こんにちは、こぱんです!
当ブログ「リベラルアーツ大学」では、自由になるための方法として、全員に起業・独立をオススメしています。
今ほど独立のハードルが低い時代はありません。
正しいやり方で
正しく行動し続ければ
報われる可能性が高い
ということです。
今回は企業・独立に少しでも興味がある人に向けて、マインド面ではなく、具体的な起業・独立方法の「正しいやり方」の一例を紹介いたします。
可能性があると知っているだけで、会社員生活に不満を抱えている人は、明るい希望を持てるかもしれません。
関連動画
→【結論:誰でも向いてる】25コ事業をつぶした起業家社長が語る起業に向いてる人の特徴5つ
目次
解説動画:【コスパ最強】誰でもできるバーチャルオフィスの立ち上げ・活用方法(アニメ動画)
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
独立・法人設立した男性2人組が実践したこと
今回紹介するのは、1年ほど前に会社を辞めて独立・法人設立をした男性2人組の事例です。
彼らのマインドは、間違いなく「会社員寄り」です。
- リスクが嫌いな慎重派
- 浮き沈みが嫌いな安定志向
- 短期で大儲けというよりも、細々と長く稼ぎたい
そんな彼らが立てた法人の事業内容は以下の2つです。
- プログラミング・Webデザイン
- Webサイト運営(広告業)
もともと住宅の営業マンだった彼らは、3年ほど前にプログラミングを学んで、副業でサイト制作などを請け負い始めました。
その結果、本業の年収400万円を超え、独立に至ったようです。
またWebサイト運営では、自分達が学習に使った
- 学習教材
- プログラミングスクール
などを紹介して、広告収入を得ています。
これはまだ起業というよりは、フリーランスとしての独立というイメージに近いです。
経営者というよりは個人事業主ですが、税金・社会保険料を最適化するために法人を立てました。
とはいえ、既に数名の外部フリーランスと提携しており、今後どんどん事業拡大していきそうです。
コスパ最強バーチャルオフィスの経営ルール
会社を辞めて独立しようと思ったら、以下のようなオフィス機能が必要です。
- 作業スペース
- 会議室
- デスク・チェア
- 電話
- PC
- ファイルキャビネット
- プリンタ
会社員をやっていると、つい忘れがちになりますが、オフィス機能を作るのは非常に手間を取り、お金もかかります。
そこで、彼らはこう考えました。
「固定費は抱えたくない!」 「とにかく低コストでやろう」そして、色々調べていくうちにこの本に出会いました。
そして、この本に書いてあった
「バーチャルオフィスを立ち上げよう」
ということを、実行したのです。
バーチャルオフィスとは、ネットだけでオフィス環境を整えることです。
この書籍は、スーツケース1つで世界中を旅しながら、仕事をする起業家の話が載っています。
ですが、有用な情報もたくさんありました。
そのため、彼らはこの本を参考に、以下の3つの経営ルールを決めていきました。
- ルール① オフィスを契約しない
- ルール② Webサービスを使い倒す
- ルール③ 人を直接雇用しない
ルール① オフィスは契約しない
彼らは電源付きの静かで広いカフェを探して、作業場・会議室として利用しています。
仕事時間は、基本9:00~17:00で、以下のようなタイムスケジュールで仕事をしています。
- 9:00~
…1か所目のカフェで、モーニングを取りつつ仕事 - 11:00~
…2か所目のカフェに徒歩移動 - 12:00~
…2か所目のカフェで昼食 - 13:00~
…2か所目のカフェでそのまま仕事 - 17:00
…解散
カフェを利用することで、以下のような非常に多くのメリットが受けられます。
いつもキレイなので、快適に過ごせる
デスクや椅子の質が良い
飲食費が経費になる
その日の気分でカフェを自由に変えられる
電気代、水道代の負担がない
彼らは15か所くらいの行きつけのカフェがあり、それらのカフェを勝手に
- 第4会議室とか
- 第7会議室とか
勝手に呼んでいるようです。
1回のカフェ利用で1人700~2,000円ほどの為、2人合計で1日約5,000円強使っています。
20日働いたら10万円かかるので、一見すると高いようにも見えます。
しかし、実際はオフィスを契約するよりもずっと安いのです。
