【悲しい現実】年収を増やしてもゆとりができない理由とは?

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こんにちは、こぱんです!

こぱん
先日、与沢翼さんの本を読んだら、こんなことが書かれていたよ。あひるくん、どういう意味か分かる?

年収1,000万円の人でも"本当の年収"は336万円

与沢翼「お金の真理」より抜粋

あひるくん
うーん、税金を考えても手取りはもっと多いよね?

こぱん
そうだね。つまり税金以外にも考えるべきコストがあるということだよ^^

そこで今回は、「本当の年収」に関する3つのことを解説します。

「本当の年収」に関する3つのこと
  1. 自分の「本当の年収」を理解する
  2. 年収ではなく「利益」を伸ばすべき理由
  3. 「本当の年収」を伸ばすために今日からすべきこと

どれもしっかり理解しなければ、お金に愛されることはできませんよ。

こぱん
ぜひ、最後まで読んでみてください^^
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解説動画:賢い人だけが知っている 自分の「本当の年収」

このブログの内容は下記の動画でも解説しています!

自分の「本当の年収」を理解する

年収のイメージイラスト

みなさんは東洋経済の「平均年収全国トップ500社」という記事を読んだことはありますか?

年収ランキングの記事は好きな人が多く、すぐにアクセスもたくさん集めることができます。

こぱん
SNSでも読んだ感想などが共有されていますね。
  • 三菱商事は1,600万円かぁ~、羨ましいなぁ
  • テレビ朝日は1,400万円かぁ~、俺の3倍だよ
  • ソニーは1,000万円かぁ~、メーカーなのにすごいなぁ

あひるくん
僕も友達とよく盛り上がってるよ。

では、このランキングにおける年収は税抜き・税込みのどちらか知っていますか?

一般的に年収といえば、税込みで表現されます。

例えば、ソニーの年収1,000万円プレイヤーは、上位約5%のエリートです。

ただし、年収1,000万円を全て自由に使えるわけではありません。

年収1,000万円を12ヶ月で割ると月収83万円だからすごいっ!というのは間違いです。

こぱん
そこで、年収1,000万円の真実を詳しくみていきましょう^^

年収1,000万円プレイヤーの手取り

年収1,000万円は税込みのため、実際の手取りを計算する必要があります。

まず、おおよその社会保険料は以下の通りになります。

  • 健康保険料→約40万円
  • 厚生年金保険料→約90万円
  • 雇用保険料→約10万円
  • 【社会保険料合計】→約140万円

次は税金で、こちらもおおよそ以下の通りです。

  • 所得税→約60万円
  • 住民税→約40万円
  • 【税金合計】→約100万円

つまり、年収1,000万円から社会保険料と税金で約240万円が引かれ、手取りは約760万円にまで減ります。

あひるくん
200万円以上も減ってる…

しかも、社会保険料と税金の約240万円は、泣いても笑っても決して自分の手元には残りません

こぱん
自分のお金ではないという理解が正しいですね。

つまり実態として、税込みの年収にはあまり意味がないことが分かります。

年収1,000万円

年収760万円

ただ、手取りの年収760万円も「本当の年収」ではありません

「本当の年収」とは最低限の生活コストを考慮したもの

与沢さんの発想では、生きていくために必要な生活コストを考慮する必要があります。

以下のような生活コストを支払わなければ、仕事だけでなく、社会生活も成り立ちません。

  • 衣服をまとわない
  • 食事をとらない
  • 住居を持たない

あひるくん
生きるために必要なコストだもんね。

年収1,000万円という「売上」を作るためには、「最低限の生活コスト」が絶対に必要です。

そこで、年収1,000万円の3人家族における毎月の生活コストを算出してみましょう。

  • 住宅費:月15万円
  • 食費:月10万円
  • 水道光熱費・通信費:月5万円
  • 保険・医療費:月5万円
  • 車関係:月5万円
  • 夫婦お小遣い:月5万円
  • 教育費:月5万円
  • 合計:月50万円(年間600万円)

この例では、「最低限の生活コスト」は年間600万円となりました。

つまり、年収1,000万円の「本当の年収」は以下の通りです。

年収1,000万円の「本当の年収」

年収(1,000万円)-社会保険料・税金(約240万円)-生活コスト(600万円)

本当の年収(160万円)

この160万円が「本当の年収」であり、本当の実力と言えるわけです。

こぱん
本当の実力をはかる…まるでドラゴ●ボールのスカウターのようですね。笑

あひるくん
僕の戦闘力は53万です

こぱん
……。

 

そして「本当の年収」を企業という立場で考えると、税引き後純利益を意味します。

こぱん
ここで1つの具体例をみてみましょう^^
  • 売上1億円で、赤字1,000万円の企業A
  • 売上3000万円で、黒字1,000万円の企業B

もし、みなさんが銀行ならどちらの企業が魅力的で、お金を貸そうと思いますか?

