こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を達成するために「お金にまつわる5つの力」について情報発信をしています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
経済的自由を目指している皆さんの中には、目に見える資産、いわゆる金融資産に着目している人は多いでしょう。
具体的には、以下のような資産のことです。
- 現金や預貯金
- 不動産
- 株式や債券
- お金を稼ぐスキル
- 困難な状況の中でも生き抜く知恵
- 家族や友人との絆や人との繋がり
- 社会的信用
目に見える資産は数字で増減が簡単に分かるため、自然と意識している人も多いです。
一方、目に見えない資産に対する重要性を理解している人は多くありません。
今回のテーマである信用も、重要な目に見えない資産の一つです。
なぜなら、お金がなくても信用があればお金に替えられるからです。
皆さんがこれから資産形成を進める上で、信用は大切な資産の一つになります。
そこで今回は、信用に関して以下の2点を解説します。
- 信用が持つ3つの性質
- 信用を積み上げるためのポイント
なお、今回の記事のもとになった動画はこちらです。
目次
信用が持つ3つの性質
信用には次の3つの性質があります。
- ①築くのに長い時間がかかるが、失うのは一瞬
- ②関係性や立場によって変わる
- ③何を言うかより誰が言うかが重要
性質①:築くのに長い時間がかかるが、失うのは一瞬
信用がある人は、仮に資産を失ったとしても、再び資産を築ける人が多いです。
例えば、ソフトバンクグループの代表取締役会長兼社長である孫正義氏が無一文になったとしても、一声呼びかければ何億円か集まるでしょう。
なぜなら、孫氏にはこれまで長い時間をかけて積み上げてきた実績や成果・知名度といった信用があるからです。
信用がある人の情報発信に対して、以下のような反応を見かけた人もいるでしょう。
「〇〇さんがやるんだから、きっとすごいことだ。」
「〇〇さんなら大丈夫。」
「〇〇さんが言うのだから、間違いないはず。」
また世の中には、目に見えない信用の交換で成り立っていることが往々にしてあります。
例えば、ある会社員が300万円の物をローンを組んで購入するケースを考えてみましょう。
ローンは将来の借金ですが、「会社に勤めているから300万円は返せるだろう」という信用を300万円と交換したことになります。
時々、億単位の借金がある人がいますが、「億単位で借金できるほどの信用がある」とも言えます。
借金を返せる見込みのない人には、誰もお金を貸してくれないからです。
信用は資産形成上、目に見えるお金と同等、あるいはそれ以上に大切であるため、お金持ちは信用を非常に重視します。
なお、信用は目に見える資産より増やしにくいという特徴があります。
なぜなら、信用は行動とそれに伴う実績でしか増やすことができないからです。
今まで行動していない人が、口先だけで何を言っても、信じてくれる人は少ないでしょう。
信用を得るには長い時間がかかることが多いですが、信用を失うのは一瞬です。
皆さんも以下のようなニュースを目にしたこともあるでしょう。
- 有益な情報を発信しSNSのフォロワーを増やしてきた人が、差別的発言で炎上した。
- 販売している商品の産地や原料に偽装があった。
- 口では良いことを言いながら、周りの人にハラスメントをしていた。
性質②:関係性や立場によって変わる
信用は100%信用しているか、全く信用していないかの二択ではありません。
「この部分は信用しているが、他は信用できない」といったように、関係性や立場によって変わります。
- 浮気性なので交際相手は紹介できないが、同性の友人としては頼りになる。
- 仕事は遅いしミスも多いが、人には優しく接する。
- 他人には冷たいが、自分の子供は大切にする。
- 身の回りのことには無頓着だが、仕事だけはきっちりやる。
- 気が合う友人ではないが、仕事仲間としては優秀である。
- 友人として付き合う分には面白いが、一緒に仕事はしたくない。
完璧な人間はいないからこそ、誰かを盲目的に100%信用するのは危険です。
また、肩書が立派でも信用できない人は多いので注意しましょう。
性質③:何を言うかより誰が言うかが重要
少し古い話題ですが、2019年、ZOZO創業者の前澤友作氏は「総額1億円のお年玉」と名付けて100人に100万円を現金でプレゼントする企画を行いました。
総額1億円プレゼント企画のツイートは、当時、非常に大きな話題を呼びました。
この企画で、前澤氏のフォロワー数は約50万人から約500万人に一気に増えました。