さらに彼らは、
- 稼げた日は良いカフェ
- 稼げなかった日はマックなどのファストフード
と、うまく使い分けているようです。
コロナ騒ぎで仕事が減った時は、外出を控えたのでカフェ代はゼロになり、
「売り上げが立たないのに家賃を払わないといけない!」
という悩みを抱える必要もありません。
他にも、
- 敷金・礼金も払ってないので、初期費用はゼロ
- カフェの環境が悪化したら撤退して、利用しなければいいだけ
- 飲食費が経費になることで、その分生活費の方の食費が減る
などのメリットもあります。
プリンタが必要な時は、全国に6万点ほどある社会のインフラ、コンビニを利用しています。
彼ら曰く、「コンビニは俺たちの多機能倉庫」とのことです(笑)
利用料を払えば、飲食やFAXなどが簡単に使えるのです。
ルール② Webサービスを使い倒す
彼らは紙資料は廃止して、基本的には電子データのみで管理しています。
Web上のフォルダで、データのやり取りができる環境を構築しているので、非常に合理的です。
- DropBox(ドロップボックス)
※有料版はこちらがお得です
音声通話・チャット・会議などは、以下の無料で使えるコミュニケーションツールで完結しています。
ひと昔前だったら、
- 通話代
- 通信費
- 導入費
- 利用料
などで、多額の費用が発生していました。
日程の共有、予定の確認も問題ありません。
また、今は楽天アンリミットのように、月額3,000円程度で高速通信が使い放題のサービスがあります。
ルール③ 人を直接雇用しない
経済環境の移り変わりが激しい世の中なので、人を雇用すると大きなリスクになります。
とはいえ、人と協力しないと事業は拡大できないのも事実です。
そこで彼らは、以下の2つの工夫をしました。
- フリーランスの人たちに発注する
- Webサービスやソフトで代用する
フリーランスの人たちに発注する
彼らはクラウドソーシング等を活用して、フリーランスの人たちに仕事を発注するようにしました。
このご時世、ペイパルなどの決済システムを使えば、資金のやり取りも容易です。
遠隔地にいても、先ほど紹介したチャットワークやZoomで、簡単に意思疎通が出来ます。
経理や日常のルーティンは外注
自分達は「売り上げが立つ業務」に集中
Webサイトの管理人も外注
Webサイトが「自動の営業」として機能する
Webサービスやソフトで代用する
更に、彼らは税理士を雇用しなくて済むように、以下のWebサービスやソフトで対応しました。
個人の確定申告…マネーフォワード確定申告
法人の決算…税理士いらず
分からないことは、
- Webサービスの提供者
- 商工会議所や相談会
- 知り合いの経営者やフリーランス
に教えてもらっているようです。
人との固定契約を結ばなければ、固定費の支払いに悩まされることはありません。
もっと大きくなって安定したら、雇用契約を結べばよいので、駆け出しとしては非常に上手なやり方です。
あらゆる機能がネットで完結する時代
ビジネスをするには、色々な機能が必要です。
- ①商品開発・製造部門(作る)
- ②営業・マーケティング部門(売る)
- ③経理・財務部門(お金の管理)
- ④総務部門(その他事務)
これらが必要な中、彼らはこう考えました。
「必要な“機能”さえあるなら、わざわざ高い金をかけてオフィスを用意しなくてもいい」①商品開発・製造部門(作る)
商品開発・製造は、売り上げを立てる最重要部門です。
彼らはプログラマーなので、以下のものがあれば、完結します。
- PC
- 自分の頭脳
②営業・マーケティング部門(売る)
営業・マーケティング部門はWebサイトを作って、自分たちが作っている商品・サービスに興味を持ってくれる人を、自然と集客できるようにしました。
今は、以下のSNSも使って、さらに効果的に集客しているようです。
③経理・財務部門(お金の管理)
経理・財務部門は、以下のWebサービスやソフトを使い、帳簿付けだけ外注しています。
- マネーフォワード確定申告
- 税理士いらず
④総務部門(その他事務)
総務部門は、リアルなオフィスを契約せず、Webサービスをフル活用することで、ほとんど不要になりました。
- 会社の備品管理は不要
- 日程管理はGoogleカレンダー
- 会議はSkypeやZoom
