【金持ち父さんに学ぶ】投資家の「7つのレベル」について解説

こぱん
今回は、リベ大おすすめ書籍の中から「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を参考にした記事です。

書籍の中に、次のようなやりとりが出てきます。

書籍に出てくるやりとり

金持ち父さん「馬券を買う人と、株を買う人の違いは何だと思う?」

ロバート・キヨサキ氏(本の著者)「分かりません」

金持ち父さん「同じようなものさ。株を買う人には絶対なってはいけない」

あひるくん
えっ!?馬券と株は全然違うでしょ!

こぱん
そう感じた皆さんは、ぜひ記事を読んでみてください。

今回の記事では、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」に紹介されている、「投資家の7つのレベル」という考え方について解説します。

記事を読んでもらうと、以下のような点が分かります。

今回の記事で分かること

自分は、レベルいくつの投資家なのか?

自分の家族や友人が、レベルいくつの投資家なのか?

なぜ、まずはレベル4の投資家を目指すべきなのか?

金持ち父さんが、「株を買うような人にはなるな」と言った理由も分かるはずです。

こぱん
ぜひ、肩の力を抜いて最後まで楽しんでください!

以下の図解を見てから記事を読み進めると理解しやすくなるので、参考にしてください。

▼図解:投資家レベル あなたはいくつ?

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解説動画:【金持ち父さんに学ぶ】投資家の「7つのレベル」について解説

このブログの内容は、以下の動画でも解説しています!

投資家の7つのレベル

投資家は0〜6まで、7つのレベルに分類できます。

こぱん
結論からお伝えすると、7つのレベルは以下のようになります。
投資家の7つのレベル
  • レベル0:投資すべきものをまったく持っていない人
  • レベル1:お金を借りる人
  • レベル2:お金を貯めてから使う人
  • レベル3:賢い投資家
  • レベル4:長期的投資家
  • レベル5:洗練された投資家
  • レベル6:資本家

レベル0:投資すべきものをまったく持っていない人

レベル0の人は、投資のためのお金をまったく持っていません。

なぜ持っていないのかというと、稼いだお金は全て使ってしまうからです。

あひるくん
なかなか危険な響きだね。

「収入が少なく、生活するだけで精いっぱい」なのか、「収入は十分だが、ついお金を使い過ぎてしまう」のか、理由は人それぞれです。

しかし、年収が200万円であろうと1,000万円であろうと、「投資すべきお金がまったくない」という点では、同じレベルにあります。

こぱん
2022年に行われた「家計の金融行動に関する世論調査」では、以下のような結果が出ています。
2022年 家計の金融行動に関する世論調査
  • 単身世帯の34.5%が貯金ゼロ
  • 2人以上世帯の23.1%が貯金ゼロ

(参考:知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査2022年(単身世帯調査)」)
(参考:知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査2022年(二人以上世帯調査)」)

上記に該当する人たちは、運用のためのお金や、将来に備えて蓄えているお金がまったくありません。

図にすると、以下のようなイメージです。

2人以上世帯の約5世帯に1世帯は「レベル0」、単身世帯の約3世帯に1世帯は「レベル0」という状態です。

あひるくん
まだ6つもレベルが残ってるのに、レベル0の人はこんなにも多いんだ…。

とはいえ、「今はまだレベル0」という人も、不安にならなくても大丈夫です。

誰もが最初はレベル0からスタートします。

こぱん
そして、レベル4までなら誰でも必ず到達できます。

あひるくん
続きが気になるよ!

レベル1:お金を借りる人

レベル1の人は、お金に困ると「借金」で解決しようとします。

借金で解決しようとする例

 「欲しい洋服やブランドバッグ、時計があるなら、クレジットカード(リボ払い)で買えば良い」

 「欲しい車があるなら、カーローンを組んで分割払いで買えば良い」

 「家を買うお金がないなら、住宅ローンを組めば良い」

 「投資するお金が足りないなら、お金を借りて投資(信用取引)すれば良い」

このレベルの人たちは、ブランドバッグや車、家、投資商品などの価値あるものを持っていても、その裏には必ず借金がついているイメージです。

世の中には、「良い借金」と「悪い借金」があります。

こぱん
ここで、良い借金の例を1つ紹介します。
良い借金の例

 銀行から5,000万円借り、中古アパートを5,000万円で買う。(アパートは相続絡みの急ぎの売り案件で、本当は6,500万円の価値あり。)