「前澤氏をフォロー&リツイートした人の中から抽選で大金を配るという驚きの企画」を多くの人が信じた理由は、前澤氏の過去の実績や知名度といった信用のおかげです。
仮に全く同じ企画を実績や知名度がない人がやっても、同じ結果にはならないでしょう。
その理由は、信用には何を言うかより誰が言うかが重要という性質があるからです。
言い換えれば、どれだけ良いことを言ったとしても、その人自身の実際の行動から逆に信用を失うケースもあります。
例えば、以下のような行動を考えてみると分かりやすいでしょう。
- 「親孝行するお金がない」と言いながら、アイドルにお金をツッコんでいる。
- 「忙しくて学ぶ時間がない」と言いながら、毎日ゲームをしている。
- 「いつもリベ大の情報から学んでいます!」と言いながら、過去に何度も発信している内容に関する質問をする。
- 行動していないのに、「お金持ちになれない!」とクレームを言う。
- 詐欺ツイートをリツイートして、お金儲けしようとする。
- 自分がおすすめできない商品やサービスの紹介をする。
- いつも愚痴や悪口を言っている。
最後にあげた愚痴や悪口は、特に信用を失う行為です。
発言の自由は誰もが持っていますが、発言の自由と自分の信用を得られるかは別問題です。
愚痴や悪口、噂話といったネガティブな話ばかりしていれば、周りの人からの印象も当然悪くなります。
さらに、一度持たれた印象は簡単にぬぐえません。
愚痴ばかり言っている人は、リベ大でも「関わってはいけない人5選」にあげた程です。
繰り返しになりますが、何を言うかより誰が言うかが重要なのです。
病気になった時に病院へ行くのは、お医者さんや病院に対して信用があるからです。
仕事を人や会社に頼む時も、その人やその会社に信用があるからでしょう。
本物のブランドのカバンやバッグが安く販売されていても、街で声かけられた人からは買いたくないのも信用がないからです。
つまり、周りから信用されたいなら、何を言うかではなく、まずは信用される人になることが大切なのです。
小さなことから信用を積み上げていくのが重要
口先だけで「信用してください!」と言っても、周りから信用はされないでしょう。
信用は行動とそれに伴う実績でしか増やすことができないため、積み上げるのに時間はかかります。
しかし、信用を積み上げるには、何も大きなこと・難しいことをする必要はありません。
以下のような、身近で小さなことを続けることが重要なポイントなのです。
- 丁寧な言葉遣いをする
- どんな小さな約束でも守る
- 時間を守る
- 口が堅く秘密を洩らさない
- 人の悪口を言わない
- 人から借りたものを返す
- 自分との約束は守る
- 言うことに一貫性を持つ
さらに、他者に対してGiveの精神を持つことも意識しましょう。
相手を信用し、何かを与える精神がある人の方が信用されるのも事実だからです。
Giveの精神に関しては、以下の動画で具体例をあげながら解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連動画
ただ残念ながら世の中には、Giveの精神を逆手に、他者を信用する人を狙っている詐欺師も少なくありません。
本当に信用できる相手か、信用した場合のリスクはどの程度あるのかなどの視点も持つようにしましょう。
まとめ:コツコツと見えない資産である信用を積み上げよう
今回の記事では、見えない資産の一つである信用について解説しました。
信用には大きく3つの性質があります。
- ①築くのに長い時間がかかるが、失うのは一瞬
- ②関係性や立場によって変わる
- ③何を言うかより誰が言うかが重要
信用は確かに重要ですが、どうしても高く積み上げるためには時間がかかります。
皆さん自身の行動と、それに伴う実績でしか増やすことができないためです。
しかし、日々の小さな行動の積み重ねでも、十分に信用の獲得に繋げられます。
- 丁寧な言葉遣いをする
- どんな小さな約束でも守る
- 時間を守る
- 口が堅く秘密を洩らさない
- 人の悪口を言わない
- 人から借りたものを返す
- 自分との約束は守る
- 言うことに一貫性を持つ
銀行預金のように目に見える資産は、簡単に比較・把握できることから意識もしやすいでしょう。
しかし、信用のような目に見えない資産の重要性を忘れてはいけません。
信用があれば、資産形成や人間関係において様々な恩恵が受けられます。
信用を得るためにお金は不要であり、誰でも、今から積み上げることができます。
さらに信用が積み重なれば、「この人なら大丈夫」「この人には協力しよう」と周りから信頼され、「信頼残高」を増やすことにも繋がるのです。
以上、こぱんでした!
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