こんにちは、こぱんです!
リベ大では、経済的自由に一歩でも近づくための、「お金にまつわる5つの力」について発信しています。
▼図解:お金にまつわる5つの力
- テレビのニュース番組
- 新聞記事
- ウェブサイト(例:Yahoo!ニュース)
- ニュースアプリ(例:SmartNews)
- SNS(例:Twitter)
アメリカのPew Research Center(ピュー研究所)によると、人は1日58分~96分もの時間をニュースに費やしているそうです。
(出典:Pew Research Center「Americans Spending More Time Following the News」より)
ニュースは見るだけ、聞くだけでは終わらず、その後の行動にまで影響を与えるので多くの時間を必要とします。
つまり、ニュースは時間食い虫と言えるでしょう。
- 見る、読む、聞く
- 内容について考える
- 他の人々の反応を見る
たくさんのニュースを見ても人生が良くなっている実感がないなら、ニュース・ダイエットをおすすめします。
今回の記事は書籍「News Diet」を参考にしているので、興味のある人は書籍も読んでみてください。
- 良い情報とは何か
- ニュースの盲点3つ
- 小金持ちを目指す人のためのニュース・ダイエット
▼図解:ニュースは時間食い虫!?
目次
解説動画:【効果アリ】小金持ちを目指す人のための「ニュース・ダイエット」について解説
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
良い情報とは何か
ニュース・ダイエットについて解説する前に、そもそも良い情報とは何なのかを確認しておきましょう。
良い情報とは、以下に該当するものです。
判断に影響を与えるもの
行動を促すもの
逆に言えば、判断にも行動にも影響を与えないような情報は、相対的に価値が低いと言えます。
たとえば、鉱山で金(ゴールド)が出たというニュースがあったとしましょう。
この場合、ニュースをもとに判断・行動しゴールドを手にした人にとって、そのニュースは非常に価値のあるものだったワケです。
→ 鉱山に向かうことを判断
→ 実際に鉱山へ向かい、ツルハシを振り下ろすという行動を取る
→ ゴールドを入手
一方で、ただニュースを聞いただけで何もしなかった人にとっては、人生に何のプラスも運んでこなかったと言えます。
情報はそれ自体にエンターテインメント的な側面もあります。
そのため、少し気を許すと、ついつい時間を使いかねません。
- 芸能人の結婚報告
- スポーツ選手のセレブ生活
- 大富豪が投資で大損した話
しかし、他人の生活の動向を気にしたところで、皆さんの人生は良くなるのでしょうか。
古代ローマの哲学者、ルキウス・アンナエウス・セネカが2,000年前に言っていた言葉があります。
「お金のことになると、私たちは倹約家になる。
それなのに、時間に関してはとんでもない浪費家になる。
私たちが本当に倹約すべき唯一の財産は、時間だというのに。」
リベ大のブログを読んでいる人は、暇つぶしをしたいのではなく、時間にも余裕のある経済的自由が欲しいはずです。
哲学者セネカに言われるまでもなく、時間は人生そのものであり、最も大切な資源です。
関連動画
→ 【家電はケチるな】絶対に後悔しないおすすめ時短家電ベスト3
ニュースの盲点
「重要かどうかは、見てみないと分からないのでは?」
「世の中で起きていることは、できるだけたくさん知っておいた方が良いのでは?」
ニュースは時間食い虫だという話を聞いて、こういった疑問を持つ人もいるでしょう。
その疑問はもっともですが、ニュースには色々と盲点があるのも事実なのです。
冒頭で紹介した「News Diet」では、ニュースの様々な盲点が落とし穴として紹介されていますが、今回はその中から3つを取り上げます。
- ①報じられていない重要なニュースもたくさんある
- ②無理して自分の意見を持つ必要はない
- ③人は悪いことを「良いことよりも重要だ」と感じてしまう
ニュースの盲点①:報じられていない重要なニュースもたくさんある
“重要な事件”がニュースになってるんじゃないの?