この場合、借金が5,000万円あったとしても、資産6,500万円の家を買えたことになるので、以下のように純資産が増える。

資産6,500万円 - 負債5,000万円 = 純資産1,500万円

純資産が増える借金は、良い借金の典型。

一方で悪い借金は、純資産を毀損(きそん)します。

資産価値のないガラクタを買い、借金だけが残るパターンです。

資本主義社会において、借金ができるというのは「信用力」の表れです。

こぱん
しかし信用力は、上手に使わないと以下のようにどんどん減っていきます。
信用力が減る例
  • 最初は消費者金融で借りられたのに、借りられなくなる。
  • カード限度額に達し、これ以上カードが切れなくなる。
  • 3,000万円の家が買いたいのに、ローンが1,500万円までしか組めなくなる。

悪い借金を重ねると、すぐに上記のような状態に陥ります。

お金を借りられるだけの信用力がある一方、信用力は減るばかりというワケです。

つまり、純資産が減るような「悪い借金」しかできない人が、レベル1の人たちです。

「価値あるもの」と「ガラクタ」を見極める目を鍛えない限り、レベルアップはできません。

あひるくん
一見華やかに見えるレベル1も、危険な状態というワケだね。

レベル2:お金を貯めてから使う人

レベル2の人は、定期的にお金を貯めています。

月1万円や3万円というレベルからでも、貯蓄の習慣があるワケです。

このレベルの人たちの貯蓄には、以下のような傾向があります。

レベル2の人の貯蓄傾向
  • 「投資」のためではなく「消費」のためにお金を貯める
  • 行動原理の根本は「不安」

こぱん
お金を貯める目的は、基本的に家電や旅行、教育、住宅などのためです。

借金や投資がイヤな理由は「なんとなく怖いから」です。

このタイプの日本人は、結構多いのではないでしょうか。

あひるくん
確かに周りの人に多い特徴かも…。

「投資はなんとなく怖い!」「借金は悪いことでしょ?」など、かなり多くの日本人が、このレベルにとどまっているイメージがあります。

一見、非常に堅実に見えるこのスタイルですが、大きな落とし穴があります。

それが、「インフレ」です。

「通貨の価値は下落する」というのは、歴史が証明するところです。

デフレが続いていた日本ですら、最近では3%を超えるインフレ率になってきました。

物価が毎年3%値上がりするということは、今年100円で買えるものが来年は103円になるということです。

こぱん
100円という「貯金の価値」が目減りしているとも言えます。

突然ですが、皆さんは「100年定期のニュース」をご存じですか?
(参考:日本経済新聞「旧新潟貯蓄銀の100年定期、満期到来 でも…「すずめの涙」」)

