こんにちは、こぱんです!
コロナウイルス感染症拡大が世界的に続いていますが、ウイルスそのものは誰にでも感染する自然災害です。
ただ、感染拡大の影響は誰にでも同じ確率、同じ重さで降りかかるわけではありません。
結論から言えば、コロナは以下の人達の格差をより一層広げているのです。
- 稼ぐ力がある人
- 稼ぐ力がない人
- 低所得者はコロナにかかりやすい
- 低所得者はコロナが重症化しやすい
- 低所得者への経済的ダメージは深刻
そこで今回は、これら3つの事実について解説していきます。
しっかりと現実を受け止めた上で、今からできることに取り組んでいきましょう。
目次
解説動画:【「感染症は平等」なんてウソ】コロナが明らかにした3つの現実
このブログの内容は下記の動画でも解説しています!
低所得者はコロナにかかりやすい
当たり前の話ですが、コロナウイルスが以下のように人間を見分けているわけではありません。
「コイツは低所得者だ!感染させるぞ!」
「この人は高所得者だから遠慮しとこうかな」
しかし、残酷なことにコロナウイルスの感染率は、低所得者の方が明らかに高いのです。
例えば米国ニューヨーク市内における、感染率と年間所得は以下のとおりです。
- 感染率が高い地域→年間所得:190~380万円程度
- 感染率が低い地域→年間所得:1,300~1,600万円程度
- 仕事
- 居住環境
要因①:仕事
低所得者の中には、以下のような仕事に従事している人が多いです。
- 介護職員
- バスやタクシーの運転手
- 郵便局員
- 小売店員(スーパーやドラッグストアのレジなど)
これらの仕事は、いわゆる3密(密閉空間、密集場所、密接場面)になりがちです。
また、テレワークも難しいため感染リスクが高くなります。
さらに低所得者はギリギリの生活をしている人が多いため、感染が怖くても仕事を休めません。
たとえ仕事を休んでも、無収入となって困る、もしくは解雇されてしまうリスクもあります。
また、車を持っていないため、混んでいても公共交通機関で通勤するしか選択肢がないです。
要因②:居住環境
低所得者は過密な居住環境で生活しているケースが多いです。
密度が高いほど感染リスクは高くなりますし、そもそも
- ネットカフェ難民
- ホームレス
のような人達はStayHome(ステイホーム=家に居ること)もできません。
これに対して高所得者の場合は、どちらの要因に関しても感染リスクが抑えられます。
- 仕事→多くがホワイトカラーのため在宅勤務
- 居住環境→人を避けて快適な別荘地に避難している人も少なくない
これらを考え合わせると、低所得者ほど感染率が高いことはニューヨーク市特有の状況とは思えませんね。
正確なデータは出ていませんが、日本でも同じ状況になっていたとしても決しておかしくはないのです。
低所得者はコロナが重症化しやすい
低所得者はコロナウイルスに感染しやすいだけでなく、感染した後のリスクも大きいのです。
- アメリカ全体:約2.6%
- デトロイト市:約3.8%
デトロイト市は低所得者層の割合が高い地域で、アメリカ全体より致死率が高いです。
- 基礎疾患を持っている人が多い
- 医療保険に加入していない人が多い
理由①:基礎疾患を持っている人が多い
コロナウイルス感染症は、基礎疾患を持っている人ほど重症化しやすく、死亡リスクも高いです。
そして、低所得者には以下のような特徴があります。
- 病院にかかる余裕がない
- 高カロリーの食べ物を選びがち
- 安価なジャンクフードを食べがち
そのため肥満になりやすく、高血圧やぜんそく、糖尿病などの基礎疾患を抱える人は多いです。
理由②:医療保険に加入していない人が多い
海外の場合、低所得者の多くが医療保険に加入していないというのが現状です。
医療保険未加入の人が病院に行けば、支払う医療費の自己負担は10割です。
所得が低くお金が無いのに、感染の初期に10割負担で病院に行くことはどう考えても難しいですよね。
そのため、重症化する人が多くなるということは頷けます。
これだけ医療の発達した世界で、医療にアクセスすることができず十分なケアも受けられない。
その結果として、病気の重症化や死亡するということは本当に悲しい現実ですね。
誰もが高品質な医療を受けられる、日本の国民皆保険(かいほけん)制度は決して「当たり前の制度」ではないのです。
関連動画
→ 【マンガ動画】その保険、不要やで!!!~保険解約のススメとその理由~的な方法
→ 【解説動画】医療保険は必要か?