ニュースとは配信者側にとって重要なニュース、つまり「人々の関心を惹きつけるもの」が選ばれます。
なぜなら、多くの人に見られないと困る理由があるからです。
- テレビは視聴されないと、スポンサーから広告料がもらえない
- 新聞は大衆の目を引かないと売れず、広告欄も売れない
要するに、みんなの関心を集めるニュースと個人にとって重要なニュースは違うのです。
大々的に報じられているニュースが、皆さん個人にとって重要なニュースとは限りません。
重要なのにニュースにならないものが、世の中にはたくさんあります。
重要でも大衆の関心を引かない情報
皆さん個人にとっては重要でも大衆には無関係な情報
しかし、こういった情報こそ、限りある時間を使って取りにいくべきです。
ニュースの盲点②:無理して自分の意見を持つ必要はない
「世の中で起きていることはできるだけ把握し、それらの出来事に対して自分なりの意見を持つべきだ」と考えている人もいるかもしれません。
それに対する「News Diet」の著者の意見は明確で、ムリして意見を持つ必要はないというものです。
たとえば、皆さんにこんな質問をしたとします。
要するに、意見がなくても構わない情報もあるということです。
例えば、以下のような事柄が挙げられます。
- 皆さんにとって大して興味がないこと
→ 例:サバンナに住むライオンの不倫事情 - 基本的に知るのが不可能なこと
→ 例:来年の夏は冷夏になるかどうか - 自分たちの脳には複雑すぎること
→ 例:第3次世界大戦は何%の確率で起きるのか
あらゆるニュースに目を通し、その全てに対して意見を持とうとすれば、いくら時間があっても足りません。
知ったところで、どうしようもないという結論になるニュースは、そもそも知らなくて良いという考え方もあるのです。
ニュースの盲点③:人は悪いことを「良いことよりも重要だ」と感じてしまう
サバンナに、「ポジティブ・ライオン」と「ネガティブ・ライオン」という二種類のライオンがいることを想像してください。
人生を楽しく過ごせるのはポジティブ・ライオンですが、長生きできるのはネガティブ・ライオンです。
なぜなら、以下のような悪いことを想定し、注意しながら暮らせるからです。
- エサが取れない
- 水飲み場がない
- 密猟者に狙われる
あらゆる動物は、ネガティブなことに過敏に反応する遺伝子が組み込まれています。
そのため、そのため、悪いことは良いことよりも重要だと感じます。
この点は、書籍「ファクトフルネス」の著者が「世の中は良くなっているので、良いことにも目を向けよう」と発信していたことにも繋がります。
世の中の多くの人は、悪いニュースに反応しがちです。
「今日、世界で何の事件もおきませんでした」、ではニュースになりません。
ネガティブなニュースばかり摂取していると、精神に強いストレスがかかり、心身に悪い影響を及ぼします。
皆さんもネガティブニュースをきっかけに、以下のような経験をしたことはありませんか?
