好きな人
- 友達との電話が人生最大の楽しみな人
- ネットビジネスをやっている人
上記のような人にとって通信費にお金をかけることは、人生の満足度を上げる良いお金の使い方だからです。
しかし、そうではない普通の人はコストを抑えることをおすすめします。
なぜなら、冒頭でも解説したように、一事が万事だからです。
月1,000円のちょっとした贅沢を10個も20個も積み重ねれば、月1万円~2万円のお金を使うことにもなります。
その結果、自分の財産がいつまでも作れなくなってしまうのです。
順番を間違えないようにお金を使っていければ、コップから溢れた水だけで豊かな生活ができるようになります。
一事が万事、皆さんの10年後20年後を明るくするように考えて行動していきましょう。
まとめ:満足度が下がらないように、固定費を下げていこう
今回の記事では、以下の5点を解説しました。
- なぜ楽天モバイルは「月額0円」を廃止したのか
- 楽天モバイルが発表した新プランとは
- リベ大の考える次なる最適プラン
- 楽天モバイルとmineoの組み合わせは本当にダメなのか?
- ライトユーザー向けプラン
楽天モバイルが月額0円を廃止した理由は過去最大の1,350億円といった赤字を出し、採算が取れなくなっているからです。
楽天モバイルで思った以上にお金を払うユーザーが少なく、楽天経済圏としても楽天ポイントを上手く獲得されてしまっているため、テコ入れせざるを得ない状況となりました。
楽天モバイルが発表した新プランでは、従来の月1GBまでの使用料0円が税込1,078円に値上げされました。
その他の部分は、今までと変わりません。
新プランのスタートは7月1日からで、既存ユーザーも自動移行されます。
ただし、1GBまでの使用なら7月~10月は実質無料です。
また、楽天市場のお買い物が最大でポイント+3倍となったり、楽天グループのサービスが期間限定でおトクに使えたりするキャンペーンも行われます。
顧客の引き止めに繋がるほどの魅力があるか、感じ方は人それぞれでしょう。
リベ大の次なる最適プランとして「povo+mineo」を紹介しました。
月額1,302円(povo約37円※+mineo1,265円)
通話は受けるのは無料(かけるのは30秒あたり22円)
データは高速通信が1GB、中速通信(1.5Mbps)が100GB
(※povoは基本使用料は0円ですが、若干維持コストが必要)
通話に関しては待ち受け専用ですが、家族や友人にかける時はLINEやスカイプなどを使えば問題ありません。
もし、ちょっとした有料通話が必要な場合は、povoで月額550円の「5分以内かけ放題トッピング」を活用しましょう。
基本使用料0円で電話番号を維持できるのは、2022年6月時点ではpovoのみです。
なお、mineoへの申し込みは通常3,300円(税込)の契約事務手数料が必要です。
しかし、以下のリンクから申し込みした方限定で「契約事務手数料3,300円が無料」になります!
これまでリベ大がおすすめしていた「楽天モバイル+mineo」の組み合わせは、今回の発表を受けて以下のようになります。
- 月額2,342円(楽天モバイル1,078円+mineo1,265円)
- 高速通信4GB+中速通信100GB
- Rakuten Link利用で無料で通話し放題
会員ランクがダイヤモンドかつ、楽天市場で月約1.7万円使う人は、新しくもらえるようになる楽天ポイントでモトが取れる可能性があります。
リベ大としては、月額2,343円は高いという印象を持っており、楽天ポイントでモトが取れて実質1,500円を切るという人以外は、基本的におすすめしません。
最後に、通信が月6GB未満で通話が月70分未満というライトユーザーへのおすすめとして、日本通信SIMの「合理的みんなのプラン」を紹介しました。
月額使用料は税込1,390円
データは高速通信6GB
無料通話は月70分まで(70分以上は30秒/11円)
楽天モバイルの月額0円プランは、登場時に大きな衝撃を与えましたが、消える時も大きな衝撃を残していきいました。
このように、業界に新しい風を吹かせてくれた楽天モバイルに感謝をしつつ、消費者としては賢く最適解を探していくしかありません。
繰り返しになりますが、以下の2点を実践するだけで、人生は大きく変わります。
たかが数千円の支出でも積み重ねないこと。
贅沢をするのは、自分の財産を築いた後にすること。
反対に、上記のことを実践できなければ自分の財産を作り上げるのは難しいと言えるでしょう。
お金を使うことも大切ですが、満足度とのバランスも意識してみてください。
満足度を下げずに見直せる固定費は多くあります。
以上、こぱんでした!
▼満足度を下げずに固定費の見直しをしたい方はこちら!
▼日本の大富豪の貯金法を知りたい方はこちら!
▼家計管理の考え方を学びたい方はこちら!
▼お金持ちとそうでない人の「お金を使う順番の違い」を知りたい人はこちら!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
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