あひるくん
もちろん企業Bだよ。売上が低いけど黒字だしね。

こぱん
そう、事業の世界では売上ばかり見ても意味はないのです。

本来、追求しなければならないのは、「売上」ではなく「利益」です。

そしてこれは、企業でもひとりの人間でも、お金を追求するのであればルールは同じなのです。

だからこそ、みなさんが最も重視しなければならないのは税引き後純利益ということですね。

重視しなければならないこと

税込み年収(=売上)

税引き後純利益

税引き後純利益を増やし続けることは、資本主義社会を勝ち抜くために必要です。

このブログを読みながら、今すぐ以下の4つを言える人は、事業を行う素養があります。

事業を行う素養を判断する4つのこと
  1. 税込み年収(=売上)
  2. 生活費(=事業運営の固定費)
  3. 社会保険料+所得税・住民税(=税金)
  4. 貯金額(=税引き後純利益)※①-②-③で算出

もし、今すぐ言えない、税込み年収しか気にしていないなら、マネーリテラシーはまだ低い状態です。

こぱん
今からでも視点を切り替えていきましょう^^

年収ではなく「利益」を伸ばすべき理由

利益アップのイメージイラスト

年収、つまり「売上」ではなく「利益」を伸ばす理由。

それは利益こそが投資のタネ銭となるからです。

あひるくん
投資のタネ銭??

こぱん
その意味を理解するために、2つの企業を見てみよう^^

企業①:株式会社ニトリ

「お、ねだん以上。ニトリ」でも有名な株式会社ニトリは、33期連続で増収増益を果たしています。

なぜ利益が伸び続けているかというと、稼いだ利益で事業投資を続けているからです。

  • 平成20年~平成24年の設備投資額:約200億円(年平均)
  • 平成26年~平成31年の設備投資額:約470億円(年平均)

稼いだ利益が増えると、同様に設備投資額もどんどん増やしています。

こうやって投資を続けたお金が、次年度以降の売上・利益に繋がっていくのですね。

こぱん
お金がお金を生む無限サイクルを作っているわけです^^

企業②:株式会社オリエンタルランド(東京ディズニーランド)

東京ディズニーランドを運営する、株式会社オリエンタルランドも同じです。

過去5年間で、約4,000億円の純利益を稼ぎ約4,000億円の設備投資をしています。

株式会社オリエンタルランドIRプレゼンテーション資料

株式会社オリエンタルランド「IRプレゼンテーション資料」より抜粋

  • 大型アトラクション「美女と野獣"魔法のものがたり"」
  • 屋内シアター「ファンタジーランド・フォレストシアター」
  • アトラクション「ベイマックスのハッピーライド」

アトラクションなどへの設備投資が、次の売上・利益に変わっていくわけですね。

あひるくん
確かに新しいアトラクションに乗りに行こうって思うもんね。

 