イライラする
怒りを覚える
夜に寝つけなくなる
ニュースがどれだけ身体に悪影響を及ぼすか研究している教授もいます。
ニュースで心身の調子が悪くなるなら、誰だって良いニュースだけを摂取したいと思うでしょう。
まともなニュースもあればフェイクニュースもあります。
それに、まともなニュースであっても、皆さんにとって価値があるものとは断定できません。
だからこそ、ニュースはちゃんと見ないといけない、という思い込みは不要なのです。
情報の中には、今は何の役に立つか分からなくても、将来何かの場面で役に立つものもあります。
しかし、この理屈だと何でも知っておいた方が良いという結論になってしまいます。
時間が無限にあればこの結論は正解になりますが、残念ながら1日は24時間しかありません。
現実は、取捨選択の連続なのです。
そのため、「お金で苦労せず自由に生きること」が目標なら、以下をおすすめします。
お金持ちになることと関係ない情報は、いったん捨てる
まずは、お金持ちに近づくための情報に集中する
もし、イチローさんがサッカーの情報をひたすら集めていたら、あれほど偉大な野球選手になることはできなかったでしょう。
結果を残すには、情報を選択し、必要な情報を収集するのが大事です。
お金で苦労せず自由に生きたい人は、それに合わせた情報収集が必要なのです。
余計なニュース(情報)を捨てることで、時間もお金も手に入るようになります。
皆さんが価値観に沿って情報を取捨選択すると、時間やお金に余裕が生まれ、皆さんの生活はより豊かになっていくのです。
リベ大は、誰もが資産5,000万円以上の小金持ちになれると考えています。
そこで次は、小金持ちになるためのニュース・ダイエットを紹介していきます。
関連動画
→ 大金持ちは無理でも「小金持ち」になら誰でもなれる理由(アニメ動画)
小金持ちのためのニュース・ダイエット
ニュース・ダイエットを活用すれば、本当に良い情報だけを選べるようになります。
具体的には以下の3つのステップを踏むだけです。
- ステップ①:情報源の整理
- ステップ②:「能力の輪」に集中
- ステップ③:「お金にまつわる5つの力」に集中
ステップ①:情報源の整理
情報源を整理することから始めましょう。
まずは、自分の情報源を数えてみてください。
- テレビのニュース番組
- 新聞記事
- ウェブサイト
- ニュースアプリ
- SNS
上記の媒体から情報を得ている方が多いのではないでしょうか。
仮に、皆さんがこれらの情報源から、1日に50個の情報を得ているとします。
しかし、50個の情報から得たものは、ほぼありませんでした。
- 判断する際に役立った情報は1個
- 行動を起こすきっかけになった情報は1個
ニュース・ダイエットの目的とメリットは、以下の通りです。
目的
- 入手する情報を減らす
- 判断や行動に繋がる重要情報を増やす
メリット
- ニュースを見る時間が減る分、他の有意義なことに時間を使える
- 自分にとって重要な情報が増える分、人生の豊かさが向上する
あらゆる情報源を整理する中で必要性を感じないものは、ステップ①の段階で捨ててしまいましょう。
両学長も、時間を作るために、楽しんでいたニュースアプリを削除したそうです。
ステップ②:「能力の輪」に集中
ステップ①で残った情報源からも、毎日のように大量のニュースが送られてきます。
見るべきニュースなのか、見る必要のないニュースなのか、区別する際に参考になるのが能力の輪という考え方です。
伝説の投資家であるウォーレン・バフェット氏は、こんな人生訓を残しています。
「自分の能力の輪を知り、そのなかにとどまること。
輪の大きさはそれほど大事ではない。
大事なのは、輪の境界がどこにあるかをきちんと把握することだ。」
自分の能力の輪の中にあるものは習熟できる
自分の能力の輪の外にあるものは、理解できないか、一部しか理解できない
能力の輪の外の世界のニュースは、価値が低いのです。
IBMの初代社長であるトーマス・J・ワトソン氏もこんなことを言っています。
「私は天才ではない。
私にはところどころ人より優れた点があって、そういう点の周りからずっと離れないようにしているだけだ。」
皆さんの能力の輪の内側にあるものは、どれも価値あるニュースです。
能力の輪の外側にあるものは、価値が低いニュースです。
能力の輪を意識すれば、情報源として選んだニュースからも、自分の興味・関心・専門性を深堀りする重要な情報とゴミ箱行きの情報を区別できるでしょう。
ステップ③:「お金にまつわる5つの力」に集中
情報の重要性を判断する際に、「お金にまつわる5つの力」も忘れてはいけません。
