このリベラルアーツ大学では「今より一歩豊かに」なるために、貯金や投資といったさまざまなお金の知識を発信しています。
そんな中で
「まだ20代で年収300万円程度なので投資に回せるお金が少ない!」
という悩みの声をよく聞きます。
そんな人が稼ぐ力を伸ばしていくにはどうすれば良いの?
以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。
▼図解①:若者の給与 残酷な真実
▼図解②:若手会社員 大きく年収アップするには?
目次
稼ぐ実践 動画~サラリーマンの年収にまつわる3つの残酷な真実~
このブログの内容は下記の動画でも解説しています。
年収の相場
まずは年収相場を見てみましょう。
上記の年代・男女別平均年収の表から読み取れるのは以下のとおり。
- 年齢が上がるほど高年収
…50代以上は、20代の1.9倍 - 男性の方が女性より高年収
…男性は女性の1.6倍
次に、上場企業・非上場企業の平均年収の差を見てみます。
- 上場企業の方が、非上場企業より高年収
…上場企業は非上場企業の1.1倍
さらに、職種別・業種別に見てみます。
- 職種別/業種別に年収に差がある
…職種別1位と311位では4.5倍、業種1位と108位では3.3倍
- 年齢が高くて
- 男性で
- 上場企業に勤めていて
- 年収の高い業種にいて
- 年収の高い職種で働いている
本当に女性より男性の方が優秀なの?
そんなことを考えつつ、本題に入ります。
年収にまつわる3つの残酷な真実
① 年収を決めるのは「どの会社にいて、今何歳か」
年収を決めるのは、スキルや実績ではなく「どの会社にいて、今何歳か」です。
多くの日本企業は、個人のスキル・実績よりも年齢を評価しています。
同じ職場に留まりつつ、スキルや実績を自分だけ”特別に”評価してもらうのは困難です。
なぜなら会社には給与テーブルというものがあり、そこからはみ出ることはできないからです。
だから若い内に年収を上げたければ、
- 死ぬほど残業するか
- 給与水準の高い会社に移るしかない
この2択しかありません。
② 年収の高い会社ほど「仕事がラク」
年収の高い会社ほど「仕事がラク」で、むしろ年収が低い方がブラックだったりします。
なぜなら、年収が高い会社ほど
- 収益力が高い
- ビジネス上のブランド力も強い(取引先と仕事しやすい)
- 従業員に還元する意志がある
その結果、
- 人員は質・量ともに十分
- システムや機械類が最新で生産性高く働ける
- コンサルや外注業者は活用OK
ということで、ラクで面白くて付加価値の高い仕事ができる傾向にあります。
③ 年収の低い仕事は「消滅していく」
年収の低い仕事は将来的に「消滅」していきます。
ロボット化、システム化、AI、RPA……単純作業に人間の手は要らなくなります。
単純作業でなくても、AIや外注業者に仕事を奪われていきます。
残っていくのは"年収の高い高付加価値業務だけ"になっていきます。
年収をアップさせる最も効果的な方法5つ
「どうしてもこの仕事をやりたい!」というものがない人は、お金を軸にして転職するのもアリです。
・資格
・実務経験
・年齢
・タイミング
・エージェント
です!
① 意味のある資格だけを取る
資格を取る際、給与水準の高い企業にウケる資格だけを意識して取るようにしましょう。
ひとつの資格を取るのにも、それなりの時間とお金がかかります。
限りある中で効率よく年収アップの戦略をとるなら、マイナーな資格なんて不要です。
いわゆる”資格ビジネス”のカモにならない注意しましょう。
業界によってはそもそも資格不要なこともあるので、とにかく厳選することが大切です。
② 売れる実務経験だけを積む
年収をアップさせたいなら、仕事の選り好みは超重要です。
次の転職を見据えて、転職時に活かせそうな経験だけを選んで積んでいきましょう。
なぜなら、日本企業は外資のように“ジョブディスクリプション(職務記述書)”がないので、担当職務の範囲が不明確。
だから、やりたい仕事はむしろ選び放題な環境にあります。
無計画に、ただ上司や同僚から不要な仕事を押し付けられているだけの存在に絶対にならないようにしましょう。
③ できるだけ若いうちに転職をする
転職市場では、基本的に若い人の方が有利です。
20代~30代前半は売手市場です。若い人の数が減っているので、希少性が増しています。
④ タイミングの良いときに転職する
転職で一番重要なのは、この"タイミング"と言っても過言ではありません。
なぜなら、どんなに優秀な人でも求人がなければ転職することはできないからです。
景気後退がくるのでは…と騒がれてはいますが、2020年の今はまだ転職市場は活況です。
転職を視野に入れている方は、転職市場が活況な内に早めに動き出すようにしましょう。
⑤ 定期的に優秀な転職エージェントを複数使う
転職に必要な資格・良いタイミングを知るには、定期的に優秀な転職エージェントと会う必要がある。
転職エージェントは転職が決まると企業から報酬が出る仕組みなので、微妙なエージェントを使うと自分の要望とは関係なく「どこでもいいから転職しろ」という流れになり、話がおかしくなります。
優秀なエージェントに出会うには、
- 真っ当な転職エージェントサイト複数に登録して
- 何人かのエージェントに会ってみる
ことが必要です。
ただ、転職エージェントの数は本当に多く、どこが良いのか悩む人もいるでしょう。
そんな時は数十社から厳選した、リベ大のおすすめをぜひ参考にしてください。
JACリクルートメント
マイナビAGENT
就職カレッジ(株式会社JAIC)
在職されていない方・職歴のない方向け転職エージェント
- 利用できるのは18歳~35歳の人
- 親切・丁寧なサポートで総支援者数33,166名
- 長い就職支援歴(18年)
- 高い相談満足度(93.5%)
- 6日間みっちり行われる研修や集団面接で、正社員経験のない人もしっかりサポートしてもらえる
- 未経験職種へのチャレンジも含め、まずは面談して状況確認するのがおすすめ
※30秒で登録完了→先方から連絡→個別面談という流れです
まとめ
- 年収の高低はスキルよりも「どの会社にいて、今何歳か」で決まる
- 年収の高い仕事の方がラク(「給料が安ければラク、高ければ大変」は“思い込み”)
- 年収の低い仕事はどんどんロボット、AI、外注業者などに吸収され消えていく
スキルアップして実績を積むだけでは、年収は上がりません。
効果的に転職するには
- 20代30代前半のうちに
- 必要な資格を厳選して取得
- 売れる実務経験を積んで(給与の高い業界で働くために必要な経験)
- 良いタイミングで
転職する必要があります。
そのためには、優秀な転職エージェントと定期的に会うべきです。
年収を上げていかないと、
- 仕事はラクにならない
- 生活にゆとりも生まれにくい
- いずれ消滅する仕事をやり続けるリスクを負う
同じ職場で金銭的に正当な評価を得られるようになるには、10年以上かける必要があります。
日本企業は、やる気・スキルのある若手を酷使して、おじさんを優遇する仕組みです。
それを踏まえたうえで、
- 起業するか
- 副業するか
- 転職するか
考えてみてください。
以上、こぱんでした!
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