ニトリ、オリエンタルランド共に、しっかりと利益を手元に残しながら、適切に投資をしているのです。

つまり、手元の利益こそが未来に繋がる投資のタネ銭ということです。

こぱん
だから、どこまでも成長していくのですね^^

投資のタネ銭が増えない理由

日本のサラリーマンは年功序列・終身雇用の形態が多いです。

それは、一生懸命に利益を手元に残して投資をしなくても、年収という売上は自然に伸びるということを意味します。

この売上が自然に伸びていってしまう仕組みが、多くのビジネスマンの経済感覚を弱らせた原因と言えます。

こぱん
いわば「ぬるま湯」の状態です。
  • 来月も給料が変わらず入る
  • 来年も給料が上がるだろう

そんな「ぬるま湯」の環境に慣れてしまっているの人も多いでしょう。

あひるくん
確かに…
  • 生活費をコストカットして利益を残す
  • 利益の投資先を慎重に探し、時に大胆な投資をする

こぱん
こういう発想も、でなくなってしまいます。

これではいつまで経っても、投資のタネ銭である「本当の年収」が増えることはありません。

「本当の年収」を伸ばすために今日からすべきこと

スタートのイメージイラスト

経済的に豊かになるためには、「本当の年収」を伸ばすことが必要不可欠です。

そのために今日からすべきことは、以下の3つです。

「本当の年収」を伸ばすためにすべき3つのこと
  1. 税込み年収にこだわる発想を捨てる
  2. 利益を残すことに集中する
  3. 投資先を探し続ける

①:税込み年収にこだわる発想を捨てる

  • 友人が年収1,000万円で羨ましい
  • 同期が先に出世して自分よりも年収が高くなった

このような税込み年収へのこだわりは、スッパリ捨てましょう

もし「勝負」に負けたくないと思っているなら、税込み年収にこだわることは本当に不毛です。

もちろん、人と競争する必要はありませんが、競争意識は時として人生を豊かにすることもあります。

こぱん
良い競争もありますからね^^

②:利益を残すことに集中する

こだわるべきは税込み年収ではなく、すべてのコストを差し引いた後の利益です。

利益を前期比でプラスにし続けることが、何よりも重要なことなのです。

  • 生活費を最適化する
  • 税金・社会保険料を最適化する

上記のような取り組みを通して、利益が残りやすい体質にしていきましょう。

リベ大では、副業は社会保険料がかからないから有利と繰り返し伝えています。

これは副業は利益が残りやすいということなのです。

あひるくん
確かに引かれるお金が少なくなるからね

社会保険料については、過去動画で解説しているので参考にしてみてください。

解説動画

社会保険料を安くする方法

③:投資先を探し続ける

金融庁の調査によると、ほとんどの家庭では年間50万円も貯金できていません。

こういう状況では来年の売上・利益を増やすためにつながる「投資先」を見つける姿勢が身につきません。

こぱん
突然ですが、ここでみなさんに1つ質問があります^^

今100万円あったとして、来年の自分の家計の「売上・利益増」に繋がる有望な投資先を5つ答えて下さい。

あひるくん
1つも思いつかない…

これに答えられない場合は、日本のサラリーマン感覚に浸かりすぎと理解すべきですよ。

実際に売上・利益を伸ばし続けている人は、常に投資先に飢えています

  • 株式市場に投資すべきか?
  • 自己投資して付加価値を高められるか?
  • ビジネスを起こすべきか?

こぱん
こういうことを常に考え続けているのです^^

来年の売上・利益は、自分の投資によって増やしていくべきものです。

  • 投資するタネ銭もない
  • 有望な投資先も考えられない

この状態では、未来の売上・利益を伸ばせるはずがありません。

ニトリやオリエンタルランドのように、利益を手元に残してどんどん再投資していきましょう。

まとめ:事業経営の感覚を鍛えて「本当の年収」を伸ばそう

税込み年収は経済力を測る指標として一般的ですが、企業で言えば「売上」です。

どれだけ「売上」があったとしても、「利益」が残らなければ全く意味はありません

利益が残らなければ、いつまでも「ゆとり」を感じられず、未来に繋がる投資もできません。

税込み年収1,000万円の場合でも、生活コストを考慮すれば「本当の年収」は160万円まで減ります。

年収1,000万円の「本当の年収」

年収(1,000万円)-社会保険料・税金(約240万円)-生活コスト(600万円)

本当の年収:160万円

こぱん
この160万円の利益こそ、本当の実力です^^

みなさんが、「本当の年収」を伸ばして経済的に豊かになりたいと考えているなら、今日から3つのことを始めましょう

「本当の年収」を伸ばすためにすべき3つのこと
  1. 税込み年収にこだわる発想を捨てる
  2. 利益を残すことに集中する
  3. 投資先を探し続ける

あひるくん
僕も今日からすぐに意識を変えよう!!

そして、「本当の年収」である利益をどうするのか、資本主義社会を生き抜くセンスが問われます。

貯金として「死に金」にする

未来の売上・利益に繋がる「投資」にする

最初は失敗するかもしれませんが、続けることでだんだんとレベルアップしていきます。

日本のサラリーマンは、規律・勤勉さという点では本当に優秀です。

ここに少しでも「経営者」の視点が入ってくると、とても手堅い盤石な家計にできます。

こぱん
リベ大でしっかり学んでいきましょう^^

ちなみに、このような事業経営の感覚簿記の知識が土台になって鍛えられます。

例えば、損益計算書貸借対照表を理解せずに、ビジネスをすることは難しいです。

数字に強い一部の日系企業、数字にうるさい外資の管理職層でMBA等で会計・ファイナンスを学んでいない人はいません

こぱん
それに、簿記が分かることはメリットしかありません。
簿記のメリット
  • 財務諸表が読めるようになる
  • 投資に役立つ、経営に役立つ
  • 経済ニュースへの理解が深まる
  • 副業の帳簿付けに役立つ
  • 確定申告に役立つ

リベ大では、クレアールという優良のオンラインスクールをおすすめしています。

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こぱん
さあ、今日からすぐに行動していきましょう^^

以上、こぱんでした!

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