こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由を目指すために、支出のバランスをコントロールする「貯める力」に関する情報も発信しています。
▼図解:貯める力
リベ大では、今より少しでも経済的に豊かになれる方法を発信していく中で、金利や利息はなるべく払わないことを推奨しています。
しかし、以下のようにカーローンやリボ払い、消費者金融などの利用を検討している人は決して少なくありません。
例えば、クレジットカードは確かに支払いには便利ですが、リボ払いへの変更はたとえ一時的であってもオススメできません。
支払えるだけの貯金があるのであれば、まず貯金から支払いを行いましょう。
その上で、今後のクレジットカードの利用は、毎月の収入と相談しつつ、きちんとコントロールしていくべきです。
「味方」につければ、非常に頼もしい。
「敵」に回せば、非常に恐ろしい。
リベ大で学ぶ皆さんの中には、お金持ちになりたいと願ったり、お金に悩み続ける人生がイヤだと強く感じたりしている人が多いでしょう。
だからこそ、金利のパワーを甘くみてはいけません。
そこで今回は、金利に関する以下2つのことを解説します。
- 利息を禁止・制限している宗教がある
- 金利には人生を破壊する力がある
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解:〇〇のせいで人生終了!?
目次
解説動画:【禁止してる宗教アリ】〇〇のパワーについて詳しく解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
利息を禁止・制限している宗教がある
金利は、歴史的・宗教的にさまざまな扱いを受けてきました。
中でも印象的なのが、以下の3つの宗教における扱いです。
- イスラム教
- ユダヤ教
- キリスト教
上記の3つの宗教では、利息に関して、あらゆる制限・禁止を行いました。
各宗教の利息に対する見解を知り、人間が「利息とどうやって付き合ってきたのか?」を確認していきましょう。
イスラム教では利息を取ることは罪深い行為
イスラム教で利息が禁止されているのは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
聖典にも、以下のような記述があります。
「利息を取るものは、あの世で地獄の劫火から永遠に出してもらえないだろう」
つまり、イスラム教において利息は、以下のように認識されていたことがわかります。
神さまの意思に反するモノ
倫理的に許されないモノ
ユダヤ教では利息が持つ力の大きさがよく理解されている
ユダヤ教はユダヤ人の民族宗教です。
そのため、同胞であるユダヤ人と外国人である異教徒では、利息における扱いに違いがありました。
聖書では以下のように記載されています。
「外国人には利子を付けて貸してもいいが、同胞には利子を付けて貸してはならない。」
つまり、ユダヤ教では利息が以下のように扱われていることが分かります。
利息の力を借りて、仲間が繁栄するのは許容できる。
利息の力によって、仲間が苦しむのは絶対に許容できない。
キリスト教では現代でも利息を禁止する宗派がある
キリスト教でも、16世紀の宗教改革までは利息をとることは禁じられていました。
現代でも、宗派によっては利息が禁止されています。
高利の利息
複利での利息
宗教で利息を禁止・制限していた事実を甘く見てはいけない
さて、以下の3つの宗教で利息の禁止・制限があることが分かりました。
- イスラム教
- ユダヤ教
- キリスト教
一方で、仏教では利息は禁じられておらず、金貸しは正しい職業の一つとされています。
仏教において禁じられているのは、殺生に関する以下の行為や職業です。
武器や酒、毒などの売買
盗賊
死刑執行人
漁師
裁判官
言い方を変えれば、殺生に繋がらない行為である金貸しは、何の問題もありませんでした。
むしろ、寺院は民間にお金を貸したり、明治期には生命保険会社を設立したりと、積極的に金利や手数料を利用していたのです。
ちなみに2017年のデータによると、世界の人口約74億人のうちキリスト教とイスラム教の信徒数は合わせて42億人以上にのぼります。
つまり、世界の半数以上の人が信じる宗教で、利息の受け渡しは禁止・制限されているのです。
この事実を、決して侮ってはいけません。