旧新潟銀行が1915年(大正4年)に募集した100年定期預金が、2015年に満期を迎えました。

利率は年6%ということで、100年かけて預けた金額は300倍超に増えたそうです。

あひるくん
300倍!?受け取れた人は、とてもお金持ちになれたのかな。

こぱん
ところが、実はそうじゃないんだよ。

問題は、インフレにより現在の貨幣価値が当時の数千分の1以下になっているということです。

当時の初任給は、小学校教員で10円~20円程度でした。

仮に給料の1割にあたる1円~2円を定期預金した場合、100年かけて増やしたとしても300円~600円にしかなりません。

あひるくん
おやつしか買えないよ…。

まとめると、レベル2の人たちには以下のような傾向があります。

レベル2の人の傾向
  • 100円を節約するために、貴重な時間を費やす。
  • 貯金を崇拝する一方でインフレを過小評価し、投資リスクを過度に嫌がる。

レベルアップした方が、お金も時間もゆとりのある「もっと良い景色」が見られるようになるでしょう。

レベル3:賢い投資家

「賢い投資家」と聞くと良いイメージを持つかもしれませんが、この表現には少し皮肉が込められています。

正確には「賢い(と自分では思っている)投資家」というイメージです。

レベル3の投資家には、以下のような特徴があります。

レベル3の投資家の特徴
  • 投資するための余裕資金を持っている
  • 投資の必要性を認識している

レベル3の投資家の中でも、「どのような投資スタイルを取っているか」という点で、同じレベル内でもタイプが分かれます。

こぱん
大きく次の3つのタイプに分類できます。
1面倒くさがり屋

このタイプにあたる人の決めゼリフは、「お金に関しては、プロ・専門家に任せている」です。

自分自身が、投資について計画したり、深く勉強したりなど、手間暇をかけて何かの手続きをすることは、ほとんどありません。

配偶者やFP、銀行員などの人に「任せて終わり」というタイプです。

2すね者

「どうしてその投資がうまくいかないか」を延々と説明できる、頭でっかちのタイプです。

勉強熱心で、投資本の名著や有名経済紙、有名アナリストに精通しています。

こぱん
もちろん、経済ニュースのチェックも欠かしません。

そして、悪いことが起きると「そうなると思っていた」と言い、良いことが起きても「そうなると思っていた」と言います。

しかし実のところ、本人の投資額やポジションは大したことがありません。

この人たちの心の奥底にあるのは、不安と恐怖です。

それを克服するために権威にすがり、他人にダメ出しをしながら、自分は小さなポジションで慎重に(臆病に)やっていくタイプです。

3ギャンブラー

すね者が慎重すぎる一方で、ギャンブラーには慎重さが足りません。

いつも投資の極意を探していて、あらゆる投資商品に飛びつくのが特徴です。

こぱん
値上がりしそうでさえあれば、ダメな商品への投資も平気で行います。

自分は賢いと思っているので、自分だけは市場を出し抜ける(=人より良い成績を出せる)と考えています。

まれに本当の大物も生まれますが、実際のところこのタイプの大半は「カモ」というワケです。

 

あひるくん
レベル3の投資家、全部ダメダメじゃん。

3つのタイプの投資家に共通しているのは、投資の必要性は認識しているという点です。

しかし、多くの場合以下のような結果になります。

多くのレベル3の投資家に訪れる結果とは…
  • 何も考えず「人任せ」にしてしまい、失敗する。
  • 慎重すぎて、手間や心労の割に大した利益が出せない。
  • 慎重さが全く足りず、大きく儲けたり損したりを繰り返し、そのうち退場する。

あひるくん
う〜ん、なかなか厳しい結果になりがちなんだね。

レベル4:長期的投資家

レベル4の投資家というのが、お金に困らない人生を送りたい場合の「合格ライン」です。

このレベルの長期的投資家は、投資の余裕資金があり投資の必要性を認識している点では、レベル3の投資家と変わりません。

しかしレベル4の投資家は、「主体的」「現実的」「実践的」という点で、レベル3のすね者・ギャンブラーとは異なります。

こぱん
長期的投資家の特徴は、以下の通りです。
レベル4の投資家の特徴
  • 投資の意思決定に関するプロセスに積極的に参加している。
  • しっかりした目標を掲げ、長期的な計画も立てている。
  • 税金面への気配り(=節税意識)を忘れない。
  • 有能なアドバイザーの意見に、しっかりと耳を傾ける。「人任せにしない」という点で、レベル3の面倒くさがり屋とは違う。
  • 自分の「取れるリスク・狙うべきリターン」を正しく認識できる。
  • 長期的な目標を達成するための、正しい投資対象を選べる。

このレベルの人は、投資資金を捻出するために、家計をしっかりコントロールしているはずです。

収入をアップして、支出を減らすことに余念がない人も多いでしょう。

そして主な投資対象は、株、債券といった伝統的資産です。

こぱん
一番多いのは、広く分散された低コストのインデックスファンドです。

「将来的に豊かになりたい(お金に不自由しない人生を送りたい)」「自分の仕事、会社や役所での地位も大切にしたい」と考えている人が目指すべきレベルは、ココになります。

リベ大でお伝えしている「お金にまつわる5つの力」の、「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」などに関するコンテンツを見てもらうと、このレベルには自然に到達するでしょう。

▼図解:お金にまつわる5つの力

 

あひるくん
まずはレベル4を目指したら良いんだね!