ニュースを見たら、以下のラベルを貼った6つの箱を頭の中に用意してください。
- 貯める力
- 稼ぐ力
- 増やす力
- 守る力
- 使う力
- 分類不能
そして、皆さんが見たニュースは、この箱の中のどれに入るか考えてみてください。
たとえば、以下のような分類ができるでしょう。
- スマホの新料金プランahamoのニュース → 貯める力
- 大企業社員の副業解禁のニュース → 稼ぐ力
- S&P500最高値更新のニュース → 増やす力
- 生命保険会社外交員の詐欺のニュース → 守る力
- 被災地への寄付のニュース → 使う力
皆さんが、直感的に「これは、お金にまつわる5つの力のうち、この箱に入れられそうだ」と思うものがあれば、それは価値のあるニュースだということです。
なぜなら皆さんがお金に関する判断を行い、具体的な行動を起こすきっかけになる情報だからです。
お金にまつわる5つの力に無関係なニュースは、皆さんが小金持ちになれるかどうかとはまったく関係のないニュースです。
以下のようなニュースは、今の皆さんにとって重要性の高い情報ではありません。
- 自分の能力の輪の範囲外にある
- 「お金にまつわる5つの力」の箱には入れられない情報である
上記の判断基準を持ってニュースに触れることで、自分にとって価値のないのニュースばかり扱っている情報源が分かるはずです。
そして分かったのなら、いったん対象の媒体からは距離を置いてみましょう。
- テレビ番組
- 新聞
- 雑誌
- ニュースアプリ
- フォローしているSNSアカウント
リベ大が毎月「お金のニュースBest〇」を作っているのは、お金にまつわる5つの力に関する情報だけを発信しているメディアがないからです。
ただ、色々なメディアからニュースをかき集めるのは大変なので、リベ大が時短コンテンツとして今後も提供し続けていきます。
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お金にまつわる5つの力に関するニュースは、小金持ちを目指す上で非常に重要です。
皆さんが自分らしく有意義な人生を送られるカギは、皆さんの能力の輪の中にあります。
なぜなら、好きなことや興味のあること、得意なことを突き詰めて生きるのは楽しいからです。
しかし、皆さんが能力の輪の中にあることを突き詰めて生きるには、時間とお金の両方が必要です。
だからこそ、ニュース・ダイエットを通じて、お金にまつわる5つの力に集中するべきでしょう。
余計なニュースを見ないので、時間が作れる
お金を作ることにも繋がる
まとめ:ニュース・ダイエットで、充実した人生を手に入れよう
人は、(自分にとって重要性の低い)ニュースに時間を使いすぎている
時間こそが財産であり人生であるので、大切に使わなければならない
ニュース・ダイエットが必要
良い情報とは、判断と行動に良い影響を与えるものです。
しかし、すべてのニュースが良い情報とは限らず、以下のような盲点もあります。
- ①報じられていない重要なニュースもたくさんある
- ②無理して自分の意見を持つ必要はない
- ③人は悪いことを「良いことよりも重要だ」と感じてしまう
あらゆることを知ることも、意見を持つ必要もありません。
また悪いニュースを浴び続けると、心身に悪影響を及ぼします。
ニュースはちゃんと見ないといけないという思い込みは、不要です。
- ステップ①:情報源の整理
- ステップ②:「能力の輪」に集中
- ステップ③:「お金にまつわる5つの力」に集中
これができれば、充実した人生に必要なお金と時間の両方が手に入るかもしれません。
今回の記事を読んで、以下のような疑問を持つ人もいるでしょう。
「関心の“外”の世界に対する意識も必要では?」
「関心を狭めると、未来の可能性がどんどんなくなるのでは?」
「教養がない人になりそう」
そういう人は、ぜひ書籍「News Diet」の書籍を読んでみてください。
皆さんの疑問を解決する著者の答えが載っています。
リベ大が「ダイエット」の対象とならないように、これからも皆さんの人生にプラスになるようなコンテンツを精一杯作り続けます。
以上、こぱんでした!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
140万部発行された、「お金の大学」。
情報を最新化・新規コンテンツ追加して【改訂版】としてパワーアップ!(なんと52ページ増量!)
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