これほどまでに金利が禁止・制限されている理由は、金利には「人生を破壊する力」があるからです。
金利には人生を破壊する力がある
利息の力の大きさは、少し計算してみればすぐに分かります。
今の日本は歴史的な超低金利時代ですが、それでも「普通の暮らし」のために借金を使うと、生涯で1,200万円近い利息を払うことになるのです。
▼図解:人生を蝕む恐怖の5大《金利》
言い換えれば、利息を払わずに暮らせば、手元に1,200万円も残せるということです。
利息を払わない選択だけで、老後2,000万円問題の半分が解決してしまうほど、インパクトが大きいのです。
もし、皆さんが「普通」以上に利息を支払うなら、金利を支払うだけの人生にもなりかねません。
いわば、経済的自由から遠のく状態になってしまうワケです。
例えば、消費者金融を使って、以下の条件で借金をしたとしましょう。
- 借入額:50万円
- 年利:18%
- 期間:30年間
→ 支払いを放置すれば、50万円の借金は7,100万円にまで膨らむ。
国税庁の民間給与実態統計調査(令和元年)によると、日本人の平均年収は436万円でした。
つまり、約16年間、飲まず食わずで働いてやっと返済できるレベルです。
100年に一度の金融危機と言われた、2008年のリーマンショックのきっかけも、サブプライムローン問題でした。
庶民が高金利の住宅ローンを返せなくなったことで、世界を巻き込む経済危機に発展しました。
これだけ破壊力のある金利の力は、敵に回せばひたすら利息を払うだけの人生になります。
借金や利息で人生が狂った人は、本当にたくさんいるのです。
しかし、逆に考えれば、金利を味方につければこれほど頼もしい力もありません。
お金持ちになりたいのであれば、自分がお金を貸す側に回れば良いということです。
今の時代、お金を貸す事業(貸金業)をやらなくても、出資することで似たようなメリットを享受できます。
株主になることで、今回解説してきた金利の力を自分のために活用できるのです。
もう少し具体的に、資産運用の事例を見ていきましょう。
- 投資額:月5万円
- 運用期間:30年間
- 利回り:5%
→ 元本1,800万円が3,400万円(+1,600万円)まで膨らむ。
今回の記事で分かる確かな事実は、「金利を敵にまわすと、お金持ちには絶対なれない」ということです。
皆さんは、金利の力を味方につけて、賢く付き合っていきましょう。
気軽にローンが組める世の中だからこそ、手を出す前に自分がやっていることの意味をよく考えてください。
まとめ:絶大な金利の力を敵にまわさず味方につけよう!
金利はとても大きな力を持っています。
金利の破壊力は昔からよく知られていたため、各宗教が「利息を取ると地獄に落ちる」などと伝えて、戒めてきました。
今でも以下の3つの宗教では、利息の受け渡しが禁止・制限されています。
- イスラム教
- ユダヤ教
- キリスト教
また、たとえ宗教上で禁止・制限されていなくても、日本の法律で高金利は制限されています。
宗教や法律から考えても分かるとおり、金利・利息は制限が必要なくらいに、恐ろしいパワーを持っているのです。
さらに、今の日本では普通に暮らしていても、1,200万円近い利息を支払っていることがあります。
▼図解:人生を蝕む恐怖の5大《金利》
特に借金の中でも、リボ払いは実質の年利が15%程度と超高金利のため、注意が必要です。
年利15%で50万円を借りて、30年間放置するだけで借金は3,300万円になります。
逆に、株式投資を通じて「出資する」形でお金を貸すのであれば、自分のお金を増やすことに繋がります。
- 投資額:月5万円
- 運用期間:30年間
- 利回り:5%
→ 元本1,800万円が3,400万円(+1,600万円)まで膨らむ。
「味方」につければ、非常に頼もしい。
「敵」に回せば、非常に恐ろしい。
利息について、真剣に考えることでお金持ちや経済的自由に近づくことができます。
実際、お金持ちほど金利の力をよく理解して、上手に使っているのです。
何も考えずに暮らしていると、「知らない」だけで、人生の自由や豊かさから遠ざかってしまうことがあります。
しっかり知識武装をして、人生を一歩ずつ確実に良くしていきましょう。
以上、こぱんでした!
▼「金利と上手く付き合いたい!」という人に読んで欲しい記事がこちら!
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