こぱん
一方でロバート・キヨサキ氏は、次のように言っています。

このタイプの投資家を「やり手」の投資家と思ってしまう人もいるが、実際はまったく違う。

出典:ロバート・キヨサキ 著「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」 

どのような意味なのか、残る2つのレベルを見てみましょう。

レベル5:洗練された投資家

レベル5の投資家は、レベル4の投資家よりも攻撃的で、リスクの大きい投資をするだけの余裕があります。

なぜこのような投資ができるのかというと、以下のような特徴があるからです。

レベル5の投資家の特徴
  • お金に関する良い習慣を身につけている
    → 1,000円の価値のものを3,000円で買わない。信用力を高めるために自己資金を貯める。など
  • しっかりした財政基盤を持っている
    → 総資産100万円の人より、総資産1億円の人の方がリスクを取りやすい。高収入の職業、十分な年金なども財政基盤の1つ。
  • 投資のための知識・マインドを持ち合わせている
    → オプション取引や不動産実務、行動経済学・人間心理に詳しい。など

洗練された投資家は、自己資本の20%を限度に「投機的な取引」に取り組み、年利25%以上のリターンを狙います。

こぱん
リスクのないところにリターンはありません。

先進国の経済成長率(1%~7%程度)をはるかに上回るリターンを狙いたければ、それ相応のリスクを背負いこむ必要があります。

投資額を自己資本の20%程度に抑えておけば、仮にゼロになったとしてもやり直せます。

「金持ち父さん・貧乏父さん」は、日本において多くの不動産投資家を生み出しました。

彼らの中には、レベル5の「洗練された投資家」もたくさんいます。

洗練された投資家からすると、インデックス投資はショボく見えるかもしれません。

あひるくん
え〜、我らのインデックス投資なのに…。

無借金のインデックスファンドの積み立てで狙える期待リターンは、せいぜい3%~7%程度です。

一方、不動産投資で良い借金をしてレバレッジを効かせれば、年利25%以上のリターンも狙えます。

「人が作った投資商品を買う」というのがレベル4までの投資家だとすると、自分の努力で「年利25%以上の取引を自ら生み出す」というのが、洗練された投資家です。

こぱん
もちろん、十分なリスクコントロールをした上で、という前提があります。

金持ち父さんが「株を買うような人になるな」と言っている理由は、以下のような点からです。

「株を買うような人になるな」の意味するところ

誰かが売っている「できあがった投資商品」を買うだけでは、小金持ちにはなれても、大金持ちになることは難しい。

自らのお金を使ってすべきことは、株や債券を買うことではなく、自らの手で利回りの高い投資案件を作り出すこと。

誰かが売っているものを買っているうちは、まだまだというワケです。

あひるくん
そんな考え方、これまでまったく頭になかったね。

ちなみに年率25%以上の収益があると、投資元本を4年で回収できる計算になります。

リベ大両学長も、自分で新規にビジネスを立ち上げる時は、投資元本を最低でも4年~5年で回収しようとしています。

つまりこのあたりの数字設定は、特に厳しめというワケではなく、経営者であれば割と「そんなもんだよね」と共感できるラインでしょう。

自分でビジネスを作る場合、投資元本の回収に4年~5年以上かかるのであれば、少し長いと言えるかもしれません。

レベル6:資本家

最後のレベル6が、資本家です。

「洗練された投資家」は、自分のお金を使い自分で良い投資を作り出しますが、それは多くの場合投資家本人のためだけのものです。

一方で「資本家」は、「他人のためにもなる投資」を作り出します。

こぱん
最も分かりやすいのは、IPO(株式の新規公開)です。

ビジネスを立ち上げ、その会社の株式を公開する過程は、以下のようになっています。

IPO(株式の新規公開)するまでの過程には…
  • たくさんの雇用を生み出す。
  • たくさんの取引先を豊かにする。
  • たくさんの顧客に付加価値を提供する。

そして最後には「他の投資家」のために、自分の会社の株式を売るワケです。

もし1株1,000円で自社株を売り、その後株価を2倍に成長させられたらどうでしょうか?

それは、創業者である自分だけではなく、他人も儲かることを意味します。