低所得者への経済的ダメージは深刻
コロナウイルス感染症そのものだけでなく、経済的なダメージも低所得者には厳しいものになります。
例えば、低所得者に多い仕事には以下のような特徴があります。
- 失業しやすい
- 保障が薄い
さらに、以下のような非正規雇用の人の所得は、正社員に比べて明らかに低いことがデータからも分かります。
- 派遣社員
- 契約社員
- アルバイト
- パートタイマー
さらに、コロナウイルス感染症が拡大していく中、雇用も明らかに不安定になってきました。
時事ドットコムのニュースによれば、コロナの影響で「収入が減った」という割合は以下のとおりです。
・アルバイト→56.8%
・派遣社員→52.7%
・パート→49.8%時事ドットコム「収入減、非正規で深刻化 新型コロナで休業・時短営業―連合総研」より
また、フリーランスの場合は就業者全体と比べると、平均年収が100万円以上少ないです。
月に何千万円と稼ぐスーパーフリーランスもいますが、全体としてみれば低所得と言わざるを得ないです。
そして、フリーランスの収入に対するコロナウイルスによる影響は、かなり厳しい状況です。
- 1割程度減少した:20%
- 3割程度減少した:22%
- 半減した:11%
- 8割程度減少した:6%
- まったく収入が無い:16%
- 【収入減、もしくは無収入の合計】→75%
すべての仕事がキャンセルで無収入になった
翌月の生活費や資金がない
その一方で、以下のような手当がある正社員や公務員は、まだ余裕があります。
- 休業手当
- 失業手当
たとえ実態として雇用に近い状況で働いていたとしても、フリーランスには上記の保障がありません。
まとめ:現実を受け止めた上で、できることは必ずある
コロナウイルス感染症の拡大は、経済的な格差の残酷な現実を浮き彫りにしています。
- 低所得者はコロナにかかりやすい
- 低所得者はコロナが重症化しやすい
- 低所得者への経済的ダメージは深刻
誰もこのような状況が続いても良いとは考えていません。
それでも現実の問題として、自分や大切な人を守るために「稼ぐ力」が重要なことは間違いありません。
今まさに、残酷な現実を突きつけられて大変な思いをしている人もいます。
あらゆる制度や力を総動員して、コロナウイルスとの戦いを乗り切って下さい。
- 各種給付金
- 生活保護その他のセーフティネット
各種給付金に関しては、詳しく解説した記事があるので、下記を参考にしてみてください。
失業率が上がると自殺率が上がるという、悲しい因果関係が明らかになっています。
たとえ「今」稼ぐ力を失っても、この時さえ乗り越えれば、また新しく学んで行動してチャンレジもできます。
「まず「生きる」モードに切り替えてからスタートだ!それからどう生きるかを探せばいい」
秋本治著「こちら葛飾区亀有公園前派出所」より抜粋
資本主義社会では、以下の人達が有利に、より快適に生きられるということは否定できない事実です。
- 稼ぐ力のある人
- 資産がある人
現実は残酷で、それに対して不平や不満を言うだけで世界はすぐには変わりません。
だからこそ、現実を受け止めた上で、今から、ここからできることは必ずあります。
以上、こぱんでした!
「お金にまつわる5つの力」を磨くための実践の場として、オンラインコミュニティ「リベシティ」をご活用ください♪
同じ志を持った仲間と一緒に成長していきましょう!
140万部発行された、「お金の大学」。
情報を最新化・新規コンテンツ追加して【改訂版】としてパワーアップ!(なんと52ページ増量!)
貯める・増やす・稼ぐ・使う・守る…一生お金に困らない「5つの力」の基本をまとめた一冊!
▼「稼ぐ力を身につけたい!」という人に読んで欲しい記事がこちら!