最近はオンライン秘書サービスを利用して、さらに「開発」に集中できる環境を作ろうとしているようです。
ビジネス機能にかかる維持費のまとめ
まとめると、彼らの事業運営費は以下の通りです。
オフィス代:月10万円(カフェ代)
Webサービス利用料:月1万円(通信費込み)
交通費:月2万円
書籍代:月2万円(プログラミング専門書)
外注費:月1万円~10万円
カフェをやめて外注ストップすれば、年間経費は60万円くらいになります。
つまり、運転資金が300万円あれば、5年も事業を継続できるのです。
経費の幅を自由にいじれるということは、非常に強力なメリットだとわかりますね。
また、上記の経費には朝食代・昼食代も含まれています。
なので夕食代や自宅家賃等が払えれば、生活できなくなることはありません。
一方で、現在の売り上げ見込みは月150~200万円ほどで、年商は2,000万円強あります。
そこに経費300万円がかかるので、利益は1,700万円になります。
前述しましたが、食費、通信費、交通費、書籍代などは法人経費で引かれています。
結果、本人たちの生活費は少なくて済み、手残りはかなり多くなります。
もちろん、将来稼げなくなるリスクはあるので、
生活防衛資金を厚く持つ
将来に向けた自己投資を続ける
ことは必須です。
ですが、ここまで低コストで、ビジネスが回る仕組みを作りつつ、以下のような財産を築いていけば、かなりのリスクヘッジになります。
- WebサイトやSNSフォロワー
- フリーランス同士のネットワーク
- 取引先との良好な関係
まとめ:バーチャルオフィスを立ち上げると小さく起業を始めることができる
今回はコスパ良く、起業・独立する方法の一例として、バーチャルオフィスを立ち上げる方法を紹介しました。
- リアルオフィスを契約しない
・カフェやコワーキングスペースを利用 - Webサービスを使い倒す
・Googleドキュメント
・Googleカレンダー
・DropBox
・Skype
・チャットワーク
・Zoom
・TwitterやFacebookなどのSNS
(全部無料で利用可能) - 人を直接雇用しない
・単発でクラウドソーシングを活用
・顧問契約などは結ばない
・仲間とは提携で助け合う
これだけで、必要な会社機能は一通り網羅できるのです。
今回の例は、非常に低リスクで、効率よく稼げるスタイルの1つです。
「会社を上場させたい!」
「短期間で爆発的にお金を稼ぎたい!」
こんな人には向かないかもしれませんが、知っておくと選択肢が広がります。
ひと昔前は
- 土地
- 金
- 人
- モノ
がなければ、事業は起こせませんでした。
18~19世紀ごろ、鍛冶屋や縫製職人といった個人事業主は、産業革命・工業化などによって、機械・工場に仕事を奪われました。
仕事道具を使うには工場やオフィスまで行く必要があり、仕事道具の「一極集中」が世のトレンドになりました。
今、大企業に勤めてる人が、通勤ラッシュにもまれて通勤してるのはそのためです。
ですが、今の時代は流れが変わり、仕事道具の「一極集中」から、仕事道具の「分散」へ逆回転してきています。
組織ではなく、個人に仕事道具が戻ってきているのです。
その結果、PCやアプリなどツールを使いこなすことで、世界のどこにいても、仕事ができる時代になりました。
今回紹介した事例は、あくまで一例です。
機械・工場が必要なメーカーなど、バーチャルで完結できないビジネスも当然たくさんあります。
ですが、今回伝えたいことは、
「アタマを使って工夫すれば、利用できるもの、チャンスはいくらでもある」
ということです。
案外、自由は手を伸ばせばすぐ届くところにあるのかもしれません。
最後に、ビジネスマンは、昔から「IT・会計・語学」が3種の神器と言われてきました。
今の環境だと、ますます、IT・会計を学ぶことのメリットが大きくなってきています。
プログラミングやWebデザインができる
基本的な会計知識を持っている
これだけで、時間や場所に縛られない働き方の土台が出来ています。
「何を勉強したらいいかわからない!」という人には、自信をもって、
- プログラミング
- 簿記
の学習をオススメします。
簿記については、いつも紹介しているクレアールがオススメです。
以上、こぱんでした!
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